九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

幾つかの疑問    只今

2011年04月26日 09時06分43秒 | Weblog
 4月25日の参院予算委員会で、菅首相は次のような答弁をしました。
 「ベント後に水素爆発の虞はないか、と原子力安全委員会に問うと、そうしたことはないとのことだった」。
 また、桝添要一議員からの、原子炉で作業する人の被爆対処提案に対しては、
 「そうしたことは、いま必要ではないというのが原子力安全委員会の助言でした」と答弁。
 これに対して桝添議員にみられたのは、それでは仕方ない、といった雰囲気でした。
 このように管首相は、責任転嫁といったおもむきなきにしもあらずですが、珍しく「原子力安全委員会」という用語を口にしました。
 
 「珍しく」というのは、本日(4月26日)の『朝日新聞』に [水素爆発「想定せず」細野氏、対応不備認める]という見出し記事がありますが、細野発言にも記事にも「原子力安全委員会」の文字はみられず、原子力委員会をタブー視していることを感じるからです。

 このことに関しては、既に3月の参院予算委員会で福島みずほ議員が次のように問題にしています。
 「原子力安全委員会の斑目春樹委員長とは、どういう方か。
 震災翌日、管総理に“水素爆発は考えられない”と言った方であり、浜岡原発裁判では、非常用ディゼールの発電機が起動しない場合には大変なことになると思うが、との質問に対して、そのような想定をしていたら原発は造れません、といった人です」
 しかしこの問題提起は、重大事として拡がることはありませんでした。

 このように、「避難区域の設定は原子力安全委員会の助言に基づいた」
 といったように、「大事」な件では必ず登場する原子力安全委員会ですが、
 なぜか政府も与野党もマスコミにも、
 「さわらぬ神にたたり」といった様子がみられるのは、
            何故なのでしょう?
 
 


 
 
 
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大変なのは拡大を食い止めようともがいている末端の作業員たち。

2011年04月25日 19時30分57秒 | Weblog
朝日新聞の記事です。らくせき

事故発生から満25年を26日に迎える
旧ソ連・ウクライナのチェルノブイリ原発。
廃炉のために運転を全面停止するスイッチを操作した
セルゲイ・バシトーボイさん(40)。
バシトーボイさんは、福島第一原発について、こう気遣う。
「一番大変なのは、今、事故の拡大を食い止めようと
現場でもがいている末端の作業員たち。
彼らは本当に英雄だ。
フクシマでは絶対に、チェルノブイリのような人命や健康、
精神的な苦痛などの犠牲を出して欲しくない」
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原発井戸端会議③ おばちゃんたちの疑問と怒り

2011年04月25日 12時23分03秒 | Weblog


▼ 原発がなくなったら?
今の時点で事故の終息の気配はないねぇ…。

日本にも米国にも、再臨界は起きていると仮説を立てている学者は何人もいるし、放射能を閉じ込める格納器がどれだけ壊れているのかもわからない。大爆発は起こらないだろうとは言われているけど、不安やね。

それに突然、保安院が事故のレベルをチェルノブイリと同じ7にしたやろ?最初は低い数を言ってたのに、徐々に上げてきて、レベル6をとばして、「7」。イヤな予感がするわ。近くに住む人ほど、精神的にしんどいと思うよ。これから地震の活発期に入ると多くの地震学者が言っているときに、こんな不安を抱えて生きるのイヤや。

原子力がないとやっていけないと思っている人が多いよね。でも、日本は原発を全部止めても、電力に困らないんよね 火力はあまり稼働させてないから、それをフル稼働させると、ほぼ足りる。ちょっと問題なのは、猛暑日の何日かの午後の数時間みたいやね。

   お天気予報と一緒にお電気予報をやったらいいんとちゃう?足りなさそうはときは、エアコンの温度を上げたり、冷蔵庫を1時間止めたり、工場は夜間操業にしたり、工夫しだいで乗り切れるやろ。あと、休みにしちゃうとか!シエスタ(昼寝)もいいやん。

おー、シエスタ賛成!あれはいい習慣やな。

でも、ずっと火力に頼ってはいられへんよ。コストは高くなっていくやろし、CO2の排出も増えるし。

エネルギー使い放題の生活はもう止めたほうがいいよ。でも、そんなに窮乏生活をしなくても、いいんよね。保温湯沸かしポットをやめるとか、お米は圧力釜で炊くとか(おいしいよ~)、LED電球に変えていくとか、家の断熱性を高めるとか。

あと自販機をなくすとか。自販機の件は石原慎太郎も言ってるんよ。

初めて意見が一致したわ(笑)。

コンビニも何件もある地域では、24時間をやめて、店ごとに開店時間をずらすとか。その上、非電気冷蔵庫とか非電化製品をいっぱい発明している人も栃木にいるよ。オモロいよ。

代替エネルギーもどんどん出てきているやん。スペインでは風力発電が最大の電力源になり、水力、太陽光と足すと、4割の供給をしているってニュースにでてた。デンマークも原発を全部止めてしまい、風力やバイオマスで2050年には化石燃料(石油、石炭などCO2を排出する燃料)フリーの国を実現しようと政策、科学技術を結集しているんやて。

アイスランドは地熱で全EUの半分の電気を作っているとかもあるね。あと、ドイツやね。

福島の原発事故が起きてから、ドイツではすぐに25万人の反原発デモが起きたのにはビックリしたわ。

ドイツ南部の州選挙では、脱原発を掲げる緑の党が大躍進し、支持率がすんごく高まっているんよね。で、環境相が2022年をめどにすべての原発の稼働を止めるという計画を再度持ちだしたり、エネルギー・水道事業連合の会長が遅くとも23年までに完全に原発から離脱することが好ましいとの見解を示したりしてる。この会長の発言は画期的なものなんやて。ドイツも日本と同じくらい(23%)を原発に頼ってるからね。そのかわり、風力発電とかも盛んなんやけど。

ドイツではあと12年くらいで、脱原発ができると判断したわけや。日本の原発事故が、ドイツの子どもたちの将来を守るんやね。

いろんな国を見ててわかることは、「原子力をやめる」「減らす」って決めることで、新しいアイデアがどんどん出てくること。「いいのが出てきたら乗り換えよう」と言ってる間は、結果的にいつまでも原子力にしがみついちゃうことになりがちってことやな。

そう、やめる決断がまず重要!で、いろんなアイデアはすでに出されているし、実用化されてるものもいっぱいあるやん。

▼ 代替エネルギーいろいろまず、自然エネルギーじゃないものから。

まず、ゴミ発電。ゴミは多くないほうがよいけど、必ず出てきてしまうやん。で、今はそれを焼却して処理してる。どうせ燃やすなら、その熱を使おうというのが、「高効率ごみ発電」。ゴミ焼却場のところにくっつけて、作るんよ。

燃やすのがゴミだから、燃料のコストはゼロ。環境省によると、日本にはゴミ焼却場が1300あって、2007年くらいの時点でゴミ発電を行っているのが300ヶ所、総計1630メガワットやて。来年までに2500メガワットにするのを目標としているらしい。これはもっと増やせるね。

ただ、1日100トンくらいのゴミがないと効率悪くて、だいたい10万人くらい以上の自治体の規模が必要なんよ。これは都会向きやね。

でも、京都府では、宇治市・城陽市・八幡市・久御山町・宇治田原町・井手町の3市3町で作る城南衛生組合でゴミ発電をやっていて、発電能力は4900キロワットになっていると教えてもろた。小さな自治体でも、タグを組めば、できるんよね。

私な、もうずいぶん昔にトイレに入っていて、ふと思いついた画期的な発電があってん。それはな、「下水発電」!どこの家庭からも下水は出るやろ。お風呂に入るし、皿も洗うし、洗濯もする。工場も排水出しているところがかなりある。つまり、水の流れは絶えずある。ダムみたいに巨大施設からドーンと大量に水を落とす水力発電のパワーには負けるけど、どこでも水の流れがあるところで使えるんとちゃうか?と思ってん

