石井桃子,福音館創作童話シリーズ (1967/1).
評伝・石井桃子を読んで,このお話を読み返したくなった.
執筆は 1942 年ごろから,最初の出版は 1951 年,光文社.第1回芸術選奨文部大臣賞受賞作で,教育ママと言われると反発したが,じつはそうだった母親が,買い与えてくれたらしい.
しかし中身には「良い子否定」みたいな部分もあった.
それまで読んでいた,「宝島」「家なき子」など,あるいは雑誌「少年」「おもしろブック」などとは,全く違う世界を発見した.
Amazon のセコハンを 100 円+送料 300 円くらいで購入.日に焼けてはいるが,函入りのしっかりした造本.
夢の場面だけ,フォントの色が変わっている.中川宗弥の挿画は,ぼくの好みではない.
あらすじはともかく,細部はほとんど記憶になかった.ただ,にいちゃんが運動会の歌の「キモキヨシ」を「キモチヨシ」と覚えてしまうくだりは,ページをめくる直前に,ありありと思い出した.
寝ている間に J 子が読み進んでいた.この本に倣って犬に「エス」と名付けたのだそうだ.
☆☆☆☆☆
評伝・石井桃子を読んで,このお話を読み返したくなった.
執筆は 1942 年ごろから,最初の出版は 1951 年,光文社.第1回芸術選奨文部大臣賞受賞作で,教育ママと言われると反発したが,じつはそうだった母親が,買い与えてくれたらしい.
しかし中身には「良い子否定」みたいな部分もあった.
それまで読んでいた,「宝島」「家なき子」など,あるいは雑誌「少年」「おもしろブック」などとは,全く違う世界を発見した.
Amazon のセコハンを 100 円+送料 300 円くらいで購入.日に焼けてはいるが,函入りのしっかりした造本.
夢の場面だけ,フォントの色が変わっている.中川宗弥の挿画は,ぼくの好みではない.
あらすじはともかく,細部はほとんど記憶になかった.ただ,にいちゃんが運動会の歌の「キモキヨシ」を「キモチヨシ」と覚えてしまうくだりは,ページをめくる直前に,ありありと思い出した.
寝ている間に J 子が読み進んでいた.この本に倣って犬に「エス」と名付けたのだそうだ.
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