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阿部勇樹、今野泰幸の登場を歓迎!  文科系

2010年05月28日 22時11分46秒 | スポーツ
 日韓戦総括の中で岡田監督はこう述べていた。「守備的布陣も検討する。先取点をとられると日本はきついから、前半は特に守備的にとも考えられる」と。30日、強豪イングランド戦との練習マッチを前に、スイス合宿の代表練習で早くもその形が見えてきて、とても興味深い。従来のような4-2-3-1で臨んだとしても、新たに試みられている4-1-4-1にも、こんな変化が見られる。
①中盤の底に、阿部勇樹を使うこと。アンカー役をするか、長谷部との2ボランチになるか、いずれにしても第1ボランチという扱いになる。
②SBには、内田でなく今野泰幸をつかうこと。サイドバックに、右が長友、左が今野ということらしい。

 さて、アジア予選は別として、本番を想定したら上記の選考にせよと早くから主張し続けてきた人物がいる。僕も彼と全く同じ見解だったので、このことをここでも紹介した。2010年03月23日の『シャムスカ、「日本代表」を語る』である。サワリの部分を抜粋してみよう。

【 最新の、3月10日発行「サッカー批評」(季刊)46号に標記のことが載っている。語り手は、あの前大分トリニータ監督、ペリクレス・シャムスカ。去年の失速が大きすぎて忘れ去られているがごとき人物であるが、日本サッカー史に不朽の功績を残した名監督と見て、僕は尊敬している。ブラジルに若い名監督として彗星のように出現し、日本に来ては大分という弱小チームをこつこつと築き上げた人。4年目の08年度、ナビスコカップ優勝、リーグ4位にまで押し上げたのである。名古屋とFC東京で現在それぞれレギュラーを張っている金崎夢生(21)と森重真人(22)などは、彼が育てた選手と言える。無名弱小チームを初めて、代表クラスの若者を育てつつ強豪チームにしたところなどは、オシムと同様の顔を持った人物を思わせてくれるのである。
 (中略)
 彼の語る代表論、まず初めに結論を見ておこう。
 キーパー・楢崎。ディフェンダーは左から、今野、トゥーリオ、中澤、徳永。ボランチが「ファーストボランチ」に阿部、セカンドに長谷部だ。そして、2列目が左から玉田、俊輔、遠藤、そしてワントップに岡崎である。(中略)
 慣れ親しんだアジア仕様の闘いはともかく、世界に出た時の日本は何よりも守備重視であるべきだと。全員攻撃・全員守備型を取るが、岡田の現行よりも守備に比重を置くということなのだ。後ろ6人については特に、と。そういう彼の言葉を抜いてみる。
(中略))
『(セカンドボランチ・長谷部はともかく)問題はファーストボランチ。ワールドカップでは、大きくて、強くて、うまいMF、FWが多い。こういう選手を抑えるには、守備のスペシャリストが必要。(中略)優秀なファーストボランチはJリーグでも少ないが、私のチョイスは阿部。ファウル無しに相手ボールを奪う技術があり、当たり負けしない。空中戦に強く、展開力もある』
 この阿部についてと同様の考え方で、サイドバックに徳永悠平、今野泰幸の起用を提案していることも読み取れたものだ。
 さて、シャムスカが言うから僕も言うのではないが、全て説得力があると思う。日本については守備の文化が不足していると、僕もここで多く語ってきたからである。内田ではなく徳永を使えとか、遠藤は前に出して阿部が良いのではないかとか、そんなことを語る時もあった。オシムやトルシエの日本の守備文化欠如論に刺激されてのことでもある。改めて言うが、日本型の「全員攻撃・全員守備」は、アジアでならともかく世界に出た時には攻撃偏重に過ぎていて、かえって攻撃のリスクも冒せないのではないか。「がっちりした後ろが存在してこそ、前がいざという時に思い切ったリスク敢行もできて、その体力も残せる」と 】

 ここで注意書きを一つ。この時点のシャムスカには、本田の大化けニュースはもちろん、長友の変身情報も、十分には入っていなかったのだろう。僕としては、パク・チソンを何回も吹っ飛ばしていた長友を見せてあげたいものだななどと、思ったもの。と、こんな事を考えながらイングランド戦先発メンバーを予想してみるのは楽しい。いずれも左から。DFは今野、闘利王、中沢、長友。MFが遠藤、阿部、長谷部。FWに岡崎をトップにして、左に大久保(松井)、右に本田ということだろうか。この形は、4-1-4-1や従来の4-2-3-1にも流動しうるものだ。
 阿部対ランパード、長友対ジェラードやA・コール、ウォルコットに対する今野などを見ることが出来るのだ。ワクワクする。
コメント (2)
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