。そして、今回、調べてみたら、もう実現されてた!それも東電のグループ会社が川崎市水道局と組んで、2006年から浄水場から出た水を貯水池に落とすところに水車発電機をつけて発電しているんよね。

13地点で1,660キロワットの発電をしているって。山形の鶴岡市でもこれと似たことを2009年から実験的に始めてるんよ。こういうのをマイクロ水力発電っていうんやけど、もちろん下水だけじゃなくて、川でもできる。水車発電や。

今のところ、コストが高いとされているけど、どの代替エネルギーにしても、数が少ないからコストがかかる。本気で全国展開したら、コストも下がるやん。しかも、あちこちでできんねん。

あと下水からは処理場で残った汚泥を燃やして、可燃ガスを作り、それをガスエンジンに入れて、発電するというのもあるわ。これも燃料はタダや。あ、なんか、がめついオバハンぽくなってきたな。

ほな、自然エネルギーのほうにいこか。

一番有名なのは太陽光やね。コストもずいぶんと下がってきたやん。ただ、ソーラーパネルを作るのに、けっこうな電力がいる。どの代替エネルギーにも一長一短があるんよね。

それと補助とかもあるけど、ビンボー人でも付けられるような制度がほしいわ。

次は風力やね。

これは日本の国土に合わないとかゆわれてきたんやけど、すごく進化してきてるんよ

。世界初の方式で、通常のプロペラの代りにフィンを付けた翼により風車を回すというものを秋田の会社が作ってるんよ。回転が遅くて、騒音も少なく、鳥がぶつかる(バードストライク)ことが起こりにくく、風速50mまで耐えられるんやて。

もう何年も前にドイツの風力発電の特集が新聞にあって、地元の風力発電に出資したオバチャンが「風が吹くとお金が入るって思って幸せ」とかゆうてたのを笑ったんやけど、「風が吹くと放射線物質が来る」っていうのと比べたら、どんなにいいか。

米国の環境学者で有名な人が「日本はエネルギー大国だ」とゆうてるのを知って、「は?」と思うたら、それは地熱のことやったんよね。

地面を掘って、温泉の蒸気を集めればいいだけの話やし、アイスランドで日本製のタービンが使われているくらいやから、技術はあるんよ。っていうか、地熱発電設備で世界一のシェアを誇るのは日本の企業なんよね。

温泉とバッティングするってゆう話もあるけどね。でも、地熱でかなりのエネルギーを取り出せば、その残りで温泉も沸かせるんとちがうんかな?現にアイスランドはそうしてるんやし。お湯も家庭へ配っていて、それで暖房もするとか、使い道が多いんよ。

本気で地熱発電すれば、今の電力の30%はまかなえるという計算も出てるんや。

それから、有力やと思ったのは、水上発電やね。これにはいろんなタイプがあるんやけど、日本の国土の面積に対して、海域は12倍もの面積があるんよね。まさに「海は広いな、大きいやわ。波力を使ったものもあるけど、風車をつけて海の上に浮かべるタイプの研究が進んでるんよ。日本風力発電協会は、この浮かべるタイプの発電量が3900万キロワットくらいになると試算してんねん。

これは原子炉30~40基分に相当するんやて。しかも、発電コストは太陽光より安いと考えられてるらしい。なんか、どんどん、力が湧いてきたなぁ。

あと、これはまだ研究段階で、すごく特定のところでしか使えん技術なんやけど、振動発電とゆうのもあるで。振動を圧力にして電気に変えるってもの。原理はようわからんわ。発電量に対してコストが高いのがネック。でも、これがさらに発展して、スタジアムとか、ライブ会場とか、人の集まる駅の通路とかで使えたらいいと思わん?

みんなが踊ったり、ジャンプしたり、どたどた歩くだけで発電するって、オモロいわ。

地熱以外は設備費がそれほどかかるわけじゃないし、地熱発電にしたって、原発と比べたら、そう大したことないやろ?どれか一つに絞るんじゃなくて、できるものを地域の特長にあわせて、どんどんやったらいいんとちゃう?

「チリも積もれば山となる」作戦!原発に怯えないですみ、CO2も出なくなって暮らせたら、気持ちよさそうやねぇ。

▼ どうして代替エネルギーが進んでこなかったのか?それにしても、なんで日本は代替エネルギー後進国になってしもうたんかな?

それは一言でゆうと、原発推進が国の政策だったからやろね。たとえば、研究費でも、文科省や電力会社が原子力研究に出しているお金はすんごい額で、代替エネルギー研究なんかにあてられる額は微々たるものや。

それと利権の構造やね。
政府(歴史的には自民党、今の民主党も原発
政府(歴史的には自民党、今の民主党も原発

推進派)と通産省(現・経産省)と経済団体、電力会社がタグを組んでて、お金を回す仕組みができあがってきたんよね。

そこに原発推進派の学者も加わるわけや、今、TVに出ている大方の学者さんたちやね。

原発を稼働するのには動くお金が半端じゃないから、利権もいっぱいあるわけ。経産省や文科省から、電力会社や原子力関係法人への天下りなんてゆうのもすごくある。

原子力関連14法人に計102人が天下りしてるって、国会作成の文書でも出てるんよ

「最近の天下り・渡りの実態に関する予備的調査」1月31日)経産省の大物官僚が東電に天下りして、少ししたら副社長に昇格して、高額報酬を得ているケースもあるで。

その場合は、報酬2000万~5000万+退職金という話もある。学者もそう。「斑目(まだらめ)、でたらめ」で有名になった斑目原子力安全委員会委員長は、東工大の研究者だった人。

あと、ゼネコンや原発施設メーカーから、政治家への個人献金もあるやろ?

かなりの額を献金しても、原発建設を1つ受注すれば、おつりがでるやん。そうやって、「原子力ムラ」でお金を回しているんよね。「やめられない、とまらない、原発利権」!
それに電力会社は法律で守られていて、原価に3.5%の利益を乗せて、電気代として利用者に請求できるんよ。

絶対に赤字にならないシステムどころか、原価がかかればかかるほど、利益は大きいってことやねん。原価1000円なら35円のもうけやけど、原価1億ならもうけは3500万。原発とかお金のかかるもののほうが、都合がいいんよ。

そんな商売ありえるん?ほんじゃ、ガンガン流しているCMもその原価に入っていて、私らの電気料金に含まれているわけ?


選べる商品ならいいで。値段や質で買うかどうか、判断するわけやから。ありえへんわ。そうやって、法的にも支えられていて、原発は作られてきたんやね。日本の電気代が高いわけや。

今の民主党の対応も批判されてるけど、歴代、原発推進を進めてきた自民党もともに批判されにゃいかんなぁ。

もちろん、ずっと原発のことをスルーしてきた自分も反省するけどね。そんな間に、原発「安全」神話が作られ、原発依存の体質がすっかり定着してしまったんやな。

「電気使うてるなら、原発に反対すな」とかゆう人もおるけど、これにはちゃんと反論しておきたいわ。消費者が生産者の欠陥商品を批判するのは当たり前や。2000年の雪印集団食中毒事件ときかて、どんだけ批判されたか。誰も買わんようになったやん。で、雪印は解体。

まして、電力会社は選べないやん。「うちは原発の電気なしでいきます」ということも、できひん。

今回の原発事故で、すでに相当の被害がでていて、これからもまだ出続けることを考えたら、「原子力ムラ」の人たちは抵抗すると思うけど、もう諦めてほしいわ。

で、原発廃止を決めて、代替エネルギーに転換することを決定させないと。それは私らが声をあげて、やらんとアカンね。

そんで、電力供給の仕組みも変えんと、代替エネルギーは広まらないんよね。今までは電力会社が「発電・送電・給電」の全部を独占してきたけど、それもバラバラにして、自由にする。

とくに送電、つまり送電線は大事。これを道路と同じく、誰もが使っていいことにしないといかんわ。電気事業法とかも変わるやろな。あとは蓄電技術や。

「電気は溜められない」ってことになっているけど、電気自動車ですでに蓄電の技術はあるんよね。電気自動車のメーカーがさらに蓄電技術をみがいて、自動車じゃなくて、蓄電器だけでも売ってくれると家庭で電気を溜めておくことができるやん。

マイクロ水流発電や風力発電みたいな出力が不安定なものと組み合わせてもいいよね。

小規模でも、あちこちで代替エネルギーで発電する。余ったら、蓄電器に溜めておく

。停電も起こらないですむ。代替エネルギーでの発電を多くの場所でやることで、雇用も増やせる。どうやろ、こんな感じ?

