髙樹 のぶ子 「ほとほと 歳時記ものがたり」 毎日新聞出版 (2019/2).
歳時記の季語をタイトルにした一回読み切りで,毎日新聞西部版に2年かけて発表したとのこと.24篇が新年・春・夏・秋・冬・春・夏・秋・冬と9つに分類されている.タイトルの「ほとほと」は木で出来た戸を叩く擬音語で,新年の季語である.鳴神月,月の舟,竹落葉,寒苦鳥なども.短編のタイトルにされている.
新聞では広告を外し,一面全部がこの短編に提供されたという.あとがきには挿画の山下耕平に謝辞があるが,どうせならオリジナルなレイアウトで読みたかった.
内容は,たいてい季語に関する蘊蓄で始まり,ファンタジーあるいはホラーに移行する.時代ものもあるがほとんどは現代が舞台.
いかにも手練れの職業作家の作という感じ.なぜか16とんは,高樹さんを直木賞作家と思い込んでいたが,芥川賞作家だったんですね.
歳時記の季語をタイトルにした一回読み切りで,毎日新聞西部版に2年かけて発表したとのこと.24篇が新年・春・夏・秋・冬・春・夏・秋・冬と9つに分類されている.タイトルの「ほとほと」は木で出来た戸を叩く擬音語で,新年の季語である.鳴神月,月の舟,竹落葉,寒苦鳥なども.短編のタイトルにされている.
新聞では広告を外し,一面全部がこの短編に提供されたという.あとがきには挿画の山下耕平に謝辞があるが,どうせならオリジナルなレイアウトで読みたかった.
内容は,たいてい季語に関する蘊蓄で始まり,ファンタジーあるいはホラーに移行する.時代ものもあるがほとんどは現代が舞台.
いかにも手練れの職業作家の作という感じ.なぜか16とんは,高樹さんを直木賞作家と思い込んでいたが,芥川賞作家だったんですね.
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