【サンモニ識者松原耕二氏】:「安倍政治終わらせようとしている?」森友問題対応は「ようやく石破さんらしさ」
『漂流する日本の羅針盤を目指:【サンモニ識者松原耕二氏】:「安倍政治終わらせようとしている?」森友問題対応は「ようやく石破さんらしさ」
元TBS記者で、BS-TBS「報道1930」(月~金曜午後7時30分)キャスターを務める松原耕二氏は23日、同局系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演し、森友学園をめぐる財務省決裁文書改ざん問題に対する石破茂首相の認識について「ようやく石破さんらしさが出てきた」と指摘した。
- 松原耕二(2010年3月撮影)
改ざん文書問題では、対応を苦にした元近畿財務局職員の赤木俊夫さんが自ら命を絶った。大阪高裁は1月30日、1審の関連文書不開示決定を取り消す判決を出し、これを受けて政府は最高裁への上告を断念。大阪高裁判決が確定し、今後は政府が文書の開示にどう応じるかが、焦点となっている。
番組では、17日に行われた衆院予算委員会で、石破首相が文書の開示について問われ「情報公開法の規定にのっとって、きちんとした証拠というものを元に、説明できるものは誠実に説明責任を果たしていきたい」と答えたことなどを伝えた。コメントを求められた松原氏は「この問題に対する石破さんの対応を見ていると、ようやく石破さんらしさが出てきたという感じがする。石破さんが、いわゆる『安倍政治』といわれるものを終わらせようとしているという文脈の中で、とらえられると思う」と述べた。
さらに「選択的夫婦別姓も、これから(自民党の)右派の抵抗にどう向き合うかが問われているし、大規模な金融緩和政策もその文脈。夏には戦後80年を迎えますが、安倍さんが10年前に出した戦後70年談話に、石破さんが上書きするのか、しないのかも注目されている」と、今後、石破首相の対応が注目される政策に言及。その上で「専門家の間で大連立がさかんにささやかれているのも、自民党の中での石破さんと右派との距離はものすごくあるし、立憲の中でも野田さんと左派との距離がものすごくある。違う党ながら中道の石破さんと野田さんの方が距離が近い。だからさかんにささやかれている」とも指摘した。
政府は文書の開示の是非について今後判断するとみられ、松原氏は「まずは(改ざん文書の)黒塗りがどれだけ出てくるのか、石破さんがこの文書改ざんにどれだけ向き合う気があるのかを見ていきたい」と、石破首相の覚悟を促すようにも語った。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・報道・TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)・森友学園をめぐる財務省決裁文書改ざん問題】 2025年02月23日 10:51:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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