会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

国会中継を視聴して

2013-03-07 20:09:25 | Weblog
2013年3月7日(木)晴れ 10.2度~-2.6度

中学3年生の孫が高校受験。県立高校のⅡ期選抜学力検査が県下一斉で行われ、10,728人が真剣に希望校へ挑戦した。孫は今までよく努力し勉強してきたので合格は間違いないだろうが、塾の送迎などをしていたので帰って来るまで気になっていた。
 息子や娘の時はどうだったのだろと振り返ってみてもあまり記憶にない。孫の時はどうして気になってしまうのだろう。不思議だ。
 午後 ラッシュの散歩している時孫が帰って来た。大きな仕事をやり遂げた後の満足感で晴れ晴れとした顔をしていたのでほっとした。
 14日の発表まで喜びを待っていよう。

暖かい日であったがNHKで国会中継が放映されていたので視聴した。民主党細野幹事長と安倍晋三首相との選挙制度について“一定の格差”や“定数削減”も討論は久しぶりに盛り上がっていたように思った。今までは与党(自由民主党と公明党)も野党も資料を棒読みするような審議だった。議場も真剣なのは質問者と答弁者だけが???。という雰囲気。
 高い支持率と野党の結束力の弱さで、安倍首相はTPP交渉参加、原子力発電再稼働、憲法改正など国論を二分するようなことを発信している。このような問題については党派に関係なく公の場で議員各自が賛成か反対かと討論してもらいたい。

 討論については3月2日(土)午後9時~NHKマイケル・サンデル白熱教室「これからの復興の話しをしよう」のようなディベートでやってみてもおもしろい。

  サンデル教授が、東北大学で震災復興について語り合った。参加者は東北大学の学生500人、そしてホームページなどで一般公募した500人のみなさん。その多くが、宮城県、福島県など東北在住の方々です。サンデル教授が投げかける問いは、「除染作業で出た土は誰が引き受けるべきか?」「自主避難を補償すべき?」「自分の命と職務への責任どちらを優先するか」「復興に必要なのは強いリーダーシップか、話し合いか?」など。被災した当事者のみなさんとともに、これからの復興について考えた。
 
 少し難しいことですが、例えば
 「自分の命と職務への責任どちらを優先するか」でディベートをしよう。テーマは、「被災者の救助について」のような自由に意見を言うものでなく、「自分の命と職務への責任に対して」 ①意見が肯定と否定に分かれるものとなる。これを論題と呼ぶ。

 討論者=ディベーターは、論題の ②肯定と否定の2チームに分かれる。
 各チームは、立論→反駁→要約など進行の ③ルールに従ってスピーチし、自分たちの正しさをアピールする。
 最後に、どちらのチームに説得力があったかを、審判=ジャッジが判定し、④勝ち負けを決める。ディベートは知的スポーツである。

☆ディベートはふつうの討論や話し合いとは大きく違っている☆
・相反する立場の間にある意見の違いを明確にするため、試合の中で互いに自分たちが有利になる事実をあげながら、相手を徹底的に批判する。
⇒ ディベーターの立場が、自分自身の本当の考えと同じであるとは限らない。
⇒ 討論のルールは、肯定側と否定側を同等の条件にしている。

・審判は、自分がどの立場を支持するかではなく、どちらの意見に説得力があるかで判定し勝負を決める。事実=証拠や理由づけ(根拠)によって判断し、立場や価値観だけで決着をつけない。

・説得力とは、多くの証拠を示しながら、論理的にわかりやすく話すことや、相手の意見を批判してどこが誤っているかを明示することで、生まれるものである。