九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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香港戦総括と、スコットランド戦予想  文科系

2009年10月10日 12時38分19秒 | スポーツ
香港戦、見事でした。アジアでは、あれが日本の現状の典型的戦い方だと思ったものです。ゲームとして大事な要素の順に、見てみましょう。

①ボールキープ率が7対3ぐらいだったのではないでしょうか。それはこういう意味だと思います。
敵ボールを、味方ゴールに来る前の中盤で上手く囲ってすぐに奪ってしまうからですし、味方ボールは上手く回して敵ゴール近くまで容易に行けた、と。これは、ボール周囲の選手以外も目に見えないところで凄く走っていて、良い位置を取っているからできること。この点での日本は、世界3位のオランダを70分間驚かせたというように、世界10位に軽く入る強さだと思います。見ていて下さい。今夜のスコットランド戦でも、この点は凄い威力を発揮するはずです。スコットランドは確か30位、前半のこの攻勢で得点も入るでしょう。
ここで石川、森本はまだまだ不十分だから公式戦では使えなかったわけです。岡田は「かわいそう」と言っていましたし、彼ら二人は「ゲームスピードが凄く速い。とても良いチームだ」と感想を漏らしていました。

②パススピードアップと、ゴール前への多数の詰めと、クロスの精度、そしてシュート精度も多少は、良くなったと思います。肝心のシュート精度はまだまだですが、岡崎の他にも前田、佐藤が出てきましたから。そして石川が使えるとわかるならば、本田、森本は先発には不要となりましょう。石川は①の点でもフィットすると思いますから。

③①②の点から言ってもうレギュラーと言える活躍を示したのは、以下だと思います。中沢、長友、長谷部、遠藤、中村俊輔、岡崎です。
1点目の長谷部のスルーパス、もの凄いものでした。あの岡崎の得点で楽になった。あんなのを見せられると、岡崎、前田、玉田ならどんどん「来ることを信じてスペースに走る」「それも、早め早めに」ができます。
長友が凄いと思いました。日本のサイドのエースですね。日本は1ゲーム全員平均11.5キロぐらいの走力がありますが、長友は14キロ以上走るのではないでしょうか。それに身体が強い。小さいのにオランダ遠征でも負けていなかったし、その上に昨日の2点目。あのシュート力! 何よりも自信にあふれています。長谷部と同じで「ヨーロッパ人などにもぶつかり合いで負けない」と思えたからでしょう。それにまたこの自信にあふれている姿は、日本人には珍しいメンタリティーだと思いました。完全に一皮むけましたね。中村俊輔に怒られたりしてよく話したようですが、俊輔に褒められ、励まされもしたのではないでしょうか。としたら、これも俊輔の功績です。

今夜のスコットランド戦は、石川、前田、森本が出ると思います。練習試合と同格のようなゲームですし、前田はもう準レギュラーと思っていますから。森本と石川は途中出場か、石川はひょっとして先発があるかも知れない。彼は極めて異能の選手であって、しかも走り続けられると思います。森本は(本田も)、走り続けられるようには育っていないと思います。しかしまーとにかく初出場組は楽しみです。3対1で日本、と見ました。


話は変わってこのブログのことですが、よくここまで発展してきたものですね。アクセスも閲覧回数も、この8月から急増です。週間のアクセス数と閲覧回数で、8月23~29日がいずれも過去最高の2151人、8221回ですし、9月20~26日が同じく、2027人、8029回です。世界のグーブログ130万余の中の順位で前者が3043位、後者が3122位でした。ずっと付けてきた記録を見ると、今の多い時のアクセス数の1日分が、一昨年の春あたりの1週間分ですよ! 職業右翼のようなサイトが凄く多いこの日本で、左翼的なものとしては非常に貴重なものと言えるのではないでしょうか。全部のエントリーがかなり長文ですから、活字離れが言われる時代にこれをこれだけの人が自主的に読みに来るというのは、かなり凄いことだと思います。
誠実な継続は力だと噛みしめて、頑張りあいたいものですね。
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9条を守る④ 世界統一国家を 落石

2009年10月10日 09時28分26秒 | Weblog
最後の選択肢は、世界統一国家による「全世界を覆う警察サービス」
を実現、これによって戦争を廃絶するというもの。
第一の選択肢に含まれる集団安全保障の考えを
つきつめた時に現れる構想。

夢としてはありえますが、まだまだ、現実的とは考えられない。
また、実際には「全世界を覆う警察サービス」を旗印に
自国の利益を実現するために利用される可能性もありそう。
アメリカが人権を旗印に他民族を攻撃している事実。
オバマさんのノーベル平和賞受賞に
イスラム原理主義者たちは批判的です。
大義を使って自己の力を広げていったのは日本も。

また、カントが指摘したように
異なる言語、宗教、文化からなる世界国家よりも
より小さな単位からなる国家群のほうが、
結局は紛争発生の危険は小さくなるかも。
理想ではありますが、私が生きているうちには?

     

憲法9条を支持する理由もさまざまな考えを含んでいます。
①9条は自衛権を認めている、という考え方。
このなかには、「集団的安全保障による国際平和の維持という方策」も。
②政府は軍隊を保持することは許されないが、
外国の軍隊が侵攻した場合には、民兵で抵抗するというもの。
③自衛力でもゲリラ戦でもなく、非暴力不服従運動で対抗すべきというもの。
道徳的に正しいから絶対平和主義を貫くというもの。

以上で、さまざまな考え方の紹介をおわります。
これを憲法改定の考え方と比較すると、
それぞれに対応する考え方がありそうですね。

現実的な議論は、自衛権をめぐって、どこまで枷をはずすことが
必要か?ということでしょうが、
グレーゾーンもあって、決着は一筋縄ではいかない感じです。
案外、その時の政治情勢に、簡単に影響される可能性が高そう。
(北朝鮮情勢が、ここのところの改憲議論に
おおきなハズミをつけてきた。)

9条を守るというこころを、いかに養っていくのか?
固定観念では、新しい事態に対応できない。
日々、精進が必要みたいです。
(この点を私は非常に安易に考えていました。
まあ、簡単にいえば、年寄りの独り善がりだったんですね。
保守系さんは、私よりかなり先を歩いていたようです。
いまは、どうにか追いついたかも。)
とても困難ですが、やりがいのあることではないでしょうか?
賛否双方、どこまで現実を深く掘れるのか?
それも年寄りの若者への貢献では?
伊達に年を取っていないなあ、と言われてみたいものです。

                        終り





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