路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・09.17】:自分に甘く人に厳しい労働者の代表は、労働者の代表として「国葬」に臨席する

2022-09-24 07:50:10 | 【雇用・正規、非正規・パート・賃上げ・失業率・求人・労働組合・労働貴族の連合】

【政界地獄耳・09.17】:自分に甘く人に厳しい労働者の代表は、労働者の代表として「国葬」に臨席する

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・09.17】:自分に甘く人に厳しい労働者の代表は、労働者の代表として「国葬」に臨席する 

 ★15日、連合は7月の参院選の総括を発表した。連合会長・芳野友子は候補者調整について「仮に一本化していたとしても単純な票の合算では勝てなかったところが大多数で、野党共闘による一本化は絶対条件ではない」とし、「当選に結びついたケースはあるものの、支持層を狭めてしまった面もあるのではないか」と分析。共産党や日本維新の会を念頭に「理念や基本政策が異なる野党間の選挙協力は、組合員に対して説明ができない」とした。また「時代が変わってきているなか、政治の関係も含め、向こう1年間で新しい運動とはどういうものかを議論したい」と述べている。

 ★「立憲が共産党と組んで票を増やしても、連合票が減るから(立憲にとっても)まったく意味がない」とはある労組幹部の発言と言われるが、それは労働貴族の視点と総括でしかない。数合わせの野合ならばその批判もわかるが、政策協議がそこを担保する。この理論では「旧統一教会と組めるのは反共の価値観でつながっているからで、理屈じゃねぇんだ」という言い分と同根でしかない。

 ★では自民党との“政策協議”はどうだろうか。連合は自民党も含む与野党(共産党を除く)と政策協議を行っているとしていて、自民党との付き合いは従来からあるというのが建前だが、自民党本部で開かれる会合に芳野が出向くことや、党副総裁・麻生太郎や党組織運動本部長・小渕優子と個別に会食したり酒を酌み交わすことも政策協議となるのか。国民民主党が与党の予算案に賛成することに賛同(のちに撤回)するなどの行動で、「支持層を狭めてしまった面」や「理念や基本政策が異なる“自民党との関係”は組合員に対して説明ができない」のではないか。少なくとも立憲民主党は動揺したはずだ。自分に甘く人に厳しい労働者の代表は労働者の代表として「国葬」に臨席する。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2022年09月17日  08:09:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:「安倍一族」このまま断絶か…後継候補に断られ「事務所閉鎖」「後援会解散」の大ピンチ

2022-09-24 06:33:30 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政局】:「安倍一族」このまま断絶か…後継候補に断られ「事務所閉鎖」「後援会解散」の大ピンチ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:「安倍一族」このまま断絶か…後継候補に断られ「事務所閉鎖」「後援会解散」の大ピンチ

 ◆安倍事務所が閉鎖に

 故・安倍晋三元総理の地元、山口県下関市に9月14日、動揺が走った。後援会関係者が語る。

 「安倍さんの元有力秘書・鮎川建司さんが、支援者の自宅を回り『12月いっぱいで安倍事務所を閉鎖することになった。後援会も解散します』と伝えたのです。事務所周辺に貼ったままだった安倍さんのポスターも剥がし、来年2月にある下関市議選の候補者のものに貼り替えた。安倍さんに近い人が(山口4区の補選に)出るなら、そのままにするはずなのに」

 本誌が報じてきた通り、安倍氏の死後、妻の昭恵さんや弟・岸信夫前防衛大臣の息子などの名前が後継候補に浮かんでは消えた。安倍氏の元秘書で下関市長の前田晋太郎氏が有力とも言われたが、「『市政を投げ出すわけにはいかない』と固辞した」(山口自民党関係者)。

 政界の「ゴッドマザー」と呼ばれる安倍氏の母・洋子さんのもと、元秘書らが後継者探しに奔走してきたものの、ついに万策尽きたのだ。

 ◆安倍家「断絶」の瀬戸際

 「山口でも旧統一教会批判・国葬批判はかなり強まっています。補選は来年4月以降ですが、このまま自民党への逆風が収まらなければ、擁立見送りもあり得る。どのみち次の総選挙で区割りが変更され、現4区は新3区になるわけですし、自民党本部としては新旧候補者同士が対立するような面倒事は避けたいでしょう」(前出・後援会関係者)

 かくして、安倍家は断絶の瀬戸際に立たされた。早くも動き出したのが、同じ下関を本来の地盤としながら、これまで安倍氏に譲ってきた元ライバル・林芳正外務大臣だ。

 「9月10日、林さんが夫人と山陽小野田市で国政報告会を開きました。ここは区割り変更後に下関と同じ新3区になる地域で、地盤固めに余念がない。下関の林系自民党支持者の家には、夏まで安倍さんのポスターが貼られていましたが、それも全て剥がされている」(前出・山口自民党関係者)

 数々の大物政治家を輩出してきた一族は、このまま消えてしまうのか。

 ※:「週刊現代」2022年9月24・10月1日号より

 元稿:現代ビジネス 主要ニュース 政治 【政局・自民党・安倍家の後継問題・担当:「週刊現代」編集部】  2022年09月24日  06:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【政局】:「物価高」「旧統一教会」「安倍晋三国葬儀」臨時国会で岸田首相がとうとう崖っぷちへ

2022-09-24 06:33:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【政局】:「物価高」「旧統一教会」「安倍晋三国葬儀」臨時国会で岸田首相がとうとう崖っぷちへ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:「物価高」「旧統一教会」「安倍晋三国葬儀」臨時国会で岸田首相がとうとう崖っぷちへ

