第2戦を5回ほどから観た。スポーツファンなら素晴らしいゲームだと皆思われたろうというような、そんなゲームだったと思う。
2対2の均衡が中盤ずっと続いた投手戦。この緊張感がまずは野球の醍醐味の一つ。こんな重大なゲームで演じられた2投手の好投、熱投が、これまた対照的で興味深かった。野球に熱心でない僕は、この2投手の投球などこれまで観たこともないのだが、流石に手に汗握ったものだ。
館山が特に凄かった。最多勝投手だとは知っていたが、すべてのボールに威力が、いや凄みがある。あの顔も、闘志と知性が感じられて、プロ的で、良い。僕はすっかり気に入ってしまったね。他方の吉見はちょっととらえどころのない投手。球威が館山に及ばないのは明白だが、何せねばり強い。監督もそれをよく知っているのだろう、よくあそこまで吉見を引っ張ったものだ。普通なら、館山よりも早く交代したはずだろう。よほどコントロールが良いのだろう。記録を観ると、被安打は館山6,吉見7で、奪三振は6の2、四死球はそれぞれ1である。投手の器としては断然館山のが上だと思ったのだが。
さて、高田監督があそこであの館山を替えたのは疑問だ。共に観戦していたお婿さんと、この意見は一致して、二人でこう言い合ったもの。
「1点争いというのは確かだが、館山と心中する積もりでやるべきだ。でなくても、2対3まではこのゲーム、館山にくれてやれよ。彼より良い投手がそもそもいるのかよ?」
まー高田監督が、それほどに落合中日を怖がっているということなのだろう。これではこの連戦、ヤクルトの負けだと、そう思ったようなポイントだった。
それにしても、荒木のヒットはお見事。2対2の7回裏。2死3塁。聞けば、今年館山からはノーヒットという。名打者だった落合は、なにか助言を与えたのだろうか。荒木本人はと言えば、新聞でこう語っていた。
「今年これまで19打数ノーヒット。いろいろ考えても打てなかったので、あそこは何も考えずに打席に入った」
この第2ゲームに賭けていたはずのヤクルトが、俄然不利になったと思う。中日の勝ちと観る。その先は、巨人既得の1勝込みでも中日の勝ちと観る。短期決戦は監督の器で決まると思うから。
パリーグは同じく監督の器で、楽天。そして僕の夢、落合・野村対決実現!
パリーグ出身の監督同士のシリ-ズ対決なんて、凄く少ないはず。そもそもパリーグ出身セリーグ監督のシリーズ進出が、野村、落合以外にはすごくレアなケースなのではないか。それだけこの2人、偉大だということである。「冷や飯食い」の境遇を、たぐいまれなる実力ではい上がってきた選手同士、その頂上対決。それが、野村74歳の今、辛うじて間に合うかと、これが、ホントの僕の悲願の中身なのである。こうなれば2人とも、本当に嬉しいだろうなと、そんなことも思う。お互い1目も2目も置いているはずなのである。
2対2の均衡が中盤ずっと続いた投手戦。この緊張感がまずは野球の醍醐味の一つ。こんな重大なゲームで演じられた2投手の好投、熱投が、これまた対照的で興味深かった。野球に熱心でない僕は、この2投手の投球などこれまで観たこともないのだが、流石に手に汗握ったものだ。
館山が特に凄かった。最多勝投手だとは知っていたが、すべてのボールに威力が、いや凄みがある。あの顔も、闘志と知性が感じられて、プロ的で、良い。僕はすっかり気に入ってしまったね。他方の吉見はちょっととらえどころのない投手。球威が館山に及ばないのは明白だが、何せねばり強い。監督もそれをよく知っているのだろう、よくあそこまで吉見を引っ張ったものだ。普通なら、館山よりも早く交代したはずだろう。よほどコントロールが良いのだろう。記録を観ると、被安打は館山6,吉見7で、奪三振は6の2、四死球はそれぞれ1である。投手の器としては断然館山のが上だと思ったのだが。
さて、高田監督があそこであの館山を替えたのは疑問だ。共に観戦していたお婿さんと、この意見は一致して、二人でこう言い合ったもの。
「1点争いというのは確かだが、館山と心中する積もりでやるべきだ。でなくても、2対3まではこのゲーム、館山にくれてやれよ。彼より良い投手がそもそもいるのかよ?」
まー高田監督が、それほどに落合中日を怖がっているということなのだろう。これではこの連戦、ヤクルトの負けだと、そう思ったようなポイントだった。
それにしても、荒木のヒットはお見事。2対2の7回裏。2死3塁。聞けば、今年館山からはノーヒットという。名打者だった落合は、なにか助言を与えたのだろうか。荒木本人はと言えば、新聞でこう語っていた。
「今年これまで19打数ノーヒット。いろいろ考えても打てなかったので、あそこは何も考えずに打席に入った」
この第2ゲームに賭けていたはずのヤクルトが、俄然不利になったと思う。中日の勝ちと観る。その先は、巨人既得の1勝込みでも中日の勝ちと観る。短期決戦は監督の器で決まると思うから。
パリーグは同じく監督の器で、楽天。そして僕の夢、落合・野村対決実現!
パリーグ出身の監督同士のシリ-ズ対決なんて、凄く少ないはず。そもそもパリーグ出身セリーグ監督のシリーズ進出が、野村、落合以外にはすごくレアなケースなのではないか。それだけこの2人、偉大だということである。「冷や飯食い」の境遇を、たぐいまれなる実力ではい上がってきた選手同士、その頂上対決。それが、野村74歳の今、辛うじて間に合うかと、これが、ホントの僕の悲願の中身なのである。こうなれば2人とも、本当に嬉しいだろうなと、そんなことも思う。お互い1目も2目も置いているはずなのである。