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【原発行政 電力との癒着を断て】東京新聞2011/4/19/社説 ネット虫

2011年04月22日 20時35分32秒 | Weblog
ネット仲間の中田妙佳 さんが次のような指摘をしてくれました。  


■東京新聞2011/4/19/社説にマスメデイアとして
 ★【原発行政 電力との癒着を断て】の文章に、やっと取り上げられました。

この日本の政治の腐敗問題を、今までマスメディアは決して書こうとしませんでした。

<東京新聞>
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2011041902000056.html

【社説】


■原発行政 電力との癒着を断て

2011年4月19日

 菅直人首相が国会で原子力行政を根本的に見直す考えを表明した。官僚天下りをはじめ国の規制監督に致命的な問題点があるのは明白だ。事故の収束を待たず、早急に見直し作業を始めるべきだ。

 いまさらながらの感もするが、菅首相は参院予算委員会で決意を語った。「従来の先入観を一度すべて白紙に戻し、なぜこういう事故が起きたのか、徹底的に根本から検証する必要がある」

 これは当然だ。

 原子力行政をとりまく課題は根が深い。現状はどうかといえば、原子力安全・保安院と原子力安全委員会の二本立てになっている。前者は経済産業省の外局として後者は内閣府の審議会という扱いである。

 経産省は外局に資源エネルギー庁も抱え、原発推進の旗振り役になっている。いわば右手で原発を応援しながら、左手で規制監督していた格好だ。しかも、官僚OBの天下りを何人も電力業界に送り込んできた。

 ことし一月にも前資源エネルギー庁長官が退官後四カ月で東電顧問に就任している。組織として電力会社に退官後の世話になりながら、真に国民の側に立って安全性をチェックできるはずがない。

 この問題は国会でも追及されたが、枝野幸男官房長官は「国家公務員の退職管理基本方針に沿っている」と述べ、天下りではないという考えを示していた。政府側にも甘い認識があったのだ。

 学識経験者たちで構成する原子力安全委員会は、専門的・中立的立場から保安院を監督する二重チェック体制という建前になっている。だが、今回の事故で役割を果たしたとは到底言えない。

 事故発生から一カ月以上も委員が現地入りせず、その事実が報じられてから現地に駆けつけた。委員たちは年間一千万円以上の報酬を受けながら、当事者意識の欠如どころか怠慢ではないか。

 元委員長の一人は東電の安全確保が十分でなかった背景について「費用がかかる」と発言している。規制される側の経営事情に配慮していたのは疑いなく、本来の役割を忘れていた。

 まず政府と学識経験者、電力会社の癒着を完全に断ち切る。地域独占で「絶対につぶせない」という事情が癒着の背景にあったことを考えれば、発電と送電の分離、地域独占といった電力事業のあり方にも切り込む必要がある。

 「これは人災だ」という批判もある。政府の責任を明確にしてゼロから立て直さねばならない。


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記者の目:「原子力ムラ」の閉鎖的体質=日野行介

2011年04月22日 20時14分20秒 | Weblog
★毎日の21日の記者の目になるほどと思わせる記事が書かれていた。紹介したい。

                               ネット虫
===================================

記者の目:「原子力ムラ」の閉鎖的体質=日野行介  

                                        東京電力福島第1原発の事故の取材応援で、東電や経済産業省原子力安全・保安院、
内閣府原子力安全委員会の記者会見に何度も出席した。そこで強く疑問に感じたのは、
「想定外の事態」や「未曽有の天災」という決まり文句を盾に、決して非を認めようと
しない専門家たちの無反省ぶりだ。これまで不都合な警告や批判を封じ込め、「安全」
を自明のものとして押し付けてきた業界の独善的体質が今回の事故の背景にあると思え
る。

 ◇言葉は丁寧だが決して非認めず
 「大変なご心配をおかけして申し訳ありません」。東電の記者会見は必ずと言ってい
いほど謝罪の言葉が出る。だが、「多重防護」を誇ってきたはずの原発の安全性自体に
疑問が及ぶと、会見する幹部の態度は途端に硬くなる。言葉は丁寧だが、非は決して認
めず、自分たちの言い分だけを強調する。都合の悪い質問には、記者をにらみつけなが
ら木で鼻をくくったような対応をする幹部もいる。

 こうした会見の模様はテレビやインターネット動画でそのまま報道され、政府の対応
への不信とも相まって、国民は「本当に大丈夫なのか」「うそをついているのではない
か」と疑念を募らせている。

