アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

またろうの金属工作: アルミ・ジャイアント

2009年12月13日 | 高専生活
一年次の実験・実習は「ものづくり基礎工学」という授業になっていて、ここで機械・電気・電子・情報・物質の五学科につながる分野の実習をすることになっている。

またろうはこの中で「機械」に進学したいと思ってるわけなので、「機械」は特に力が入るらしい。やっぱり金属を削ったりできるのは高専の醍醐味だよね。

こんな作品を持ち帰りました。

となりの、DVDパンフは大きさの比較のための…いえいえ、あまり似てたんで飾りました。でも、アイアン(鉄)じゃなくてアルミなんですけどね。

母はこういうの(金属加工)まるで疎いので、またろうに製作方法メモを書いてもらいました。

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本体底面・フライス加工
タイヤ切り出し、みぞつけ・せん板
本体穴あけ・たく上ボール板
おねじ加工・ダイス
めねじ加工・タップ
頭・ちゅーぞー
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「卓上」の「卓」が書けないのあんたはっ!! 「ちょっと、忘れたんだよ」
はい、しっかり思い出していただきました(しばし漢字練習…)。ってか、「旋盤」のばんがそもそも違ってるよ。「旋盤のない高校には行かない」といって、立派な高校二つも蹴ってるんだから「旋盤」くらい書けてください。

車に乗っているドクロの頭はアルミ鋳造です。まず発泡スチロールで形を作り、それを「砂型(でいいのかな??)」に埋めます。そこへどろどろに溶けたアルミを流し込むと、発泡スチロールはあっという間に蒸発して、代わりにアルミが入るという寸法です。発泡スチロールの蒸気を逃がす穴がいくつかついていたので、細い棒状のものがいくつか生えてます。それをふつうは切り落とすのですが、またろうは二本残して「腕」にしてます。



車輪と車軸はネジではまってます。「おねじ」(差す側)は車軸のほうの溝切りのこと、「めねじ」は車輪のほうの溝切りですね。これを切るのが「ダイス」と「タップ」ですって。母まったくわからずに書いてます。

実習では、各自このような車を作ったあと、規定の斜面を転がして、どこまで行くか距離を競います。バランスよく、かつ摩擦を少なく作ると遠くまでいく「はず」ですがまたろうのは造形的なところばっかり興味がいってたらしくて(ドクロを磨くのに必死)、距離はほどほど、平均的な出来だったようです。

摩擦を減らそうとして油を塗った子たちもいたようですが、かえって悪い結果になることが多く(ネトネトする!?)、中には斜面を転がりきらずにコースアウトした車もあったとか。成功したのは一例で、その子は油を塗ったあと布でよーく磨いたところ、またろうの1.5倍くらいいったそうです。



かわいいので別ショット撮ってみました。本体下の穴は、車軸にちょうどハマる大きさなので、こんなこともできます(^^) 泣いてるように見えるのは棒を切り取った跡。
コメント (6)
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