親が勉強を「漕いで」、自立してない子どもを中学に押し込んでしまうと、そのあといわゆる「深海魚コース」を辿る危険が高いのかどうかということを考えてみます。
←深海を泳ぐ場合に快適な学校とそうでない学校があるみたいだけど
結論から先に言うと、私は、ほとんどの場合において杞憂だと思っています。
ぶっちゃけ、親がきばったところで、子どものポテンシャルより高いところへ押し込めるなんてことは滅多に起こりません。早い話が、子どもが自立的にがんばれた場合に比べてしまうと、親がどうこうしたって相当効率は悪いわけで、親の努力の分は、せいぜい「子どもの資質よりあまり低くないところになんとか押し込んだ」くらいにしかなりません。
そもそも、中に入ってから、まじめにやってもついていけないような子がうっかり入らないようにするのが入試の仕組みですから。不運にしてたまたま落ちることはあっても、うっかり受かることはないので、大丈夫。
ただし、私は今さらっと書きましたが、「まじめにやっても」のところが実は曲者です。こじろうもそうですが(またろうはもっとそうですが)、受験するのに、大いに親の手を煩わせるようなタイプの子は、以下のようなことが苦手ではないですか??
・遅刻しないで行く
・ノートをきちんと取る
・プリントをなくさないようにしまう
・提出物を出す
…
つまり、「まじめにやる」ことが苦手で、勉強の中身はそれよりはマシだったりしますよね。そうすると、断言しますが、中学の成績はあまり期待できません。
こじろうも、入試のときにつけていた位置(推定)から比べて、現在の成績はかなり下のほうと思われます。テストはまだしも、平常点を足したらずり落ちてアレアレてなもんです。でもこれは、想定の範囲内です。公立中じゃなくてよかったと思います。またろうのときは、内申対策でほんとに白髪が増えました(-_-;;
中一時点の成績表の成績が悪いことと、いわゆる「深海魚」はイコールではありません。こじろうは、成績がぱっとしないにしても進学の不安があるほどひどくはなく、授業内容は理解できていて、興味も持てていて、そこそこ勉強意欲はあって、なにより学校の雰囲気や友人が好きで、楽しく学校に通えて、将来の展望や希望としては何かプラスのイメージを持っています。今のところ、これで十分だと私は思ってます。
あと、気になることとして「出口」、つまり進学校であればどのあたりの大学に行ける学力がつくのか、こじろうのような学校であれば希望の学科にいける成績が取れるのか(高三時点)ということがあるわけですが…
これは、現時点の成績(提出物が出せないことなどで大きな打撃を受けている)と直結するものではなく、今後そういった面でもこじろう自身が成長するのかどうか、そして、始めの話に戻りますがこじろうのポテンシャルにかかってきます。
ポテンシャル、あるいは地頭ともいいますが、いずれにせよ漠然とした言葉です。いちおう、頭の基本性能というのか、理解力・言語能力・論理的思考能力・頭の回転の速さと正確さなどを総合的にとらえたものということにしておきましょう。
例えばまたろうの場合でいえば、かなり極端で、ポテンシャルの高さと比較して、「まじめにやる」能力が異常に低かったため、中一の成績が壊滅的であるのに比べると、中二、中三とどんどん良くなってきました。これは、勉強が難しくなってきて平均点と満点の幅が大きくなってくることや、またろう自身が成長していろんな面で人並みの行動がとれるようになったことが複合的に効いています。
こじろうも、授業はきちんと聴いているようですし、小学生時代の彼からは考えられないほどノートも取れています。数学や英語など、一番落ちこぼれの危険がある科目の内容についても、特につまづきは感じられません。今後、生活面での成長があれば成績が伸びてくる可能性は高いと信じています。
だから、大事なことは、学校の雰囲気が本人に合うものであること、本人が将来に対してプラスのイメージを持っていること。勉強に対する意欲を持っていること。そのあたりがしっかりしていれば、親が尻を押してねじこんでも深海魚の危険は少ないでしょう。ただし、「本人に合ったところ」というのは譲らないってことで。
またろうもこじろうも「勉強はきらいじゃないよ」といっています。親の目からみると、なかなか勉強しないように見えますが、おもしろいですね。本人たち曰く、今はもっとやりたいことがあるだけだそうです。
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結論から先に言うと、私は、ほとんどの場合において杞憂だと思っています。
ぶっちゃけ、親がきばったところで、子どものポテンシャルより高いところへ押し込めるなんてことは滅多に起こりません。早い話が、子どもが自立的にがんばれた場合に比べてしまうと、親がどうこうしたって相当効率は悪いわけで、親の努力の分は、せいぜい「子どもの資質よりあまり低くないところになんとか押し込んだ」くらいにしかなりません。
そもそも、中に入ってから、まじめにやってもついていけないような子がうっかり入らないようにするのが入試の仕組みですから。不運にしてたまたま落ちることはあっても、うっかり受かることはないので、大丈夫。
ただし、私は今さらっと書きましたが、「まじめにやっても」のところが実は曲者です。こじろうもそうですが(またろうはもっとそうですが)、受験するのに、大いに親の手を煩わせるようなタイプの子は、以下のようなことが苦手ではないですか??