 私は02年から3年間、若狭湾に原発15基が林立する福井県敦賀市に勤務した。「
原発銀座」と称される地域で、取材の最重要テーマが原発だった。

 取材で接した原子力の技術者・研究者たちの印象は決して芳しいものではない。都合
の悪い問いにまともに答えず、批判的な意見に耳を貸さない尊大ぶりが印象に残った。

 高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)の設置許可を無効とした名古屋高裁金沢支部
判決(03年1月)の際には、電力会社や研究者が業界を挙げて判決を攻撃した。判決
に関する討論会で、推進派の大学教授が専門用語を駆使して野党の国会議員をやり込め
た後、会場の片隅で「素人のくせに」と仲間内で笑い合っているのを見た。

 ある地方テレビ局が数年前、原子力に批判的な研究者をドキュメンタリー番組で取り
上げたところ、地元電力会社が「原子力を理解していない」と猛烈に抗議した。番組は
この電力会社を直接批判する内容ではなかったが、テレビ局は広告主の抗議を無視でき
ず、記者による定期的な原発見学を約束した。

 この件について取材した私に、電力会社の役員は「(原発が)いかに安全か理解して
いない。『反省しろ』ということだ」と言い放った。その傲慢な態度は、今回の事故を
巡る会見で見た東電幹部と重なり合う。

 ◇官民にまたがる狭い人脈社会 
 なぜ、こんな体質が醸成されるのだろうか。

 原子力の技術者だった飯田哲也・環境エネルギー政策研究所長は、業界の実態を「原
子力村(ムラ)」と名付けた。大学や大学院で原子力を学んだ学生は、電力会社やメー
カーに就職したり、国や立地自治体の技官になる。就職先は担当教官の意向で決まるこ
とが多い人脈社会で、彼らは官民に分かれても「ムラ」の一員として育っていく。

 原発関係の事故はメディアで大きく報じられる。市民団体などの批判にさらされるこ
とも多い。“被害者意識”から、彼らは批判を「素人の意見」だと一方的に決めつけ、
独善的な専門家意識を強めていくのだろう。

 原発の安全規制は、保安院と原子力安全委員会による「ダブルチェック」体制とされ
る。しかし現実には十分機能していない。チェックする方も、される方も、同じ「ムラ
」の構成員なので、業界全体の利益を守ろうという意識が働く。保安院に至っては、原
発を推進する経産省に属するという構造的問題を抱えている。

 組織の名称にしても、米国は「原子力規制委員会(NRC)」なのに、日本の機関に
は「規制」ではなく「安全」が使われている。「原子力は安全」という宣伝を優先する
あまり、規制や監視という視点が欠落していたとしか思えない。

 今回の事故を受け、保安院を経産省から分離する組織改革がようやく検討される見通
しとなった。必要なことだとは思うが、組織いじりだけでは専門家たちの体質を変えて
いくことはできない。

 これまで私たちは原子力の問題を「専門家の世界だから」と、直視することを避け、
「ムラ」に委ねすぎてきた。だが今回の事故で、放射能への不安から電力不足問題に至
るまで、原子力が一人一人の生活に密接にかかわることが明白になった。もう無関心は
許されない。(大阪社会部)

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再臨界の証拠資料を『東電が、誤りだったから訂正?』小出裕章氏  文科系

2011年04月22日 15時21分27秒 | 国内政治・経済・社会問題

 20日に各新聞社がおかしなニュースを流しました。再臨界の証拠となるクロル38検出は誤りだったから訂正しますと東電が発表したというのです。アシュラサイトのgataro さんの記事を部分的に再編成して転載いたします。まず、読売で言えば、こんなニュースを流したとのこと。

【 東京電力は20日、先月25日に福島第一原子力発電所の1号機タービン建屋地下の汚染水から見つかったとした放射性塩素38について、再分析したところ検出できなかったと当初の発表を訂正した。
 塩素38については、燃料の再臨界が起こった根拠と指摘する専門家もいたが、再臨界を示す他の放射性物質は見つかっていなかった。東電は、分析のプログラムミスが判明し、再評価を進めていた。
(2011年4月20日21時46分 読売新聞) 】

 これについて、ずっとこのクロル38を問題にしてきた小出氏が、21日の大阪毎日ラジオで、概要こんな話をしたそうです。

【  そして、小出先生のお話、1号機の再臨界のこと、クロル38を根拠にしていたのですが、毎日新聞に、東電はクロル38の検出を間違いと発表し、再臨界の可能性が低くなったということです。ちょっと、ほっしたということです。放射性物質の放出は、しかし、これで少なくなるのではない、今までと同じで、事態は好転していない、困難山積みなのです。手詰まりで、原子炉を冷やすのに水を入れる、入れたら溢れて汚染水がたまり、水を漏らすトレンチに入り海に漏れる、タンクに移すのに20何日もかかり、大変な作業が待っているのです。再臨界なしでも、安心できないのです。