 ◆約5分の立ち話

 元稿:現代ビジネス 主要ニュース 政治 【政策・外交・担当:歳川 隆雄(ジャーナリスト)】  2022年09月24日  06:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:オバマも不参加、党内部からも反対派が…国葬強行で安倍元首相の“顔に泥”塗った岸田首相の勇み足

2022-09-24 06:06:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【政局】:オバマも不参加、党内部からも反対派が…国葬強行で安倍元首相の“顔に泥”塗った岸田首相の勇み足

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:オバマも不参加、党内部からも反対派が…国葬強行で安倍元首相の“顔に泥”塗った岸田首相の勇み足

 目前に迫った安倍晋三元首相(享年67)の国葬。

 しかし、9月21日には国葬反対派とみられる男性の“焼身自殺”騒動が発生。さらに、23日には「NEWSポストセブン」が国葬の企画演出の入札に参加したのが1社だけだったことについて“出来レース”疑惑を報じるなど、波紋を広げ続けている。<button class="sc-dtAKIF CPaUG" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38"></button><button class="sc-dtAKIF CPaUG" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38">(写真:共同通信)</button>

(写真:共同通信)

 “言い出しっぺ”である岸田文雄首相(65)が国葬の開催を宣言したのは、安倍元首相が亡くなったわずか6日後の7月14日。その後、同月22日の閣議で正式に実施を決定した。

 「安倍元首相については生前“モリカケ桜”をめぐる疑惑が報じられただけでなく、死後も昨年9月に統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の友好団体の集会にビデオメッセージを送るといった親密な関係性も明らかになりました。そのため、世間からは国葬実施に反対する声が相次ぐ事態に。そんななか、国葬の実施を国会を通さず閣議決定のみで決めた岸田首相に対しても、批判が殺到する事態になったのです」(政治部記者)

 その結果、岸田政権の支持率は大きく低下。毎日新聞が9月17、18日に実施した世論調査では過去最低の29%を記録。また、FNNが同期間に行った世論調査では国葬について「賛成」とした人は31.5%、「反対」とした人は62.3%で、反対が賛成を大きく上回った。 岸田首相の国葬強行を批判するのは国民だけではない。政治家の政策立案について合理性や妥当性を検討する衆議院法制局と衆院憲法審査会事務局も待ったをかけているのだ。

 東京新聞の報道によると、同局らは先月、憲法の趣旨を踏まえると「(国葬実施の)意思決定過程に国会(与党及び野党)が『関与』することが求められていると言えるのではないか」との見解を示していたという。これは、国会での審議を経ず、閣議決定のみで国葬を実施しようとしている岸田首相に疑義を呈した形だ。

 さらに、味方であるはずの党内部からも国葬について懐疑的な声が。自民党の石破茂元幹事長(65)は9月9日に自身のブログを更新。以下のように自身の考えをつづり、国葬の実施には「国会の議決が必要」であるとの考えを示したのだ。

 《「誰を国葬とすべきか」の基準を定めることはまず不可能でしょうが、決定に至るプロセスにおいて「主権者である国民の意思」が表明される、ということが重要です。そしてそれには、憲法上「国権の最高機関」と位置づけられ、全国民を代表する議員によって構成される国会の議決がまず必要でしょう。》

 また、自民党の村上誠一郎元行政改革担当相(70)も21日、安倍晋三元首相の国葬への欠席を表明。各メディアによると村上氏は欠席の理由について「反対が多いなか、なぜ強行するのか。安倍氏の名誉になるのかどうか」と述べたという。

 ◆“仲良し”トランプ元大統領も、オバマ元大統領も参列せず

 元稿:光文社 主要出版物 【週刊女性】 2022年09月24日 06:02:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【旧統一教会】:会見を開いた“最悪のタイミング”…国葬支持表明で反対派へさらに燃料投下

2022-09-24 06:06:40 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

【旧統一教会】:会見を開いた“最悪のタイミング”…国葬支持表明で反対派へさらに燃料投下

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【旧統一教会】:会見を開いた“最悪のタイミング”…国葬支持表明で反対派へさらに燃料投下

 9月22日に行われた旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の会見。その様子からネット上では“逆ギレ”と言われるなど、波紋を呼んでいる。

 「21日、旧統一教会はメディアに向けて『教会改革推進本部』を設置すると文書で発表。そして『経済状態に比べて過度な献金にならないよう配慮』『勧誘当初から統一教会であることを明示する』といった“改革内容”を明かしました。<button class="sc-dtAKIF CPaUG" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38"></button><button class="sc-dtAKIF CPaUG" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38">記者会見する世界平和統一家庭連合の勅使河原秀行氏(写真:時事通信)</button>

記者会見する世界平和統一家庭連合の勅使河原秀行氏(写真:時事通信)

 しかしこの日の会見で『報道特集』(TBS系)の金平茂紀氏が旧統一教会の被害を受けた人たちに対する見解を問いただしたところ、教会改革推進本部の勅使河原秀行本部長は顔をしかめて『まず被害という言葉からちょっと考えてみたい』などと話しました。

 さらに追及を辞めない金平氏に対して、福本修也弁護士が『もう切ってください!』と声を荒げるシーンもありました」(全国紙記者)

 そんななか、勅使河原本部長の一言が注目を集めた。「個人的には」としつつも「安倍元首相をたいへん尊敬していた。偉大な政治家だったと思っている。丁重に国を挙げて葬儀をすることに賛成だ」と述べたのだ。

 「『NHK』が9月13日に発表した世論調査の結果によると、『国葬開催を評価する』と答えたのは32%。そして『評価しない』が57%でした。また政権と距離が近いとされる産経新聞とフジテレビの調査でも、『国葬を巡る岸田首相の説明に納得できない』と72.6%が回答しています。

