九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

当面日本の悪魔的元凶に対して  文科系

2011年05月24日 22時02分41秒 | 国内政治・経済・社会問題

  民主党支持者は勿論、自民党支持者にも、共産党支持者にも、心ある人みんなに呼びかけたい。当面日本の悪魔的最元凶・官僚、特に経産省官僚に対して、心ある人々はみなスクラムを組もうと。これに賛成する方々であれば、過去の敵味方、非難の応酬のいきさつなどは、何も問うこと不要。極論すればこうだ。このことで一致するならば、普天間への過去の態度も今は問うまい。橋本知事のような君が代、日の丸への帰一の態度でさえ、問うこと不要。天皇制熱烈支持者、自衛隊増強論者、右翼などなど、そんなことも今はどっちでも良い。とにかく、以下ができないとしたら、今挙げた問題全ての将来も含めて、日本は真っ暗闇となると叫びたい。

①福島原発事故処理のあちこちに存在する犯罪的なやり方を、必ず明らかにしなければならない。起こった事犯の隠蔽、そのために国民に転嫁することになった恐ろしい被害拡大の数々。これらに関わる責任者たちを、必ず罰しなければならない。
②福島原発事故に関与し、これを歴史的に先導してきた者たちを罰したり、その社会的信用を貶めなければならない。東電幹部、関係官僚や政治家、関係学者、関連マスコミ幹部、先導した財界人などなどに、再び、陽の目を与えてはならない。

 ①②の勢力は今後、ますますこんな言動を取るだろう。「これは天災であった」と処理しようと。しかも、事故被害の広さ、深刻さがハッキリしてくれば来るほど、天災というこの声を強める以外には、彼ら自身の取る道は存在しないのである。普通の人間であれば、自分から身を引くようなこんな局面で、なおかつ自己保身のために証拠隠滅をはたらいているような輩なのだから。このように、国民に対して開き直った人間というものは、未来永劫に渉って本当に恐ろしい存在になると思う。全てをごまかしていることをほぼ自覚している確信犯なのだから。そんな者たちが相変わらず支配者として働き続けることを放置して、明日の日本が臨めるわけがないではないか。もっとも、彼ら加害者の中でも、開き直りを止めたという意味で悔い改めたことがハッキリしている人間は別の扱いになるかも知れないが、そのことは今は置いておく。

 過去のこういうような局面でも、「日本の心ある人々」は、闘い方が実に下手だったと思う。「今はこの一点で一致して」と口では言いながら、脇では自己の信念体系に基づいて「アイツも悪い、こいつも悪い」「今の言葉(例えば、「事故加害者を罰せよ」)を語っていても、アイツの場合は本心ではない」などなどと、青年のように叫び続けてきたのではなかったか。小さな民主主義陣営がこんなことをしていたら、国民のためになる何が実現できるだろうか。そして、小さなことでも何か重要なことで実際に前進できなかったとしたら、どんな理論も信用をなくしていくはずなのである。そしてさらに、国は悪くなっていくばかり。その元凶たちは、自信を強めるばかり。そんな「現実」を前にしては、どんな「希望の理論」もさらに信用を失い、力をなくしていくはずだ。それが人間の心というものだと思う。人間とは、人々の行為的現実に身も心も左右されざるをえない存在のはずなのである。
 こういう言わば悪循環の結末が、今回の原発事故だったのだと、つくづく思うのである。

 「これだけの破局、悪魔的大犯罪を前にしたら、敵の多くも味方になるはず」
 こう信じられなければ、真面目に人間なんか、やっていられないはずだ。今の日本は、そういう事態に直面していると思う。 

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終りの見えないイタチゴッコ    らくせき

2011年05月24日 19時09分45秒 | Weblog

終りの見えないイタチゴッコ  中日新聞・4月14日の記事。

東電協力会社・作業員(60)
二重三重に着たカッパ、靴下、ゴム手袋、顔を覆うマスク。放射能防護服。
昨日は、9時間も着たまま。トイレにも行けなかった。仕事はタービン建屋に溜った汚染水を復水器に移すホースの設置作業。
現場の放射線量は徐々に下がっているが、建屋内は局所的に高い箇所も。
建屋地下に溜った汚染水にホースをつけようとしたが、放射線量が高くて
近づけなかった。ホースをロープいくくりつけて高いところから下ろした。

冷却システムの復旧の見通しが立たないために注水を並行して続けられている。
「注水した水が漏れ出て、また汚染水が増えるんじゃないか。
いたちごっこで、先が見えない」。

1ケ月まえの記事ですが、基本的には、ここから一歩も先に進んでいない。一体、なぜ?

