ふたりの Miles

CDケースに内側からアクリル絵の具．

もとになったのは右の２枚のLPジャケット．前から知っていたのは右ので，ジャケットには Miles Davis and Milt Jackson だが，絵のバックに用いた中身の Prestige のラベルには Miles Davis All Stars とある．このLPを「うんちマイルス」と呼んでいた．ちなみに，ビル・エヴァンス-ジム・ホールの Undercurrent は「土左衛門」だった．
左のはネットで知ったが，マイルスはこのポーズがお好きらしい．

かっては何曲かが１時間足らずに編集されて，12インチ両面のLPにカッティングされ，ライナーノートがつけられ，ジャケットに入れられて売られた．ジャケットのデザインには気合が入っていた．LPはCDに矮小化され，ついに楽曲は１曲ずつ包装なしでネットで「切り売り」されるようになってしまった...と嘆きはするものの，本音としてはそんなに悪いこととは思っていない．

絵について「マイルスが猿みたい，嫌いなんでしょう」...言われてみれば，あんまり好きではない．たしかに，CDケース絵でもモンクの場合はファン心理がはたらいて，やや人相がいいかも．