 世論は岸田文雄首相(65)の国葬を開催する理由が不十分だと考えており、開催も疑問視しています。それでも、岸田首相は『丁寧な説明を続ける』の一点張り。そのため国葬が近づくにつれ、内閣支持率もどんどん下がっています。『毎日新聞』が18日に発表した調査によると、その支持率は29%。ついに3割を切ってしまったといいます」(全国紙記者)

 そんな国葬への逆風が吹き荒れるなか、いまもっとも批判が殺到している旧統一教会の幹部から“支持”が表明されたのだった。

 「この発言には、岸田首相も頭を抱えたでしょうね。国葬反対論がさらに強まることになりましたから」

 そう語るのは、政治部記者だ。

 「そもそも岸田首相が会見を行った日、外国為替市場では円相場が一時1ドル=145円台と24年ぶりの円安水準を更新。そこで政府と日銀は急激な円安を阻止するべく、円売り・ドル買い介入に踏み切りました。

 今回の為替介入は’98年6月以来、約24年ぶりのこと。鈴木俊一財務相(69)は同日、会見を開き『為替相場は市場で決定されるのが原則だが、投機による過度な変動が繰り返されることは決して見過ごせることではない』と為替介入に踏み切った理由を明かしていました。そんな重要なタイミングでもあったのです。

 ただでさえ円安と為替介入のドタバタのなか、もういっぽうで旧統一教会の本部長が個人的としながらも国葬賛成を表明。反対派にさらなる燃料を投下することとなったのです。

 岸田首相にとっては、同時に火消しが求められる状況です。支持率が低下し続けるなか、今回の旧統一教会の会見は“最悪のタイミング”だったといえるでしょう」(前出・政治部記者)

 岸田首相はこの日、訪問先のニューヨークで会見を行った。世論調査で“国葬反対”が賛成派を上回っていることについては、「引き続き最後まで丁寧な説明を続けたい」とコメント。いっぽうで、安倍元首相と旧統一教会の関係を巡る調査については「ご本人が亡くなられた今、実態を把握することには限界がある」と改めて否定的な立場を表明した。

 27日の国葬開催まであとわずか。岸田首相の悩める日々は続きそうだ。

 元稿:光文社 主要出版物 【週刊女性】 2022年09月24日 06:02:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2022.09.22】:【暴力支配の背景】永原譲二大任町長が指定暴力団最高幹部から不動産取得

2022-09-24 05:15:50 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER2022.09.22】:【暴力支配の背景】永原譲二大任町長が指定暴力団最高幹部から不動産取得

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2022.09.22】:【暴力支配の背景】永原譲二大任町長が指定暴力団最高幹部から不動産取得 

 福岡県町村会の会長や全国町村会の副会長という立場にありながら、違法な賭け麻雀や公選法に抵触する疑いのあるピンク宴会を実行、さらには特殊警棒を振るって町民を襲うなど暴虐の限りを尽くしてきた福岡県大任町の永原譲二町長とその長男が、川筋ヤクザとして名をとどろかす指定暴力団「太州会」の最高幹部らから、複数の不動産物件を取得していたことが分かった。

 物件取得は「売買」によるもので、永原町長の資金が太州会側に流れ込んだ形。一般人ではほぼ不可能な不動産取引は、永原氏と太州会との深いつながりを示す証拠と言えそうだ。

 ■「太州会」との関係を示す不動産取引

 永原氏の力の源泉は、豊富な資金力と地元密着の川筋ヤクザ「太州会」の影響力だ。永原氏と同会のつながりを示す証拠がある。

 昨年の正月、永原氏は大分県日田市にある自身の長男名義の別荘で、恒例となっていた「賭け麻雀」に興じ、新型コロナに感染した。この別荘は、2004年に町長の長男が売買によって取得した物件で、元の所有者は指定暴力団の会長代行を務めていた人物だった(既報)。

 元の所有者が会長代行を務めていた組織こそ「太州会」なのだが、その後の取材で、永原町長自身が現役の四代目太州会最高幹部や三代目の姐(あね)から不動産物件を買い取っていたことが明らかとなった。下が、現在までに判明した一連の土地取引の概要である。

  平成10年11月には、永原氏本人が太州会三代目姐から約3,300㎡の土地を買い、13年に町長の妻が代表を務める社会福祉法人に寄付。12年には町内大行事にあった四代目太州会最高幹部の土地3筆約1,300㎡と同地内の建物を購入していた。

 大行事の土地にあった建物は数年後に取壊し。平成15年から16年にかけて永原氏名義の新邸が建設され、現在は建設会社社長を務める娘婿の自宅に充てられている。

 ■権力維持に利用してポイ

 ある地元の古老がこう話す。
 「永原町長と太州会の関係は、多くの関係者が知っていることですよ。特に知られるようになったのは、三代目の大馬雷太郎さんが会長だった頃からで、大馬会長をバックに災害復旧事業を仕切って相当の利益を得たと言われています。大馬会長は平成13年に不慮の事故で亡くなったのですが、おたく(ハンターの記者)が調べた土地取引の時期は、まさに大馬会長と町長が密月状態だった頃のことですね。

 永原は平成17年の町長選で初当選しましたが、その前年に長男名義で太州会の会長代行だった人の別荘を買ったのは、さすがに自分と会の深い関係を知られたらまずいと思ったからじゃないですかね。もちろん、四代目になってからも永原と太州会の関係は続いてきました。多くの人が知ってることですよ。だからみんなが怖がる。永原の言うことを聞いておかないと、酷い目にあうと思い込まされている。これね、思い込まされてるだけで、いまは実際に太州会が永原のお先棒を担いだりすることはないと思います。川筋者にはそれなりの矜持がありますよ」

