路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【社説】:[旧統一教会問題]これで絶縁できるのか

2022-09-03 14:03:30 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【社説】:[旧統一教会問題]これで絶縁できるのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:[旧統一教会問題]これで絶縁できるのか

 会見に先立ち、政府は関係省庁連絡会議を設置し、今月初旬から約1カ月間を被害相談の「集中強化期間」とすることを決めた。

 霊感商法の被害対応を検証する消費者庁の対策検討会もスタートしている。

 霊感商法や多額の献金などが反社会的と指摘されてきた団体である。徹底的な調査と実効性のある対策が求められることは言うまでもない。

 遅きに失した感はあるが、自民党は所属国会議員への調査に乗り出した。結果は来週後半に公表するという。

 ただ、調査は当該団体への祝電や会合への出席など8項目について自己申告するもの。茂木敏充幹事長によると「調査ではなく各議員による点検」だ。実態解明に本気で取り組むのなら、第三者機関を通じて調べるべきではないか。

 第2次岸田改造内閣では、教団と接点があった閣僚と政務三役が30人を超えるという異常な実態も判明した。

 全容解明が取り組みの出発点である。批判をかわすだけの政治的ポーズで終わらせてはならない。

■ ■

 安倍晋三元首相が銃撃された事件の背景として浮かび上がっているのが、安倍氏の祖父、岸信介元首相の時代から半世紀にわたる自民党と教団の関係だ。安倍氏には教団の広告塔となった疑惑もあり、教団と接点を持つ議員も安倍派に目立つ。

 教団は第2次安倍政権下に旧統一教会から名称が変わった。被害者を支援する弁護士らが名称変更を認めないように繰り返し求めていた中で、宗教法人を管轄する文化庁がなぜ認めたのかも疑惑の一つだ。それにより、霊感商法や献金の強要などの被害が広がったとも指摘される。

 安倍氏と教団との関係の検証は避けて通れないはずだが、会見で岸田首相は「本人が亡くなられた今、十分に把握するのは限界がある」と述べるにとどめた。それで絶縁宣言ができるのか。

 歴代政権の対応を検証して問題の本質を把握し、教訓を対策に生かすべきだ。

■ ■

 消費者庁の対策検討会の委員からは、必要な法改正や教育現場での情報提供を求める声が上がっている。国の相談窓口だけでは被害を把握しきれないとの指摘もあった。

 全国霊感商法対策弁護士連絡会のまとめでは、旧統一教会による被害は過去35年間で約3万4千件、総額で1237億円に上る。被害は氷山の一角でしかない。信者やその家族を巡る問題には、高額献金が招く困窮、家庭崩壊など深刻な実態がある。

 政府は被害者の声に耳を澄ませ、実態把握に努める責任がある。救済にとどまらず、抜本的対策を示す必要がある。

 元稿:沖縄タイムス社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2022年09月03日  14:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【安倍元首相の国葬】:立憲は国葬反対なのに泉代表「出席あると思う」…野党追及の戦意そぐ優柔不断と支離滅裂

2022-09-03 13:40:30 | 【訃報・告別式・通夜・お別れの会・病死・事故死・災害死・被害による死他】

【安倍元首相の国葬】:立憲は国葬反対なのに泉代表「出席あると思う」…野党追及の戦意そぐ優柔不断と支離滅裂

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍元首相の国葬】:立憲は国葬反対なのに泉代表「出席あると思う」…野党追及の戦意そぐ優柔不断と支離滅裂

 一体、何を悩んでいるのか。立憲民主党泉健太代表が2日の記者会見で、安倍元首相の国葬への出欠について「国が関与する儀式は一つ一つ重たい。本来であれば基本的に出席する前提に立っている。それが本当に悩ましい」と語った。

<picture>党代表は不適格(C)日刊ゲンダイ</picture>

  代表は不適格(C)日刊ゲンダイ

 耳を疑う発言だ。立憲は法的根拠が乏しいなどとして国葬には反対の立場だ。同じく国葬に反対する共産党は「今、言われているような形で国葬が強行されることになれば、出席はできない」(小池晃書記局長)と、キッパリと表明した。

 それなのに、国葬に反対する野党第1党のトップは腰が定まらず、“共闘”の足を引っ張る自己矛盾。泉代表は1日のBSフジの番組でも、国葬出席の可能性について「あると思う」と語っていた。国葬を否定しながら、「出席するかも」とは支離滅裂だ。優柔不断にも程がある。

 ■野党は絶好の攻め時なのに足手まといに

 泉代表の迷走ぶりに、SNS上は《いったい、何がしたいのか、全く理解できません》《提案型野党より、忖度型野党へか》《マジで、泉を代表に据える限り、立憲は支持率が落ち込み続けるよ》などと非難ゴウゴウ。

 しかも、今は統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着で政府・与党が揺らぎ、野党は絶好の攻め時だ。一枚岩となって政権を追及すべきなのに、泉代表が教団の最大の庇護者であり、広告塔だった安倍の国葬への出席をにおわすのは、野党の勢いを失わせるようなものだ。安倍国葬を教団のPRやマインドコントロールに利用したがる統一教会を喜ばせるだけだろう。

 「泉代表が出席すべきは国葬ではなく、まず国葬反対のデモです。岸田政権は議会を開かず、与野党で話し合いもせず、勝手に国葬に突っ走っている。しかも、安倍元首相は自民党と統一教会をつなぐ中心人物です。政権と戦う姿勢を示すべきなのに、泉代表の煮え切らない態度は野党第1党の党首として不適格。明確に国葬に反対できなければ、代表を辞任すべきです」(政治評論家・森田実氏)

 立憲の所属議員も泉代表の発言を「是」とすれば、党勢は衰えるばかりだ。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・安倍首相の国葬】  2022年09月03日  13:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【大阪府警】:大失態…資産家殺害の被疑者死亡 自殺示唆を把握しながら監視レベル上げず

2022-09-03 11:25:30 | 【警視庁・警察庁・都道府県警察本部・警察署・刑事・警察官・警部・監察官室・...

