九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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楽石さんへ へそ曲がり    

2007年12月21日 14時30分17秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
「楽石」さんへ

「南京論争」?についてのご指摘、ありがとうございました。入院中のため、すぐに返事が出来なかったことをお詫びします。

◆1 論点が深まっていないことについて

 いま「笠原十九司」さんの新刊図書「南京事件論争史」(平凡社新書)を読みつつあります。そのP244~P266にかけて「南京大虐殺否定派のトリック」という箇所があり、「保守系」氏が多く持ち出す「東中野修道」氏らの手口がいくつか紹介されています。ここを読んでいると両者の論点が深まるようすがないことがはっきりします。
 詳細についてはこれまでにあなたや「文科系」さん・「千里眼」さんなどが批判してきたこととぴたり一致します。“噛み合わない”のでなく“噛み合わせようとしない”といったほうが正しいかと思います。
 どちらかが引かない限り無駄でしょう。私ももともと彼に妥協しようとは思っていません。そんな歴史を改竄するような真似などしたくありません。

◆2 外務省のホームページについて

 上記、笠原さんの本のP13にも3項目にわたってその文が紹介されています。私も直接外務省のホームページを見てはいませんが、他のところで見たものを紹介したまでです。

◆3「サンフランシスコ条約」での“事件を受け入れたのは「裁判」か、「判決」か”について

 以前にも紹介した「白砂青松」氏のブログでもこれを取り上げています。ここでは否定派の「渡部昇一」氏を批判して、両者を対立的に捉えるのではなく統一的に捉えるよう主張されているように思います。すごく長い文ですが、ご希望があれば投稿してもよいかと思っています。
 たしか「judgment」をどう解釈するかという点に焦点が合わせられていたかと思います。
 ところで、ここでは「渡部昇一」氏と「保守系」氏の解釈が180度違っています。同じ否定派でも受け止め方があべこべとというのが面白いです。但し、対立的に捉えているというところは同じです。

◆4「保守系」氏のコメントについて

 笠原さんも指摘していますが、例によって、【すり替える・思い込み・蒸し返し・都合の悪いところは隠す】などなどのオンパレードになっています。否定派の特徴が見事に出ています。
 すべて、これまでに論破された内容になっているので、いちいち返答しません。
 2つだけ例を挙げましょう。
 ひとつはインドネシア問題というか「南方作戦」問題です。アジアの解放では全くないにもかかわらず、相変わらず「正義の戦争」などと言っています。しかも、これまでの批判に一言も返答ができないにもかかわらずです。
「日中戦争」を「シナ事変」と呼べなどと言っていますすが、これもすでに歴史的には決着がついている問題です。後ろめたいことがあるために「宣戦布告」が出来なかったことを当時の指導層の上層部が白状しています。
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二つの武器だけで自公政権を潰せる 文科系

2007年12月21日 00時18分33秒 | 国内政治・経済・社会問題
表題のことを僕は今、あちらこちらに書きまわっています。
一つは、来3~4月に期限切れになる「道路特定財源・暫定税率」の問題。テロ特措法と同じように、参院野党過半数で「来3月の暫定継続」を否決できるんです。すると後で述べるようにテロ特措法の何倍も世の中が大騒ぎになりますから、何よりも事の重大性や自公政権の悪辣性が、白日の下に曝されます。幸い民主党税調幹部も正しくもこう語り、税調として「撤退か引き下げ」の方針を決めたことですし。「国家の骨格を大転換させるチャンスだ」(毎日新聞19日朝刊)。事の重大性や今後の推移予想などを後述します。

NHK経営委員会長の暴挙

もう一つは、このブログに3回も投稿された問題。これも来1月に任期が切れるNHK会長の後任選出を進めているNHK経営委員会の「醜い出来事の内部告発」のことです。次期総選挙に向けて、自公政権の意を体していることが明きらかな古森委員長が「12人の委員全員一致でNHK外部から後任を選ぶことに決定した」と発表した後、この発表に対して2人の内部告発・抗議者が出た問題です。「12人のうち2人は『内部昇格』、あとの2人は保留だったはず。どうして全員一致と述べたのか」との抗議表明でした。会長選出には12委員中9名以上の賛成が必要ということもあって、これは大事件です。しかも総選挙絡みの大事件なのです。古森委員長とは、先の参院選挙の後でこういう発言をしでかして、大物議をかもした不見識な人物ですから。
「選挙期間中の放送については、歴史ものなど微妙な政治問題に結びつく可能性があるため、いつも以上にご注意願いたい」
こうして、古森委員長のこういう一連の強権的行動が、自公政権の「総選挙向け大戦略」の「NHK版」であることは明白だと思います。そういう横暴な強権発揮の醜い結果に対して、総選挙で勝ちたいはずの民主が手をこまねいているのは愚かなこと、内情暴露、告発などあらゆる手を尽くして事を荒立ててほしいものです。報道の自由、民主化の大儀のためになります。またこの闘いに勝てば、NHKが少しは国民の方を振り向くことにもなるでしょうから。

「道路特定財源・暫定税率」問題

以下は19日毎日新聞の要約のようなものです。他の新聞では、なぜかまだ問題になっていないと思います。
来3~4月に道路特定財源の暫定税率の期限が切れます。仮に、テロ特措法で実現したような「撤退」となれば、例えばガソリン1リットル当たり24円30銭の税がなくなるということです。他にも、軽油、自動車重量税、自動車取得税の一部もなくなり、なくなる税の合計は2.7兆円という大変な額です。果たしてガソリン代や軽油代がℓ25円も下がるのかどうか。こういう大変な問題が、参院の過半数野党の来年1月までの動きに懸かっているんです。
この問題で民主党が賛成する案が出されない場合の今後の推移は、先に私たちがテロ特措法で参院野党過半数の威力を体験したあの事件と、全く同じ経過をたどることになります。例えばガソリン税は3月末で期限が切れます。すると自民党は1月末に衆院を通し、参院で60日かけて否決になり、衆院3分の2再可決でやっと3月末に間に合うということです。ただし、テロ特措法のような3分の2再可決は、不可能でしょう。なんせこのご時世で、ガソリン代がℓ25円近く安くなるかという事態、総選挙を控えて世論もマスコミも黙っていることはできないでしょうから。