 恫喝や威嚇で批判的な相手を黙らせ、果ては特殊警棒を振り回すという暴力体質が顕著な永原氏。大任町議会や周辺自治体の首長、さらには町の関係者が沈黙を守らざるを得なかったのは、永原氏の背後に太州会の影がちらついていたからだ。

 多くの関係者が口をそろえて言うのは、「永原町長が悪いのは分かっている。分かってはいるが……」、「永原は大した人物ではないが、その後ろが……」といった嘆き言葉。「……」に入るのが「太州会」という組織名であることは間違いない。だが、その背景や構図がハッキリと見えてしまった時、人々を畏怖させてきた虚構は崩れ去る。永原氏による暴力支配の終わりだ。

 永原氏は、太州会という地元最大の力を最大限に利用してきた。しかし、その一方で、自分が食い物にしてきた建設行政の実態を隠すために、情報非開示の責任を「反社」(同町の非開示理由から)になすり付け、報道関係者や警察には現役の太州会幹部の実名を挙げて批判的な立場の町議との関係をでっち上げた。権力維持に川筋ヤクザの威光を利用し、最後はポイ。永原氏にとって、太州会は利用するだけの便利な存在に過ぎなかったということだ。

 「不動産を買ったのは事実だが、それを以て指定暴力団と密月だとは言えまい」――永原氏特有の苦しい反論が聞こえてきそうだが、言い訳のできない「動かぬ証拠」が、実は存在している。

 *21日、大任町役場を訪れ、総務財政課を通じて“過去から現在に至るまでに、太州会幹部と付き合いがあったか否か”の確認を町長に求めたが、出稿までに連絡はなかった。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・地方自治・福岡県大任町の永原譲二町長】  2022年09月22日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2022.09.05】:福岡県大任町に政治倫理条例違反の疑い|資産公開閲覧申請、2か月半放置

2022-09-24 05:15:40 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER2022.09.05】:福岡県大任町に政治倫理条例違反の疑い|資産公開閲覧申請、2か月半放置

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2022.09.05】:福岡県大任町に政治倫理条例違反の疑い|資産公開閲覧申請、2か月半放置 

 永原譲二町長による暴行事件や独裁的な町政運営で揺れる福岡県大任町が、今年6月に町議会議員から出された資産公開の閲覧申請を事実上黙殺し、2か月以上も放置された状態になっていることが分かった。永原町長が「決裁」を拒んでいるものとみられ、条例違反が強く疑われる状況だ。

◇   ◇   ◇

 同町議会の次谷隆澄副議長が、町長の資産状況を確認するため「資産等報告書等閲覧申請書」を提出したのは6月20日。不可解なことに、その後1か月以上経って、請求の理由の一部を書き改めるよう役場側から指示されたという。文案は、次のように変わっている。

  意味のない書き変えの指示は単なる時間稼ぎだったらしく、閲覧請求提出から約2か月半を経た今も、町長の資産報告書は開示されていない。

 「大任町政治倫理条例」は、資産等報告書の取り扱いについて、《町長等及び議員は、毎年1月1日現在押さん、地位、肩書、前年1年間の収入、贈与及び税等の納付状況を記載した次条に定める資産等報告書を毎年5月15日から同月31日までの間に、町長等にあっては町長に、議員にあっては議長に提出するものとする》(第6条)と規定しており、今年の報告書は提出済みのはず。条例はさらに《町長は、町長等の資産報告書とともに15日以内に、これを町民の閲覧に供しなければならない》(第6条4=下の画像参照。赤いアンダーラインはハンター編集部)と定めており、「15日」がとうに過ぎている現在、閲覧を拒む理由は存在しない。副議長の閲覧申請に応じない同町の対応は、明らかな条例違反だ。

  昨年、資産報告書の閲覧をするのに決裁が必要なのかどうか尋ねたハンターの取材に対し、永原譲二町長は「私は最高責任者」「私が(決済を)いるっち言っとるけん、私がいるんです」と答えており、閲覧申請の決裁権者が永原氏であることは確か。閲覧申請に応じていない以上、町長自らが条例違反を犯していることになる。

 では、なぜ資産公開に応じないのか――?その理由は、近いうちに分かる。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・地方自治・永原譲二町長による暴行事件や独裁的な町政運営で揺れる福岡県大任町】  2022年09月05日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2022.08.04】:【脅迫の波紋】田川郡東部の7市町村、環衛施設建設の関係文書「保有せず」|事業の妥当性検証は不可能

2022-09-24 05:15:20 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER2022.08.04】:【脅迫の波紋】田川郡東部の7市町村、環衛施設建設の関係文書「保有せず」|事業の妥当性検証は不可能

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2022.08.04】:【脅迫の波紋】田川郡東部の7市町村、環衛施設建設の関係文書「保有せず」|事業の妥当性検証は不可能 

 田川郡内にある8市町村で構成する「田川郡東部環境衛生施設組合」(組合長:永原譲二大任町長。田川市、大任町、川崎町、添田町、赤村、糸田町、福智町、香春町で構成)の市町村長らが情報公開に関する勉強会の内容に言いがかりをつけ、主催した議員に謝罪するよう「脅迫」した問題を巡り、大任町以外の7市町村が、同組合が整備を進める施設建設に関する文書を一切保有していないことが明らかとなった。7市町村は、数十~数百億円の公費が投じられる施設建設工事の契約書さえ保有していない。

 建設工事の詳細を把握せぬまま当該事業の妥当性を主張したことになり、脅迫行為に走った首長らの責任が問われる事態となりそうだ。

 ■説明責任果たせない疑惑の巨額公共事業

 永原譲二大任町長らが勉強会の主催者に出した「脅迫文書」は、単なる“言いがかり”に過ぎない(既報)。その脅迫文書の中でハンターが注目したのは、田川郡東部環境衛生施設組合が整備を進める田川クリーンセンターやごみ焼却施設、最終処分場についての組合側の言い分だ。