【大阪府警】:大失態…資産家殺害の被疑者死亡 自殺示唆を把握しながら監視レベル上げず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪府警】:大失態…資産家殺害の被疑者死亡 自殺示唆を把握しながら監視レベル上げず

 自殺の可能性を把握しながら、大阪府警はみすみす自殺を許したのか──。

 大阪府高槻市で昨年7月、資産家の女性会社員、高井直子さん(当時54)が保険金目的で殺害された事件。殺人容疑などで先月25日、再逮捕された養子の高井凜容疑者(28)が1日朝、勾留中の福島署で自殺を図り、同日夜、死亡が確認された。

<picture>自殺の動機も不明(死亡した高井容疑者)/(C)共同通信社</picture>

 自殺の動機も不明(死亡した高井容疑者)/(C)共同通信社

 高井容疑者は私物のTシャツの裾部分を複数束ねて強度を上げたひも状の輪っかを逃走防止用の金網がある窓に引っ掛け、首をつっていた。看守が最後に高井容疑者が布団をかぶって横になっているのを確認したのは1日午前6時44分。それから18分後のことだった。

 「毎晩7時ごろ、部屋を点検し、本や便箋、ボールペンなど就寝に必要のないものを引き揚げ、中に金属やのみ込めるようなものがないか検査します。自殺する3日前の29日の夜も居室からノートを回収した。約5時間後の30日午前0時5分ごろ、福島署の留置管理課員がノートに複数の便箋が挟まれているのに気づき、内容を確認したら、両親に宛てた遺書めいた記述があった。数行にわたって自殺をほのめかしていたため、『これはアカン』いうことで、すぐに当直責任者に報告し、監視を強化することにしました。その日のうちに署長まで報告は上がっていた」(捜査関係者)

 高井容疑者はこれまでの取り調べで「逃走を考えている」と漏らし、看守のスキをうかがっていたことから、8月19日、警戒レベル2の「特異被留置者」に指定。午後9時~午前7時の夜間の警戒を強化し、通常は1時間に不定期で4回程度する巡回を5回に増やしていた。

 被疑者に自殺や自傷行為の懸念がある場合、警戒レベル1の「特別要注意被留置者」に該当し、24時間態勢の対面管理の対象になるが、自殺をほのめかすメモが見つかってからも、高井容疑者の警戒レベルは変更されなかった。

 ■これまでの捜査が水の泡

 「署内では報告が上がっていたが、今のところ福島署から留置管理課に自殺をほのめかす内容の便箋が見つかったという報告があったという情報はありません。もし、その時点で聞いていれば、詳しい情報を集め、危険性、蓋然性が高いと判断すれば、警戒をさらに高めるアドバイスをしたと思います」(府警本部留置管理課)

 府警は2010年以降、新たに完成した警察庁舎には、留置施設内のトイレに順次、「自殺防止用センサー」を設置している。天井に設置されたセンサーの下に一定時間居続けると、廊下のランプが光る仕組みになっている。高井容疑者が首をくくった場所はトイレの外の窓の下だったため、センサーが反応しなかった可能性もある。

 高井容疑者の自殺を許したことで、膨大な時間と大量の捜査員を投入して真相究明にあたった血のにじむような捜査が水の泡だ。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・話題・事件・大阪府警】  2022年09月03日  11:25:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【東京五輪疑惑】:高橋治之容疑者はKADOKAWAの五輪スポンサーも仲介か…読売新聞が報じる

2022-09-03 11:20:30 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【東京五輪疑惑】:高橋治之容疑者はKADOKAWAの五輪スポンサーも仲介か…読売新聞が報じる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東京五輪疑惑】:高橋治之容疑者はKADOKAWAの五輪スポンサーも仲介か…読売新聞が報じる

 東京五輪の大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78=受託収賄罪で逮捕)が、出版大手「KADOKAWA」が大会スポンサーに選定されるよう組織委側に働きかけた疑いが浮上した。3日の読売新聞が伝えた。

<picture>高橋治之容疑者(C)日刊ゲンダイ</picture>

    高橋治之容疑者(C)日刊ゲンダイ

 関係者によると同社は東京大会のスポンサーになるため、高橋の知人に相談。要望を聞いた高橋はそれまでなかった出版部門のスポンサー枠を新設するよう、新規スポンサーを担当する電通に提案。KADOKAWAを含む2社が候補となったが、1社が辞退。同社はスポンサーに選定され、2019年4月に「書籍及び雑誌の出版サービス」分野のオフィシャルサポーターとして組織委と契約。公式ガイドブックなどを順次発売した。

 契約の翌月以降、同社は知人経営のコンサルタント会社への支払いを開始。総額は7000万円に上ったという。東京地検特捜部はその一部が高橋への賄賂の疑いがあるとみて調べている。特捜部の事情聴取に電通側は「高橋容疑者から、KADOKAWAがコンサル会社に金銭を支払う案を提示された」などと説明しているという。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・話題・事件・東京五輪汚職】  2022年09月03日  11:20:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【東京五輪汚職】:自民・安倍派ついに崩壊危機! “まとめ役”森喜朗氏の金銭スキャンダルで弱体化加速

2022-09-03 06:27:50 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【東京五輪汚職】:自民・安倍派ついに崩壊危機! “まとめ役”森喜朗氏の金銭スキャンダルで弱体化加速

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東京五輪汚職】:自民・安倍派ついに崩壊危機! “まとめ役”森喜朗氏の金銭スキャンダルで弱体化加速