 クロル38のこと、半減期の短い物質の過大評価と東電は言っていますが、ばかげた説明である、ゲルマニウム半導体でガンマー線を計っている、どの核種がどれだけあるか分かり、クロル38のことは分かるのに、生のデータを見たらすぐ分かるのに、今間違いというのか不思議と言うことなのです。専門家には簡単なことなのです。スペクトルを見せてもらったらすぐに分かるのに、20日以上スペクトルを出してない、本当かうそが分からないのです。
 分析・再評価は本当のデータを専門家が検討しないと、本当かどうかは分からない、東電が勝手に解釈して間違いを発表するのを止めて欲しいのです。みんなにデータ開示をして、再臨界で世界中が驚いたのです。東電は正確なデータを出して欲しいのです 】

 これはどう見ても東電の証拠隠蔽だと僕は思えるのですが、みなさんどうでしょうか?生の資料を出さず、今までも「誤り、訂正」「『計器の故障』と逃げること」「資料隠し、遅出し」を一杯やってきた東電ですから、全く信用できません。こういう不明瞭なことについて、政府は何も指導しないかのごとくです。共犯関係にあるということじゃないでしょうか。
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「再臨界は起こっている」と、小出氏   文科系

2011年04月22日 00時28分00秒 | 国内政治・経済・社会問題
 これも、アシュラサイトの記事です。小出氏は今なお、標記のことを言い続けています。流出物質から推理し続けてきたこの論理は、誰も否定できないものなのでしょう。合理的に否定する人が出たなら、言い続けることはないはずです。水素爆発ならぬ、それよりはるかに凶暴な水蒸気爆発が起こって、放射性物質が福島県外へと広範囲にまき散らされる可能性が去っていないということです。天に祈りたい気持ちです。

【 福島第一原発の水蒸気爆発を回避できるかは半年が勝負 京都大学原子炉実験所助教・小出裕章さんインタビュー(Actio)
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/671.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 4 月 21 日 20:18:53: KbIx4LOvH6Ccw
http://actio.gr.jp/2011/04/21155652.html
福島第一原発の水蒸気爆発を回避できるかは半年が勝負 京都大学原子炉実験所助教・小出裕章さんインタビュー
4月 21st, 2011 by taketake in インタビュー一覧, インフォメーション

今は子どもを守って大人は被曝を我慢するしかない

3月11日、巨大地震と津波が東京電力福島第一原発を襲った。1~3号機では非常用ディーゼル発電機がすべてダウン。冷却機能を失った原子炉と使用済燃料の温度は急上昇し、水素爆発により建屋上部が破壊され、大気や海に大量の放射性物質が漏れ続けている。深刻な状況は打開できるのか、京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんに聞いた。
   (聞き手=渡瀬義孝) (インタビューは4月5日)

プロフィール▽こいで・ひろあき
1949年生まれ。京都大学原子炉実験所。被曝や放射能汚染の実証データをもとに日本の原子力行政を鋭く批判。著書に『放射能汚染の現実を超えて』(北斗出版)、『隠される原子力・核の真実』(創史社)、共著に『人形峠ウラン鉱害裁判』(批評社)、『原子力と共存できるか』(かもがわ出版)、『浜岡原発の危険 住民の訴え』(実践社)など。

<原子炉圧力容器に穴が開いている>

◆大量の放水によって小康状態のようですが

 問題なのは原子炉圧力容器内の水位です。東京電力はこのデータを公表していますが、大量の放水が行われているにも関わらず水位はまったく回復しません。燃料棒の上部が露出する状態がずっと続いているのです。つまり圧力容器の底に穴が開いていると言わざるを得ません。東京電力は「下のほうに穴が開いているイメージ」と表現していますが、確実だと思います。

 圧力容器に穴が開き冷却機能が確保できないことで、核燃料を正常に冷やせない状態が続いています。すでに燃料棒の被覆管であるジルコニウム金属が水と反応して大量の水素を発生させました。被覆管はウラン燃料ペレットの形を維持しているわけですから、これが損傷してしまえばウラン燃料は崩れ落ち、さらに冷却しにくくなります。

 燃料ペレットは2800℃にならないと熔けないのですが、既に周辺環境でプルトニウムが検出されたことから一部は熔け出しているでしょう。まだ一部だけに留まっていると思いますが、もし全体が溶け出すようなことになると下に落ちる=メルトダウンです。その時、原子炉圧力容器下部に少しでも水が溜まっていれば、水蒸気爆発が起きます。

 その水蒸気爆発はかなりの規模になると思いますので、鋼鉄製の圧力容器を破壊するでしょう。さらに外側にある原子炉格納容器、これは放射能を閉じ込める最後の防壁ですが比較的ペラペラの建物ですので、これも壊れると思います。こうなれば、大量の放射能が何の制御もできないまま環境中に出てきます。これを私は最も恐れています。