 

 

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つまらぬ怪訝から見え始めた 嫌疑のあれこれ      只今

2011年05月23日 08時33分53秒 | Weblog

  今日(23日)の 『朝日新聞』にも載りませんでした。
 それは
『週刊現代』の広告のことです。
 一ヶ月前までは 『中日』『読売』新聞同様、
『週刊ポスト』と並んで掲載されていました。
単に広告代が折り合いつかなかったという広告部だけの問題なら幸いです、が。

 今日発売の二誌の見出し。
 『週刊現代』 = 「隠された放射能汚染を暴く」 「内部被曝すでに4766人」
 『週刊ポスト』 = 「放射能よりはるかに深刻 感染大爆発」 「冷静になろうよ 煽りメディア」

 「放射能を正しく理解するために」 と題する文科省発行バンフには、次のような一文がみられます。
 =3月17日以降、放射線物質の大量放出はありません。従ってその時に放射性物質が体に付着したとしても既に取れています。 
 口などから体内に入っていた場合でも、体外に排出されています」 
 ですから、「放射能を必要以上に心配しすぎてしまうと、かえって心身の不調を起こします

 これに呼応するものとしては、 「政府の避難指示は、住民の恐怖心を煽り、反原発運動を煽るものである」 
としてフクシマの現地に入った人たちの動きがあります。
 その人たちとは、知る人ぞ知る 西村真悟、荒木和博、田母俊男といった人たちですが、彼らは何と言ったか。〈「西村真悟ブログ〉
 =現地の低線率量放射線は、ラドン温泉に入ったときと同じで体が軽く、疲れがとれたことは確かだ= 

 こうしたブルーリボンを胸に付けた人たちの言動はとても判りやすいのですが、曲者は原発推進派の拠点、経産省の動き。
 経産省が現在、焦点をあわせているのは「発送電分離」 と「エネルギー政策転換」を阻止することにあるようにみられます。
 しかし、孫さんと会ったりして煮え切らない管首相に、霞ヶ関と財界はなりふり構わぬ宣戦布告?!

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長谷川幸洋談(2) 官僚支配の大量破壊兵器   文科系

2011年05月22日 13時46分16秒 | 国内政治・経済・社会問題

 官僚支配の大量破壊兵器こそ、その記者クラブなのである。今回のこの事件ほど、このことが如実に示されたものは珍しのではないか。経産省が政府の原発賠償方針を支配しようとして内閣を相手に起こした反乱オフレコ発言。それを長谷川が暴露して起こった、経産省と長谷川幸洋の壮絶バトル! その意味を、長谷川幸洋は、こう語る。

【 都合の悪い記者を排除するための制度

 もしも懇談禁止処分が本当であるとしたら、とんでもないことだ。 まず、新聞社の編集取材部門と論説部門は相互に独立している。それは論説の主張内容が編集取材部門に影響を及ぼしてしまうと、取材報道の客観性、中立性が損なわれる恐れがあるからだ。 社によって多少のニュアンスの違いはあるが、少なくとも東京新聞は完全に相互の独立を保ち、尊重している。責任者も組織も違うし、編集の人間が論説の討論会議に出ることも、その逆もない。論説は担当役員を通じて事実上、社長直轄でもある。

 だから、論説委員の主張内容が原因で編集取材部門の活動に影響を及ぼすような事態、あるいはその逆も、少なくとも東京新聞の側にはありえない。 役所の広報責任者ともなれば、それくらいは常識である。 ところが、経産省は私の記事内容を理由に現場の取材記者に懇談禁止処分を課した。「編集と論説が独立している事情」は百も分かっていて、あえて断行したのである。それはなぜか。

