新潮文庫 (2010/2)
カバーが良いと思ったら,三岸好太郎だった.
帯に曰く
「海辺のセカンドハウスに集まった四人の男女.いつしか関係がゆらめいて---
日常にたゆたうエロスを描く,傑作三編」
そのとおりだ.さらに片岡義男の解説では表題作を十行余りに要約している.
おとなが登場するおとなのための小説.著者もおとなのおんなの人.
銀座百店」というミニコミ誌に詩を連載しているというのが,ぼくの認識だった.これは小説だが,詩を読むくらいのペースでどんどんページが進んだ.
カバー折り返しによれば,著者は,現代詩花椿賞・高見順賞・講談社エッセイ賞,そしてこの「タタド」で川端康成文学賞を受賞だそうだ.
この人なに と,思ってしまった.
タタドって何だろうと,Googleに打ち込んでみたら「多々戸浜」というのが返って来た.登場人物は男性は姓で,女性は名で,やはりそれぞれカタカナで表記される.
三編の最後の「45文字」には男性ふたりと女性ひとりが登場する.男性の姓が漢字で表記されるが,女性は,結婚しているはずなのに,自然な流れで,旧姓カタカナで表記される.
カバーが良いと思ったら,三岸好太郎だった.
帯に曰く
「海辺のセカンドハウスに集まった四人の男女.いつしか関係がゆらめいて---
日常にたゆたうエロスを描く,傑作三編」
そのとおりだ.さらに片岡義男の解説では表題作を十行余りに要約している.
おとなが登場するおとなのための小説.著者もおとなのおんなの人.
銀座百店」というミニコミ誌に詩を連載しているというのが,ぼくの認識だった.これは小説だが,詩を読むくらいのペースでどんどんページが進んだ.
カバー折り返しによれば,著者は,現代詩花椿賞・高見順賞・講談社エッセイ賞,そしてこの「タタド」で川端康成文学賞を受賞だそうだ.
この人なに と,思ってしまった.
タタドって何だろうと,Googleに打ち込んでみたら「多々戸浜」というのが返って来た.登場人物は男性は姓で,女性は名で,やはりそれぞれカタカナで表記される.
三編の最後の「45文字」には男性ふたりと女性ひとりが登場する.男性の姓が漢字で表記されるが,女性は,結婚しているはずなのに,自然な流れで,旧姓カタカナで表記される.