Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

「スターダスト」美空ひばり etc.

2013-09-10 08:25:50 | ジャズ

ラジオのヒットパレードで英語を覚えた.ナット・キング・コールのスターダストも高校時代にはこの通りに歌えたもんだ.

美空ひばりの「スターダスト」が http://www.youtube.com/watch?v=D90YiSJPm7o で聴ける.この,N・K・コールのと,伴奏も歌詞の譜割りも全く同じ...と言うことを気にしなければ,とても良い.アレンジは Gordon Jenkins だと思うが,日本コロンビアがきっと高いお金を払ったんだろう.

高校時代,この歌はN・K・コールのように歌うものと思っていた. 多分ひばりさんも,その取巻きも,そう思っていたのでしょう ,
でも作曲者ホーギー・カーマイケルの自作自唱 http://www.youtube.com/watch?v=j2fbOAyNOpM を聴いたときは,これをセンチメンタルに歌うなんて馬鹿みたい,と思ってしまった.ずっと後になって,TV 西部劇のウィッシュボン爺さん役がカーマイケルだったと知った.

シャボン玉ホリデーのビーナッツ版も懐かしい.テレビでは1分足らずだったと思うが,こちら http://www.youtube.com/watch?v=o3RKhF-KoYQ にフルコーラスがアップされていた.

ポピュラー歌手は同じ曲をいつも同じように歌うが,ジャズ歌手は同じ曲をいつも違うように歌う.ひばりも N・K・コールもピーナッツもジャズ歌手ではない.
ジャズ歌手だった時代の N・K・コールが,弾き語りのピアノトリオでスターダストをどう歌っていたのか,聴きたいところ.
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲイリーバートンの自伝刊行

2013-09-08 08:17:26 | ジャズ


Gary Burton "Learning to Listen: The Jazz Journey of Gary Burton: An Autobiography", Berklee Press (August 19, 2013).
出版されたばかり! サインも貰いました.

イントロがいきなり 1994 年のインタビューで「カミングアウトなさいましたが演奏やお仕事に何か影響がありましたか?」と質問されたことから始まっている.彼がゲイであることを知らなかった (あるいは,聞いたとしても忘れていた) ので,ちょっとびっくり.

でも興味があるのは,やはりジャズ・ミュージシャン達との交友.便利な索引を頼りに,人名から拾い読みしたところでは,

レッド・ノーヴォは晩年耳が悪くなって,ベースの音しか聞こえない状態で演奏していた,とか,
マイルスに徹底的に無視された,とか,
ミルト・ジャクソンに嫌われたがシダー・ウォルトンが取りなしてくれた,とか...ちなみに,YouTube にこの二人の 2 vibes の Night in Tunisia がある.ピアノは小曽根真.

ときどき,個々のジャズマン (あるいは事項) のためのカラムが設けられている.チック・コリア,パット・メセニー等の「盟友」を例外とすれば,カラムの主は故人が多い.

I am now enjoying his story.
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れた日は図書館へいこう

2013-09-06 08:30:22 | 読書
緑川聖司「晴れた日は図書館へいこう」ポプラ文庫ピュアフル(2013/07).

表紙の彼女は年齢不詳だが,語り手「わたし」は小5という設定.あまり小5らしくない語り口.
裏カバーには「知る人ぞ知るミステリーの名作が,書き下ろしを加えて待望の文庫化」とある.「日常の謎」連作ものだが,ミステリーとしては期待はずれ.小学生だってシャーロック・ホームズくらい読むのだから,もうちょっと なんとか.

でも「消えた本の謎」では,帯にあるように,男の子のある心理を巧みに取り上げている.
「エピローグはプロローグ」(これも短編のタイトル) のなかの
「母子家庭って,なんでも母子家庭のせいにされちゃうのよ」
とか,
「いわないほうがいいことを,全部いわないでおくと,心がどんどん重くなって行くのよ」
という台詞が現れるあたりも,なかなか読ませる.
最後の文庫用書き下ろし短編は蛇足かな.

第一回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞佳作に選ばれた作品と小さく書いてあったが,そうした目でみれば優れた作品だ.登場人物もお行儀がよく,このまま国語の教科書に載せてもよさそう.図書館について教育できるし.



上の単行本 (2003/10 小峰書店) のカバーイラストのほうがぴったりくる.
文庫本のほうは,児童ならざる読者に売り込もうという作戦かな.しかしこの数年で図書館ミステリーはずいぶん進歩 ? したので,これで大人向きは辛い.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピタゴラスとジャズ

2013-09-04 08:49:09 | ジャズ
宣伝です.

津波が来て,あまちゃんのライブは無期延期になった.
じつはあのとき,小生の講演会も中止となったのだが,あまちゃんにあやかって ? 復活する運びになった.

10/20 (日) 1300-1430
千葉市科学館プラネタリウム
詳細はウェブ http://www.kagakukanq.com/sp_event/detail.php?time_table_parent_id=132900 をご覧下さい.

もともとは,科学館のスタッフのおひとりが,ブルーバックスの拙著を読んで立案して下さった企画であった.私たちの新著,「視て聴くドレミ」もよろしくお願いします.

千葉大学モダンジャズ研究会メンバーのカルテット (as, guit, b ds) の演奏とトークが交互に進む構成.
タイトル「ピタゴラスとジャズ」はキャッチーだが,正確には「五度円とジャズ」というべき内容です.乞 ご来場.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も 広島二紀展

2013-09-02 08:23:24 | お絵かき


J 子の絵もあります.乞ご来場.
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴーヤたち倒壊

2013-09-01 07:46:20 | エトセト等
庭先の日よけ目的のゴーヤと朝顔.

左のように,お子チャマには理解できない造形を楽しませてくれたりしたのに,今朝見たら右のようにネットごと倒壊して一体化して踞っていた.
台風は温低化したし,たいした風は吹かなかったのに...
雨もやんでいたが,おかしなキノコたちが生えていた.右写真では左上のいくつかの白点.

黄色く完熟したゴーヤのワタはゼリーみたいで美味しい.天気が回復したら,復活を期待して立て直す予定.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg