Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ねこ俳画

2021-03-01 07:54:56 | 新音律
閑人や臨画のつぎはねこ俳画

Wikipedia によれば,俳画(はいが)は俳句を賛した簡略な絵(草画)のことである.
この句の作者は秋山マリアさん.銀座百点 2021年3月号「銀座俳句」より.マリア句とか書こうかとも思ったが,この猫の名前がマリアと思われそうな気がして,やめておいた.ただしモデル猫の名前はタローである.

字を先に書いたら,絵のスペースが窮屈になってしまった.
絵の方も臨画であって,お手本は長谷川りん二郎の「猫」.「りん」と言う字はさんずいに「隣」と同じつくりだが,ここに表示できない.原画の一本一本の縞の位置は,実物は知らないが絵画的にはこの位置でなければならない と思う.しかし臨画ではデタラメになってしまった.
熊谷守一の猫はエイッと思い切りよく描けたのだが,この度はいじくりまわすことになってしまった.
熊谷の場合は対象猫への思い入れを意識的に排しているが,長谷川の態度は正反対だと思う.

句と絵の出典は裏に書いておくことにした.

俳画というのはもっと上品なもので,これは絵手紙みたいだな.

こちらは故・和田誠のねこ俳画.準・俳画.南伸坊「ねこはい」というのもあった.

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