すごいタイトルだが,小学館「入門 ! ガクモン 人気大学教授の熱烈特別講義」シリーズの一冊.2019/3.この「週刊ポスト」の右翼出版社の本は買いたくないのだが,これは図書館で借用.
著者の磯部洋明さんは,京都市立芸術大学准教授.この勤務先が「仕方なく」か「進んで」か興味があるところ.磯部さんご自身は,現在は美術系の学生を相手にすることを新鮮に感じ,意義を見出しておられるようである.
内容は,第1章 宇宙を研究するということ / 第2章 物理学を使って世界を理解するということ / 第3章 コスモスからカオスへ / 第4章 学問と生きる
第1-2章では著者が専門とする太陽の物理を例えにタイトルの話題を展開している.第3章が一番長い.コスモス(宇宙)は調和の意味があり,その反対がカオスすなわち混沌である.おとなの読者としては,この第3章の内容を中心に一冊書いていただきたいところ.第4章はやや方向が異なり,ハンセン氏病療養所・長島愛育園の天文台と気象観測所についてと,京大学問論・宮野公樹氏との対談.
この本の内容に関して,もう少し続きます.
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