アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

このごろ気になるバッハを弾いてみた

2009年12月29日 | ピアノ
「のだめ」映画に刺激されたというよりは、いくつかのピアノブログに刺激されて、突然バッハが気になってきた。

もちろんお勉強的な意味合いで、バッハを弾かずしてある程度より先には進めないだろうというのもあるんだけど、まぁ趣味なので無しで済ましたらイケナイってものはないとして、バッハそのものの魅力というものもある。そりゃ、ロマン派の難曲を弾けたらかっこいいけど、バッハの曲って別の意味でかっこいい。

我が家のホームコンサート常連であるゆかりちゃんが、コンクールで弾いたバッハはそりゃかっこよかった。すばらしい魅力的な響きで、並み居る派手な曲を抑えて二位入賞(^o^)/ バッハすごい!!

バッハの曲、聞くのは前から好きだけど、そして弾けない難曲に次々挑戦してきた私だけれど、バッハの曲の弾き方というか指運び(?)はショパンの難しい曲とかともずいぶん違うので、冗談にでも音が並ばない。弾けない。

ものの順序としては二声のインベンションから先生に見てもらうべきなんだろうけど、ピアノのレッスンは、ヤマハなのできっちり30分枠。今やってるメインの曲を弾いたらあっという間に終わってしまうので、バッハを見てもらって曲も見てもらうってのはなかなか厳しい。かといって次々弾きたい大曲があるもんだから(^^;; これまでまじめにバッハをやる隙がなく…

まぁしかし、そういって今までずるずる何年も経ってしまったわけで、このままじゃなにも始まらないから、とりあえず先生に持ってかなくても自分でインベンションとか弾いてみたらどうだろうか。というのを突然思い立ち(昨日)、ちょうどこじろうとはなひめのスキーのお迎えのため午後半休を取ったのでインベンションの最初の曲を弾いてみた。

「2ページ読みきり」の手ごろな長さがなかなかよい。それと、聞く方は染み付くくらい聞いているので譜読みも簡単。指は…あんまり思ったように動かないけど、なんとかかんとか弾いてみてこんな感じ

録音して聞いてみたかったのでだいぶねばってTake6くらいでこれ。2ページでもなかなかノーミスクリアできないのがナンなのだけど、これ、弾いてみて意外なことに、

とっても気持ちよかったデスヨ。

旋律の上がり下がりを追うだけで単純に気持ちいい。右手と左手の旋律の絡み合いがまたもっと気持ちいい。装飾音とかどう弾けばいいのかわからないし、アーティキュレーションとかも間違っているところがいろいろあると思うけど、自分でできる範囲で弾いても十分気持ちよかった。

今レッスンでやっている、フォーレのノクターン第四番はとりあえず発表会のある三月までは続くけど、その間ときどき自分でインベンションは弾いてみようかなぁ。

ところで録音を自分で聞いてみて、それからいろんなアマチュアの録音をYouTubeで聞いてみて、まず思ったのは「遅い」。私の弾き方はかなり遅いほうだった。でもみんなテンポばらばらだよなー「ほんとは」どういうテンポなんだ?? と思って再度楽譜を見ると、「Allegro (四分音符=120)」と書いてある(*)。えっ??

メトロノームで120をやってみると…ありえん(-_-;; みんなテンポがばらばらだった中でも、ここまで速かった人はいないし、頭の中で想像することも不可能だ。このテンポ指定はいったい何??

ちなみに、YouTubeで見つけたグールドの演奏はめちゃ遅くて、私とどっこいだった(笑) まぁそんな参考にしようがない演奏はどうでもいいとして、とりあえずアマチュアピアニストの平均? くらいのテンポで弾いてみてしっくりくるかどうか試してみるといいかも。

(*) 全音の楽譜による。そういや、まじめに音楽勉強してる人はもっとかっこよさげな表紙の楽譜を持っているような。
コメント (6)
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