 AOKIから森喜朗元首相に200万円──というニュースが流れ、政界に激震が走っている。捜査の行方によっては、自民党の最大派閥「安倍派」が崩壊する可能性があるからだ。派閥会長だった安倍元首相が亡くなった後、安倍派は森氏がまとめていたという。

<picture>安倍派は空中分解か?(C)日刊ゲンダイ</picture>

  安倍派は空中分解か?(C)日刊ゲンダイ

 「安倍さんの死去直後から、下村博文西村康稔萩生田光一といった面々が後継者に色気を見せ、安倍派は分裂含みでした。そこに、もともと派閥オーナーだった森さんが割って入って、なんとか結束を保ったのが実態です。森さんが不在だったら、派閥は分裂していた可能性があります」(安倍派関係者)

 8月の内閣改造人事でも、森氏が安倍派の「窓口」になっていた。改造前の8月3日、岸田首相と会った森氏は、岸田首相から「誰を起用すればいいか」と聞かれ、「萩生田、西村、松野、世耕、高木」の5人の名前を挙げたという。その結果、5人とも重要ポストに起用され、森氏も地元紙のインタビューに「私がお願いしたことはその通りになった」と語っていた。

 ◆岸田首相が描く“大宏池会構想”

 それだけに、捜査の展開によって派閥のまとめ役を失うような事態になれば、安倍派は一気に空中分解しかねないとみられている。岸田首相に対して疑心暗鬼も広がっているという。

<picture>「宏池会」こそ保守本流(挨拶をする岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

 「宏池会」こそ保守本流(挨拶をする岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 「ポイントは、安倍派が崩壊することを岸田さんがどう判断するかです。100人という巨大派閥が弱体化するのは、岸田さんにとって悪い話ではないでしょう。岸田さんの心の中には『宏池会(岸田派)こそ保守本流だ』『清和会(安倍派)は保守傍流だ』という気持ちもあるはずです。清和会に対抗するために、岸田派ー麻生派ー谷垣グループが合流する“大宏池会構想”もあった。もし、東京地検が五輪汚職事件の捜査を拡大しようとしても、総理官邸はストップをかけないのではないか」(自民党事情通)

 もともと、9月27日の安倍国葬が終わったら、安倍派は分裂に向かうと指摘されていた。五輪汚職捜査が、安倍派の弱体化を加速させる可能性がある。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・自民党と旧統一教会との癒着問題】  2022年09月03日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【永田町川柳「政界を嗤う」】: たまにする「決断」どれも的外れ(よみ人しらず)

2022-09-03 06:27:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【永田町川柳「政界を嗤う」】: たまにする「決断」どれも的外れ(よみ人しらず)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【永田町川柳「政界を嗤う」】: たまにする「決断」どれも的外れ(よみ人しらず)

 総理官邸からぼやき声が漏れてきた──。

 なぁ~にが「黄金の3年間」だ。参院選で勝って、マスコミも「次の国政選挙までの3年間は岸田1強」とか言うもんだからその気だったのに。広がる旧統一教会汚染に、先手を打って内閣改造を「決断」。汚染議員を外したつもりが大臣から政務官まで22人も入っていやがった。



 どいつもこいつも、と思っていたら、オレの熊本県後援会の会長も旧統一教会絡みの団体の会長だった。

 内閣支持率も急落して36%。温厚なオレには珍しく担当者に「コロナ対策はどうなってるんだ」と怒って、新対策を「決断」して夏休みに入ったら、オレがコロナに感染。

 安倍さんの国葬だって、麻生さんにけしかけられて「決断」したけど、なんか評判が悪い。あ~「決断」なんて、やめた、やめた。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・話題・政局・連載・永田町川柳「政界を嗤う」】  2022年09月03日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【旧統一教会疑惑】:スットボケ集団自民党 「自己申告調査」「縁切り宣言」の笑止 ■ドロボーが自分でお縄?

2022-09-03 06:25:50 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【旧統一教会疑惑】:スットボケ集団自民党 「自己申告調査」「縁切り宣言」の笑止 ■ドロボーが自分でお縄?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【旧統一教会疑惑】:スットボケ集団自民党 「自己申告調査」「縁切り宣言」の笑止 ■ドロボーが自分でお縄? 

 急場しのぎで疑惑にいったんフタをして、ほとぼりが冷めるのを待つ。自民党のいつもの作戦だ。

 問題だらけの統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着に国民から不信の目を向けられ、内閣支持率の急落に慌てふためく岸田自民が、唐突に教会との“縁切り”を宣言したのだが、どこまで本気なのかは疑わしい。


※2022年9月2日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大

 岸田首相はコロナ療養から復帰した8月31日の会見で、統一協会について「密接な関係を持っていたのではないか、国民の皆さまから引き続き懸念や疑念の声をいただいております」と切り出し、「自民党総裁として率直におわびを申し上げます」と陳謝した。そのうえで、統一教会との関係を断つことを党の基本方針として徹底するよう、自民党総裁として茂木幹事長に対策を指示したと説明した。以下の3点だ。

 1、党として説明責任を果たすため、所属国会議員を対象に当該団体との関係性を点検した結果を取りまとめて、それを公表すること。
 2、所属国会議員は、過去を真摯に反省し、しがらみを捨て、当該団体との関係を絶つこと。これを党の基本方針として、関係を絶つよう所属国会議員に徹底すること。
 3、今後、社会的に問題が指摘される団体と関係を持つことがないよう、党におけるコンプライアンスチェック体制を強化すること。

 同日の自民党役員会で、この基本方針を確認。茂木は会見で「守ることができない議員がいた場合には、同じ党では活動できない」と踏み込んだ。離党を求める考えを示したのだ。

