フォーレのノクターン第四番のレッスンも四回目。
前回いちおう「最後までめくった」とはいっても滞り方はけっこうすごかった。今回はつっかえながらもまぁまぁ流れて最後まで…「だいぶまとまったわね。10分かからなかったし」…先生ソコですかい。
それで、前回は和声の話をしようとしてあまりまとまらなかった先生なのだが、今回はいきなり核心に迫りたくなったらしい。
つまり、先生は私の「コドモのピアノ」について、メロディーを歌うという点で大幅改善を狙いたくてこの二年くらいずーーっと考えていたのだが、搦め手からもっていこうとしても反応がないので、メロディーを支える和声進行の話をして…いやいやもういきなりメロディーの話をしようと思い立ったのだ。
「メロディーについてどう考えている?」と先生。
どう考えている? ったって…ねぇ…私が困っていると、
「バイオリンではどんな感じ?」とさらに畳み掛ける先生。
まぁね。ピアノがたくさんの音に注意が分散しちゃうのと違って、バイオリンのほうが私がやっても平板にならないような気はするんですよ。下手とはいっても「もののけ姫」の録音を自分で聞くとピアノのときの自分とちょっと違うような感じがするし。でもね。
「んーまだ強弱もロクにつかないのであまりにも…」
「そうか…うーん」
と、先生は方向転換を考える。そしていきなり、
「じゃ、詩はどう? なんか暗唱できるものない? 祇園精舎の鐘の声…とか覚えてる?」
先生それ詩じゃないですけど。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす、と私がいうと、
「そう、そうなんだけれどそれは記憶を辿っているというか棒読みよね。それをもし、平家物語の舞台のナレーション係として言うならどうなる??」
私こういうの超苦手なんですけど(-_-;;
とまぁ、なんだかわけのわからないことになってきた。何がいいたいかというと、棒読みとそうじゃないのと何が違う? ということなんだけれど、強弱、抑揚がついているということになる。
抑揚は、ピアノのメロディーなら始めからついてるに決まってるのだが、それに強弱をつけるとなると、
(1) 音が高くなるときは強く低くなるときはやさしく
(2) 四拍子なら1(強)2(弱)3(やや強)4(弱)
(3) フレーズの終わりは弱
というような原則がある。
(1) のほうを強調するとロマンチックな感じになり、(2) のほうを強調すると素朴な感じ(歩いているような)になる。(3) は絶対だが、スラーの終わり部分でも、次につながるようなところがたまにある。など。
いやさすがに、私もクラシックファン長くやってるんで、原則はいちおう知ってますけど、自分がやれるかどうかは別でしょう。
先生は、私に今回の曲の一ページ目をメロディーだけ弾かせてみて、かすかに上記原則にしたがって強弱がついているけれど、幅が小さすぎるといいます。自分の好みもあるからいろんな演奏を聞いてみて、メロディーをどう歌っているかに注意を払ってみて、と。
CDで聞くのと生で聞くのと違うと思うんだけれど、だいたいCDで聞くプロの演奏は、もちろん平板ではないんだけれど、そんなドラマチックに強弱を強調してないような気がする。ベースとなるテクニックがものすごくあって、きちっとコントロールされているから、大げさなニュアンスでなくたって、伝わるんだよね。
そういえば私の先生は、プロにしちゃえらく大げさについてるほうだな(^^;;
というわけで、七年目にしてブチ切れた(?)先生にいきなり核心に迫られた。こちらのリアクションは!? という半端なところで年内のレッスン終了。
今日の弁当:
休日ですが、はなひめがバレーボールの試合にいくのでその弁当。
スペシャルサービスでお握りを作った。
おかずは、玉子とブロッコリーと冷凍しゅうまいを一緒にヘルシオ蒸しするという簡略版。
前回いちおう「最後までめくった」とはいっても滞り方はけっこうすごかった。今回はつっかえながらもまぁまぁ流れて最後まで…「だいぶまとまったわね。10分かからなかったし」…先生ソコですかい。
それで、前回は和声の話をしようとしてあまりまとまらなかった先生なのだが、今回はいきなり核心に迫りたくなったらしい。
つまり、先生は私の「コドモのピアノ」について、メロディーを歌うという点で大幅改善を狙いたくてこの二年くらいずーーっと考えていたのだが、搦め手からもっていこうとしても反応がないので、メロディーを支える和声進行の話をして…いやいやもういきなりメロディーの話をしようと思い立ったのだ。
「メロディーについてどう考えている?」と先生。
どう考えている? ったって…ねぇ…私が困っていると、
「バイオリンではどんな感じ?」とさらに畳み掛ける先生。
まぁね。ピアノがたくさんの音に注意が分散しちゃうのと違って、バイオリンのほうが私がやっても平板にならないような気はするんですよ。下手とはいっても「もののけ姫」の録音を自分で聞くとピアノのときの自分とちょっと違うような感じがするし。でもね。
「んーまだ強弱もロクにつかないのであまりにも…」
「そうか…うーん」
と、先生は方向転換を考える。そしていきなり、
「じゃ、詩はどう? なんか暗唱できるものない? 祇園精舎の鐘の声…とか覚えてる?」
先生それ詩じゃないですけど。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす、と私がいうと、
「そう、そうなんだけれどそれは記憶を辿っているというか棒読みよね。それをもし、平家物語の舞台のナレーション係として言うならどうなる??」
私こういうの超苦手なんですけど(-_-;;
とまぁ、なんだかわけのわからないことになってきた。何がいいたいかというと、棒読みとそうじゃないのと何が違う? ということなんだけれど、強弱、抑揚がついているということになる。
抑揚は、ピアノのメロディーなら始めからついてるに決まってるのだが、それに強弱をつけるとなると、
(1) 音が高くなるときは強く低くなるときはやさしく
(2) 四拍子なら1(強)2(弱)3(やや強)4(弱)
(3) フレーズの終わりは弱
というような原則がある。
(1) のほうを強調するとロマンチックな感じになり、(2) のほうを強調すると素朴な感じ(歩いているような)になる。(3) は絶対だが、スラーの終わり部分でも、次につながるようなところがたまにある。など。
いやさすがに、私もクラシックファン長くやってるんで、原則はいちおう知ってますけど、自分がやれるかどうかは別でしょう。
先生は、私に今回の曲の一ページ目をメロディーだけ弾かせてみて、かすかに上記原則にしたがって強弱がついているけれど、幅が小さすぎるといいます。自分の好みもあるからいろんな演奏を聞いてみて、メロディーをどう歌っているかに注意を払ってみて、と。
CDで聞くのと生で聞くのと違うと思うんだけれど、だいたいCDで聞くプロの演奏は、もちろん平板ではないんだけれど、そんなドラマチックに強弱を強調してないような気がする。ベースとなるテクニックがものすごくあって、きちっとコントロールされているから、大げさなニュアンスでなくたって、伝わるんだよね。
そういえば私の先生は、プロにしちゃえらく大げさについてるほうだな(^^;;
というわけで、七年目にしてブチ切れた(?)先生にいきなり核心に迫られた。こちらのリアクションは!? という半端なところで年内のレッスン終了。
今日の弁当:
休日ですが、はなひめがバレーボールの試合にいくのでその弁当。
スペシャルサービスでお握りを作った。
おかずは、玉子とブロッコリーと冷凍しゅうまいを一緒にヘルシオ蒸しするという簡略版。