・遅刻しないで行く
・ノートをきちんと取る
・プリントをなくさないようにしまう
・提出物を出す
…
つまり、「まじめにやる」ことが苦手で、勉強の中身はそれよりはマシだったりしますよね。そうすると、断言しますが、中学の成績はあまり期待できません。
こじろうも、入試のときにつけていた位置(推定)から比べて、現在の成績はかなり下のほうと思われます。テストはまだしも、平常点を足したらずり落ちてアレアレてなもんです。でもこれは、想定の範囲内です。公立中じゃなくてよかったと思います。またろうのときは、内申対策でほんとに白髪が増えました(-_-;;
中一時点の成績表の成績が悪いことと、いわゆる「深海魚」はイコールではありません。こじろうは、成績がぱっとしないにしても進学の不安があるほどひどくはなく、授業内容は理解できていて、興味も持てていて、そこそこ勉強意欲はあって、なにより学校の雰囲気や友人が好きで、楽しく学校に通えて、将来の展望や希望としては何かプラスのイメージを持っています。今のところ、これで十分だと私は思ってます。
あと、気になることとして「出口」、つまり進学校であればどのあたりの大学に行ける学力がつくのか、こじろうのような学校であれば希望の学科にいける成績が取れるのか(高三時点)ということがあるわけですが…
これは、現時点の成績(提出物が出せないことなどで大きな打撃を受けている)と直結するものではなく、今後そういった面でもこじろう自身が成長するのかどうか、そして、始めの話に戻りますがこじろうのポテンシャルにかかってきます。
ポテンシャル、あるいは地頭ともいいますが、いずれにせよ漠然とした言葉です。いちおう、頭の基本性能というのか、理解力・言語能力・論理的思考能力・頭の回転の速さと正確さなどを総合的にとらえたものということにしておきましょう。
例えばまたろうの場合でいえば、かなり極端で、ポテンシャルの高さと比較して、「まじめにやる」能力が異常に低かったため、中一の成績が壊滅的であるのに比べると、中二、中三とどんどん良くなってきました。これは、勉強が難しくなってきて平均点と満点の幅が大きくなってくることや、またろう自身が成長していろんな面で人並みの行動がとれるようになったことが複合的に効いています。
こじろうも、授業はきちんと聴いているようですし、小学生時代の彼からは考えられないほどノートも取れています。数学や英語など、一番落ちこぼれの危険がある科目の内容についても、特につまづきは感じられません。今後、生活面での成長があれば成績が伸びてくる可能性は高いと信じています。
だから、大事なことは、学校の雰囲気が本人に合うものであること、本人が将来に対してプラスのイメージを持っていること。勉強に対する意欲を持っていること。そのあたりがしっかりしていれば、親が尻を押してねじこんでも深海魚の危険は少ないでしょう。ただし、「本人に合ったところ」というのは譲らないってことで。
またろうもこじろうも「勉強はきらいじゃないよ」といっています。親の目からみると、なかなか勉強しないように見えますが、おもしろいですね。本人たち曰く、今はもっとやりたいことがあるだけだそうです。
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