“福岡在住の児嶋代表が大任町に建設中の当該施設について、知る由もなくこの勉強会に先立って、誤った内容が、事前に説明したのではないかと想定されます”

田川クリーンセンターやごみ焼却施設、最終処分場については、構成市町村議会の厳格な審議を経て、地方自治法に基づく議決をいただき、大任町へ事務委託され、実施されている議会等で機会あるごとに財政状況や進捗状況を説明している

“当該事業を推進するにあたって、構成市町村の厳格な討論の後、議会議決を経たにも関わらず、事業費用及び事業推進について、当議会行政報告において機会あるごとに報告している

 文書に出てくる田川クリーンセンター(汚泥再生処理センター)、ごみ焼却施設、最終処分場は、いずれも大任町内に整備される施設。これまで報じてきたとおり、工事発注者である大任町は、一連の工事の積算書、施工体系図、参考見積り、入札結果表といった他の自治体では当たり前に開示される文書を非開示にして、事業の検証を阻んできた。

 昨年9月には情報公開条例を改悪し、開示請求権者を「何人も」から「町の区域内に住所を有する者(請求日から起案して1年以上住所を有する者に限る)」に変えるという暴挙にでており、町外からの事業検証は不可能になっている。

 では、「機会あるごとに財政状況や進捗状況を説明している」、「事業費用及び事業推進について、当議会行政報告において機会あるごとに報告している」とする田川郡東部環境衛生施設組合の構成自治体は、どこまで建設工事の中身を知っているのだろう――?

 ハンターは、「脅迫文書」の存在を知った直後の7月中旬、市外からの開示請求を受け付けていない大任町を除く、田川市、川崎町、添田町、赤村、糸田町、福智町、香春町の7市町村に、同じ内容で情報公開請求を行った。請求したのは「田川郡東部環境衛生施設組合が整備する汚泥再生処理センター、ごみ焼却場、リサイクルセンター、最終処分場などの建設工事の積算書、参考見積り、施工体系図、契約書、入札結果表」である。

 これに対し、7市町村からの回答はみな同じ内容で「当該文書を保有していない」「不存在」「取得していない」などというもの。つまり、大任町以外の7市町村は、すでに完工、あるいは着工した施設整備工事について、妥当か否かの判断ができないということだ。「機会あるごとに財政状況や進捗状況を説明している」、「事業費用及び事業推進について、当議会行政報告において機会あるごとに報告している」とする主張には、前提となる説明根拠がない。

 施設建設の詳細を検証することができない状態でありながら、問題の脅迫文書に押印し、「議会報告しているから問題ない」「批判は許さない」――。これほど無責任かつ乱暴な話はあるまい。地域住民への説明責任も果たすことができないため、事業の正当性にも疑問符が付く状況だ。

 田川郡東部環境衛生施設組合の事業として大任町が単独発注して契約が終了したのは、完成した「汚泥再生処理センター整備工事」(契約金額89億8,560万円)や着工済みの「大任町ごみ処理施設整備工事」(契約金額220億円)など。巨額の公費が投じられる事業でありながら、同町が情報公開に応じないため、噂されてきた工事費の水増しや裏金の動きについて検証できない状態が続いている。当然、組合を構成する7市町にも責任はある。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・地方自治・福岡県田川郡内にある8市町村で構成する「田川郡東部環境衛生施設組合」(組合長:永原譲二大任町長。田川市、大任町、川崎町、添田町、赤村、糸田町、福智町、香春町で構成)の市町村長らが情報公開に関する勉強会の内容に言いがかりをつけ、主催した議員に謝罪するよう「脅迫」した問題】  2022年08月04日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2022.08.03】:田川郡内8市町村の首長らが議員勉強会の主催者を“脅迫”

2022-09-24 05:15:10 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER2022.08.03】:田川郡内8市町村の首長らが議員勉強会の主催者を“脅迫”

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2022.08.03】:田川郡内8市町村の首長らが議員勉強会の主催者を“脅迫” 

 狂った権力が脅迫行為に走り、地方自治の改革に取り組む議員らの活動にストップをかけた。集会や言論の自由を保障した憲法の規定に抵触する可能性が高い。

 ■前代未聞の脅迫文書

 公権力を悪用し、事実上の脅迫で集会や言論に圧力をかけたのは、田川郡内にある8 市町村で構成する「田川郡東部環境衛生施設組合」(組合長:永原譲二大任町長。田川市、大任町、川崎町、添田町、赤村、糸田町、福智町、香春町で構成)の市町村長と二人の議員。首長らは連名で、今年4月26日に田川市内で開かれた地方自治に関する勉強会の内容に言いがかりをつけ、主催した3人の議員に対し謝罪と質問への回答を要求している。

 勉強会は、田川市の市議が中心となって近隣自治体の議員などに呼びかけ開催したもの。市民オンブズマン福岡の児嶋研二代表幹事を講師に、約90人が参加して情報公開の重要性についての議論が行われた。当日は、この勉強会に因縁をつけている永原譲二大任町長の子息の建設業者や、永原町長が会長を務める郡町村会の職員が参加していたことが分かっている。

 勉強会を主催した小林義憲田川市議会議長と他の2人の議員に、質問状なのか抗議文なのか分からない支離滅裂な文書が送りけられてきたのが7月12日。同封されていたのは下の文書(*赤いアンダーラインはハンター編集部。画像クリックで拡大)で、「田川地域広域行政勉強会の趣旨及びその内容について」は、六つの問題点を列挙した上で「謝罪」を求めるもの、表題なしの方は「その内容について」にある質問事項への「回答」を求める内容となっている。