簡単に言えば、同じ会社の人間を処分することによって、私に圧力をかけようとしたのである。サラリーマンなら分かるだろう。「お前のせいで、とんだとばっちりだ。どうしてくれるんだ」というさざ波を誘発し、黙らせるという戦法である。上司に文句を言っても効かなかったから、今度は仲間たちから文句を言わせようという話だ。分かりやすいが、卑劣である。誤解のないように明言しておく。私は社内でいっさい、そうした苦情や文句は受けていない。ただ、こういう展開になって私に忸怩たる思いがあるだけだ。 同じ会社の縦と横から記者に圧力をかけ、黙らせるという手法はたいていの場合、きわめて有効である。なぜなら記者もサラリーマンだからだ。

 役所の側から言うと、こうした手口を有効にするためにも、マスコミ対応というのは「役所vs新聞・テレビ」というように組織同士の枠組みにしておくのが絶対原則になる。相手が組織の人間でなければ、縦横の圧力は効かせようがないからだ。だからこそ「記者クラブ」という制度は、なによりも役所側の事情で本質的にフリーランス記者を排除する。それでは、なにかあったときに記者を干し上げようにも干し上げようがないからだ。記者クラブという制度は記者の側が取材を便利にする仕組みである以上に、実は役所が政策宣伝をする仕組みでもある。記者に都合のいい記事を書かせ、都合の悪い記者は排除する。そのための制度なのだ。

 論説委員懇談会という体裁は違っても、役所にとっては初めから政策宣伝の場に変わりはない。だから論説委員がオフレコ破りに出れば、記者クラブから記者を締め出す。どちらにせよ「オレたちに都合のいい記事を書け」という話なのだ。

ジャーナリストの原点

 かつて小沢一郎元民主党代表が土地疑惑事件で結局、不起訴処分になったとき、検察には説明責任があると考えて、私は小沢不起訴を発表する記者会見への出席許可を求めた。すると検察は「記者クラブ向けの会見なので、クラブの同意をとってほしい」と言ってきた。それで別途、検察の責任者にインタビューを申し込むと「質問があれば、東京新聞の記者を通じて質問してほしい」と逃げた。(コラム『小澤問題で問われるマスコミのビジネスモデル」』)

 これも同じである。役所は個々のジャーナリスト、論説委員を相手にせず、記者クラブという枠組みを通過させることで、いざといういうとき、組織に縦横から圧力をかける余地を残すのである。これでは言論に「会社の枠」がかかってしまい、本当に自由な言論が成立しない。

 オフレコ破りかどうか、という話も「ルールを破ったかどうか」が本質ではない。それでは、まったく表面的にすぎる。「そのルールがだれのために運用されているのか」という根本から考えるべきなのだ。先のコラムで書いたように「官僚のオフレコ」は官僚が姿を隠して、世論誘導する手口である。役所の利害優先であって、国民の利害優先ではない。私は「オフレコ話の内容が国民の側に立っている」ならルールを守る。役所の利益を守るためなら、初めから無視する。「これを出所不明にして書けば、官僚が喜ぶだろうな」という話を喜々として書くような記者は「ルールを守った記者」ではあるだろう。だが、それではジャーナリストの原点はどこに行ってしまうのか。

 それにしても、あらためて思うのはネットの威力だ。新聞やテレビというマスコミは言うまでもなく組織のメディアである。ところがネットは、ごく少人数で情報発信できてしまう。こういうメディアで発信するジャーナリストには社内の縦も横もない。したがって役所が陰湿な圧力をかけようにもかけられないのだ。

 フリーランス・ジャーナリストたちの努力には頭が下がる。組織メディアの一員として、せめて戦うチャンスが来たときくらいは精一杯、戦っていきたい。(文中敬称略) 】

 

