日本のなかに中国は脅威だとする漠然とした気分があるように思われる。
これは、中国は脅威だとして、間接的な利益を得る人たちがいて
そういう言説を流通させていることはあるだろうが、
そればかりでなく、私を含む普通の人たちのなかにも漠然とした脅威を
中国に感じている人もいそうである。
脅威論の震源地のひとつにアメリカがある。
アメリカにとって、中国は脅威であろうか?
軍事的には全く脅威とは考えられない。
経済的には、脅威となりうるだろうか?
アメリカは日本の経済力を利用したように、利用しようとしているが
簡単ではない。
そういう意味では、脅威ではあるが、経済的には持ちつ持たれつの関係を
重視しており、中国も同様。
近い将来、経済的な利害の対立が起る可能性は小さい。
(いずれは起るかもしれないが)
アメリカが脅威に感じていないのに、日本では、なぜ、脅威論が根強いのか?
日本人の深層心理が映っているような気がする。
日本は60年前の戦争、とくに中国との戦争について、
きちんと整理してこなかった。
正確に言えば、日中の間で、この問題が整理されてこなかった。
日本は中国に対して悪いことをしたという気持ちが、どこかに残っている。
中国とキチンと和解できていない。
お互いに、心の整理が出来ていないのでは?
それが、深層心理のなかで、裏返しになって、
脅威論に、エネルギーを与えているのでは?
この感情を、放置したままで、時間が解決してくれるだろうか?
鳩山さんは、韓国を訪問、東アジア共同体を提唱しているが
共同体の構築と同時に、
過去のわだかまりを解消する政治的なセレモニーは
どうしても必要かもしれない。
これは、中国は脅威だとして、間接的な利益を得る人たちがいて
そういう言説を流通させていることはあるだろうが、
そればかりでなく、私を含む普通の人たちのなかにも漠然とした脅威を
中国に感じている人もいそうである。
脅威論の震源地のひとつにアメリカがある。
アメリカにとって、中国は脅威であろうか?
軍事的には全く脅威とは考えられない。
経済的には、脅威となりうるだろうか?
アメリカは日本の経済力を利用したように、利用しようとしているが
簡単ではない。
そういう意味では、脅威ではあるが、経済的には持ちつ持たれつの関係を
重視しており、中国も同様。
近い将来、経済的な利害の対立が起る可能性は小さい。
(いずれは起るかもしれないが)
アメリカが脅威に感じていないのに、日本では、なぜ、脅威論が根強いのか?
日本人の深層心理が映っているような気がする。
日本は60年前の戦争、とくに中国との戦争について、
きちんと整理してこなかった。
正確に言えば、日中の間で、この問題が整理されてこなかった。
日本は中国に対して悪いことをしたという気持ちが、どこかに残っている。
中国とキチンと和解できていない。
お互いに、心の整理が出来ていないのでは?
それが、深層心理のなかで、裏返しになって、
脅威論に、エネルギーを与えているのでは?
この感情を、放置したままで、時間が解決してくれるだろうか?
鳩山さんは、韓国を訪問、東アジア共同体を提唱しているが
共同体の構築と同時に、
過去のわだかまりを解消する政治的なセレモニーは
どうしても必要かもしれない。