<再臨界の可能性も否定できない>

◆放射性物質も依然として漏れ続けています

 当初私は原子炉は停止している、つまり臨界は止まったと考えていましたが、どうもその見方は甘かったのではないかと考えています。

 その理由の一つは、半減期8日の放射性ヨウ素の濃度が減るどころか増えていることです。3月11日に原子炉がきちんと停止して以降臨界が起きていないなら、1ヶ月近く経過すればヨウ素の濃度は10分の1以下に減っていいはずですが、逆に増加しています。

 もう一つは、タービン建屋の地下水に含まれる放射性核種の分析をしたところ、クロル38、つまり放射性塩素が検出されました。これは再臨界が起きている以外考えられない核種です。ただ、東京電力は頻繁に測定ミスをしていますので、このクロルについても測定ミスの可能性は否定できません。しかしこの核種はγ線を出すので、間違えて計測することはまずあり得ません。

 再臨界が起きるとウランの核分裂反応が始まり熱が出ますが、それが即爆発につながるわけではありません。再臨界を起こすとウラン燃料の形状が熱で変化し、臨界は一端収束します。しかし冷えるとまた形状が変化して再臨界する。ブスブスと臨界を繰り返している可能性が強いと私は思います。

 つまり小さな原子炉が動いていて、放射性物質が生み出され、それが環境中に漏れ出ている。しかも炉心のウラン燃料は、崩壊熱プラス再臨界の熱でさらに熔け続けている。もしその塊が炉心から圧力容器の底に落下したら、先ほど指摘した水蒸気爆発になり最悪の事態となります。

(続きは本誌1314号でご覧ください)】

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紹介文章「増税でなく、米国債60兆円を売れ!」   文科系

2011年04月21日 14時13分16秒 | 国内政治・経済・社会問題
 アシュラサイトに興味深い記事が載りました。普通なら当然のことですよね。国民が貯めた金を、本当に困った国民がでたときに使う。説得力があります。対米貿易に頼っている業界が大反対するから難しいのでしょうが、この問題で統一戦線を呼びかけることにも、説得力があります。消費税とか震災被害復興税とかが問題になるたびに話題に出来ることですし。つまり、これを大声で訴えれば、なかなか実現が難しいとしても、それだけ増税がしにくくなる。また、アメリカが日本に対して大人しくなり、「友好的」にもなること請け合いだし。


【 増税の前に、なぜ米国債60兆円は売却されないのか (ひょう吉の疑問)
http://www.asyura2.com/11/senkyo111/msg/876.html
投稿者 七転八起 日時 2011 年 4 月 20 日 13:34:03: FjY83HydhgNT2

(前略)読売新聞 より
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110419-OYT1T01021.htm
政府の消費税引き上げ案、与野党から異論相次ぐ。
政府が東日本大震災の復興財源確保のため、消費税率引き上げの検討に入ったことに対し、自民党は慎重な姿勢を示している。
自民党の石原幹事長は19日、国会内で民主党の岡田幹事長と会談し、消費税率の3%引き上げ案に反対する意向を伝えた。
政府は被災地住民には増税分を還付する案を検討しているが、石原氏は「還付の手法がわかりにくい」とし、
「社会保障目的税でないと(税率引き上げに)国民の理解は得られない」
と語った。
岡田氏は「(3%引き上げは)まだ決まったわけではなく、白紙から検討する」と答えたという。

 自民党は復興財源のための増税自体には反対していない。
消費税率引き上げに理解を示す声の一方、消費税ではなく、所得税や法人税の税率の引き上げの検討を求める意見も強い。
公明党も、自民党と足並みをそろえている。
山口代表は19日の記者会見で、
「消費税は(低所得者ほど負担感が増す)逆進性が免れない。法人税や所得税を使う考え方もある」
と語った。
 野党側には、菅政権への不信感が根強い。
菅首相がもともと消費税率引き上げによる財政再建を重視していたこともあり、「首相の構想にうかうかと乗れない」という側面も大きい。
 民主党でも反発が出ている。
同党が19日に開いた党税制改正プロジェクトチーム(PT)・財務金融・総務部門合同会議では、
「上層部で消費税率引き上げを決めても、国会で堂々と反対する」
「今消費税増税の話をするなんて被災地の住民の気持ちをわかっていない」
などの声が相次いだ。
(2011年4月19日22時05分 読売新聞)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【私のコメント】

これほど財源に困っている中で、なぜ米国債売却の話が出てこないのだろう。
日本の保有する米国債は約60兆円。
日本は中国に次ぐ米国債の保有国である。
それを売却すれば、増税しなくても十分復興費用に充てられる。
それをなぜ売却しないのか。

先日ヒラリーが来日して菅直人と会ったときも、
米国債は売らないようにと念を押したのだろうか。
この未曾有の国難に対して、自国の債券を売却せずして一体いつ売却するのだろうか。
何か根本的なところがおかしいように思う。
国民の血税で購入した米国債を、こういうときこそ売却して国民に返すことは、理の当然のことだ。
それがなぜできないのか。