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長谷川幸洋談 嘘のような経産省の言動   文科系

2011年05月22日 09時34分16秒 | Weblog

長谷川幸洋談 嘘のような経産省の言動   文科系

 只今さんがここで問題にされた、「経産省長官オフレコ発言公開事件」を調べてみた。20日の只今さん「今日の中日から」のコメントで話題になっている事件だ。只今さんが教えてくれた長谷川幸洋氏(以下Hとす)のサイトに直接当たって。その経過・本質などを是非ご紹介したいと、思い立った。原発被害賠償方針の焦点に絡んで、事があまりにも重大だし、経産官僚の駄々っ子同然の態度に吹き出しもしたり、その本質が覗かれたような気がしたので。

 短い箇条書きなどを使って、なるべく分かり易くまとめてみるつもりだ。

 なお、重要な前書きを初めにひと言。これは後にも問題にすることだが。Hは官僚のオフレコ発言というものを認めていない。認めていないから、従うとは言っていない。その下りを紹介しておこう。

官僚の「オフレコ」発言

『「オフレコ話を書いて大丈夫か」という読者に一言。官僚はよく自分の都合に合わせて「これはオフレコ」などというが、私は私自身が明示的に同意した場合を除いて、そういう条件は一切、無視することにしている。
 今回は細野が勝手にそう言っただけで、私はなにも同意していないし、同意を求められてもいない。したがって、今回はオフレコでもなんでもない。相手が勝手にそう思い込んだだけの話である。』

『官僚にとって「オフレコ」というのは極めて重要なマスコミ操作の手段になっている。だから、記者のオフレコ破りは官僚にとって無視できない重要事なのだ。
 官僚は記者クラブの会見などで「ここはオフレコだが」と前置きして、ちょっとした背景説明とか裏話を披露する。マスコミに書いてもらいたくないからではない。まったく逆で、実は自分の正体は明かさずに、マスコミにぜひ広めてもらいたいのだ。』

事件の経過

①枝野幸男官房長官が13日の会見で「銀行の債権放棄がなくても国民の理解が得られると思うか」という質問に対して、「得られることはないだろう」と答えた。(文科系の解説  自然災害であっても立ち直れないような大損害を受けた会社は潰れる。株主は大損をする。つまり、東電は先ず全てを吐き出すべきだから、大株主である銀行も通常の会社の株主のように、株券がただ同様になるということ)

②同じ日の午後、資源エネルギー庁が開いた論説委員懇談会で、細野哲弘長官が、「オフレコですが」と前置きして①に言及した。
「そのような官房長官発言があったことは報道で知っているが、はっきり言って『いまさら、そんなことを言うなら、これまでの私たちの苦労はいったい、なんだったのか。なんのためにこれを作ったのか』という気分ですね」
(文科系注  これははっきりと、官僚という事務屋による、内閣官房長官という政治家に対する反乱ののろしを上げた発言である。それを自覚しているからこそ、細野氏はこの談話をオフレコにしたのである。H氏はこれを、匿名・「オフレコ」という名の、公表して欲しい反乱のろし発言であると、正しくもみなしたわけである)

③Hは、以上の経過を自身のサイトに掲載し、論評を加えた。すると、経済産業省の成田達治大臣官房広報室長から、Hの職場上司に"抗議電話"。Hは、この次第もまた、Hサイトに報告し、18日の東京新聞でも『私説』という署名入りコラムで内容を紹介した。こんな批判④が含まれたものである。(文科系注  H氏本人を素通りして、上から圧力をかけさせようとしたのだ。H氏本人が確信犯であることが明らかだから、本人を素通りして)

④「経済産業省・資源エネルギー庁は歴代幹部の天下りが象徴するように、かねて東電と癒着し、原発を推進してきた。それが安全監視の甘さを招き、ひいては事故の遠因になった」と指摘しつつ、細野発言について「自分たちがどちらの側に立っているか、率直に述べている。まあ正直な官僚である」と書いた。
 すると、経産省はまたもや思いもよらない方法で「反撃」に出た。東京新聞の経産省クラブ詰め記者に対して、事務次官など幹部との懇談に出席するのを禁止したのだ。いわゆる懇談への「出入り禁止処分」である。(文科系注  「こうすれば、東京新聞は折れるだろう」と、経産省はそんな読みなのだろう。現在の情勢では多分、これはやり過ぎである。経産省がいかに東電と癒着していて、いかに銀行を助けたいと思っているかを行為で示したことになるのだから。こうしないと、自分らの利権、地位、習慣も多分守れないという、そんな必死さの現われなのでもあろうが)