 だが、果たしてどこまで実効性があるだろうか。

 ◆「調査ではなく点検」と強弁

 自民党は祝電送付、インタビュー対応、会合出席、選挙支援など8項目の有無について、統一教会や関連団体との関係を尋ねるアンケートを所属国会議員に配布。2日が回答期限だ。早ければ来週にも結果を公表する予定で、会合で講演したり、資金のやりとりがあった議員については氏名の公表も検討しているというが、茂木はこれを「調査ではなく点検」と強弁している。あくまで議員個人の責任で申告したものを発表するだけで、党としては責任を負いたくないという姿勢だ。

 「第三者委員会などで徹底的に調査するわけでもなく、議員の自己申告に任せている時点で、本気で統一教会との関係にケジメをつける気がないことは明白です。回答を保留する議員がいたら、どうするのか。虚偽の申告をしていないかをどうやってチェックするのか。こんなアンケート調査は、統一教会問題の収束をはかるためのポーズでしかありません。今後は教団との関係を断つと言ったって、親密だった議員が本当に縁を切ったかどうか、誰がどう判断するのでしょうか。茶番としか言いようがありません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 7月の参院選で統一教会の組織的な支援を受けて全国比例で当選した井上義行参院議員は31日、「党の方針に従って一切の踏み込んだ関係を断つ」と表明。第1次安倍内閣で首相秘書官を務めた井上は、統一教会の「賛同会員」だと自分で明かしていた。安倍の差配により、教団の力でバッジを手にしたのに、縁を切ることなんて本当にできるのか? 参院議員は6年後まで選挙がないから、しばらくおとなしくしていればいいとタカをくくっているのか。

 ◆安倍元首相との関係も検証しなければ意味がない

「統一教会と自民党は、岸信介元首相から安倍元首相にいたるまで、半世紀にわたるズブズブの関係が続いてきた。世論の批判に慌てて絶縁宣言してみたところで、簡単に縁が切れるわけがありません。茂木幹事長は『党として組織的な関係は一切ない』と言いますが、選挙協力や秘書の派遣、さらには議員になるなど、統一教会はすでに自民党の深いところまで浸透している。親密な関係は、岸信介に始まる歴史的経緯から安倍派が突出していますが、縁が薄いと言われてきた宏池会の岸田首相や林外相も関係があることが週刊誌報道などで明らかになり、どこまで政権中枢に入り込んでいるのかと恐ろしくなります。反日的な教義の統一教会に日本の中枢が乗っ取られていたなんて、これほどの危機はない。おためごかしのアンケート調査でゴマカせると思っているなら甘すぎるし、国民を愚弄するにも程があります」(政治評論家・本澤二郎氏)

 自民党の自己申告調査には秘書派遣の有無について尋ねる項目はないし、対象は国会議員だけ。来年には統一地方選があるのに、教団関係者とさらに身近な付き合いをしている地方議員を不問に付すのでは、自民党の自浄能力にはまったく期待できない。

 そもそも、統一教会や関連団体と知りながら付き合っていても、「知らなかった」とシラを切ってきた連中だ。それで許されるのか。長年統一教会にお世話になってきた自民の党内調査、しかも自己申告なんてドロボーが自分の犯罪捜査をするようなものではないか。自分にお縄をかけるはずがない。

 とりわけ関係が深かった安倍と統一教会について検証しないのも、ほとんど隠蔽に近い所業だ。この点について31日の会見で聞かれた岸田は「ご本人が亡くなられた今、十分に把握することについては限界がある」とか言っていたが、ここを曖昧にしては、統一教会との決別なんてできっこないのだし、国会議員アンケートの意味もない。統一教会と親密な安倍に取り入るために、教団関係のイベントなどに出席してきた議員もいるからだ。

 ◆リセット解散はあるのか

 統一教会と関係を断つと言いながら、教団の最大の庇護者であり広告塔であった安倍を国葬にするという倒錯、これでは到底、国民の理解は得られない。世論の国葬反対が増えるのは当然で、実施を強行すれば統一教会が喜ぶだけだ。

 戦後の国葬は、吉田茂元首相、昭和天皇に続いて安倍が3人目。反日カルトの統一教会が「ひざまずかせる」という天皇と安倍が同等になるわけで、これを利用しないはずがない。死してなお広告塔として、“霊界”から統一教会をアシストすることになる。岸田は、自民党は本当にそれでいいと思っているのか。

 「今回の自民党のアンケート調査と結果公表だけで国民が納得できるはずはなく、27日の国葬まで反対世論が減ることはないでしょう。そのうえ安倍派OBの森喜朗元首相が五輪利権にからんで事情聴取を受けたり、在宅起訴ということにでもなれば、支持率下落はますます進行する。岸田政権に上がり目はありません。ただ、気になるのは、これらの問題について『信を問う』と言って秋の臨時国会で解散・総選挙に打って出る可能性があることです。自公で過半数を維持してしまえば“みそぎ”が済んだことになってしまう。自民党と五輪汚職や統一教会との関係が“終わったこと”にされてしまう。現職の国会議員には、衆院のいわゆる『10増10減』区割り変更法案が成立する前の解散を歓迎する向きもあり、要注意です」(山田厚俊氏=前出) 

 統一教会を悪者にして、一方的に縁切り宣言をし、総選挙に勝利、裏ではズブズブの関係は続いていたことを数年後に国民が思い知らされるという展開は最悪だ。反日カルトに政権与党がむしばまれた国でいいのか。今だけ、しのげればいいという自民のスットボケにだまされてはいけない。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・自民党と旧統一教会との癒着】  2022年09月02日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党】:井上義行議員が旧統一教会「脱会」 全面支援を裏切る“手のひら返し”に教団の本音は?

2022-09-03 06:25:40 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【自民党】:井上義行議員が旧統一教会「脱会」 全面支援を裏切る“手のひら返し”に教団の本音は?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:井上義行議員が旧統一教会「脱会」 全面支援を裏切る“手のひら返し”に教団の本音は?