原発はなくせるやん。あとは私らの決意しだい。

どんな社会に住みたいか?将来にどんな世界を残していくかってことやと思うわ。
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原発井戸端会議②  おばちゃんたちの疑問と怒り

2011年04月25日 11時21分41秒 | Weblog
▼ 最も怖い「もんじゅ」と「六ヶ所村再処理工場」

今、「もんじゅ」がでたけど、これと「六ヶ所村再処理工場」(青森)については、冊子1冊分くらいは説明いるなぁ(すんません、端折ります)。ここで事故が起きると、日本の大半の地域は人が住めなくなり、世界規模の放射能汚染をひきおこすといわれてるんよね。4月7日の宮城の大きな余震のときに、六ヶ所村再処理工場が電源を失ったと聞いて、心臓が止まりそうになった~。

予備のディーゼルエンジンでなんとかしのげてよかったわ。あそこには高温のプルトニウムがかなり貯蔵されているからね。で、福井の「もんじゅ」は普通の原発じゃ燃料にならないウラン238とプルトニウムで、発電しながら、さらにプルトニウムを増やすというんで、「夢の高速増殖炉」といわれてきた。でも、冷却にナトリウムを使うので、水や酸素と触れると高温を出して大変なことになるんよね。すでにナトリウム漏れ火災も起こって運転中止。それから15年後の2010年5月に試運転を再開したけど、3ヶ月後、炉内に3トンものモノを落下させ、それがどうしても取れなくなって、運転中止。運転も廃炉もできない状態になったまま、巨額の維持費(500億円といわれてる)だけは使っているんだわ。

 欧米のいくつかの国も高速増殖炉は作ろうとしたけど、みな失敗して、撤退したんよね。技術も確立せえへんし、危険性やコストに見合わないってことやろね。これにまだしがみついているのは、日本くらいしかないんとちがう?この「もんじゅ」が活断層の上に建っているというのが気絶しそう。なんとか廃炉にできへんのかなぁ。

                いうのが、「高効率ごみ発電」。ゴミ焼却場のところにくっつけて、作るんよ。燃やすのがゴミだから、燃料のコストはゼロ。環境省によると、日本にはゴミ焼却場が1300あって、2007年くらいの時点でゴミ発電を行っているのが300ヶ所、総計1630メガワットやて。来年までに2500メガワットにするのを目標としているらしい。これはもっと増やせるね。ただ、1日100トンくらいのゴミがないと効率悪くて、だいたい10万人くらい以上の自治体の規模が必要なんよ。

          これは都会向きやね。でも、京都府では、宇治市・城陽市・八幡市・久御山町・宇治田原町・井手町の3市3町で作る城南衛生組合でゴミ発電をやっていて、発電能力は4900キロワットになっていると教えてもろた。小さな自治体でも、タグを組めば、できるんよね。

私な、もうずいぶん昔にトイレに入っていて、ふと思いついた画期的な発電があってん。それはな、「下水発電」!どこの家庭からも下水は出るやろ。お風呂に入るし、皿も洗うし、洗濯もする。工場も排水出しているところがかなりある。つまり、水の流れは絶えずある。ダムみたいに巨大施設からドーンと大量に水を落とす水力発電のパワーには負けるけど、どこでも水の流れがあるところで使えるんとちゃうか?と思ってん

。そして、今回、調べてみたら、もう実現されてた!それも東電のグループ会社が川崎市水道局と組んで、2006年から浄水場から出た水を貯水池に落とすところに水車発電機をつけて発電しているんよね。13地点で1,660キロワットの発電をしているって。

   山形の鶴岡市でもこれと似たことを2009年から実験的に始めてるんよ。こういうのをマイクロ水力発電っていうんやけど、もちろん下水だけじゃなくて、川でもできる。水車発電や。今のところ、コストが高いとされているけど、どの代替エネルギーにしても、数が少ないからコストがかかる。本気で全国展開したら、コストも下がるやん。しかも、あちこちでできんねん。

あと下水からは処理場で残った汚泥を燃やして、可燃ガスを作り、それをガスエンジンに入れて、発電するというのもあるわ。これも燃料はタダや。あ、なんか、がめついオバハンぽくなってきたな。
   
ほな、自然エネルギーのほうにいこか。一番有名なのは太陽光やね。コストもずいぶんと下がってきたやん。ただ、ソーラーパネルを作るのに、けっこうな電力がいる。どの代替エネルギーにも一長一短があるんよね。それと補助とかもあるけど、ビンボー人でも付けられるような制度がほしいわ。

次は風力やね。これは日本の国土に合わないとかゆわれてきたんやけど、すごく進化してきてるんよ。世界初の方式で、通常のプロペラの代りにフィンを付けた翼により風車を回すというものを秋田の会社が作ってるんよ。回転が遅くて、騒音も少なく、鳥がぶつかる(バードストライク)ことが起こりにくく、風速50mまで耐えられるんやて。

もう何年も前にドイツの風力発電の特集が新聞にあって、地元の風力発電に出資したオバチャンが「風が吹くとお金が入るって思って幸せ」とかゆうてたのを笑ったんやけど、「風が吹くと放射線物質が来る」っていうのと比べたら、どんなにいいか。

米国の環境学者で有名な人が「日本はエネルギー大国だ」とゆうてるのを知って、「は?」と思うたら、それは地熱のことやったんよね。地面を掘って、温泉の蒸気を集めればいいだけの話やし、アイスランドで日本製のタービンが使われているくらいやから、技術はあるんよ。っていうか、地熱発電設備で世界一のシェアを誇るのは日本の企業なんよね。温泉とバッティングするってゆう話もあるけどね。でも、地熱でかなりのエネルギーを取り出せば、その残りで温泉も沸かせるんとちがうんかな?現にアイスランドはそうしてるんやし。お湯も家庭へ配っていて、それで暖房もするとか、使い道が多いんよ。本気で地熱発電すれば、今の電力の30%はまかなえるという計算も出てるんや。

それから、有力やと思ったのは、水上発電やね。これにはいろんなタイプがあるんやけど、日本の国土の面積に対して、海域は12倍もの面積があるんよね。

 ▼ ウランは限られている
原発で作る電気は「国産」なんていう人がおるけど、今、ウランは日本にはないやん。オーストラリアやカナダや米国、ブラジル、カザフスタンとかにあるんよね。その埋蔵量もあと70年分とか言われているし、原発に使えるのは、ウラン235といって全ウランのうち、0.7%しか存在してないもの。

そやから、再処理したり、原発には使えんウラン238とプルトニウムを使って、さらにプルトニウムを増やす気でいたんやね。それも失敗しつづけた今、原発だっていつまでも使えるわけとちゃうんや。早いこと、原発依存からは抜けたほうがかしこいね。

▼ 「トイレのないマンション」

原発のもう一つの最大の欠陥は、使用済み核燃料をどこに保管しておくか?ってことやね。

とりあえず、各原発の「使用済み燃料プール」に置いていたりするけど、それも限度があるわ。今回の福島第一では、それがむきだしになったのも問題で、高温で、強い放射線を発するから、怖いねんな。なんかTVのCMでは、「地中300mくらいのところに埋めます」とか宣伝してたやん?今、現在、そんなものを引き受けてくれる自治体はないんよね。だいたい、何年経ったら、安全になるのか  もようわからん何百年とかいう単位?千年レベル?それまで放射能はきちんと閉じ込めておけるんか?地震列島で大丈夫なのか?とか疑問はつきないわ。それも未来の子どもたちに託していくわけで、超迷惑とちゃう?