 そこでHは成田氏の部屋を訊ねた。その時のやり取りが以下のもの。H氏サイトの文章そのままである。初めは、笑ってしまった。そして、心が寒くなった。

「これが新政権に無数の反抗をしてまで今の日本を自分ら習慣でもって支配しようとしている官僚たちの実態なのだ!」

【 「出入り禁止処分」について確認しようと思って、私は19日午後、事前のアポイントなしで経産省広報室を訪ね、成田を直撃した。アポなしで訪ねたのは、前回コラムで紹介したように、成田はまず「それは『上司』に聞いてください」と逃げようとしたからだ。事実を確認しないことには、話が始まらない。

直撃に沈黙する広報室長

 成田は室長席に座っていた。私を見ると一瞬、驚いた様子を見せながらも「あちらへ」と部屋の隅の椅子に案内してくれた。以下は、やりとりである。
「どうも突然、時間をいただいて、すみません。いくつか聞きたいことがあって来たんですが・・・」と話し始めると、成田は途中で言葉をさえぎって「これはどうなるんですか?」と聞いた。
「どうなるって」
「いや、つまりこれは記事になるんですか」
「まだ何も決めていません」
「きょうお話を聞きたいと思ったのは、私のコラムがサイトに出た。そして昨日の東京新聞にも記事が出た。すると、経産省は東京新聞記者に対して幹部との懇談に出席するのを遠慮するよう求めたという。まず、それは本当なのか。私の記事に関連して、東京新聞記者の取材活動を制限するような措置をしたとすれば、それはどういう判断か?」
 成田は沈黙している。
「つまり、事務次官や官房長との懇談への出席を遠慮してくれ、と言った件です」
 成田はしばらく下を向いていたが、ようやく口を開くと「お話しできないですね」と言った。
「どうしてか」
「こないだのようなことがあったので・・・」
「こないだのようなこと、というのはどういうことか」
 沈黙が続く。
「つまり、私があなたと電話で話をして、それを記事にしたということか。それでお話しできないということか」
さらにたたみ掛けた。
私は先ほど言った理解で正しいかどうか、を聞きに来ただけだ」
 すると沈黙した後、成田は「これからミーティングがあるので、あらためてアポイントをとってください」と言った。
「返事がいつになるかはわからない」
「アポをとればいいんですね。今日中に再び会うのは可能か」
「分かりません」
「私は私の記事の件で経産省が弊社の記者に幹部との懇談を遠慮するように求めたと理解しているが・・・」
「知らない」
「え、知らないんですか?」。これには驚いた。
「時間がないので勘弁してほしい」
「では、いまここで面談を申し込む。それで、あらためて時間をいただけるか。ご返事を待っていればいいんですね」
「返事がいつになるかは分からない」
「いつか分からない。そういうことですか。分かりました。結構です。ありがとうございました」

 私は「これ以上、粘ってもしょうがない」と判断して席を立って歩き出すと、成田は「ちょっと・・・」と後ろから引き留めた。 だが、立っているだけで相変わらず何も言わない。そこで私は言った。

「お時間を差し上げるから、ゆっくり考えてください」

「そうしましょう」 以上である。

 記者への懇談禁止処分について、私はそれなりに事実関係を確認している。だが、成田は認めないばかりか「知らない」と言った。クラブ記者の懇談禁止処分について、成田が「知らない」というのが本当なら、広報室長の職責を果たしているとは言えない。広報失格である。 】
                                                                                              (続く)

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    とりあえずのお知らせ    只今

2011年05月20日 20時35分21秒 | Weblog

 NHKのドキュメント「放射能汚染地図」の再々放送が決定。
 5月28日(土) 午後三時です。
 再放送は深夜だったので、「私のテレビは録画機能持たないので、見逃した」という人がいましたが、
今度は土曜日の昼下がり。是非…。