 いずれの文書にも、組合の役員である永原大任町長、二場公人田川市長、原口正弘川崎町長、寺西明男添田町長、道廣幸赤村長、森下博輝糸田町、黒土孝司福智町長、鶴我繁和香春町長、田中良幸大任町議、畠田勝廣添田町議が押印している。

田川地域広域行政勉強会開催の趣旨及びその内容について

令和4年4月26日の田川地域広域行政勉強会を小林義憲田川市議会議長を発起人として、市民オンブズマン福岡代表幹事児嶋研二氏を招いて実施されました。

この勉強会への参加呼びかけを小林義憲議長らが自ら行い、特定の田川地域市町村議員及び特定の住民、マスコミ(新聞記者及びTV局)に案内し、田川地域から28名の議員が参加し、田川市議会からは14名が参加されました。

(*①)市民オンブズマン福岡代表幹事の児嶋研二氏との一般的な勉強会ではなく、広域行政勉強会とは名ばかりで、実際は田川郡東部環境衛生施設組合が大任町で建設している当該事業の情報公開や事業費用を批判するものに外なりません。

(*②)福岡在住の児嶋代表が大任町に建設中の当該施設について、知る由もなくこの勉強会に先立って、(*③)誤った内容が、事前に説明したのではないかと想定されます

先に完成した田川クリーンセンターやごみ焼却施設、最終処分場については、構成市町村議会の厳格な審議を経て、地方自治法に基づく議決をいただき、大任町へ事務委託され、実施されていることは、貴職も十分承知のとおりであります。

財政基盤の脆弱な田川地域にとって、有効な財源確保を行い構成市町村が負担する費用を最小限とするため、中央省庁や上級官庁への不断の努力を重ね、出来るだけ地方負担の軽減に努めて事業を推進し、議会等で機会あるごとに財政状況や進捗状況を説明しているにもかかわらず、あたかも、大任町のみが単独でかつ不純な利益を得て、事業を進めているかのような誤った認識を住民に持たせ、RKB毎日放送の報道の中でも、同様の内容が放送され、著しい疑惑があるような印象操作が行われたことは、誠に遺憾であり、看過することはできません。

田川市議会議員という重責にあり、当該事業を円滑に進める職責を担う立場にあるにもかかわらず、勉強会の司会者として主体的に進めたことは、看過できるものではありません。

よって、田川郡東部環境衛生施設組合、組合長、副組合長、議会議長及び議会副議長連名のうえ、当組合並びに議会の総意をもって、下記のとおり抗議する。

1 当該勉強会を実施するにあたり、発起人らは、特定の同志を中心に呼びかけ不正の念を抱かせるような活動は、田川市議会議員としてあるべき態度なのか疑いを禁じ得ない。また、関係議員らが児嶋代表幹事に対して、事実に基づかないうそや思い込みの情報を提供したのではないかということ。

2 大任町内における、いわゆる迷惑施設について発起人らは、大任町民の心情を全く理解しようとしてないこと。

3 (*④)施設建設に係る情報公開について、大任町が情報公開条例の一部を改正した経緯や背景を全く理解してないこと

4 地方自治法で定められた一部事務組合と言う特別地方公共団体の法制の趣旨、当該組合の規約等を全く理解してないこと。

5 当該事業を推進するにあたって、構成市町村の厳格な討論の後、議会議決を経たにも関わらず、事業費用及び事業推進について、当議会行政報告において機会あるごとに報告しているにもかかわらず、総工事費がどれだけ増大するかわからないというような理不尽な発言に対して、田川市議会議員として、当該事業を全く理解しておらず、田川市議会で審議を尽くされたにもかかわらず、その発言を見過ごしたことは、当該勉強会の司会者として、また、職員として、怠惰と言わざるを得ない。

6 地域住民から信託された議会議員という立場を忘れ、テレビ報道やネットニュース、SNS、ユーチューブ配信と言った報道姿勢を煽り、議員としての職責を全く疑わざるを得ないこと。

以上のことについて、厳重に抗議するとともに、令和4年7月31日までに文書をもって謝罪することを求めるものであります。

さもなくば、この事業が遂行できなくなる恐れがあります。

 まず、「田川地域広域行政勉強会の趣旨及びその内容について」だが、(①)“実際は田川郡東部環境衛生施設組合が大任町で建設している当該事業の情報公開や事業費用を批判するものに外なりません”という一文からして、完全な言いがかり。勉強会は「情報公開」の重要性について議論する内容で、田川郡東部環境衛生施設組合の事業を批判したり検証したりするための集まりではない。

 勉強会開催のきっかけとなったのは、ハンターが報じてきた田川市や大任町による情報公開制度の恣意的運用だ。田川市は、他の自治体が当たり前のように開示する文書を非開示にしたりするなど隠蔽姿勢むき出し。審査請求で非開示決定の取り消しが答申されるなど不始末が続いており、問題視されてきたごみ収集運搬の業者選定プロポーザルを巡っては、疑惑が深まったとして100条委員会の設置が決まっている。

 大任町に至っては、情報公開条例があっても実質的には無いような状況。ハンターが町発注の工事の関連文書を精査しようと情報公開請求を重ねていた昨年9月、「何人も、この条例の定めるところにより、実施機関に対し、当該実施機関が保有する公文書の開示を請求することができる」となっていた条文を改悪し、「何人も」を「町の区域内に住所を有する者(請求日から起案して1年以上住所を有する者に限る)」に変えている。