すでに日本で54基もの原発が稼働していて、どんどん核のゴミを作っていると思うと、気分悪い~。「トイレなきマンション」とはよくいったもんや。で、あまりにもプルトニウムが溜まっているんで、普通の原子炉で、ウランと混ぜて使っちゃおうというのがプルサーマルっていうやつ。福島第一だと3号機がこれなんだよね。最初、そのことは全然報道されへんかった。制御棒が効かない恐れがあり、めっちゃ危険なシロモノやねん。
    
▼ 原発「安全」神話この間、原発の技術者として働いてきて、原発は危ないと気づいて仕事を辞めた人たちの意見も何人か聞いたけど、「想定外」の津波があって、という問題だけじゃないんやとわかったわ。設計図があっても、実際作るとズレやダブりがあったりして、現場でなんとかつなぎあわせたりしてきたんやて。

それと建設の問題もね。下請け、孫請け、ひ孫請け、となっていくうちに、工費が削られて、2ミリの塗装をするところを1ミリにして採算合わせたとか、結局、下請けの建設作業員さんたちは、よくわからんから、そんなに精巧にきっちり仕事しているわけじゃないとか。科学技術の結晶と思っていたけど、全然ちゃうかった。

それでちょこちょこと(新聞では小さな記事だけど)故障とかひび割れとかでてるんやね。ひどいのは「2003年2月から3月にかけて、複数(柏崎、福島、浜岡)の原発の炉心隔壁にひび割れが生じていたのに保安院が修理なしで運転再開を許可していた」とか恐ろしいのがあるんやけど、友人が福島第一、第二原発だけに限っ             2003年の朝日新聞のアーカイブを調べたら、たった1年間で80件くらいのトラブル、トラブル隠しが報道されていたんよ。

  もうそれを全部言い出すと、紙面がなくなっちゃう位。これは福島だけじゃなく、全国各地の原発で起こっていることなんよね、程度はそれぞれでも。

ひゃー。どこが安全やねん。だいたい保安院って通産省(現・経産省)の中にある組織なんよね。原発を推進している組織のなかに、原発を監督する組織があるなんて非常識。さすがに今回問題になって、「中立」な組織にするとか言い出しているけど。

でも、あまり信頼おけへん。だって、原発推進してきた自民党、通産省、電力会社、原子力プラントを作る企業、たくさんある原子力関係の組織(天下り多いんよね)、巨額の研究費をもらっている原子力推進派の研究者で作られたいわゆる「原子力ムラ」の中からしか、保安院のメンバーが選ばれそうもないやん?ムラから離れた原子力の研究者とかは少数いても冷遇されているし、テレビにもまず出されないしね。

数年前、ある民放が京大原子炉実験所で、反原発を唱えている学者さん2人(小出裕章さん、今中哲二さん)を追ったドキュメンタリーを放映した*ら、電力会社からモーレツな抗議が来て、一時期スポンサー降りたんやって…。電力会社や関連会社はTVや新聞などの大スポンサーだから、原発危険とは言えないんよね。

ここに関しては戦時下並みの報道管制。そういえば、忌野清志郎がタイマーズってバンドで反原発の歌を作ったときも、東芝が規制して、自主制作になったもんね。(*2008年MBS「なぜ警告を続けるのか~京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち~」 )

▼ 原発はクリーンでも、安くもない
「原発はコストが安い」っていうのがいわれてるけど、あれはカラクリがあるんよね。まず、原発は発電量を調整できない。いっつもフル稼働させるしかない。

それでいて、3分の2のエネルギーは使えなくて、温水にして海に捨てられる。だから「海暖め装置」と言われる。周辺の海水温より7℃も高い排水を出すんで、周辺の海の生態系への影響なんかが心配されているんよね。

北海道の泊(とまり)原発に近い岩内町ではスケソウダラが激減してしまった。温まった水を避けて、タラが水深深くに行き、漁がコストの問題で成り立たなくなってしまったって。(*「故郷の海を守りたい」斎藤武一)

それとフル稼働で発電してると、電気があまってしまうやんか。だから、原発が調整できひんかわりに、火力とか水力発電所で出力調整してんねん。

真夏のお昼とか、みんながよーけ電気使う時間に合わせて発電して、他の時間は休んだりすんねん。だから、「発電した電気に比べていくら費用がかかったか」を調べると、いっつもフル稼働の原発は結果的に安くついたように見えるんや。

火力や水力は、原発の代わりに出力下げたりする分、高くついたように見える。そもそも比べ方が不公平やねん。

まだあるで。夜とか、火力や水力休ませても電気が余ってしまうやん。それで揚水発電というしくみで電気をためておくんや。余った電気で水を高いところにもちあげておいて、電気が要るときに水を落として発電するゆうしくみなんやけどな。

これがまたロスが大きくて高くつくねん。これもセットで考えると、原子力発 電の電気はそれだけでも結構高くなる。それがなんと、今は原子力の費用に入ってないどころか、水力の費用に計上してんねんて。それで「水力より原子力のが安い」とかいいよる。水力発電、かわいそうや。(大島堅一『再生可能エネルギーの政治経済学』第2章)

▼ まだまだ出てくる原発のコスト
まだまだまだ原発の隠れたコストはいっぱいあるで。まず、廃棄物のコスト。原発で発電した後には、使用済み燃料、つまり核廃棄物ができるんやけど、もちろんそのへんに捨てたりしたら大変やから、何年もかけて冷やして、そのあとは三百年とか地下に保管するねんて。推進派の人は「それで安全になる」ってゆってるらしいんだけど、「そんなわけあるかい」って批判してる人がいっぱいいる。たとえ10%くらいまで弱くなったとしても、それでも大変な放射能やで。

仮に三百年で足りるとしてもや。こんな風に廃棄物捨てるって決めた人確実に死んでるやん。わたしらの孫の孫の孫の……どのくらいやろ、とにかく未来の子どもら、核のゴミの山見て、わたしらのことなんて思うやろか。

聞けば聞くほどデタラメやね。一応、廃棄物の処理費用ゆーのも原子力の費用に計算されてるそうなんやけど、一事が万事こんな調子やから、ものすごく楽観的に予測を立ててて、「こんな費用では絶対処理できひん」て批判されてる。

それと公的資金(開発費用、立地費用)と、事故時の被害と被害補償に要る費用は入ってないんよ。公的資金って、結局は私たちの税金ちゃう?

改めて考えてみると、やっぱり酷いなぁ。事故が起こったときの被害の大きさとか、それに対する損害賠償とか、全然計算に入ってないってなんやの?ある意味、そっちのがメインや。これから10年とか20年とかかけて、何万という人がガンで死んだりする。もう既に10万を超える人らが、原発の近くの汚染地域から避難せなならん、いつ帰れるかもわからんとかゆーてる。お金で数えられるもんじゃないけど、それでもお金にしたらいくらになるか調べた人がいてて、平均で60兆円以上、最大で280兆円にのぼる被害になるんやって。

そんだけ危険なモノやのに、電力会社は1200億円ぽっちの保険に入って、あとは全部国で責任とれっていうしくみらしい。まさかと思てたけど、ちょうど昨日、経団連の会長も「国が責任とるべき」とかゆっててゾッとしたわ。

お金払ってやりなおせる話やったらまだいいやん。命のコストは無限大。六ヶ所村には、酷い事故をして放出されたら、人類が終わるくらいの放射性物質があるらしいで。

▼ 隠されたヒバクシャ
忘れてならないんは、ウラン鉱山での採掘。ウラン残土がむき出しになって、土ぼこりになって周囲に飛び散るし、川にも流れ込むんやもんね。放射能による環境汚染が深刻になっているところが多いんだわ。ボリビアで今、採掘されようとしているウラン鉱山は南米全体の水を汚染する危険があって、問題になってるって。