日本が財政難に陥っているのは、日本のカネがアメリカに流れたからだ。
それを返せといえないのなら、国民にさらなる負担(増税)を強いるのではなく、
政府の責任で日銀に日本銀行券を発行してもらい、それを財源にして復興資金に充てるしかない。
つまり復興国債の日銀直受けをやるしかないのだ。
米国債の信用は低下している。
アメリカの財政状況から見ても、今後ますます信用が低下するだろう。
紙切れ同然になる前に、政府の保有する米国債を売却するべきだ。
今を逃してその時期はない。
そういう国家としての毅然とした態度を取れずして、国民にばかり負担をしいて増税すれば、国内消費は落ち込みむばかりで、景気回復どころか、いっそうのデフレ状態が続くだろう。

雇用は伸びず、失業率は増大する。
『1に雇用、2に雇用、3に雇用』
そんなことを言っていたのはどこの誰だったか。 】 

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年寄りの出番か?    らくせき

2011年04月20日 19時30分21秒 | Weblog
原発の事故で分かってきたことの一つに、
専門家が集まって自由に解決策を話し合う場が
なかなか出来ないということがあるようです、

競争や利益が関われば、当然、自由な議論を
展開することは難しいでしょう。

そこで一線を引退した専門家が集まって
チエを出し合う場が出来たら、少しは役に立つことが
出来るかも・・・

会社人間から脱出できれば、年寄りも
世の中のためになるかも・・・



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ヒロシマからフクシマへ。     らくせき

2011年04月20日 09時46分38秒 | Weblog
福島原発の事故はレベル7。
事態は、小康状態ですが、深刻さは変わっていません。

ロシアの原子力担当者は、最初に大きな判断ミスがあったと。
「地震直後に、原子炉が、水が欲しい、水が欲しい、と言っていた
最初の2日間。ここで水を与えなかったことが、その後の水素爆発へ
繋がった。」と。

これは東電の判断ミスというよりも保安院など、政府機関のミスでしょうね。
東電は、資産を守ろうとするのは当然。
外から判断する保安院などは、判断能力を持っていなかった、
というのが実情ではないでしょうか?

遠い昔に「学問の自由」が叫ばれた頃がありました。
産業や政治から独立した学者たちの力が、まだ一定の影響力を持った時代。
それが産学政が一体化してしまっては・・・
独立した判断能力を持った人が保安院にいるはずがありませんね。

ヨーロッパのマスコミは「日本の専門家は役に立たなかった」と。

フクシマは、世界に大きな影響を与えていますが、
東アジアへの現状は、日本にも直接、関わる、
大きな問題の存在を明らかにしてしまいました。

中国は原子力発電に積極的。
今回の事故で、ちょっと停滞しても、その勢いは止まらないでしょう。
三門原発は、第3世代の原発で、
初期に、すぐ水を飲ませるように設計されたものだそうです。

しかし古いのも一杯あります・・・
中国や韓国の原発事故は、直ちに日本に大きな影響が出ます。
日本の場合は幸か不幸か極東という地にあるため、
汚染物質の大半は太平洋に・・・
偏西風のおかげで中国や韓国・北朝鮮・ロシアは比較的安心できます。

黄砂などの影響をまともに受ける日本列島・朝鮮半島は、
中国の原発に注意する必要があります。

いずれにせよ、今回の原発事故は、核汚染にたいする対策を
充実させることが大切だという教えてくれているようです。

ヒロシマの経験から核アレルギー(?)が国民の間に強く、
電力会社や国は、絶対安全神話を説き続けてきました。
その一方で、いざという時の対策には、あまり熱心ではなかったようです。
東電も国も、核汚染に対する対応に抜かりがあったと言わざるを得ない状態です。

フクシマは、事故からの復興とともに、新しい核汚染に対する対策を、
隣国と連携して立てていくことが必要だと教えています。

ある程度、利害を抜きして協力していく世界的な組織を
国連のなかにつくる必要がありでしょうし、
日本はその先頭に立つ必要があるのでは?