 また、5月23日(月)の午後、参院のその名も行政監視委員会で参考人の意見陳述が行なわれます。
 参考人は、小出祐章、後藤政志、石橋克彦、そして孫正義といった錚々たる皆さん。
 どこかのネットが放映するやと聞きましたが、これはあちこちの有志ブログが録画すると思いますので、
後ほど見聞きすることが出来ると思います。

 

 

 

 

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催し物の案内です。 昭和区九条の会事務局

2011年05月20日 10時55分26秒 | Weblog

★五・六月にも有意義な平和に関する催しが行われます。是非参加ください。

① 前回もご案内しましたが、よびつぎ九条の会 5月例会
  (日 時) 5月21日(土) 13:30~16:00  
  (会 場) 呼続コミュニティセンター (電話) 822-3233 
  (参加費) 会場費カンパとして300円ほど。 
  (講 演) 柴野 撤夫(フリージャナリスト)
 
② 「中村哲さんの講演」 (九条の会:尾張旭)
  (日 時) 5月28日(土) 13:30~16:00 (開場午後1時)
  (会 場) 尾張旭市文化会館ホール
    *℡:0561‐54‐8500(名鉄瀬戸線「尾張旭」駅下車、南へ6分)
  (講 演)  「アフガニスタンに生命(いのち)の水を」
  (講 師)  中村 哲さん(医師、医療NGO「ペシャワール会」代表)
  (参加費)  500円(高校生以下無料)
  (連絡先)  「九条の会・尾張旭」事務局 筒井(℡0561‐54‐6279)


③ 高遠菜穂子講演会 (国民保護法を考える会)
  (日 時) 6月5日(日) 13:30~16:30  
  (会 場) 伏見ライフプラザ 12階 第1研修室
  (参加費) 1000円  
  (講 演) 高遠 菜穂子(イラク戦争の検証を求めるネットワーク)
  (演 題) 「イラク戦争は何だったのか」

④ 川崎 哲(あきら)講演 (核戦争に反対する医師の会・愛知)
  (日 時) 6月11日(土) 14:30~16:30  
  (会 場)愛知県保険医協会:伏見会議室
    *名古屋伏見スクエアビル9階(伏見駅⑩番出口西へ100m)
  (参加費) 無料 
  (講 演) 川崎 哲(NGO[ピースボート」共同代表)
    *参加される方は、832-1345(保険医協会)へご連絡ください。
  (演 題) 「核なき世界へ」 

⑤ 安齋 育郎講演 (南部法律事務所九条の会:6年総会企画)
  (日 時) 7月2日(土) 13:30~16:00(予定)  
  (会 場) 名古屋都市センター  14階
      *金山総合駅南口より徒歩3分
  (参加費) 無料(会場カンパあり)  
  (講 演) 安齋 育郎(立命館大学名誉教授:平和事務所所長)
  (演 題) 「平和的原発は存在するか」  

 


--
舟橋 勝

 

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橋本知事の「君が代起立条例」を許さない」   

2011年05月20日 10時41分35秒 | Weblog

 

橋下大阪府知事と「大阪維新の会」は、学校での卒業式や入学式の際の「君が代」斉唱時に教員が起立することを義務づける条例案を、5月府議会で単独ででも決させるとしています。

5月議会には常任委員会の設定すらありません。橋下知事は、単独過半数という一時的な議員の「数の力」によって、実質的な審議を一切行わないまま、意見の多様性を認めない、自身と異なる意見を持つものの存在そのものを否定する条例を大阪府民と教職員、とりわけ子どもたちに押しつようとしています。公務員にあっては憲法に規定された権利主体であることそのものを否定して、国家(政治家)の意のままに動く者以外を公務員職から追放しようとしています。9月議会には、複数回の「不起立」を行た教職員を免職(クビ)にする「ルール」を条例化するとまで公言しています。

 

日本国憲法第19条は「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」こ

とを明示し、同第14条は「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、

性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差

別されない。」と明示しています。

教員だけを「不起立」を理由にクビすることは明らかに違憲です。

このような条例を持ち出すこと自体が違憲であるとともに、たとえ一時的な多数

をもって強行可決したとしても、その行使を許してはならないものです。

 