 選挙で全面支援を受けながら、自民党が旧統一教会との関係を断つ方針を示した途端、手のひら返しの「絶縁宣言」だ。

 7月の参院選の比例代表で当選した自民党の井上義行議員(59)が8月31日、<今後は党の方針に従って、一切の関係を断ちます>とコメントを発表。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の「賛同会員」を辞めたことを明らかにした。

<picture>旧統一教会の全面支援で当選した自民党の井上義行議員(C)日刊ゲンダイ</picture>

 旧統一教会の全面支援で当選した自民党の井上義行議員(C)日刊ゲンダイ

 井上氏は選挙期間中の7月6日、さいたま市文化センターで開催された旧統一教会の集会に参加。幹部から「うちの教会、うちの組織もたくさん問題があります。この問題を支援してくださる方が井上義行先生でございまーす。井上先生はもうすでに信徒となりました。私も大好きになりました」と持ち上げられ、会場からは「井上義行コール」が沸き起こった。

 井上氏は安倍の元首相秘書官で、2019年の参院選に全国比例から出馬したが、約8万8000票で落選。しかし7月の参院選は、旧統一教会の全面支援を受けた結果、3年前の2倍近い16万5000票余りを獲得し、当選した。

 ところが旧統一教会が社会問題化すると、一転、絶縁宣言。この「裏切り行為」を教団はどう受け止めているのか。

 「井上議員の今回の言動? 非常に残念ですね。もう応援できないというよりも、選挙公約として同じ方向を向いていただけるということで応援したので、それをしっかりやって欲しい。選挙に受かったわけですから『ちゃんとやってね』『ちゃんとしてねって感じです』と声を小さくして言いたいんですけど、今回は『残念です』とだけ申し上げておきます。後足で砂をかけるようなもの? そうですね。腹立たしい? そんな発言をしようものなら日刊ゲンダイさんに書かれてしまうので、丁重に『残念でございます』とお答えしたいと思います」(家庭連合広報部)

 ■全面支援のおかげで2億5000万円が転がり込む

 旧統一教会の支援で当選した井上氏は6年間の議員生活を手に入れ、その間、手にする歳費は1億3080万円。さらに月100万円の調査研究広報滞在費、年間780万円の立法事務費が加わり、これだけで2億4960万円の収入になる。

 保身のためなら、なりふり構っていられなかったのだろう。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・自民党と旧統一教会との癒着】  2022年09月02日  15:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【東京五輪汚職】:森喜朗元会長「見舞金200万円受領」で逮捕なるか…捜査のカギは“金額と権限”にあり

2022-09-03 06:25:30 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【東京五輪汚職】:森喜朗元会長「見舞金200万円受領」で逮捕なるか…捜査のカギは“金額と権限”にあり

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東京五輪汚職】:森喜朗元会長「見舞金200万円受領」で逮捕なるか…捜査のカギは“金額と権限”にあり 

 東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件に新たな事実が飛び出した。1日、大会組織委員会の森元会長が大会スポンサーのAOKIホールディングス側から現金を受け取っていた疑惑が浮上。組織委元理事に続き、元会長にまでも捜査の手が伸びるのか。

 ◇  ◇  ◇

 東京地検特捜部の調べに対し、組織委の元理事・高橋治之容疑者への贈賄容疑で逮捕されたAOKI前会長の青木拡憲容疑者は、森氏に「がん治療のお見舞い」として「現金200万円を手渡した」と供述しているという。森氏が組織委の会長を務めていた時期に2回に分けて渡したとみられている。9月1日付の産経新聞が報じた。

 どんなやりとりがあったのか(右が青木拡憲・AOKIホールディングス前会長、左が森喜朗元大会組織委会長)/(C)日刊ゲンダイ

 森氏はメディアの取材に対し、捜査中を理由に「回答を控える」とダンマリだ。果たして特捜部が動く可能性はあるのか。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士がこう言う。

 「まず問題は、『200万円』という金額をどう見るか。一般的には高額と思われるかもしれませんが、森さんクラスの人からすると、見舞金の額としてあり得なくはない。一応、『見舞金である』との理屈は成り立つと考えられるので、賄賂性を裏付けるには乏しい。仮に1000万円以上ももらっていれば、賄賂性が濃厚であると考えてもいい。恐らく特捜部は、森さんが受け取った額が200万円だけなのかどうかも捜査しているはずです」

 捜査の行方を握るのは金額の多寡だけではない。組織委の会長職がどこまで権限を握っているのかもポイントだという。

 「会長という立場が組織委全体の業務に権限を有するとすれば、高橋さんが逮捕されたケースと同様、『みなし公務員』の立場から影響力を行使したと見なされる可能性も出てくるでしょう。一方、会長職がお飾り程度であるとしても、『高橋容疑者と共謀の上、AOKI側に便宜を図った』との理屈も成り立ち得る。その場合、森さんと高橋さんとの間で、例えば『AOKIでいこう』などのやりとりがあったかどうかが重要になります」(若狭勝氏)

 森氏は高橋を介し、五輪スポンサー契約締結前にAOKI側と面会している。面会時のやりとりの録音は特捜部が押収済みだ。急転直下の展開が待っているか。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・疑惑・東京五輪汚職】  2022年09月02日  13:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党】:旧統一教会「絶縁宣言」で思い出される かつて安倍元首相が民主党に向けた言葉

2022-09-03 06:25:20 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【自民党】:旧統一教会「絶縁宣言」で思い出される かつて安倍元首相が民主党に向けた言葉

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:旧統一教会「絶縁宣言」で思い出される かつて安倍元首相が民主党に向けた言葉

