■2022年7月21日(木)4:24-12:29【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】羅臼~尾岱沼~風連湖・春国岱~納沙布岬~落石漁港 ※キーワード:地盤沈下
【種名】マガモ,カルガモ,キンクロハジロ,シノリガモ,カワアイサ(繁殖),アオサギ,タンチョウ成鳥5幼鳥1(※ペア+子1),キジバト,アマツバメ,ウミネコ,オオセグロカモメ,トビ,オジロワシ成鳥4若鳥1,シマフクロウ1,カワセミ,ハシブトガラス,コヨシキリ,エゾセンニュウ,ノビタキ,ハクセキレイ,カワラヒワ,オオジュリン(14科22種)
【メモ】朝3時40分頃起きると,明るい中にシマフクロウがいた。前日,朝食は食べないで早く出ると言っておいたので,荷物をまとめて,鷲の宿に別れを告げた。サシルイ川にかかる橋から国後島を見る。羅臼漁港に寄るが,ウミネコとオオセグロ以外はいない。街中を抜けてトンネルを抜けると,昨日とは打って変わって青い空にたくさんのアマツバメが飛んでいた。E-POWERの一世代前のノートも快適。これからはやっぱり電気自動車の時代か。が,カーブでスピードを出して急ブレーキをかけてみると,かなりいまいちのフィールリングと音。それはさておき,あっという間に野付半島との分岐点に来たが,堤防付近にオジロワシはいなかった。尾岱沼は冬とは全然違う風景,北海道らしい風景が続く。海に注ぐ川が原野を蛇行している。オジロワシがいい感じで止まっていたりする。風蓮湖は走古丹に行ってみたい誘惑もあったが,引き返すと時間がなくなるのでカットしてヤウシュベツ湿原にかかる橋で止まって,オジロワシやカワセミ,カワアイサ,マガモなど見ていた。そこからしばらく走って,納沙布岬方面に行くT字路を左折して大好きな春国岱方面へ向かったのだが,ここで,大型トラックの時速120Km以上の軍団に追われる。これはいくら何でもとすぐ道の脇に寄ってカットしてもらった。すごいスピード。根室市に行くのか。道の駅で少し休憩を取り,いよいよ,春国岱。まさに風光明媚で,タンチョウの親子や,2羽のペア,1羽だけとか,ずっと向こうにいる白いのは単にオオセグロカモメだったりする。ここで,オジロワシが現れ,あっという間に飛んで行ってしまったが,何となくここは来そうだなという場所があったので,そこで車を停めて待っていると,やって来ました。対岸方面から輪をえがきながら,こっちにどんどん近づいてくる。浅瀬で魚を獲る餌場になっているのか。合計3回ほど目の前でダイビングしてくれたが,魚は獲れず。動画は撮影し、アップ済み。若鳥がいないなあ,と思っていたら,そこから2kmほど行った漁港の町のラーメン屋さんのところで,若鳥がダイブするところを見たが,ちょうど陰になっていて魚を捕るところは見えなかった。
さてここから,納沙布岬に向かう。昔、ただ単に車が道を走り続けるだけのゲームがあり、大好きだったのだが、あのゲームのように、高低差があまりない一本道を、途中途中の岬沿いにけっこう走って,何とか納沙布岬に着いた。見覚えのあるタワーや灯台や資料館があるので、確かにここ。しかし、岬と言われるところに歩いて行って驚く。「え,ここ,本当にあの納沙布岬?」地盤沈下してるの?というくらい,何の変哲もない場所に変わっていた。いやあ,絶対地盤沈下しているな,昔はもっと高かったはずだ!とがっかりする。2007年2月22日に来たとき、ウミウとチシマウガラスがたくさんいた突端は,中間部が崩れ落ちていた。当然場所もおそらく波浪で小さくなっているはずだ。しかも,とても低い海面にシノリガモが1羽浮かんでいるだけ。もう,お土産屋さんで,Tシャツや何かグッズを買うほかはないと,店に入り,エトピリカのTシャツ(デザインがとてもいい)とコースターを買った。野付半島と納沙布岬は超がっくりだった。一番驚いたのは海面までの崖というよりただの土手という感じだったこと。あの雄大な納沙布岬はどこに?というところ。気を取り直して,花咲漁港には寄らず,直接落石岬に行った。と言えばいかにも岬に行ったように書いているが,岬に行くのには30分以上途中で車を停めて歩かなければならないので,やめて,おとなしく漁港の事務所(エトピリ館)を確認し,近くの食堂で,昼食を済ませた。漁港には,エゾシカのオスだけの群れと,子連れのメスの群れがいた。いよいよ,チャーターしたクルーズに期待がかかる。
※参考文献:「北海道東部地域の地盤変動特性と沿岸地域への影響」山下俊彦・前原向一、土木学会論文集Vol8 No.2 2012年
【写真】
鷲の宿を5時前に出る/国後島/左端大きさの違うオオセグロカモメ♀型
キタキツネ/ノビタキ幼鳥?/尾岱沼春別川河口のオジロワシ
尾岱沼キンクロハジロ/ノビタキ幼鳥?/コヨシキリ?
風蓮湖沿いの道の農地にたくさん咲いていた/原野のエゾシカファミリー/ヤウシュベツ川河口から少し上流のカワアイサ成鳥と幼鳥の群れ
カワアイサ成鳥/マガモ/オジロワシ
道産子の上に乗ったハシボトガラス/春国岱タンチョウ、親子
タンチョウの親子/風連湖/ウミネコの群れ
ミサゴと同じパターンのオジロワシ。ホバリングはしません。
何回か挑戦したが、獲物はなし。目の前で水に飛び込むミサゴに同じ。
漁港のオジロワシ若鳥/納沙布岬シノリガモ/完全に景観が変わってしまった納沙布岬。おそらくここもなくなるはず(悲)。
落石漁港のエゾシカの群れ。この後チャータークルーズ出港。
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