また、条例案は、教育を戦前の状態に引き戻そうとするものであり、断じて認めることはできません。

橋下大阪府知事は、5月7日と8日付けの府幹部職員への自身のメールで、大阪府教育委員会に対して、教職員に職務命令を出して一人残らず起立させる決意を示すことを迫っています。学校における国歌斉唱の根拠を指導要領(教育の中身)に求めながら、「起立」については「教育問題ではない」「社会常識だ」とすり替え、「起立」しない教員への強制は政治判断の問題だとしています。

 

しかも、「何が社会常識かは、価値判断にかかわること。意見が割れたときには、最後は公選職が決めることです。組織のルールに従えないなら、教員を辞めてもらいます。」と、政治権力を握るものの価値判断を「常識」とし、それに従えない者を「府民への反逆者」として公立学校からたたき出すのだと言っています。橋下知事の描く学校は、子どものためにあるのではなく、国民学校令に基づいて「皇国ノ道二則リ」天皇のために身も心もつくせと命じた皇国民錬成のための学校に近いものです。

「国民錬成」の使命に逆行する教員を「起立命令」によってあぶり出し、また、一人残らず起立させることも教育委員会と校長の「マネジメント」能力であり、それができない、一人でも不起立教員を出した校長は「交代」させるぞという校長への脅迫も開始しています。

すでに、橋下知事は、起立しない教員の学校名、氏名を報告せよと府教委に迫り、「抵抗者」個人に牙をむき始めています。

こんなこと絶対に許すわけにはいきません。

 

私たちは、「君が代起立条例」案の提案そのものに反対し、提案に対しては可決に反対し、可決強行に対してはその効力の発動を認めません。

 

みなさん!大阪府議会各会派、教育委員会に対して、今すぐ、条例反対の声を集中しましょう。

君が代起立条例」を許さない大阪府民の会

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今朝の中日から     らくせき

2011年05月20日 09時29分55秒 | Weblog

いざ現場の崖っぷちに立ったら、足がすくむだろうと
思うけれど・・・

フクシマの現状を危惧する技術者の一人、東京の山田さん。
プラント建設に携わって退役、今年72歳。
大量の放射線のなかで若い人たちが作業するのは危険が大きい。
被曝の影響が比較的少なく、技術も分かる退役組の出番と、
有志を募っている。

復旧作業を国家プロジェクトにするように提言している。

フランスの会社のリーダーは、新しい方式が実効をあげはじめるには一年かかると。

これは山田さんのいうように、国家をあげて対処すべき事態だと思います。

自民党も、共産党も、そういうことを言わないと・・・それでは政敵を利する?

 

 

 

 

 

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金さんの靴    らくせき

2011年05月19日 15時40分45秒 | Weblog

深刻な投稿が多いので息抜きを。朝鮮日報の記事です。

金総書記は身長162センチと比較的背が低いため、
健康なときはかかとのある靴を愛用していた。
07年10月、当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と
第2回南北首脳会談を行った際には、
約6-7センチのかかと付きの靴を履いていた。
だが、08年8月に脳卒中で倒れてからは、
主に底の平らな靴や運動靴タイプの靴を履いていた。

しかし、最近になって金総書記はロシアの対外情報局代表団など
外賓との面会に積極的に応じるようになり、
こうした席にかかとのある靴を履いて現れることもあった。
クリントン元大統領と面会した際には
底の平らな運動靴タイプの靴を履いていたが、
17日には約3センチのかかと付きの黒い靴を履いていた。
14日に平安北道球場郡の養魚場を視察した際にも、
同様のかかとのある靴を履いていた。

 

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黒いサンタクロース らくせき

2011年05月19日 15時36分32秒 | Weblog

県庁所在地が原発から10キロ圏内にあるのが
島根県の松江市。
現在2基の原発があり、3号機を建設中。

建設に対する反対運動があった頃、
町に7億、5億という寄付金が匿名で寄せられた。
補正予算に計上された際、町の議員が、
誰からの寄付か?と質問しても、町は匿名を理由に
答えなかったという。