 「守ることができない議員がいた場合は同じ党では活動できない」

 8月31日の党役員会で、所属国会議員に対し、今後は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を絶つよう徹底するなどとした基本方針を確認した自民党茂木敏充幹事長は記者会見でこう説明し、方針を順守できない議員に離党を求める可能性に言及した。

<picture>自民党大会で演説する安倍元首相(2016年)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

 自民党大会で演説する安倍元首相(2016年)/(C)日刊ゲンダイ

 同党は既に祝電送付や会合出席、選挙支援など8項目にわたり教団や関連団体との関係を尋ねるアンケートを所属議員に配布し、9月2日までに回答するよう求めている。

 だが、アンケートはあくまでも各議員の「個別点検」によるもので、ネット上では、<旧統一教会系の秘書が「関係ありません」とアンケートに答えるわけ?>、<どこまで意味あるの>などと実効性に対する疑問の声が出ている。

 岸田文雄首相(党総裁)は「所属議員は過去を真摯に反省し、しがらみを捨て当該団体との関係を絶つことを党の基本方針とし、徹底する」と指示していたが、選挙に勝つために「反社会的勢力」とも指摘されている教会と結んだ両者の「絆」は果たして断ち切れるのか。

 ■民主党と共産党の「共闘」について…

 そんな中、あらためてネット上で拡散しているのが、2016年3月の自民党大会での安倍晋三元首相のあいさつだ。安倍氏は翌4月の衆院北海道5区補欠選挙と夏の参院選を見据え、当時の民主党と共産党が共闘して戦うことについて、こうけん制していたのだ。

 「選挙のためだったら何でもする。誰とでも組む。こんな無責任な勢力に負けるわけにはいかない」

 ちなみに2016年の参院選で、安倍氏と近しい関係にあった旧統一教会の友好団体から支援を受けた、とメディアの取材に明かしていたのは自民党の前参院議員の宮島喜文氏だ。

 <いやはや、まさに選挙のためだったらカルト教団とも手を組む張本人だったな>

 ネット上では、安倍氏の発言を揶揄する言葉が続々と投稿されている。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・自民党と旧統一教会との癒着】  2022年09月02日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【岸田政権】:安倍氏の国葬めぐり“墓穴”掘った!岸田首相が国会出席「自ら表明」までの舞台裏

2022-09-03 06:25:10 | 【訃報・告別式・通夜・お別れの会・病死・事故死・災害死・被害による死他】

【岸田政権】:安倍氏の国葬めぐり“墓穴”掘った!岸田首相が国会出席「自ら表明」までの舞台裏

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田政権】:安倍氏の国葬めぐり“墓穴”掘った!岸田首相が国会出席「自ら表明」までの舞台裏

 9月27日に予定される安倍元首相の国葬まで1カ月を切り、反対世論が多数を占める中、岸田首相が31日、ようやく国会で説明する意向を表明した。

<picture>追い込まれ、自ら国会出席を言わざるを得なくなった(会見する岸田首相=8月31日)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

 追い込まれ、自ら国会出席を言わざるを得なくなった(会見する岸田首相=8月31日)/(C)日刊ゲンダイ

 コロナ療養から復帰した岸田首相は、31日午前11時から記者会見。国会の閉会中審査に出席し、テレビカメラも入れて自ら国葬について説明する機会を設けるよう自民党の高木国対委員長に指示したことを明かした。

 まるで岸田首相が率先して国会出席を決めたような口ぶりだったが、実は違う。直前まで、自民党側は岸田首相の出席に難色を示し、官房長官の出席でお茶を濁そうとしていた。

 しかし、岸田首相の会見に先立って、衆院で野党国対委員長会談が開かれ、すべての野党が岸田首相の国会説明を求めることで一致。珍しく、“ゆ党”の日本維新の会国民民主党まで足並みをそろえた。

 野党6党1会派がまとまって岸田首相の国会出席を求めた上に、世論の強い後押しもあり、追い込まれた岸田首相が自ら国会出席を言い出さざるを得なくなったのが実情だ。

 ◆野党ペースで追い込まれ墓穴

 「しかも、野党からの突き上げを抑えきれなくなった自民の高木国対委員長は『時間がない』などと言って与野党協議から逃げ回るだけでまったく機能しなかった。それで、業を煮やした立憲の安住国対委員長が、野党全体の代表として官邸と直接交渉するという異常事態に至ってしまった。自民国対は大失態ですよ。午前10時半に安住さんが松野官房長官に電話し、総理の国会出席を約束して、直後の会見で総理の口から言わせたのです。こんな野党ペースで大丈夫なのか、先が思いやられます」(自民国対関係者)

 安住氏は岸田首相の出席については「評価したい」と言う一方、「ただ出席すればいいとか、5分だけみたいな話はのめない」「ちゃんと答弁できる環境を整えて来て欲しい」と注文をつけている。

「国会出席は当然のことです。国葬は岸田首相が決めたことですから、他の人は説明できない。しかし、31日の会見でも岸田首相は『正面からしっかり説明する』と言いながら、国葬費用などについて記者の質問に正面から答えることができなかった。野党が一致団結すれば、国会説明は岸田首相にとって試練の場になるでしょう。そもそも説明のつかないことをしているのだから、自業自得です」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)

 自ら決めたように見せるために「国対に指示した」と言ってしまったおかげで、今後は国会審議から逃げる際の「国会のことは国会でお決めになる」という常套句も使えなくなる。岸田首相の国会出席は、墓穴を掘ることになりそうだ。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・岸田政権・安倍元首相の国葬】  2022年09月02日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【疑惑】:自民党やっぱり大甘!旧統一教会との癒着を「アリバイ点検」で幕引き図る、秘書派遣なぜ不問