それで、ウラン鉱山の採掘現場では、ウランだけじゃなく、トリウム、ラジウムなどの放射能がまき散らされ、もちろん、これを吸い込むと肺がんや骨肉腫になりやすくなる。ほんと初期の採掘現場では、まったく危険性とかも知らされず、素手で防護服もなく採掘して、そこで飲み食いもしてたんやて。外部ヒバクと内部ヒバクの両方やね。

ウランの採掘の初期の頃に鉱山で働いたアメリカ先住民・ナバホ族の400人のうち、約70人が肺がんで死亡したといわれてる。採掘でもヒバクシャを生むんよね、必ず。でも、世界全体で、今までにどれくらい、ウラン鉱山によるヒバクシャが出ているのかは、みつからんかった。

どういうわけか、ウランがあるところは、先住民族の住む場所であることが多いやろ?米国、カナダ、オーストラリア、インドなんかでもそう。有名なのは、米国のナバホ族やホピ族の居住地。環境が汚染され、健康被害(とくにガン死)が多くでて、ウラン採掘反対や補償を求めて闘っているところは多いんよね。映画の「アバター」みたいや。こういうことのどこが「クリーン」で「平和」なんかな?

もうひとつのヒバクシャは原発施設内の労働者。今もヒバク覚悟で、福島第一で頑張っている人たちには本当に頭が下がる思いやわ。なんとか、これ以上の破局が来ないよう祈るのみ…。

ただ、事故が起こらんかっても、平常の運転時でも、ヒバクするよね。放射線業務従事者のヒバク法定限度は100ミリシーベルト(5年)。その値になると、施設内での仕事はできなくなる。

そやから、熟練した技術者が育たないと、元原発技術者の人が言っているわ。元GE(ゼネラル・エレクトリック社)の技術者だった菊池洋一さんは、長年、原発で働き、原発がイヤになってやめた人なんやけど、その理由の一つにヒバク労働をあげてはるわ

(*菊池洋一さん講演「命はほんとうに輝いている」)それは正規の社員のことじゃなくて、日雇いの労働者のことなんよね。

あ、読んだことあるわ。定期点検をするときに、原子炉の中に入るようなとんでもないヒバクをする作業があって、それを日雇いの人や外国人にさせているってやつね。

そんなヒバク労働をした人の証言も読んだけど、楽な仕事があるからって声をかけられて、掃除とかすればいいって。それで、どこへ行くのかわからないまま、連れていかれたのが東海村の原発だった。防護服を着せられ、煙突みたいなのを雑巾で拭くだけ。途中で何かがガーガーなりだし、そのうち、ピーピー鳴り出したけど、休憩にいくと音は収まる。

また、雑巾がけをする。そんな繰り返しをしていたら、1週間目くらいから体がだるくてしょうがなくなり、喉も痛くて、発熱して、体に悪そうだから辞めたっていう話なんよね
                                     日給が1万5千円くらいやった、と。一緒に行った出稼ぎの友人は、自分は平気だと言って、この仕事を続けていたけど、後になって白血病で死んでしまった。二人とも放射線管理手帳は渡されず、ヒバクの証明ができへんかったって証言してはった。

使い捨てやね。でも、こんなヒバク作業をする人がいないと、原発は稼働させられないわけやろ?原発は人の命を必ず犠牲にして、成立するものなんや。たかだかお湯を沸かすだけの装置なのに、原子力を使うから、多くの犠牲を出し、不安をまきちらかす。

震災直後に原発内で亡くなった何名かの名前が公表されたとき、年齢つきできちんと漢字で氏名が公表されている人と、名前だけ、しかもカタカナのみの人が何人かいたんよ。それを見た時、「あー、下請けや孫請け、日雇いの人かな」と思ったわ。
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何度でも言いたい「米国債を売れ!」  文科系

2011年04月25日 09時42分37秒 | 国内政治・経済・社会問題
 世の中は消費税だ、震災復興税だと騒がしい。復興のための会議なんかでも「増税」が第1に話されるという始末。
 ただでさえ超格差社会で、失業者も多いのに、消費税は許せない。失業者にもかかってくる税金なのだ。自治体をも巻き込んで長年にわたって全国的・大々的に勧められた箱物建設出費など、これだけの大赤字を作った責任問題もまだ明確に解明されてはいない。「借金マルケ」という失政の責任問題も好い加減なままで、「金をくれ」とは、虫が良すぎると思う。
 また、震災というこんな大変なときこそ、人は貯金をはたくもの。日銀の外貨準備とリンクして保有してあると聞く米国債60兆円を少しずつ売っていくべきだ。結局は、国民が額に汗して貯めた貿易黒字分なのだから。今まででも円安でどんどん損をしているのだし、これからは紙切れにもなりかねないのだし。アメリカの金融会社などは、日本に対してやりたい放題でもあるのだしして。今度の震災円高でも、アメリカ金融会社などは、どれだけ儲けたことか! 
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原発井戸端 問答・・・おばちゃんの怒り      

2011年04月24日 11時10分57秒 | Weblog
★ 関電の原発を止める会(大風呂敷)有志 
  連絡先 genpatsu.tomeru@gmail.com
  ブログ http://genpatsumoumuri.seesaa.net/
 の方が役に立つ問答を送ってくれました。今回はまず第一回です。

                         ネット虫
===================================
原発井戸端 問答・・・おばちゃんの怒り 

▼ 自然の力の凄さはあ~、震災からまったく落ち着かんのよ。津波の映像を見た時には、声もなかったわ。
呆然として、後から泣いたよ。どれだけの人が犠牲になったかと思って。
いつもは自然の恵みを受け取っているけど、自然は牙をむくとホンマ恐ろしい…。
                      
自然に「想定内」はないんやなぁ。神戸の大震災やインドネシアの津波とかで分かっていたつもりやったけど、分かってへんかったわ。
被災地に行きたいけど、今、ムリやし、もどかし~。
                
 わずかな募金くらいしか、できることないねんなぁ。孫さんとちゃうし。

その上、東電の原発事故!最初はTVにかじりついててん。でも、なんや
ようわからん。どうなっているのかもわからんし、今後も予想できひんし。保安院の会見はアホらしくなって見るの止めた。
        
▼ 原発の怖さほんで、福島の原発が次々に吹っ飛んだやろ?全身鳥肌たった。とうとうこんな日がきてもうたと思ったわ。

ものすご、怖かった。もうどうなるんか、と思って。私、原発とか怖かったんよ。でも、ずっとそっちに目を向けないようにしてきたん。

私は「絶対安全」なんてことはないと思っていた。でも、何にもしてきいひんかった。たまに反対の署名するくらい。気がついたら54もの原発ができてた。福島の原発の成り行きをハラハラしながら見ていて、現場でヒバク覚悟でやっている人たちに感謝しながら、いくつもの疑いがでてきてん。それで調べてみることにしたんよ。

私もいろいろ情報あつめてん。最初、レントゲンとかと比べてた専門家いたやん?あれ、外部ヒバク、外から受けたヒバクのことやねんね。それも一瞬のことで。外部ヒバクは原発内で働く人や、原発事故のときに近くにいた人が受ける問題なんよね。

▼ 内部ヒバクが怖い
 ほんまは呼吸や食べ物、飲み物から体内に取り入れる内部ヒバクが問題なんよね。枝野氏が「ただちに健康に害はありません」とオウムのように繰り返していたけど、それは嘘ではないんよね。問題は「ただちに」じゃなくて、内部ヒバクを続けて、何年か先(5年先、10年先、それよりもっと後も)どうなるかってこと。少しずつの積み重ねでどうなっていくか、ということ。

 内部ヒバクが怖いのは、放射性物質の種類によっては特定の臓器に集まって、そこで集中的にヒバクすること。だから、少しの量でもガンにつながりやすくなるんや。甲状腺に集まるヨウ素が有名やけど、他にも肝臓に集まるやつや骨に集まるやつとかあんねん。

 そういえば、チェルノブイリ事故(86年、旧ソ連)も後になって、甲状腺ガンの子どもたちが激増したしね。でも、この事故による死者数って調査機関によって、ケタがいくつも違うくらいにバラバラなんよね。結局、ガンや白血病と事故との関係をどこまで認めるかっていう人間による判断になっちゃう。

 今回の東電原発事故もダラダラ放射線をまき散らすのがいつまでかわからんけど、大爆発を起こしたチェルノブイリに対して、「ゆっくりとしたチェルノブイリ」とも言われているよね。もうすでにチェルノブイリと同じくらいの放射性物質を自然界にまきちらしたっていう計算もでているけど。とにかく、ガンや白血病になっても、国や東電がどこまで関係を認めるか。原爆症の認定を見ていても、60年もかかっているからなぁ。20キロ圏内の人たちくらいは事故との関係を認められるかもしれんけど。

▼ どれくらいが危険なのか
 一番気にかかるのは、いったいどのくらいまでのヒバクやったら安全かってことちゃう?
                  