町の人たちは中国電力の地元対策費と思っており
誰、言うとなく、町に黒いサンタクロースが来るという
噂が立ったとのこと。

今朝の中日の特報の記事。
これを読んで、思い出したのが渥美半島の
火力発電所建設の反対運動でも、
町に協力金という形で、中電からお金がばらまかれたこと。

火力発電は公害を理由に反対運動があった。
水力発電も御母衣のように集団離村が行われた。
いつも第一次産業に携わっている人々の犠牲のうえに
第二次産業が栄えてきた。

それにしても原発の事故による被害はケタ違い・・・

サンタクロースの贈り物は怖い・・・

 

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【資料情報】ICRP1990-2007早見対照表 ネット虫

2011年05月19日 11時20分07秒 | Weblog

 【資 【資料情報】ICRP1990-2007早見対照表料

 

日本の放射線防護の法制は

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

国際放射線防護委員会ICRP1990勧告

  ↓                 ↓

放射線審議会         原子力安全委員会(内閣府)

  ↓                 「原子力施設等の安全対策について」(防災指針)

経済産業省系法律・省令・告示

      安全保安院

文部科学省系法律・省令・告示

厚生労働省系法律・省令・告示

 

                ↓

          官邸 原子力災害対策本部

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

これらによって、

「職業的線量限度」「公衆の線量限度」「放射線管理区域」「避難・退避の線量レベル」「ヨウ素剤投与の指標」

「飲食物制限の暫定基準値」などがきまっており、実行されることになっています。

つまり、ICPR1990を土台にした法体系なのです。

国民はその下に組み込まれています。

ICPR2007との整合性をとるには、法改正などあと数年はかかるでしょう。

 

そこには、「公衆の安心限度100mSv」とか、

学校の「開校規準20mSv」など何処にもありません。

つまりそれらは、法体系の違反、令外の官です。

 

そこで違反者は、理屈の上でいろいろと紛れを求めてきます。

 

1、そもそもICRPが過大に保守的な数値を決めてけしからん。

2、ICRPの「本心」は100mSvまで安心

3、新しい勧告2007には「100mSvまでOK」と書いてある

 

1は違反者の本心で、2と3はウソ。

でも、新しい勧告2007を知らない我々は、

2と3で、「もしかするとそうなのかなあ」と一瞬ひるみます。

 

しかし、基本は動揺しないことです。

法体系はICRP1990で成り立っているのですから。

仮に、ICRP2007を全く知らなくたって動じる必要はありません。

 

で、といいながら・・・・

ICRP2007を知れば、ますます動じなく成ることも知りました。

 

良い情報が入ったのです。

放射線審議会の資料で、ICRP1990とICRP2007の対照表です。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/housha/sonota/__icsFiles/afieldfile/2010/02/16/1290219_001.pdf

 

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NHKに「参考人質疑放映を」の声を! ネット虫

2011年05月19日 09時53分35秒 | Weblog

 NHKに「参考人質疑放映を」の声を!

 520日(金)には、衆議院の科学技術委員会で、子どもの「年20mSv

> 問題の参考人質疑

> 523日(月)には、参議院の行政監視委員会で「原発事故と行政監視

> の在り方」をテーマとする参考人質疑。

> 参考人は、小出裕章さん、後藤政志さん、石橋克彦さん、孫正義さんと

> いう強力メンバーです。

> (参考) http://j.mp/mv4Rjh

> ともに広く見られるべき重要な内容です。国会のインターネット中継もあ

> りますが、NHKはしっかりと放映すべきだと思います。NHKに「ぜひ放

> 映してほしい!」の声を届けましょう!

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菅さんの成績表をよくするには?    らくせき

2011年05月18日 09時54分23秒 | Weblog

震災から2ケ月、ここまで菅さんはがんばってきました。それなりに・・・

でも支持率は一向に上向かない。菅さん以上の人が別にいるとも思えない。

ここは国民は支持率をあげて菅さんが仕事をしやすくする方が良いように思います。

それが現実的な対処だと思いますが、どうでしょうね?

 

 

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憲法九条風はみどりに立ちあがる    遅足

2011年05月18日 09時20分31秒 | Weblog

憲法改定論など、またまたお色直しで登場する昨今。一句進呈。

 

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