路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【卓上四季・11.06】:明日に架ける橋

2024-11-06 04:00:43 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・G7サミット・G20】

【卓上四季・11.06】:明日に架ける橋

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季・11.06】:明日に架ける橋

 窓に防弾フィルムを貼ったり、狙撃手を配置したりした投票所がある。ホワイトハウス周辺のビルや店舗ではガラス窓を板で覆い始めた。不測の事態が起きるのではないか。不安と緊張が高まる米国で大統領選の投票が始まった

 ▼時間をかけた選挙戦で政策と人物を吟味し、多くの候補から最良の指導者を選び出す。長く民主主義のお手本とみなされてきたのが米大統領選ではなかったか

 ▼それがすっかり様変わりしてしまった。ののしり合い、誹謗(ひぼう)中傷、うそ…。連邦議会議事堂の襲撃や、演説中の候補の狙撃といった暴力事件の記憶も生々しい

 ▼候補2人の支持率が最後まで拮抗(きっこう)する歴史的な大接戦である。それは真っ二つに割れた米国の現状を示していよう。深刻さを増す分断と対立は、もはや後戻りできないほどにまで深まったのだろうか

 ▼1970年前後の米国。ベトナム反戦などの異議申し立ての動きは峠を越しつつあったが、世相はささくれだっていた。そのころヒットしたのが、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」だ

 ▼いつも僕は君の味方だよ。君が疲れたとき、ひとりぼっちのとき、僕はこの身を投げ出そう、逆巻く波に架かる橋のように―。この歌は愛する人や友を励ますだけでなく、平和を思う歌としても浸透していった。いままさに求められる願いだろう。 

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】  2024年11月06日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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