2022-09-03 06:25:00 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【疑惑】:自民党やっぱり大甘!旧統一教会との癒着を「アリバイ点検」で幕引き図る、秘書派遣なぜ不問

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【疑惑】:自民党やっぱり大甘!旧統一教会との癒着を「アリバイ点検」で幕引き図る、秘書派遣なぜ不問

 “ユルい点検”でお茶を濁すつもりのようだ──。

 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と自民党議員の関係について、8月31日に記者会見した岸田首相は、茂木幹事長に対し「所属国会議員を対象に当該団体との関係性を点検した結果をとりまとめ、公表することを指示した」と発言。「点検」という言い方をした。


 茂木敏充幹事長は「調査」ではなく「点検」と強調。アンケートには重要設問ナシ、旧統一教会からの秘書派遣についても正面から答えず(C)日刊ゲンダイ

 茂木幹事長も31日の会見で「調査ではありません。各議員に点検を要請している」と強調。「点検」はあくまで事実確認だ。党が主体的に調べる「調査」ではないということか。自民党は本気で切り込むつもりがないのだろう。

 そもそも、茂木幹事長名で党所属国会議員宛てに出された8項目のアンケート(回答期限2日)は、祝電送付、インタビュー対応、会合出席、お金のやりとり、選挙支援などの設問があるものの、重要な問いが欠けている。

 「自由記述がなく、8項目以外は答えられない“仕掛け”になっています。統一教会への便宜の有無を聞いていません。最も問題だと思うのは、統一教会が国会議員に秘書や事務所スタッフを派遣している実態について設問がないことです」(ジャーナリスト・鈴木エイト氏)

 肝心な点には突っ込まず

 旧統一教会が与党議員に秘書を送り込むことにより、政策決定に影響を与え、情報収集も許してきた可能性がある。秘書派遣の有無は旧統一教会と自民党の関係を検証するには不可欠な設問だろう。

 点検項目に秘書や政策提言の受け入れの有無がない点を問われると、茂木幹事長は「私が見たアンケート調査、各党の聞き取りなどと比べると最も詳細であるのは間違いないと考えている」と正面から答えなかった。

 「自民党は肝心な部分には突っ込まず、形だけの点検で幕引きを図ろうとしています。アリバイづくりです。自民党がマトモな調査をしないなら、メディアや野党は自民党と統一教会の関係を徹底的に明らかにする必要があります」(鈴木エイト氏)

 31日の首相会見には抽選で当たった日刊ゲンダイ記者が参加。例によって指名されなかったが、書面質問で、点検で抜けている「統一教会による秘書派遣の実態」について尋ねた。“アリバイ点検”による幕引きは許されない。 

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・自民党と旧統一教会との癒着】  2022年09月01日  14:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】:⑰岡田直樹地方創生相は「空気みたいな存在」 “後ろ盾”は森喜朗氏と地元メディア

2022-09-03 06:22:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】:⑰岡田直樹地方創生相は「空気みたいな存在」 “後ろ盾”は森喜朗氏と地元メディア

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】:⑰岡田直樹地方創生相は「空気みたいな存在」 “後ろ盾”は森喜朗氏と地元メディア

 ◆岡田直樹地方創生相(石川・参院4回・60歳)

 地方創生のほか、沖縄北方、デジタル田園都市国家構想、万博、行政改革、規制改革、クールジャパン戦略、アイヌ施策──と8つを担務。閣僚の中で最も多い。族議員でもなく、専門性はないゼネラリストで「適任」との声がないわけではない。

 7月の参院選で当選し4期目。今回の改造では早い段階から安倍派(清和会)の入閣候補だった。

<picture>岡田直樹地方再生相は旧統一教会との関係あり(C)日刊ゲンダイ</picture>

 岡田直樹地方再生相は旧統一教会との関係あり(C)日刊ゲンダイ

 「参院は入閣枠が少なく、なかなか順番が回ってこない。参院幹事長の世耕さんが人事権を握っている。岡田さんは従順で使いやすく、世耕さんに気に入られており、初入閣を果たした」(参院自民関係者)

 ■森喜朗氏の提灯持ち

 東大文学部中国哲学科を卒業後、法学部の政治コースに学士入学。大学卒業後、父が社長を務めていた北國新聞に入社(記者職)。石川県議を経て、2004年参院石川選挙区で初当選。安倍、菅内閣で官房副長官、昨年10月から参院国対委員長を務めていた。妻は森喜朗元首相の姪。

 「100%森の子分。下手なことを話すと森に告げ口されそうなので、用心している」(地元関係者)

 森氏と北國新聞の2つの後ろ盾があり、選挙は強く、カネの心配もない。

 ■統一教会

 就任会見で地元事務所の秘書の記憶として、関連団体の行事に秘書が祝電を出し、秘書の代理出席があったと説明。時期や回数は明かさなかったが、茂木幹事長の点検要請(9月2日回答期限)を受け、再度調査をしている。

 北國新聞は統一教会のイベントを後援したり、合同結婚式を報じていた。

 7月、日刊ゲンダイは北國新聞に見解を質問したが、いまだに回答はない。

 「新聞記者をしていた割には地味で過度な堅物。柔軟性はなく、面白みもない。いるのかいないのか分からない『空気みたいな存在』です。大臣になっても、何か主体的に取り組むことはないでしょう」(自民党関係者)

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・話題・連載「岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸」】  2022年09月03日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】:⑯野村哲郎農相は地元のJA理事から転じた「典型的な農水族」78歳で初入閣

2022-09-03 06:22:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】:⑯野村哲郎農相は地元のJA理事から転じた「典型的な農水族」78歳で初入閣

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】:⑯野村哲郎農相は地元のJA理事から転じた「典型的な農水族」78歳で初入閣

 ◆野村哲郎農相(鹿児島・参院4回・78歳)