なお、名古屋などは、冬に、福井原発で事故があったら
もろに放射能に汚染されます。
福井県は一番、原発の多い県。
隣接する京都では、事故の影響の見直しが始まっていますが、
名古屋や岐阜県も見直しが必要でしょう。

これは緊急に必要です。




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FCソウル・グランパス戦評   文科系

2011年04月20日 00時20分12秒 | スポーツ

 19日20時から、アジア・クラブ・チャンピオン杯争奪戦、標記のゲームを観た。例によって、気付いたことでメモを作りつつ。
 日韓両国の昨年度チャンピオン同士のこの対決は2対〇とグラの快勝なのだが、それ以上にゲーム内容が予想外の素晴らしさだった。僕はこんなゲームを全く想像していなかったのである。
「技術は日本が上に違いないが、例によって当たり負けるのだろう。グラは日本チームにも当たり負けることがよくあるし。それで技術が半分も出せないで、もちゃもちゃしているうちに負けか、引き分け」

 ところがどうだ。出だしからして全く予想外の展開だ。敵ホームグランドの勢いでソウルが攻め込むのだが、グラの誰もが一歩も引かない。ゴール前はもちろん、ゴール正面遠目のバイタルエリアもきっちり埋めていて、敵ボールには必ず誰かがプレスに行く。ソウルはなかなかゴール前に行けず、たまに遠目から打つのがやっと。敵がちょっとぼさっとしていると、前線から戻った誰かがボールをかっさらう。まるで南ア大会の代表のような、ガッチリとして、力強く、執念を感じるゴール前ブロックなのである。それでもソウルは攻めに攻めて、前半のシュート数がソウル10本対グラ3本。が、ソウルはシュートの形が悪く、際どいのはグラの方だ。そして27分、右サイドに持ち込んだ18歳の吉田がニアにショートパスを出すと、小川のシュート、キーパーの弾き、金崎の飛び込みボレーで、グラ得点!
 ここまでのメモを見てみると、こんな表現が出てくる。
「3分、グラはアグレッシブに守っている」
「かっさらったボールは、グラの方が上手くつなぐ」(サイドチェンジも前半で4回ほど)
「いつもは日本ばかり倒れるが、今日は韓国も倒れている。15分に敵1人故障交代」
「18分、これは手に汗握る好ゲームだ」
「20分、グラに良い形が3度ほど出来たな。よく走っているが、最後まで持つのかな」
得点以降の前半では、
「グラの戻り、守りが速いし、最後は身体を張って守り勝っている」
「このゲームの帰趨はもう、グラが走り通せるかだけだ」

 そして後半
「7分、技術はやはり日本が上だ。敵ボール・カットが多いし。グラのDFって、こんなにゴール前で根性あったか!」
「15分まで。アレアレ早くも敵は縦長陣形になってきた。スペースだらけ! 疲れてきたのかな。それにいらだっているようだ。イエローも多いし、ひょっとして退場が出るんじゃないか?」
 そして36分、永井の得点。敵ゴール向かって左の最後尾DFへの高めのボールを永井がかっさらい、出てきた敵キーパーも交わして、左の角度がないところへ持ち込み、流し込み得点!
 「永井はずっと走り回って、これを狙い続けてきたからなー!」
 そして、あとはもう、敵にほとんど何もさせなかったと言って良い。結局走りきってしまった。

 僕は正直に言って、攻防ともにこれほどアグレッシブなグラのゲームは、ほとんど記憶にない。ゲーム後のピクシーの講評で「ファイティング スピリット」なる単語が連発されていたが、まさにその点において格段の進歩を感じた。オフに余程鍛えたのか。玉田も中村もケネディも故障欠場でこんなゲームが出来ていくとしたら、グラの連覇は固いとしか、思えん。
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昭和区平和美術展を開催しています。是非おいでください。

2011年04月19日 20時24分40秒 | Weblog
  私も参加し、五回目を迎えた昭和区平和美術展が開催されています。
 平和と文化を愛する市民のどなたでも出展したい美術工芸作品を出展いただく美術展 です。
 今年は五周年記念展で230点を超える作品が展示されています。

 工芸・絵画・書・写真など広いジャンルの展覧会です。
 年齢も三歳から九十八歳むまでと幅広く、障害を持った方も三グループ五十人
 の方方が参加されています。

  今回はテーマ展として空襲、戦跡の写真展も開設し評判になっています。

 期日 四月十八日から二十四日まで

 場所 名古屋市博物館 三階ギャラリー

    入場無料

 是非ご来場され感想などお聞かせください。

                まもる
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 フィンランドの地下要塞と日本の五ヶ所村       只今

2011年04月19日 18時01分37秒 | Weblog
 未来の地球の安全を問いかける「100、000年後の安全」というフインランドのドキュメンタリー映画が、3、11という事態を迎え、渋谷の一館で予定を早め上映したら、押すな押すな! 
 そこで急遽、上映館が拡大され、名古屋でも5月28日(土)から『シネマテーク』で緊急上映。
 
 これまで原子力廃棄物の最終処分場は世界中どこにもなく、一時的に蓄える中間貯蔵施設があるだけ。 
 このような不安定な状態を許していてはいけないと、フインランドは地下4百㍍に要塞のような永久地層処分場を建設し、そこに安全となる100000年後まで廃棄物を隔離する、その建設過程のドキュメンタリー映画。

