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改憲派議員が半減・・・    らくせき

2009年09月02日 15時41分41秒 | Weblog
赤旗によれば、自民党の改憲派の議員が
多数、落選したとのこと。

民主党のほうは分かりませんが、
これで改憲は少し遠のきますかね?

   

ところで話題はコロリと変わりますが、
共産党の建設的野党は正解でしたね。
共闘していたら、アメリカ軍との協力を、どうするのか?
即決を迫られるわけですから。

社民党は分裂症になってしまいませんか?
大人の対応ができるのか?



        
コメント (7)
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随筆  民主党の一「人物」  文科系

2009年09月02日 05時39分41秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
これは、08年4月頃に別の所に書いた随筆の転載です。民主党国家戦略局のことなどで、現在新たに脚光を浴び始めた人物。打倒自民党政権の立役者の1人だと、僕は考えています。併せて、08年4月1日の当ブログ拙稿「暫定税率問題の矮小化の論調」なども読んで頂けると嬉しいです。


  道路暫定税をめぐる「言葉」

国会で伊吹自民党幹事長の言葉を聞いていると、つくづく政治家という人種が嫌になる。馬鹿なのかすっとぼけているのか、とにかく愚かな発言が多い。もっとも、邪悪な法案をごり押ししようというときには、愚かな話にしかならないのだろう。とにかく、今国会から四月まで、道路特定財源暫定税率問題が荒れそうである。
 問題の性格はこうだ。三四年前に道路を造るためにこの税を設けた。初め「二年の暫定」と語って成立させて五年ずつ更新でここまで延ばしてきた法律を、今回は十年延長なのだそうだ。「道路は計画通りに全て作る」という決意声明であり、今回に限って十年延長というのも「五年では、ねじれ国会が続く次ももめるから」と見え見えである。
 私たちと政府との間で近年こういうやり取りが多かった。「生活保護費用などは削ってはいかん」、「いや金がないのだから、聖域はない」。今度は我々に改めて求められた金のことだから、こう言わせてもらおう。
「生活保護世帯や所得税なし世帯にも、つまり税を取ってはいけないとされた世帯にも、輸送費がからむ物品を買うとき消費税に加えて全てかかる税を、『暫定』と騙ってまた十年も改めて取り続けようなんて? 不景気で金もないのだし、こんな税、やめろ」
 これへの回答はこうらしい。「これは財源として要る金だから今後もいただく」
 さてこれでは、乱暴な子どもやヤクザの論理「ヤラズ、ボッタクリ」ではないか? この「ヤラズ、ボッタクリ」が、ねじれ国会で初めて表面化したのは、まずは嬉しいことだ。その「決戦場」が道路であるというのが、またいかにも自民党らしい。
 
 さてこんなわけから、ねじれ国会の威力で、この四月にガソリン代がリットル二五円もいったん下がるかという情勢に見えた。ところが、与党はこれを避けるためにとんでもない法案を出してきた。税の中断期間をなくすねらいで、今の法案の効力を五月末まで延ばす「つなぎ法案」と呼ぶらしい。「値下がり期間を作ると、国民が混乱するから」という理屈が語られているようだ。が、これも、四月にいったん安くなったガソリンを再びあげることなど国民に認めてもらえそうもないという恐れおののきの仕業であり、それがまた見え見えである。国民が納税者としてもっと目覚めるべきだと日ごろ思っている僕などから見れば、「納税者の自覚を抑え、眠り続けていてもらうための法律」としか見えない。
 次に、これをめぐるマスコミの言葉に触れる。ちなみに僕は、与野党が激しく対立する法案記事がマスコミの姿勢をよく示すと考えてきたので、去年の十二月からこの法案記事を楽しい趣味として追ってきた。去年からいち早く、比較的まともにこれを扱ってきたのは毎日新聞だけ。次にまーまーなのが中日。政府寄りでないと思われている朝日が意外にひどい。他の新聞はまー論外と言って良い。朝日の最もひどい記事をご紹介しよう。「つなぎ法案」が衆院に出された翌日、一月三十日の社説である。
「私たちは、ガソリン税は道路にしか使えない特定財源にするのではなく、福祉や教育など何にでも使える一般財源に改めるべきだと考える。暫定税率は維持するが、環境税といった新しい考え方を導入することもあっていい」
「良い子ぶりっ子した、ひどい主張」と言いたい。「道路特定暫定税」は道路建設目的税だろう。環境税の論議はそれとは別のものだろう。それをごっちゃにして、目的が限られた暫定税を既得の一般財源収入のようにすりかえて、取り続けよと語る。これこそ「ミソもクソも一緒にした話」。多数与党道路族の不退転の決意、狼藉に対して、味噌を送ってやったという構図。そう言われて返す言葉があろうかというもの。
 最後に、政治世界にも人はいると学べた。民主党税制調査会長・藤井裕久氏の見識ある発言二つを紹介する。ほんの小さな記事だが、伝えた毎日記者も見識ある人なのだろう。
「道路特定財源の一般財源化を掲げた党方針について『わが党の背骨であり、憲法だ』と強調。揮発油税などの暫定税率の廃止を主張していることについても『「妥協は堕落だ」という気持ちで貫いていきたい』と述べた」
そう、こんな税は為政者として確かに「堕落」だろうし、「暫定税率廃止」と、朝日より旗幟鮮明だ。さらに十六日党大会答弁では、「今の自民党政治の仕組を変えるためだ」、「道路財源は自民党政治下で、税金の無駄遣いを生んでいる」、「そういう原則論で戦うということだ」。これらは、「ガソリン値下げ隊」の若手議員を「ガソリン値下げがこの闘いの主目的ではない」とたしなめた藤井氏の言葉だ。「ガソリン代が下がれば良いのか?」の馬鹿の一つ覚えを薄ら笑いで繰り返す伊吹幹事長に、その爪の垢でも飲ませたい。
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