【政界地獄耳・02.14】:成功なら新党ブームも 愛犬家デヴィ夫人が「ワンニャン平和党」設立
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・02.14】:成功なら新党ブームも 愛犬家デヴィ夫人が「ワンニャン平和党」設立
★愛犬家でも知られるタレントのデヴィ・スカルノ夫人が、政治団体「12(ワンニャン)平和党」を立ち上げ、今年7月の参院選に向けて候補者を擁立するという。また選対委員長には、昨年の都知事選に出馬した前広島県安芸高田市長・石丸伸二の選挙戦を手がけ、都知事・小池百合子に次ぐ165万票をたたき出した選挙プランナーの“選挙の神様”藤川晋之助が就任した。石丸は都議選を視野に地域政党「再生の道」を作り都議選を目指す。3日に行われた都民ファーストの勉強会では藤川が講師として選挙の極意を伝授した。昨年の都知事選の顔ぶれはシャッフルされたといえる。<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button>
新党設立について説明するデヴィ・スカルノ氏=2025年2月12日、千代田区永田町2丁目、吉沢龍彦撮影
★選挙と動物愛護は相性がよく、国会にも06年発足の「自民党動物愛護管理推進議員連盟」、15年に発足した超党派議連「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」がある。いずれも愛犬家の議員などが参加しているが、裾野は広く目的が明確なことから賛同者も多い。また犬と猫をテーマにした作品が多い山田あかね監督の21日から公開されるドキュメンタリー映画「犬と戦争 ウクライナで私が見たこと」では戦場で生きる犬たちの様子や、その小さな命を救おうと世界中から駆けつけた人々が奮闘する姿など、育てるだけでなく被災地や戦地で戸惑う犬たちをどう助けるかなどに想いが広がっている現実もある。
★さて時流と環境が整い、満を持す形の12(ワンニャン)平和党だが、犬猫の食用禁止の法制化や犬猫のブリーダーを免許制にすることなどを掲げる。デヴィ夫人は「10~30人の候補者を擁立したい」としているが、自身は「インドネシア国籍で、日本国籍に戻った時点で立候補しようと思う」という。問題は候補者だが藤川は周辺に「参院選では2~3議席を取りたい。もう少し上乗せできるかも」とみる。選挙関係者は「デヴィ夫人と藤川のタッグ、明確な動物愛護という政策に得意のSNSを使えば無名の候補でも化ける可能性がある。それに既存政党は対抗できるか。議席を持ったら参院で会派を作れば政治的目的は果たせる。だが選挙は候補者だという基本に有権者が立ち返るかどうか。成功すれば同様の手法の新党が生まれやすくなる」と危機感を募らせる。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2025年02月14日 07:48:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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