Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 2

2013-09-18 08:30:36 | 読書


奥泉 光,文芸春秋(2012/09)

この著者の純文学的ミステリはたいてい面白くないが,こちらのバカミスは,面白い.開き直って書かれたようだ.
ただし,カバーイラストとはかけ離れた内容という印象.
図書館で借用した.

Amazon の内容説明 *****
佐藤隆太さん主演でドラマ化もされた話題作桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活シリーズが帰ってきました! 大学教師とは名ばかりの薄給に田舎暮らし。顧問になった文芸部の部員たちにも「クワコー」呼ばわりされてしまうが、下流生活に適応しひらきなおってたくましく生きているクワコー。今回は、文芸部の夏合宿に誘われたのが発端。ところが到着早々、女子部員の水着が盗まれる事件が発生。突き刺さる疑いの視線に、クワコーは必至で潔白を証明しようとする……。夏の期末テストの答案用紙が盗まれたことから始まる、「期末テストの怪」も同時収録。本格的な謎解きと抱腹絶倒のユーモアが両方楽しめる、「一冊で二度美味しい」作品です! *****

著者の大学教師としての体験をそのまま小説にしているのかな,と思わせる部分が多々ある.例えば
- 悪夢の答案用紙紛失 !!
- サークル顧問として以外,学生と付き合うことはない.
- 学生の言うことはよく分からない,しかし,たいてい説明してくれる学生がいる.
- それにしても,学生について行くのは大変だ.

「期末テストの怪」のほうが,大学という舞台を活かしているし,ストーリーも良い.
クワコーがなんでそんなに貧乏なのかよく分からないが,読んだのは「2」だから「1」には説明があるのかもしれない.
コメント
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reading

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