★世論調査によれば民主党の政策で実現してほしいものの人気を調べると、
①年金改革75% ②子供手当60% ③ガソリン税上乗せ廃止56%そして④高速道路無料化24%(朝日調べ)だそうである。調査法もあろうが意外である。受益者負担とか、環境とかの配慮 からだろうか? わたしは段階的にやるべきだと思ってる。
そうしたとき、JANJANに海形マサシさんがこんな記事を載せている我が意を得たりである、紹介したい。 (ネット虫)
http://www.news.janjan.jp/government/0909/0909089951/1.php
===================
「有料による建設費用の償還が済んだら無料化は当然のことなのに」
新政権となる民主党の公約である高速道路無料化だが、なぜか巷では反対論が多い。ただになるから素直に喜べばいいのだが、「ただより高いものはない」というのか、このことで赤字が増えるとか、環境が悪くなるとか、心配している声が聞こえる。
筆者は高速道路無料化は大賛成で、とても当たり前のことだと思う。筆者はアメリカに留学していたが、ご存知のように無料高速道路「フリーウェイ」の先駆者だ。
当時、フリーウェイを好きなだけ利用した。サンフランシスコからロサンゼルスまで約7時間を往復ドライブしたことがある。払ったのは数カ所の橋の通行料数ドル程度。その他は、ひたすらだだっ広い高速道路を走りきった。疲れたり食事がしたくなったら、好きなところで出て、また戻ればいい。一般道と変わらなく使えた。そのどこがいけないというのか。
そもそも考えて欲しい。日本で最初の高速道路、東名高速道路が出来たとき、その建設費用を償還するため有料であったが償還が済んだら無料にするというのが、そもそもの約束だったはず。とうに済んでいるのだから、無料にするのは国民に対しての義務のようなもの。それを別の理由をつけて民営化などして有料のままにしているのは背任行為だ。主権在民として、それを容認しては民主主義の原理を覆すというもの。
よく高速道路を新幹線にたとえ、特急になるのだから余分にお金を払うのは当然と聞くが、自動車と電車を同列に論じること自体、お門違いである。自動車は、自分で購入、またはレンタルし、購入したら自分で維持費を払い、燃料を払い、自分で運転するもの。電車は、その必要が全くないから、乗る度に運賃を払うのだ。特急料金と高速料金を同じに考えるが、自動車の一般道は当然のこと無料だ。電車は各駅停車でも運賃は払わなければならない。自動車に関しては、税金を、それも自動車にのみかかる税金と燃料にかかる税金をすでにおさめているのだ。そのうえに、また払う必要がどうして生じるのか。
高速道路を無料化すると排ガスで環境が悪化するといわれるが、それには賛否があると思う。だが、筆者のアメリカでの体験からすると、高速に乗り入れた方が信号待ちの多い一般道より燃費は上がるのが常だった。それに有料だと料金所待ちがあって、それがアイドリングで燃料の無駄遣いと環境の悪化の要因となっている。
無料になれば混雑するといわれているが、実のところ、無料であれば一般道と高速が同列になると考えればいい。混むなら一般道に気軽に差し替えれられる。また、料金所がなくなることにより、スムーズな流れができて、かえって今のような混雑が少なくなるのだと思う。
何よりも経済効果は無視できない。考えてみて欲しい。今まで有料になったのが無料になるのだ。どれだけ閉塞感をぶっ飛ばせるか。心理的な消費増進効果は実に大きい。経済というのは消費者マインドに左右されやすいのだ。
特に日本の国土の大半は実をいうと自動車がないと移動が不便なところだ。意外かと思われるが、大都市部を除くとそんなものだ。ドイツのアウトバーンやアメリカのフリーウェイのような交通網を作ると人や物の循環がどれだけスムーズになるか。高速は受益者負担であるべきというが、道路とは基礎インフラだ。受益者は全国民と言っていいだろう。
環境のことを考えるなら、環境のための税金を別途課したり、混雑を避けたいと思うのなら、ロード・プライシングのような一般道を含めた有料化を考えればいい。また、自動車をよりハイブリット化や電気化していくことが、温室効果ガス削減につながるものだ。他の公共交通は、一度に多数の人々を乗せない限り、自動車を上回る環境負荷軽減にはならない。自動車による交通はこれからも引き続き必要になるのだ。