 ただし、公共工事関連文書については町外だけでなく、町内からの開示請求にも応じておらず、町議会議員が請求した田川郡東部環境衛生施設組合の施設建設に関する文書は、すべて非開示。情報公開条例は、有名無実となっている。

 こうした状況に危機感を抱いた地方議員らが開いた勉強会が、権力者たちの圧力で潰されていいはずがない。改めて勉強会の内容を確認してみたが、参加者が「田川郡東部環境衛生施設組合」やその事業について言及した場面はなく、児嶋代表幹事の発言も、情報公開についての一般論か他の自治体のケースを挙げての提言に過ぎなかった。

 抗議文に名を連ねた8人の首長と二人の議員は、勉強会の詳細な内容を確認せぬまま、押印した可能性がある。

◇   ◇   ◇

 次に、(②)“福岡在住の児嶋代表が大任町に建設中の当該施設について、知る由もなく”について。

 前述したように、勉強会の中で児嶋代表幹事は、田川郡東部環境衛生施設組合が整備する施設について具体的な言及をしていない。同氏が知っていたのは、情報公開条例を恣意的に運用してきた田川市や大任町の実態であって、だからこそ情報公開の必要性について議論する勉強会の講師を引き受けたのだ。そもそも、建設工事を発注した大任町は関連情報の開示を拒んでおり、「知る由もなく」が事実だとすれば、それは大任町の責任だろう。

 “知る由もなく”に続く(③)「誤った内容が、事前に説明したのではないかと想定されます」は、日本語になっておらず、これほど酷い文面が公文書として発出されたことに呆れるしかない。どうやったら「誤った内容」が「事前に説明する」のか?

◇   ◇   ◇

 (④)抗議だか質問だか分からない6項目の中の3番目にあるのが、“施設建設に係る情報公開について、大任町が情報公開条例の一部を改正した経緯や背景を全く理解してないこと”という一文。永原町政が情報公開条例を改正した顛末は述べてきたとおりだが、その際、提出された議案の提案理由は、下に示した「町が保有する公文書の開示について、町政に関する町民の「知る権利」を保障する本条例の目的に鑑み、開示請求権の所在を明確にするため、所要の改正を行うものである」という、訳の分からないもの。“経緯や背景を全く理解してない”と難癖をつけているが、議会で説明もされていない“経緯や背景”を、第三者が理解できるわけがない。

◇   ◇   ◇

 最も悪質なのは、最後の一行。“さもなくば、この事業が遂行できなくなる恐れがあります”は、明らかに脅迫だ。「さもなくば」という言葉自体、公文書で使う性質のものではなく、要は『謝らなければ事業の遂行ができなくなるぞ』という脅しに他ならない。

質問書にあたるもう1枚の文書も、最後は「脅迫」となっている。

令和4年4月26日に貴職が発起人となって開催された第1回田川地域広域行政に関する勉強会について、田川郡東部環境衛生施設組合議会、全員協議会において、田川市議会議員3名に対し、開催を主催したことについて、当組合並びに当組合議会の総意をもって抗議する旨の決議がなされました。

よって、当組合長、副組合長、議長及び副議長の連名で抗議し、謝罪を求める文書を貴市議会議員3名に対し、発出したので、速やかに回答されるように促すとともに、主催者たる貴職が、田川市議会の代表者としての議長という立場を利用して、田川市及び田川市議会の総意のうえで、特定の田川地域市町村議員及び特定の住民、マスコミ(新聞記者及びTV局)に案内し、田川地域広域行政に関する勉強会が開催されたものなのか、令和4年7月31日までに文書をもって回答を求めます。

期日までに回答がない場合は、事業が遂行できなくなる恐れがあります。

 “期日までに回答がない場合は、事業が遂行できなくなる恐れがあります”――。地方議員らの勉強会が気に入らないというだけで、「事業を止めるぞ」と言わんばかりの強要行為だ。チンピラヤクザ並みの言いがかりに基づく脅迫が、「公文書」で行われたことは、田川郡内の地方自治が大きく歪んでいることの証(あかし)だろう。

 日本国憲法は、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」(第21条)と定めており、勉強会の主催者に圧力をかけた田川郡内8市町村の首長らの行為は、この規定に反する可能性が高い。

 ところで、この脅迫行為を主導した人物以外の首長たちが、本当に田川郡東部環境衛生施設組合が整備を進める施設の建設費や工事内容について理解しているとは思えない。いや、理解できるわけがないのだ。次稿で、それを証明する。(つづく)

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・地方自治・公権力を悪用し、事実上の脅迫で集会や言論に圧力をかけたのは、田川郡内にある8市町村で構成する「田川郡東部環境衛生施設組合」(組合長:永原譲二大任町長。田川市、大任町、川崎町、添田町、赤村、糸田町、福智町、香春町で構成)の市町村長と二人の議員】  2022年08月03日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2022.07.20】:【独裁の証明】資産公開資料の閲覧阻む永原譲二大任町長

2022-09-24 05:15:00 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER2022.07.20】:【独裁の証明】資産公開資料の閲覧阻む永原譲二大任町長

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2022.07.20】:【独裁の証明】資産公開資料の閲覧阻む永原譲二大任町長 

 永原譲二町長による暴行事件や独裁的な町政運営で揺れる福岡県大任町が、先月に出された資産公開の閲覧申請を事実上黙殺し、1か月も放置された状態になっていることが分かった。永原町長が「決裁」を拒んでいるものとみられる。

 町民の権利を蔑ろにする独裁町長の姿勢に、改めて批判の声が上がりそうだ。

 ■閲覧請求、一か月放置

 町長の資産状況を確認するため「資産等報告書等閲覧申請書」を提出したのは、同町議会の次谷隆澄副議長。先月20日に永原町長宛てに下の申請書を出し、報告書の閲覧を求めていた。

