Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

寄席の色もの

2022-04-17 09:40:26 | エトセト等
BSテレ東 4/15(金)20:00- 武田鉄矢の「昭和は輝いていた」は寄席の色もの特集.東京の寄席は落語が中心だから漫才・奇術・曲芸は色もの.ただし講談は色ものとは扱わない.ネットによれば大阪では,漫才が中心だから,落語は色ものだそうだが,この番組ではそうは言わなかった. 

残念ながら1970年台に東京を離れたのでこの番組に登場した芸人さんたちは知らない人ばかりだった.番組に出演した林家正楽は3代目だが,記憶にあるのは (2代目も跳んで) 初代のおじいさんだ.でも3代目の修行の伝統,師匠の切った馬をそのまま何日もコピーする...というのがおもしろかった.「クラゲ」というリクエストに水族館の水槽の前に姉弟を配したところを切っていた.
紙切りもだが,奇術・曲芸などはコトバ不要なので,進駐軍にも受けたそうだ.

演芸評論家氏の解説によれば,落語が霞むから色ものは受けすぎてはならないのだそうだ.でも柳家三亀松なんか,威張っていた印象がある.
こどもの時は,寄席では落語よりも色ものを楽しみにしていたきらいもある.自分が青少年時代にファンだった人たちを番組に無関係に挙げると

- アダチ龍光 ちょびひげ紳士の奇術師だが,はなしのほうがおもしろかった.

- 春風亭枝雀 後に関西の落語家が有名になったが,あれとは別人.音曲師で,江戸売り声もやっていた.

- 人形・お鯉 ふたり組の女道楽.色っぽいおばさんたちと思ったが,今考えると結構なおばあさんたちだったかも.

- 江戸家猫八 記憶にあるのは3代目.なんでこの人は人間のモノマネはしないのだろうと不思議に思った.
「鶯や江戸屋猫八初仕事 大植恵一」
NHK「お笑い三人組」に出ていたが,これはあまり面白くなかった.でもラジオ・テレビに出ている人を直に見ると得した気分になった.

- 人参や大根にその場で穴をあけて笛のように吹く芸人 (名前は忘れたのか・覚えなかったのか... ネットで調べたら「はたのぽる」らしい) にびっくりした覚えがある.

- ほか多数.
落語家のサービス芸 ? らしきものもあって,雷門助六のあやつりを真似た踊りを覚えている.柳家小さんの百面相は,この人が演っているという点を除くと,面白くなかったような...

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