この問題の重大な性格

なお次に、この問題の意味の重大さを説明したいと思います。
道路行政が伏魔殿だとは有名な話。無料になったはずの高速道路料金は一向になくなりませんし、建設予定高速道路も全て作ると自公は息巻いています。さて、無料になるはずの高速道路料金や暫定でℓ25円も高くしたガソリン代、軽油代!! これらの金は物流にも跳ね返り物価を高めているのは間違いありません。これら全てを含めたら、国民一人当たり年額でどれだけの金額になることでしょう。高齢者や低所得者のほとんどでは、軽く所得税を超えることは間違いないところです。
皆さん、おかしいとは思いませんか。税をとってはいけない人からこっそりと「暫定税」を取っているのです。こんなことが許されてきたとは、なんと「優しい国民、易しい行政」ではないでしょうか。しかもこれでもって「日本は世界で非常に税が安い国」と国が威張っているという始末です。原則的におかしいことでしょう。このおかしさが、参院野党過半数で初めて白日の下に曝されるに至ったわけで、「伏魔殿・道路行政」、「隠れ悪辣税制」の民主化という大儀のために、マスコミや民主党の尻をたたく絶好の機会と思うのです。

ただこの問題、難しくもあります。なんせ自民党の生命線。道路族のボス・古賀誠が確か選挙対策委員長を引き受け、次期総選挙への公認問題でにらみを利かせています。なんか、凄い実力者らしい。かの旧宮沢派だったかな。
また、テロ特措法のときに「国益」とか「国際社会貢献」とかをアメリカのために言い立てた緩い扱いを見れば分かるように、マスコミのこの問題の扱いも目に見えるようです。
「野党は、対案を出せ」
「財源もないままに、無責任なことを言うな」
そして、こう語るこの人たちが、高価なSM3の「実験」という名の「消費」にも、総額どれだけになるか分からないミサイル防衛計画(こういう予算は、『時価』ということで当初よりもどんどんあがっていきます)本体にも、普天間基地などの思いやり予算にも、防衛省がアメリカや業者の言い値で武器を買ったその元凶へのいい加減な捜査にも、これら全ての背後にいるはずの防衛族議員をうやむやにするだろうそのやり方にも、まったくマスコミは関連言及をしないのでしょう。

ネットで騒ごう

このようなNHK会長後任選出問題、「道路特定財源・暫定税率」問題、この二つを、皆さん、問題の重大性にふさわしく関係するネットなどで大騒ぎをしませんか。この二つの問題について、マスコミが扱わざるを得ないように。そうすれば次期総選挙で自公政権は潰れること間違いなしと思います。
NHK問題はもう全ての新聞が扱っていますが、道路特定財源暫定税率問題はまだまだ扱いが小さいです。20日夕刊に来年度予算原案が載ったのですが、朝日新聞は「道路特定財源・暫定税率」という言葉は使いながら、この問題には全く触れていませんでした。これではだめです。

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花見て一服 『クリスマスフラワーの巻』     草女

2007年12月21日 00時11分16秒 | 文芸作品
※写真は猩猩草・・・タイトルをクリックすると拡大します。

 クリスマスになくてはならない「あの花」にこのクリスマスフラワーや和名の猩猩(ショウジョウ)木が使われる事はほとんどなく専らポインセチアが使われている。
 この季節花売り場は多くのポインセチアで彩られ、人々をクリスマスに駆り立てる。和名の猩猩木は花の赤い色から名づけられたというのに最近では赤だけはなくピンク、クリーム、縞模様のものまである。(猩猩は中国の伝説上の動物。またそれを題材にした各種の芸能における演目。さらにそこから転じて、大酒家や赤いものを指すこともある。)
 色づく部分は苞で花は中央に集まって咲いているが花弁もなく地味で目立たない。しかし、花が咲かないと苞は色づかない。
 日が短くなって花芽をつける短日植物であるから、ちょうどクリスマスの頃開花する。この植物はメキシコ山地原産のトウダイグサ科の常緑低木である。原産地では高さ5mになるという。非耐寒性なので日本の冬を越す事は難しく、私たちはクリスマスが終わるとポインセチアも終わらせてしまう。
 ポインセチアほど苞の部分は大きくないが、そっくりな形の猩猩草(ショウジョウソウ)という一年草がある。ポインセチアと同じトウダイグサ科の北アメリカ原産の植物で観賞用に栽培されている。
 海上の森への道路沿いの家の植え込みの中で咲いている。気をつけて見ていると毎年場所が少しずつ違うので、こぼれた種で勝手に咲いているらしい。こちらの方がポインセチアより強靭で、姿も野趣に富んでいる。
 さて、トウダイグサ科の植物は、枝や葉を傷つけると白い乳液を出す。この液に毒性がある。口へ入れてはもちろんいけないし、皮膚に付くと水ぶくれや炎症を起こすので注意したい。
 余談だがポインセチアの名はアメリカ合衆国のメキシコ公使としてメキシコシティーに駐在しこの植物を最初に発見したポインセット氏の名前に因んでつけられた。
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