なので、皆さん、素直に民主党の高速道路無料化案を歓迎しましょう。
①年金改革75% ②子供手当60% ③ガソリン税上乗せ廃止56%そして④高速道路無料化24%(朝日調べ)だそうである。調査法もあろうが意外である。受益者負担とか、環境とかの配慮 からだろうか? わたしは段階的にやるべきだと思ってる。
そうしたとき、JANJANに海形マサシさんがこんな記事を載せている我が意を得たりである、紹介したい。 (ネット虫)
http://www.news.janjan.jp/government/0909/0909089951/1.php
===================
「有料による建設費用の償還が済んだら無料化は当然のことなのに」
新政権となる民主党の公約である高速道路無料化だが、なぜか巷では反対論が多い。ただになるから素直に喜べばいいのだが、「ただより高いものはない」というのか、このことで赤字が増えるとか、環境が悪くなるとか、心配している声が聞こえる。
筆者は高速道路無料化は大賛成で、とても当たり前のことだと思う。筆者はアメリカに留学していたが、ご存知のように無料高速道路「フリーウェイ」の先駆者だ。
当時、フリーウェイを好きなだけ利用した。サンフランシスコからロサンゼルスまで約7時間を往復ドライブしたことがある。払ったのは数カ所の橋の通行料数ドル程度。その他は、ひたすらだだっ広い高速道路を走りきった。疲れたり食事がしたくなったら、好きなところで出て、また戻ればいい。一般道と変わらなく使えた。そのどこがいけないというのか。
そもそも考えて欲しい。日本で最初の高速道路、東名高速道路が出来たとき、その建設費用を償還するため有料であったが償還が済んだら無料にするというのが、そもそもの約束だったはず。とうに済んでいるのだから、無料にするのは国民に対しての義務のようなもの。それを別の理由をつけて民営化などして有料のままにしているのは背任行為だ。主権在民として、それを容認しては民主主義の原理を覆すというもの。
よく高速道路を新幹線にたとえ、特急になるのだから余分にお金を払うのは当然と聞くが、自動車と電車を同列に論じること自体、お門違いである。自動車は、自分で購入、またはレンタルし、購入したら自分で維持費を払い、燃料を払い、自分で運転するもの。電車は、その必要が全くないから、乗る度に運賃を払うのだ。特急料金と高速料金を同じに考えるが、自動車の一般道は当然のこと無料だ。電車は各駅停車でも運賃は払わなければならない。自動車に関しては、税金を、それも自動車にのみかかる税金と燃料にかかる税金をすでにおさめているのだ。そのうえに、また払う必要がどうして生じるのか。
高速道路を無料化すると排ガスで環境が悪化するといわれるが、それには賛否があると思う。だが、筆者のアメリカでの体験からすると、高速に乗り入れた方が信号待ちの多い一般道より燃費は上がるのが常だった。それに有料だと料金所待ちがあって、それがアイドリングで燃料の無駄遣いと環境の悪化の要因となっている。
無料になれば混雑するといわれているが、実のところ、無料であれば一般道と高速が同列になると考えればいい。混むなら一般道に気軽に差し替えれられる。また、料金所がなくなることにより、スムーズな流れができて、かえって今のような混雑が少なくなるのだと思う。
何よりも経済効果は無視できない。考えてみて欲しい。今まで有料になったのが無料になるのだ。どれだけ閉塞感をぶっ飛ばせるか。心理的な消費増進効果は実に大きい。経済というのは消費者マインドに左右されやすいのだ。
特に日本の国土の大半は実をいうと自動車がないと移動が不便なところだ。意外かと思われるが、大都市部を除くとそんなものだ。ドイツのアウトバーンやアメリカのフリーウェイのような交通網を作ると人や物の循環がどれだけスムーズになるか。高速は受益者負担であるべきというが、道路とは基礎インフラだ。受益者は全国民と言っていいだろう。
環境のことを考えるなら、環境のための税金を別途課したり、混雑を避けたいと思うのなら、ロード・プライシングのような一般道を含めた有料化を考えればいい。また、自動車をよりハイブリット化や電気化していくことが、温室効果ガス削減につながるものだ。他の公共交通は、一度に多数の人々を乗せない限り、自動車を上回る環境負荷軽減にはならない。自動車による交通はこれからも引き続き必要になるのだ。
なので、皆さん、素直に民主党の高速道路無料化案を歓迎しましょう。