この 2 枚は小学校低学年の作品.この年齢のこどもの絵の中には,凡百のプロの絵描きの絵より面白く,何時まで見ても飽きないものがある.
でも,この年齢のこどもの音楽はつまらない.
こどもらしく演ってくれても,こちらとして,はい上手上手とお世辞をいうしかない.「ぽにょ...」みたいにヒットした例は多いが,所詮大人が作った歌である.
大人顔負けにバイオリンを演奏したり,あるいは,ご幼少の美空ひばりみたいに歌ってくれる子も中にいるが,こちらは何だか猿回し鑑賞と錯覚してしまう.
年齢に応じていて,しかも大人の鑑賞に耐える音楽というのはないのだろうか.
話を戻すと,絵と比べると.音楽のほうが技術に依存しているようだ.
「うまくないとだめ」という点では,音楽は美術より保守的かもしれない.
ちなみに,上の猫は柿の木につかまっているらしい.
下の絵のタイトルは「ぐうたらねこ」だそうです.
ぼく的偏見では,小学校 3 年,4 年,5 年... と大きくなると,だんだん絵はつまらなくなる.