 米科学アカデミーはヒバク量が「これより下なら安全という値はない」と発表したわ。つまり、すごく少なくても害はある。放射線量が上がれば上がるほど、ガン発病率は上がっていくというもの。同じことを言っている日本の研究者もいるんよね。もし、これが本当だとしても、実際に使われている基準を見てみよか。

 日本の法律では、1時間に0.6マイクロシーベルト(外部被曝と内部被曝の合計)をら、そこを「管理区域」に設定して、掲示をし、一般の場所と違う取り扱いをするってことになってるね。無断立ち入り禁止区域。

 あの核マークのついたところやね。大学構内にあるのを見たな。1年やと約5ミリシーベルトや(1000マイクロシーベルト=1ミリシーベルト)。あと、日本も採用している防護基準は1年で1ミリシーベルト。ただ、これは健康な大人の基準であって、子どもたちや胎児は10倍か、それ以上の影響を受けるんよね。それに、さっきもゆうてた内部ヒバクやったら、同じ放射線の量のヒバクでも、もっと危ないらしい。

 慶応大学医学部の近藤誠(こんどう・まこと)さんによると、「死亡統計により国民死亡の30%ががんによる日本では、10ミリシーベルトを被ばくすれば、がんの死亡率は30.3%、100ミリシーベルトの被ばくでは33%」としてたよ。100ミリシーベルト以下は安全だとする説は、ここ数年でほぼ間違いだとされているって。

 0.3%って、大したことなさそうやけど、首都圏4000万人で考えると、12万人や~。これ死亡率やからね。3%となると、120万人か。
 
 人の命をどう考えるかによって、この数字の受け取り方も違ってくると思うけど、12万人も殺されたら、戦争みたいな数字とちゃう?しかも、ホンマは人それぞれの条件を持っていて、胎児・乳児・幼児などがより危ない。免疫が弱っている人も危ないんよね。

 ロシアン・ルーレットみたいやけど、特定の人たちだけ当たる確率が高いルーレットやね。そやのに、文科省は屋外での児童生徒の年間ヒバク許容量の基準を20ミリシーベルトにするとか言い始めてる。

TVで専門家という人が「低い放射線量なら健康にいい」とか言ってたけど、子どもた
に向かって言えるんか?と思った。TVに出てくる学者のほとんどは、電力会社から研究費いっぱいもらっているからねぇ。

低い放射線量というのがこれまた問題で、米国の科学者が全米の原子炉から160キロ(100マイル)圏内と圏外で、乳がんの発生率が大きく違うというのを発表したんよね。これ、事故じゃなくて通常運転の場合よ。(*ジェイ・M・グールドらによる『死にいたる虚構』(絶版))日本だと54基の原発から160キロの円を描くと、沖縄と北海道の一部しか圏外にならなくて、ほとんどすっぽり圏内に入っちゃう。 この研究結果が裁判所で採用され、広島と長崎の原爆症認定がやっと進んだ、入市ヒバクシャ(原爆投下後、被爆地に入った人)も認定されたんや。ヒバクから60年以上も経って……。

   ★原子炉から半径160Kmの範囲

そうそう、東京のスーパーで福島産の米だけが売れ残っていたって話を聞いたけど、「いつ収穫したんや!」ってツッコミたい(笑)。それ位も考えられなくなってるんやね。ただ、風評被害っていうけど、本当のところ、福島産、茨城産の野菜が一律敬遠されるのは、安全なのかわからん、やっぱ放射能は怖いって多くの人が思ってるってことやと思うわ。農家の人たちは本当に気の毒。ちゃんと補償してもらえるんかな?

 ロシアン・ルーレットと似てるのは、原発から離れたところにも高濃度汚染された場所ができることやね。ホットスポットというんやけど。
放射能を多く含んだ雲が風で流されて、あるところで大雨となって、地形とかの関係で高濃度汚染地帯が生まれるってやつやね。チェルノブイリ取材をしたジャーナリストは、オーストリアのザルツブルグ近郊で、湖畔のベンチの板から放射能線検知器で高濃度汚染を発見している。(*広河隆一『チェルノブイリ報告』(岩波新書))
チェルノブイリからオーストリア?!いったい、どんだけの距離?

地図でざっと見た感じやと、500キロ以上やね。

絶句……。今回は30キロ圏外にある福島県飯舘村とか浪江町とかがホットスポットに似た状態になってるやん。飯舘村は3月下旬に京大や広島大の研究者が土壌を数箇所で測定して、土を5センチ掘った場所でセシウム137が約219万~59万ベクレル(1平方mあたり)検出されたと新聞に出てたよ。ちなみにチェルノブイリ事故のときの「強制移住」の基準は55万5千ベクレル。また、今後の変化を試算すると「3カ月後でも毎時21~7マイクロシーベルトの放射線が土壌から大気中に出ることがわかった。

3カ月間、屋外にいたとして単純計算すると、放射線の積算量は、約95~30ミリシーベルトに上る。」んやて。1年で1ミリシーベルトの防護基準をはるかに超えてんなぁ。
飯舘村は海外から農村留学とかを受け入れてきた農業の村なのに、大事な土が汚染され、自分たちもヒバクの可能性にさらされて…。それで自発的に妊婦さんと幼児を村から避難させたんやね。

政府は原発から10キロ、20キロ、30キロとか、同心円状に○を描いて、避難や屋内退避勧告とか出したけど、それが実態とはズレてるんよ。風や雨の流れを入れないとアカンのよ。不幸中の幸いとい うか、日本は西風のことが多いから、多くの放射線は太平洋側に流れて、それでも東京の浄水場の汚染とかまでなったんよね。

そしたら、日本海に沿って、原発が立ち並ぶ福井の原発銀座(11基)&「もんじゅ」で事故が起きたら、西風に乗って、日本の内陸部に放射能がやってくるってことやね。滋賀は直撃。琵琶湖の汚染も考えられるわ。もう水が飲めなくなるかも。北西の風だと、京都、奈良、大阪、神戸にも流れてくるなぁ。京都なんて60キロくらいしか離れてないやん。(最も近い小浜原発から58キロ、敦賀原発で83キロ)
▼          
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「風力発電で原発40基分の発電可能」と環境省試算 紅林進