 他の自治体なら、閲覧請求書に住所と名前程度の必要事項を書いた時点で、何事もなく資産公開の資料が開示される。しかし、次谷副議長が提出した閲覧請求には返事がなく、町側に何度催促しても「決済待ち」という返事が繰り返されている。普通なら5分もかからない手続きが、1か月も放置された状態だ。

 ■決裁権者は永原町長

 決裁権者が「永原譲二町長」であることは確かで、昨年のハンターの直接取材に永原氏自身が明言していた。首長とは思えない横暴な主張だったが、その時のやり取りの一部を再掲しておきたい。

―資産公開の資料をみるのに、町長の決裁がいると?
永原町長:まずね、まずね。

―町民であったとしても?
永原町長:あっ、はいはい。もう行政の内規の問題だから。外部からウダウダ言われる筋合いは何もないですよ。外部の人からね、なんでそんな決裁がいるんかとか(言われる筋合いはない)。

―本当に決裁がいるのかどうなのかの確認をしている。
永原町長:あっ、いりますよ、と。私がいる私が知らないと(閲覧はさせない)。

―それは内規で決まっているんですか?
永原町長:ああ、内部的にこう言うものが来たら……。いや、これ、なぜかって言うたらね。

―内規はあるんですか?
永原町長:いやいや、あのね、人の話を聞いてください。お宅に言えたことやないけど。

―町長の決裁がいるのか?
永原町長:いります。

―いるんですね。それは内規で決まっているんですか?
永原町長:私がいるっち言っとるけん、私がいるんです

―あなたがいると言っているだけ?別に条文化はされていない?
永原町長:それは知りませんよ。

―知らない?
永原町長:なーんが、私は最高責任者ですから

―あなたが決めたことは絶対だと?
永原町長:またあんた書きゃいいよ。また、あんた独裁的って書けばいいじゃないの。

―では、資産公開の閲覧請求があって、その時に町長が不在だったたら、また出直せということでいいんですね?
永原町長:ですです。ただね、電話でも決裁できるきねああ、いいぞと私が町村におらんでね、県に出張していても、電話掛けてくればいいやないの

―それが決裁?
永原町長:そう。

――そうすると、町長が気に入らない相手だったら、見せないということですか?
永原町長:違います。

―違います?
永原町長:誰でも見せるものだったら、いいですよと。

―町民だったら、誰にでも見せるということでいいんですね。
永原町長:いいです。そりゃそうでしょ。

――ストップはかけない?
永原町長:はい。

 決裁するのは町長、町長自身が把握していなければ閲覧は許さないという身勝手な主張だ。ただし、「電話でも決裁できる」として、即日決裁を示唆していた。そう豪語した永原氏が、決裁待ちとなった資産公開資料の閲覧要請を1か月放置――。賭け麻雀を追及されて暴行事件を起こした永原氏は、どうやら「嘘つき」でもある。

 ちなみに、「大任町政治倫理条例」は、資産等報告書の取り扱いについて《15日以内に、これを町民の閲覧に供しなければならない》と定めており、閲覧を拒否することはできない。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【行政ニュース・地方自治・永原譲二町長による暴行事件や独裁的な町政運営で揺れる福岡県大任町】  2022年07月20日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【2022年09月23日 今日は?】:プロ野球巨人の王貞治が55号本塁打を打ち、当時のシーズン日本記録

2022-09-24 00:00:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2022年09月23日 今日は?】:プロ野球巨人の王貞治が55号本塁打を打ち、当時のシーズン日本記録

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2022年09月23日 今日は?】:プロ野球巨人の王貞治が55号本塁打を打ち、当時のシーズン日本記録

 ◆9月23日=今日はどんな日

  漫画家藤子・F・不二雄さんが急死、62歳(1996)

 ◆出来事

  ▼プロ野球巨人の王貞治が55号本塁打を打ち、当時のシーズン日本記録(1964)▼天皇陛下の生前退位を巡り政府が「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」設置(2016)

王貞治は右越えに55号本塁打を放つ(1964年9月23日撮影)王貞治は右越えに55号本塁打を放つ(1964年9月23日撮影)

 ◆誕生日

  ▼川平慈英(62年=俳優)▼イジリー岡田(64年=タレント)▼稲葉浩志(64年=B'z )▼叶美香(タレント)▼鈴木杏樹(69年=女優)▼渡部建(72年=アンジャッシュ)▼後藤真希(85年=タレント)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2022年09月23日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2022年09月22日 今日は?】:歌手淡谷のり子さんが92歳で死去

2022-09-24 00:00:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2022年09月22日 今日は?】:歌手淡谷のり子さんが92歳で死去

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2022年09月22日 今日は?】:歌手淡谷のり子さんが92歳で死去

 ◆9月22日=今日はどんな日

  政府が消費税3%から5%への引き上げを閣議決定(1994)

 ◆出来事

  ▼歌手淡谷のり子さんが92歳で死去(1999)▼東京電力福島第1原発事故の避難住民らが国と東電に損害賠償を求めた訴訟で、千葉地裁が東電に約3億7600万円の支払いを命令(2017)

淡谷のり子さん(1969年7月撮影)淡谷のり子さん(1969年7月撮影)

 ◆誕生日

  ▼志垣太郎(51年=俳優)▼五大路子(52年=女優)▼鈴木雅之(56年=歌手)▼石井竜也(59年=ミュージシャン)▼樋渡真司(60年=俳優)▼ふせえり(62年=女優)▼緒形直人(67年=俳優)▼渋谷すばる(81年=歌手)▼美波(86年=女優)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2022年09月22日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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