 原発の寿命は、最初15年といわれていましたが法の規定はなし。老朽化が大問題!
 発電が終わった後は、フインランドのように直接処分するか、再処理をするか、二つの方法しかがありますが、日本だけは再処理する「核燃料サイクル」という方式をとっています。
 六ヶ所村の再処理工場は、すでに途方もない資金が投じられているにもかかわらず、いつまでも試運転状態。
 再処理して取り出した燃料を燃やす原子炉として作られた「もんじゅ」は、昨年五月、14年以上も止まっていた炉を試験的に再開したら途端に事故!=(山口幸夫「反原発から脱原発へ」参照)。

 今日(19日)の『朝日新聞』声欄に、「発電をしていなくも高速増殖原型[もんじゅ]は一日の維持費約5500万円…」との声を辰野純子さんが寄せられています。
 このように投じられ、そして現在も投じられている原発関係の費用は莫大な金額になるのではないでしょうか。
 
 
 
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随筆紹介 「見えない心」  文科系 

2011年04月19日 09時12分23秒 | 文芸作品
 また、同じ同人誌友人の作品を紹介します。3月3日にここにも載せた「出会えて良かった」、3月4日の「亡き人から」と同じ作者。今、親しい人々の死というものを振り返り、連作されているということでしょう。書き出しが、独り善がりで、強引に生きてこられたとお見受けする方を描き、その大変なすれ違い、義憤で始まっていて、その点も僕には興味深い作品でした。


【  見えない心     A・M

 年明けの間もない日、ある会の総会に出席した。この会では昨年二人が亡くなり、そのときの対応が問題にされた。
 取り上げた女性は、当然通夜と告別式の両方に参列すべきで、この会は亡き人を大切にしないと、名指しで発言。名指しされた一人は私だったが、呆れるばかりで受け流した。この問題は、各人の考えや人間関係と状況によって違い、正解などないのだろう。彼女にこの場でまともに向き合う意欲さえ失せた。
 ただこのことから、自身の最後の別れ方は家族に希望を伝えておく必要があると思い、改めて話をした。私自身は家族葬で十分で、趣味の会の人にまで知らせようとは思わない。後から通知だけ送ればよいのでは。
 文章サークルでも二人が亡くなられた。いずれもかなり経ってから家族名で訃報をいただいた。以前からの病気は承知でも、知らせで落ち込むことになる。けれど、互いに作品などを通してもその人を見知っており、残された言葉の数々がいつまでも心に強く蘇ってくる。最後のお別れの儀式こそしないが、折にふれて故人を偲ぶよすが。
 人の死は二度。身体が亡くなったとき、それと記憶から消えたときと、ある人は言う。確かに人の心は見えず、儀式に参列の形も必要かも。が、私は形よりも見えない心を大切につないでおきたいと思っている。】
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誰か教えて  文科系

2011年04月19日 06時44分28秒 | 国内政治・経済・社会問題
 今朝の中日新聞2面にさりげなく、こうあった。
「2号機の汚染水の濃度は表面線量が毎時1000ミリシーベルト超と特に高く」
 これってどういうことなのかな。「2号機に近づけば人は即死してしまう」と他の所で語られているのは、これに関連したことだと思うのだけれど。また、この状況の中で工程に沿った作業をしていくって大変なことであって、作業員の方々の運命を心配してしまう。一体何人の方で2号機の今後の作業をおこなっていくのかなどと。さらにまた、無知な僕には、本当に核分裂が止まっているのかという疑問も湧いてくる。とにかくこうして、今後への最大不安要因、工程への障壁と心配してしまうのだが。
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冷却システムの構築案が・・・    らくせき

2011年04月17日 09時47分44秒 | Weblog
原発は汚染水を使った冷却システムを構築、
さらに汚染水をきれいにするシステムをつなぐ方法。
夏までに完成させたい、というニュース。
(NHKの7時)

解説の図を見ると、冷却システムの配管が
使えるという前提があるように見えましたが・・・

これは使えない可能性のほうが高いんじゃないかな?
そうすると水棺方式かも・・・

誰にも原子炉の正確なことがわかっていないらしいから、
当面、やれることをやるしかない。

いずれにせよ時間のかかることは間違いない。

その間に余震の大きなのが襲ってこないことを
祈るしかない・・・

現場には才知のある人材があるでしょうから、
そうした人を積極的に登用する裁量が大切。

マスコミも、当面、どうしたら良いのか?
という提案できる人を探し出してほしい。


事態が小康状態と報道されて、補正予算が通ると・・・
政局が大地震かな?

                  













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さりげなく、大変な中日記事   文科系

2011年04月16日 03時54分40秒 | 国内政治・経済・社会問題
 福島原発のことが、福島辺りの方々だけではなく我が身のこととしても心配になってきた。こんなに遠くの地にいるのに。15日中日新聞1面の二つの記事を並べてみてさえ、最早予想された最悪のことが起こるのではないかと。こんな事態なのに、政府から何も詳しい説明がないのだろうか。それとも、僕が見落としている?

