Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

超動く家にて

2021-05-05 09:40:13 | 読書
宮内 悠介,東京創元社 (創元SF文庫 2021/4).

Amazon によれば*****
「深刻に、ぼくはくだらない話を書く必要に迫られていた」――雑誌『トランジスタ技術』を“圧縮"する謎競技をめぐる「トランジスタ技術の圧縮」、〈ヴァン・ダインの二十則〉が支配する世界で殺人を企てる男の話「法則」など著者自ら精選した16編を収録した傑作集、ついに文庫化。吉川英治文学新人賞・三島由紀夫賞受賞、直木・芥川両賞候補など活躍めざましい著者のもう一つの顔。解説:酉島伝法*****

ジャンル不明.強いて言えば,オタク小説.自分がもっと若かったらもっと喜んだことと思う.

16編のうちではある程度長いもの,「トランジスタ技術の圧縮」「アニマとエーファ」「星間野球」などがいいと思う.10ページ程度のショートショートはイマイチか?

描いてみたいものを絵にするおもしろさというのはわかる...というより実感しているが,思いつきを小説にするおもしろさというのが,あるのかもしれないと,この本を読んで思った.
しかし.... 思いつきを研究にするのは,予算申請とか学生が言うことを聞かないとかで,おもしろいとばかり言っていせれないないが,仕事だから仕方ない.小説家もおもしろいのはスタートの瞬間だけかもしれないな.

Z80 とか「トラ技」とか,著者は16トンと同年配? と思ったら,1979生まれ.関係ないけど,トラ技のことを僕たちは「虎わざ」と言っていた.Z80 がまだ現役とは,知らなかった.

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