いつかはと思っていた「基礎的な庭の大掃除」を、この春、とうとうやった。と言っても、初めからそう決意したものではなく、ずるずるとそうなっていったのが、僕らしい。結果としてこれだけ自分で手を入れたのは、12年前に母が倒れて以来の「自身初の規模」だ。庭師に2度入ってもらったことがあって、その時のまさに見よう見まねで、始める。
脚立に上ったりして、ちょっと大きい枝を切る。小枝を飛ばす。枯れ込みにくい切り口には、トップジンを塗る。庭1面にのさばった雑草を引く。「初めての落葉拾い」にも精を出した。こうした植物たちのアカを「燃やして良い」用ゴミ袋に詰める。数日分を順に1カ所に集めておいたら、40リットル袋3つと、20リットル8つにもなっていた。すべて、袋を結び閉じるのも困難な、ぎゅうぎゅう詰めにしてのことだ。
母が雑多に植えた花木が多い庭はこうして、「英国風自然庭園モドキ」に生まれ変わったみたい。毎日毎日、何度も何度も、あちらこちらを眺めては目を細めているから、我ながらなにか不思議な気分になってくる。「この俺がね-? 落葉さえ1度も拾ったことがなかったのに!」
この掃除を終えて数日後に、ギターホームコンサート、「ギター遊びの会」があった。4季3巡目として1回だけ欠落の第8回目である。これだけ続いた会ならばそろそろ庭にもおもてなしをさせようかと、振り返ればそんな気分になったようだ。年末に、和室の畳は入れ替えたし、新年には座卓天板の磨き直し、塗り直しをプロの友人に教えてもらったとおりにやったし、どうも、何かその延長という気分だったようだ。だからこれだけやれたのではないかと思う。日本文化に馴染は薄いが「一期一会」は結構楽しい? 俺にそんな「会」が生まれたというのだろうか?
脚立に上ったりして、ちょっと大きい枝を切る。小枝を飛ばす。枯れ込みにくい切り口には、トップジンを塗る。庭1面にのさばった雑草を引く。「初めての落葉拾い」にも精を出した。こうした植物たちのアカを「燃やして良い」用ゴミ袋に詰める。数日分を順に1カ所に集めておいたら、40リットル袋3つと、20リットル8つにもなっていた。すべて、袋を結び閉じるのも困難な、ぎゅうぎゅう詰めにしてのことだ。
母が雑多に植えた花木が多い庭はこうして、「英国風自然庭園モドキ」に生まれ変わったみたい。毎日毎日、何度も何度も、あちらこちらを眺めては目を細めているから、我ながらなにか不思議な気分になってくる。「この俺がね-? 落葉さえ1度も拾ったことがなかったのに!」
この掃除を終えて数日後に、ギターホームコンサート、「ギター遊びの会」があった。4季3巡目として1回だけ欠落の第8回目である。これだけ続いた会ならばそろそろ庭にもおもてなしをさせようかと、振り返ればそんな気分になったようだ。年末に、和室の畳は入れ替えたし、新年には座卓天板の磨き直し、塗り直しをプロの友人に教えてもらったとおりにやったし、どうも、何かその延長という気分だったようだ。だからこれだけやれたのではないかと思う。日本文化に馴染は薄いが「一期一会」は結構楽しい? 俺にそんな「会」が生まれたというのだろうか?