 一面右の最下段近くにこんな記事があった。『1~3号機燃料溶けて容器蓄積 原子力学会』。この記事の内容は、小出裕章さんが指摘してきた、メルトダウンや再臨界に現実が一歩近づいているということではないか。記事末尾にさりげなくこんな風に柔らげて書いてはあるのだが、現実にここまで来たということだ。
『溶けた燃料が圧力容器の底にたまりすぎると熱がこもり容器を損傷する恐れがあるが、底部の温度データから、現状ではそこまでたまっていないとみられる。平らな形状にたまり、核分裂連鎖反応が起こる再臨界の可能性はほぼないという』
 燃料に破損が特に多いはずの1号機のことは他とは別に詳しく書いて欲しいものだが、そういう記事でないのも不安になる。最近、この1号機の圧力容器にこんな変化があった事だけはハッキリしているのだ。3月下旬には400度を記録して冷やそうとすると圧力も高くなって容器破損の懸念が高まっていた。それが4月10日ころだったかには、こんな報道があった。『1号機容器内圧力上がらず』『東電は「格納容器は完全に密閉されていない。注入している窒素と同程度の気体が抜け出している可能性がある」と説明』。
 
 もう一つの記事はもっとはるかに大きく、これは誰でもが知っているようなことだろう。見出しは『立坑水位 再び上昇』。2号機についての記事なのだが、この意味はこういうこと以外にはないだろう。高濃度放射能汚染水が海に溢れ出てしまうほどに、炉心を必死に冷やしているのだと。
 こんなに必死に冷やしていてもなお、3号機の温度が急上昇しているという以下の文章がまた心配なことだ。
『12日の170度から14日に256度に急上昇した後、15日朝には262度に達した。(中略)経済産業省原子力安全・保安院は同日、「計器故障の疑いがある」とした。東電も14日に同様の見方を示していた』

 ちょっと前に「低濃度汚染水」を国際的に無断で海に流して世界から大顰蹙を買ったことがあったが、そんなことも思い浮かぶ。こんな現状では、もう背に腹は代えられぬと大慌て、どうしようもなかったのだろう。あちら立てればこちら立たず、二重三重の矛盾する高いハードルを全部飛び越えることが、果たして出来るのか。
 今は誰かを非難するなんてことはひとまず横に置いておいてでも、ただ何とかして欲しいと願うばかりだ。

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「事実、人が住めない」と今西哲二助教ら  文科系

2011年04月15日 18時36分08秒 | 国内政治・経済・社会問題
 アシュラサイトが、本日17時過ぎにこういうニュースを転載しました。出所は夕刊フジ。ニュースの場面は13日の国会報告会だそうです。僕にはこのニュースの信憑性を判断する力はないが、一応載せておきます。
 どういうやり方を取るにしても、いずれにしても事実は知らせねばならないと思います。国民多数の、ひょっとして今後の成り行きではもっと多くなる人々の、命に関わる問題なのだし。「知らしむべからず。よらしむべし」と持って行きたい権力者が多いはずなのだから、声を大にして言いたい。


【 飯館村の放射能レベル「人住めない」 京大が衝撃データ発表投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 4 月 15 日 17:19:03:

飯館村の放射能レベル「人住めない」 京大が衝撃データ発表
2011.04.15 :夕刊フジ

 「計画退避」に揺れる福島県飯館村に衝撃的なデータが突き付けられた。13日に開かれた国会での報告会で、京大原子炉実験所の今中哲二助教らが飯館村は、放射線被害で人が住むのに適したレベルではないなどと発表したのだ。

 今中助教によると、同村南部の曲田地区で、毎時10マイクロシーベルトを超える放射線を確認。3月15日からの積算被曝量は95ミリシーベルトに到達し、3カ月居続けた場合は100ミリシーベルトに達するという。

 原子力安全委員会の指針では、10~50ミリシーベルトで屋内退避、50ミリシーベルト以上では「コンクリート建屋の屋内退避か避難」とされているため、「人が住むのに適したレベルではない」との見解を示したようだ。

 1986年のチェルノブイリ原子力発電所の事故では、高汚染地域の住民が平均50ミリシーベルト、汚染地域の住民が同10ミリシーベルト被曝したとされており、これと比較しても「重大な汚染状況になっていることは確か」としている。

 一方、福島第1原発で作業にあたる関係者の被曝も深刻だったことが分かった。

 東電では、累積被曝量が最大の198・24ミリシーベルトに達した作業員について、ベントの担当する同社の社員であると公表。保安院や東電によると、従来の上限100ミリシーベルトを超えた作業員は13日までに28人で東電社員は25人。注水やベント、タービン建屋などの放射線量測定の従事者という。】
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