広島県立美術館.
夏休みのための企画と思うが,子どもたちは宿題の追い込みで忙しいらしく,がらがらだった.
「安野先生のふしぎな学校」は,安野光雅(1926-2020)は画家として独立する前は教員だった.そこで作品を授業の科目に見立てて展示している.デパートの安野展とは一味違う.
『繪本平家物語』,『天動説の絵本』,『ABCの本』,『旅の絵本』,『算私語録』などの安野絵本のタイトルだけ見ても,「学校」企画にぴったりはまる.
展示は絵本の原画を並べたものが大部分で,懸命に見て読んでしまい,とても疲れた.
「広島県立美術館のふしぎな学校」では所蔵品を,安野展に倣ってやはり授業の科目に見立てている.こちらの見立てはややこじつけを感じさせる.ただし1点ずつそれぞれはパワフル.これらは最初から芸術を目指した作品なのに対し,安野先生にはそういう意識はなかったところが違うのだろう.
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地下で東光展.
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