2011年04月24日 10時55分21秒 | Weblog
★紅林進 さんからこんなメールが届きました。

                       ネット虫
=============================
「風力発電で原発40基分の発電可能」と環境省が試算したそうです。
「風の強い東北地方では、原発3~11基分が風力でまかなえる計算」
とのこと。
「同省は震災復興にあたり、風力発電を含めた自然エネルギーの導入
を提案していく方針」とのこと。

http://www.asahi.com/eco/TKY201104210510.html


(以下、asahi.comの記事より引用) 

asahi.com 2011年4月22日5時0分


風力発電で原発40基分の発電可能 環境省試算

 環境省は21日、国内で自然エネルギーを導入した場合にどの程度の
発電量が見込めるか、試算した結果を発表した。風力発電を普及できる
余地が最も大きく、低い稼働率を考慮しても、最大で原発40基分の発電量
が見込める結果となった。風の強い東北地方では、原発3~11基分が風力
でまかなえる計算だ。
 同省は震災復興にあたり、風力発電を含めた自然エネルギーの導入を
提案していく方針だ。
 今回の試算は、理論上可能な最大導入量から、土地利用や技術上の
制約を差し引き、さらに事業として採算性を確保できることを条件に加えた。
 試算によると、固定価格買い取り制度など震災前に政府が決めていた
普及策だけでも、風力なら日本全体で約2400万~1億4千万キロワット分
を導入できる。風が吹いているときだけ発電するため、稼働率を24%と仮定。
それでも出力100万キロワットで稼働率85%と仮定した場合の原発約7~
40基分に相当する。
 ただし東北など電力需要を上回る発電量が期待できる地域がある一方で、
電力会社間の送電能力には現状では限界がある。試算どおりに導入する
のは短期的には難しいとみられている。
 家庭以外の公共施設や耕作放棄地などを利用する太陽光発電や、用水路
などを活用する小規模の水力発電についても検討したが、多くの導入量は
見込めなかった。これらを普及させるには、さらに技術開発を促すなど追加的
な政策が必要だという。


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  言論統制!     只今

2011年04月24日 09時45分50秒 | Weblog
 東電とか保安院が発する情報について、新聞・テレビが報じることができるのは、当然にその一片でしかありません。それを補う情報として、
これまでは「岩上安身のIWJのUStream」で得てきました。

 しかしこれからの会見は、統合本部の会見に一本化するということになったようです。
 そしてそれに伴い、メディアの選別が行なわれることになり、岩上安身は排除される状況にあるとのことです。
 もちろん、何ら発信するツールを持たない人物を除くことは当然です。
 しかし岩上は連日、動画を発信し続けていてくれる報道人です。
 除外される理由は、いわゆる「記者クラブ」に属していないということ以外に考えられません。

 「メディアと呼ぶのにふさわしい方に聞いていただきたいと思っており」「それにふさわしい人を選ぶのはやむを得ない」というのが、霞ヶ関の西山某の言。

 22日に開催された「原子力安全委員会」の動画を観てください。久木田豊・委員長代理の言動を見れば、なぜこうした暴力規制を行なうかが、判ると思います。
 

 
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 何なのでしょう、この世論調査の数字は。      只今

2011年04月23日 10時33分15秒 | Weblog
 3、11を受けて「原発は今後どうすべきか」という世論調査を、一ヶ月を経た四月、各社一斉に行なわれました。
 その結果は、ご承知のように[増設・現状維持] と [廃止・減らす]は拮抗し、中にはNHK調査のように、[増設・維持]が、[廃止]よりも5㌫も上回っている結果もみられます。
 
 このことについて、識者に聞いた報道がありました。(『中日』4月22日付)
 高村薫(作家)=福島で起きていることをまじめに真剣に受け止めるのがつらいのでは
        ないか。あえて目を閉じようとしている。
 斉藤貴雄(ジャーナリスト)= 懲りないな。安全というご用学者を額面通りに受け止
        めているのではないか。
 なだいなだ(作家)=事故の重大性がよく周知されていないのではないか。
 森 達也(映画監督)=計画停電とか電力不足のプロパガンダが効を奏した結果。
  
 といった意見ですが、今ひとつ、胸に落ちません。

 社民党の福島さんは、こう自分に言い聞かせました。
 「政府(霞ヶ関)、財界、マスコミ、そして一部労働界まで巻き込んだ原子力推進の大キャンペーンがあったわけですから、先ずは五分五分まで持ってきた、と受け止めたい」。
 孫正義さんは「私が政府の一員ならば、ともかく現在稼働している旧炉は直ぐに止めます」と言って、そんなことを言って大丈夫ですか、との心配を周囲からうけるといった現状では、福島みずほさんの言は頷く面もありますが、しかし2年前の2009年に内閣調査府の次のような世論調査を前にすると、考えこまざるを得ないのです。

 『原子力発電は、地球温暖化対策によい流れをもたらすと思いますか』
           という質問に対して、 
   [よい流れとう思う=49㌫] 
   [エコならいいということにはならない=38㌫]
   [よくない=8㌫]
 とこの時点ですら、原発推進は、反対に対して2㌫の差しかなかったのです。
 
  世論調査の数字は、何を示しているのでしょう。
 
 
 
 
 
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「ペテン師会社・東電!」  文科系

2011年04月23日 10時33分15秒 | 国内政治・経済・社会問題

「嘘つき会社」と、東電をこれからみんなが日本中でそう呼べばよい。なんせ、「計器の故障(と、言い逃れ)」「資料公表の誤魔化し、サボタージュ」などなどを、どれだけやった!? 最新の誤魔化しでは、こんなこともあるようだ。今まで1日当たりの放出放射能数値。24兆ベクレルと言い続けてきたのに、100兆を超える数値になるらしい。国会の勉強会で原子力安全委員会の課長が、鳩山前首相らの面前で語ったものだ。(アシュラサイトから。フリージャーナリスト・岩上安身氏提供とあった)
 なお、この課長報告数値はこういうものであったという。
『この勉強会のあとに、小原課長が伝えた正確な数値は、ヨウ素131が一時間あたり6990億べクレル。一日あたりでは16兆7760億べクレル。セシウム137は、一時間あたり1430億べクレル。一日あたりは3兆4320億べクレル。セシウムはヨウ素に換算すると40倍なので、一日あたりは137兆2700億べクレル。合計すると、153兆7120奥べクレル。これは4月5日時点での大気中への推定放出率。』

 さて、これらの全てが自己の責任の隠蔽なのだから、まるでペテン師みたいなもんだ。炉心溶融でさえ、1ヶ月後にやっと認めるという調子だった。
 大独占企業がこんなふうであって、一体世の中はどうなるのだ! しかも、経産省はそれを助ける同伴者ときている。こうして、政府と一体となった自己責任逃れ、大犯罪逃れという、支配者の大変な横暴が演じられているということだろう。この事実が示すことは、原発避難者、主権者、庶民が全く人と思われていないということにもなるだろう。

 日本は、なんという国になってしまったのだ! 旧ソ連支配層とどこがちがう? 現日本支配層の今の所行は、多数の人々の命にも繋がることであるのだから。







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「反原発のおもしろ冊子 」是非読んで!!作って!!配って!!   ネット虫

2011年04月23日 06時47分13秒 | Weblog
京都のかねこさんからこんなおもしろい冊子の紹介がありました。「複製大歓迎!」ということです。関西弁ですが全国どこでも使えそうです。広めませんか?***以下、転送・転載大歓迎***

□原発とエネルギー問題について、10分でわかる小冊子!
 大阪おばちゃん井戸端会議風反原発冊子
 

  「関電の原発を止める会(大風呂敷)(仮)」有志が、17日、京都・鴨川三条河川敷で行われたイベント「原発もうムリ!4.17鴨川大風呂敷」のために原発について考える小冊子と大冊子を作りました。500部ほど刷ったのですが、イベントの途中で全部なくなってしまいました。小冊子「天災は止められへん。けど、原発は止められる」はネット上にPDFで公開しました。ぜひご覧になって、よかったら、お知り合い、友人などにプリントしてお渡しください。メール、ブログ、ツイッター、SNS等で広めてくださるのも大変ありがたいです。

この小冊子は、政府や電力会社が言わない原発全体の問題点や、代替エネルギーなどについて、簡単にまとめたもので、できるだけ読みやすいように書かれています。ネット環境にない方、働いていて子育て中で時間のない方などにぜひ読んでもらいたいと思います。