 78歳、参院当選4回で満を持しての初入閣である。本人もうれしさを隠しきれなかった。

<picture>「鶏卵汚職事件」では名前が浮上したが…(野村哲郎農水相)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

 「鶏卵汚職事件」では名前が浮上したが…(野村哲郎農水相)/(C)日刊ゲンダイ

 しかし、初入閣早々、やらかしてしまった。8月12日、4回目のワクチン接種を受けるため、事前にPCR検査をしたところ陽性が判明。22日まで療養となった。新型コロナに感染したことはとがめられないが、入閣当日の対応が問題視されている。

 組閣当日の10日、議員会館の事務所に集まった記者団を相手に「マスクしていいですか。いや、昨日からちょっと熱っぽいものですから」と、笑いながら話しているのだ。

 本人は冗談のつもりで口にしたのかも知れないが、もし自覚症状があったとしたら、その後、認証式に出席し、天皇とも会っているだけに「自覚に欠ける」の声が上がった。

 ■信実一路 モットーは“信実一路”。

 「まじめ一筋に生きなさい」という母親の教えに沿った言葉だという。2歳の時に戦争で父を亡くし、苦労する母を見ながら育った。人情話が好きで若手議員からも慕われている。

 自民党の農林部会長、農林水産政務官などを歴任した典型的な農水族。ラ・サール高校を卒業後、35年間勤めたJA鹿児島県中央会で常務理事まで上りつめた後、参院議員に転じている。安倍政権が成長戦略として農協改革を進めた時は、異論を唱えている。

 「鶏卵汚職事件」では名前が浮上した。贈賄で立件された「アキタフーズ」の秋田善祺元代表から、2018年、30万円の現金を受け取っていた。本人が「週刊新潮」(2021年1月14日号)の取材にこう答えている。

「秋田さんと会うのはそれが2度目でしたが、途中で封筒に入った現金を渡された」「私は『こういうのは受け取れません』と言ったのですが、西川先生(元農相)が『まあ、(農林部会長の)就任祝いだから受け取っときなさいよ』って」

 結局、受け取った30万円は、派閥のパーティー券購入代金として処理したという。

 ■落語ファン

 落語好き。立川談志のファン。学生時代には、鹿児島公演に訪れた談志の身の回りの世話をしたという。

 ■保守派

 改憲には「賛成」。選択的夫婦別姓制度の導入には「反対」。同性婚を可能とする法改正にも「反対」。首相の靖国参拝には「賛成」。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・話題・連載「岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸」】  2022年09月03日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】:⑮谷公一・国家公安委員長は孫5人の現場主義者 国葬を控え警備の重圧を背負う

2022-09-03 06:22:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】:⑮谷公一・国家公安委員長は孫5人の現場主義者 国葬を控え警備の重圧を背負う

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】:⑮谷公一・国家公安委員長は孫5人の現場主義者 国葬を控え警備の重圧を背負う

 ◆谷公一国家公安委員長(兵庫・衆院7回・70歳)

 ここ数年、組閣や内閣改造のたび「二階派の入閣待機組」と呼ばれ続け、当選7回にして、ようやく初入閣。それでも入閣の報に「喜ぶことなく、気を引き締めていた」とは事務所スタッフの弁だ。安倍元首相襲撃の警備状況の検証や警備体制の見直し、国葬も控え、要人警護にあたる警察の所管大臣として責任重大。身が縮むほどの重圧を感じているのだろう。

<picture>けじめを取れない議員が多いなか、実直な人柄で知られている谷公一国家公安委員長(C)日刊ゲンダイ</picture>

 けじめを取れない議員が多いなか、実直な人柄で知られている谷公一国家公安委員長(C)日刊ゲンダイ

 また、捜査機関を束ねる上で、前任者と違って旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係は現時点で取り沙汰されていない。

 ■淡泊宣言

 明大政経学部卒。大学2年の冬、住んでいた都内の木造アパートが全焼する災難に遭う。就職は国家公務員上級甲種と兵庫県の両方に合格、故郷の兵庫県入庁を選んだ。最初の配属先で妻と知り合う。プロポーズから結婚まで熱いエネルギーを費やしたため、その後「女性に対して淡泊になっている」とは本人のブログから。3人の子に孫が5人いる。

 県財政課副課長の時、阪神・淡路大震災を経験。がれき撤去や仮設住宅の建設などの対応に当たった。その後、父・洋一元農相の秘書を経て2003年に地盤を引き継ぎ、初当選。防災と復興をライフワークに掲げ、復興副大臣や復興相補佐官を歴任し、今回は防災相、国土強靱化担当相を兼務する。

 「現場主義がモットーで就任後に早速、奈良の安倍氏銃撃の現場や新潟の大雨被災地を視察しました。昨年7月の兵庫県知事選後には保守分裂を招いた責任を取り、県連会長を辞任。けじめを取れない議員が多い中、実直な人柄で知られています」(自民党関係者)

 ■コロナ自粛破り

 20年4月、本人を乗せた車が地元商工会回りの途中でガードレールに衝突。約2メートル下の田んぼに落下し、左大腿骨を骨折する重傷を負った。当時、自民党は新型コロナ感染拡大を防ぐため、所属議員に地元選挙区など地方への移動自粛を要請していた。

 ■趣味は歌舞伎鑑賞

 好きな演目は勧進帳。昨年死去した中村吉右衛門がひいきだった。近年はコロナ禍で劇場通いはめっきり減ったという。

 出身地は兵庫の山間部・村岡町(現・香美町)。地元住民は「初出馬の際は『過疎から脱却する』と言うてたのに、20年ほど経っても、この辺は過疎のまま。村岡にあった事務所も閉鎖してしまったし、寂しいの~」と嘆き節だ。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・話題・連載「岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸」】  2022年09月01日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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