以下から読めます。また、ダウンロードできます。
http://genpatsumoumuri.seesaa.net/article/196972291.html

(オリジナルはB4二つ折り3枚、裏表12ページで作られています)


☆読んだ方からの反響の一部                  「二人のなにわのマダムが語る冊子のPDFも読ませてもらいました!当日の冊子、とてもよみたかったのでうれしいし、すごくわかりやすいねえ!気絶しそうなことがたくさんあり、気がくらくらするけどわくわくすることだってあるね。」

「「大風呂敷」の冊子、ええですね。こういうのがほしかった、と思う人はたくさんいるはず。宣伝しました。10分後に早速、反応が。「コレいいですね、広めさせてもらいます。」「「わかりやすい会話形式ですね。ありがとうございます。早速、日記にリンクさせていただきますm(__)m」」

「話の展開が絶妙で、小難しいことは言っていないのに情報満載で説得力がある!イラストもかわいらしくて、多くの人に関心を持ってもらうためにはまさに最適の冊子と思います。個人的には、この冊子を増刷して(複製歓迎だそうです)、知人に一人一人手渡していくことから始めようかと思っています。」

「さっそく つぶやきに載せさせていただきました。ありがとう~ 面白い~~ ごめん」

「会話方式で、とても読みやすかったです!周りにも広めたいと思います☆」

「とても楽しく読ませていただきました。この井戸端会議に参加したくなる人、増えること間違いなしです。」

***ここまで***

------------------------------------
パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭
〒004-0841 札幌市清田区清田1-3-3-19
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孫正義氏の決意      只今

2011年04月22日 21時55分40秒 | Weblog
 22日(金)の夜、自由報道協会主催の記者会見に臨んだ孫正義さんに、年甲斐もなく目頭をあつくしてしまいました。
 テーマはエネルギー政策の転換ですが、うるるんとなったのは講演後の質疑応答。このこと報じる明日の新聞果たしてあるだろうか、との思いにかられ、瑣事風な紹介をさせてください。
  
【質問・女性】311以降、原発問題に関心をもち、それとないいやがらせを私ごとき者まで受けています。ましてや孫さん、前の福島県知事(※)のようなこともありますから、お気おつになってください。
 そこで質問ですが、私たちは今、特定の電力会社以外から電気を買うことはできません。なんとかならないでしょうか。

(※)プルサーマルに反対した佐藤栄佐久前福島県知事は、弟の汚職事件を追及され辞
  職。後に逮捕され係争中。
  福島原発について隠された部分を知っていると思われる佐藤前知事に、日本のメディアは近づくことをしないが、先日、外国特派員協会に招かれた佐藤氏は「原発に関する政府の情報隠しは旧ソ連と同じ」と言明。

【答え・孫】私も狙われるかもしれませんが、しかし時には、セイギを通さなくてはならないときもあります。自信はありませんが、やる覚悟はあります。
 電気については先ほどもお話した通り、発電と送電の分離が必要であります。
 
【質問・男】今の与党に足らないものは何だと思われますか。

【答え、孫】私もドンキーホーテとか言われたり、また一応、会社の経営者ですから、心定まらないこと、悩むこと多く、自分の非力さにうつむくこともありますが、しかし、やらなきゃいかんということもあるわけでして、それが今ということで…。
  ですから、与党に足りないもの、それは「覚悟」ではないか、と。
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昭和区平和美術展をご覧ください!!!!       昭和区九条の会

2011年04月22日 20時56分16秒 | Weblog
第5回 昭和区平和美術展を開催しています。期間は19日から24日までです。
会場は例年通り、名古屋市博物館で行っています。


 開館時間は9時30分~17時までです(最終日は15時になります)。
 入場は、無料です。


 今回は、東日本大震災や原発事故(いまなお、収束の目処が立っていない)
もあり、開催を中止するか、という声もありましたが、長期化する復興を支援
するためにも、自粛はやめ、義援募金を行い、被災地に届けることを条件に
開催する事にしました。

 本日の中日新聞「名古屋市内版」(21面)にカラー写真付きで紹介されました
のでご覧の方もおられると思いますが、≪平和であるこそ、芸術を楽しめる≫を
コンセプトにして5年間開催してまいりました


 今年は「愛知の戦跡から学ぶ」としました。戦争体験者の絵やコメント、「ピース
あいち」をはじめ県下の団体、個人のみなさんのご協力で戦争を二度としてはな
らないことを学んで頂ければ・・・・と思っています。

 また、絵画、写真、工芸、書の部門も、自信作や思いの籠った作品が出展され
ました。年齢も97歳の書、94歳の絵画など90代の方が5名も出展され、小学生の
書なども会場を飾っています。

 恒例の障害施設入所者の作品(約40点)、ディサービスからの作品などもあり、
それぞれの≪生きがい≫になっているそうです。
 

 お忙しいとは存じますが、春の一日を芸術に親しんでいただければ幸いでござ
います。
 お越しいただくことを願い、ご案内申し上げます。
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湖西市・三上市長の意見は、ずばり見事!    ネットサーファー

2011年04月22日 20時50分04秒 | Weblog
■浜岡原発の即時停止を要請 中部電に静岡・湖西市長

21日・東京新聞の記事を目にしました。

湖西市・三上市長の意見は、ずばり見事!

このように地域の市町村長の要請が早くどんどん広がることを願います。

また、各自治体の議会で、早急に議案を討議・議決して、

電力会社・経済産業省に、即時停止を求める要請を、

提出する動きを早急におこしてほしいと思います。


私たち市民は、今、市長・議会にそれぞれ直接行動を起こさなければいけないと思います。

(すでに行動をされているグループもあります。
取り急ぎの文なので、足りないところはお許しください)



***********************************************

【東京新聞】

2011年4月21日 18時57分

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011042101000998.html

■浜岡原発の即時停止を要請 中部電に静岡・湖西市長

 静岡県湖西市の三上元市長は21日、静岡市で開かれた県内23市長による「静岡県市長会」の席上、中部電力に対し浜岡原発(同県御前崎市)の即時停止を求めた。

 中部電は福島第1原発事故を受け、浜岡原発の災害対策について説明するため、静岡支店幹部らが市長会を訪問。「既に津波による電源喪失を防ぐ対策はあるが、今後さらに念を入れて防波壁などを設置する」と理解を求めた。

● これに対し、三上市長は「対策を強化するのは現状の安全策が不十分だからではないか。まず原子炉を停止してから対策をすべきだ」と訴えた。

 湖西市は浜岡原発から50キロ以上離れているが、三上市長は「福島の現状を見れば、50キロでも安心できない」として脱原発を主張。会合の後、報道陣に「今日の説明では納得できない。(同じ意見の)三重県伊勢市の鈴木健一市長など各地の首長と連携し、浜岡原発の即時停止を求めていきたい」と述べた。

(共同)


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「生命の尊厳、人間の安全保障をめぐって憲法を活かせ-施行64周年憲法記念に向けて  (平和フォーラム)  

2011年04月22日 20時43分46秒 | Weblog
 5月3日で憲法は施行64年を迎えます。歴史的にも意義があり、世界各地で戦
争が絶えない今日、日本の憲法を高く評価する声は世界に広がっています。今
回の未曾有の事態に対しても生命の大事さが、被災者をはじめ多くの住民の基
本におかれていることも、憲法理念が定着していることのあらわれともいえま
す。他方で、「想定外」とされる事態がつづくなか、「非常事態」「危機管理」
「超法規」などの名目で憲法理念を逸脱あるいは変更する動きが強まることに
も注意しなければなりません。                          また、福島原発をめぐっては先の見通しが立っ
ておらず、当面かつ長期の課題として私たちの生命に関わる問題になろうとし
ています。大震災という事態を踏まえて、「生命の尊厳」に関わる「生存権」
や「人間の安全保障」、「国際社会との協力関係のあり方」や「平和基本法」
の重要性などについてともに考え、憲法を具体的に生かす活動の糧にしません
か。
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