午前中は、「箱」の形ができたところまででした。(まだお読みになっていない方は「午前編」からご覧ください)
近くのパン屋さんでサンドイッチなどを買って、公園でお昼ごはん。寒いんですけど、ひなたはけっこうぽかぽかといい気持ちです。天気がよくてよかったです。雨の中、バイオリンを持ち帰るのもたいへんですしね。
部屋に戻ると、先生が自作のバイオリンを弾いています。私たちが作っているものと基本的には同じものなのですが、色がちゃんと塗ってあるので一見「ふつうの」バイオリンです。というかかなりいい音ですね…。先生は、バイオリンをちゃんと習ったことはないそうで、全部自己流です。弓の上げ下げは適当(^^;; ですが、「タイタニック」とかをいい雰囲気で弾いていらっしゃいます。
ぐるぐるまきを取ってみると、バイオリンですねこれは…。
指板を乗せると、ぐっとそれらしくなります。指板がまっすぐセンターラインに沿ってついていることが重要で、これが曲がっていると弦が指板からはずれて押さえられなくなります。
また、指板の下端が、本体からどのくらい浮いているか(高さ)も重要なポイントで、これと駒の高さのからみが、うまくバランスがとれていることが弾きやすさの条件になります。高さが低めの場合は、ちいさな木片を挟んで調節します。
当たり前ですが、指板は曲がっていて、ネックにべたっと接着することはできません。フチのところだけ、ちょんちょんと接着します。
いよいよ弦を張っていきます。エンドピンにかけたワイヤーが離れないように、お腹で押さえておいて、弦を糸巻きに取り付けていきます。糸巻きといっても金属製のネジで、六角レンチがバイオリンに「装着」できるよう、穴が開いています。ふつうのバイオリンでいうところのペグにあたる部分についている丸い木片は、単なる飾りです。
四本だいたい張れたら、駒をたてて、いよいよ調弦です。弦をだんだん巻き絞って張っていくのは、始めとても緊張します。切れちゃうんじゃないかと思って…実際、切っちゃった人がいました。部長さんがほくほくと中継しています。あと、巻いているうちに、駒がべしっと倒れて駒の足が折れちゃったという事故もあって、部長さんはものすごくうれしそうです…人の不幸をそんなに喜んではいけません…でも先生がすぐ替えを渡してくださって、事なきを得ます。
作りたてほやほやのバイオリンは、刻々と音がずれていくので、この調弦がすごくやっかいです。一本だいたいあわせて、二本目、三本目、四本目とやって戻ってくるとすごく低くなってます。また合わせて、何周も何周もやっているうちに、だんだんわけがわからなくなります。というか、通常は、一本を合わせるとそれをリファレンスにして次のを合わせるわけですけど、そのリファレンスが刻々と狂っていくもんだから頭がウニになるんです。先生が、「ソーレーラーミー」を延々と入れたCDをかけて混乱するみんなをサポートしてくれます。
めげずに何度も合わせていくと、徐々に落ち着いてきます。顎あてをつけて完成!! 先生お手製の弓が配布されます。弓は、木製でなくプラ製、馬の毛ではなくナイロン製です。変な弓ですが毛を張ったりゆるめたりするネジも付いててすごく工夫されています。
おおっ、鳴ったよ!!(o_o;;
思っていたよりずっとまともな音です。みんな夢中で弾いています。
この教室はふだん、まったくバイオリンを触ったことがない人対象でやっているので、完成するとそこから指板に目印のシールを貼り、指の押さえ方を教えてみんなでキラキラ星を演奏して終わりになるそうです。「今日はみなさん調弦もご自分でできたし、キラキラ星を教える必要もないから楽です」と先生。
さてここからVNYOさん専用スタジオ(別名カラオケボックス)に移動です。つづく。
近くのパン屋さんでサンドイッチなどを買って、公園でお昼ごはん。寒いんですけど、ひなたはけっこうぽかぽかといい気持ちです。天気がよくてよかったです。雨の中、バイオリンを持ち帰るのもたいへんですしね。
部屋に戻ると、先生が自作のバイオリンを弾いています。私たちが作っているものと基本的には同じものなのですが、色がちゃんと塗ってあるので一見「ふつうの」バイオリンです。というかかなりいい音ですね…。先生は、バイオリンをちゃんと習ったことはないそうで、全部自己流です。弓の上げ下げは適当(^^;; ですが、「タイタニック」とかをいい雰囲気で弾いていらっしゃいます。
ぐるぐるまきを取ってみると、バイオリンですねこれは…。
指板を乗せると、ぐっとそれらしくなります。指板がまっすぐセンターラインに沿ってついていることが重要で、これが曲がっていると弦が指板からはずれて押さえられなくなります。
また、指板の下端が、本体からどのくらい浮いているか(高さ)も重要なポイントで、これと駒の高さのからみが、うまくバランスがとれていることが弾きやすさの条件になります。高さが低めの場合は、ちいさな木片を挟んで調節します。
当たり前ですが、指板は曲がっていて、ネックにべたっと接着することはできません。フチのところだけ、ちょんちょんと接着します。
いよいよ弦を張っていきます。エンドピンにかけたワイヤーが離れないように、お腹で押さえておいて、弦を糸巻きに取り付けていきます。糸巻きといっても金属製のネジで、六角レンチがバイオリンに「装着」できるよう、穴が開いています。ふつうのバイオリンでいうところのペグにあたる部分についている丸い木片は、単なる飾りです。
四本だいたい張れたら、駒をたてて、いよいよ調弦です。弦をだんだん巻き絞って張っていくのは、始めとても緊張します。切れちゃうんじゃないかと思って…実際、切っちゃった人がいました。部長さんがほくほくと中継しています。あと、巻いているうちに、駒がべしっと倒れて駒の足が折れちゃったという事故もあって、部長さんはものすごくうれしそうです…人の不幸をそんなに喜んではいけません…でも先生がすぐ替えを渡してくださって、事なきを得ます。
作りたてほやほやのバイオリンは、刻々と音がずれていくので、この調弦がすごくやっかいです。一本だいたいあわせて、二本目、三本目、四本目とやって戻ってくるとすごく低くなってます。また合わせて、何周も何周もやっているうちに、だんだんわけがわからなくなります。というか、通常は、一本を合わせるとそれをリファレンスにして次のを合わせるわけですけど、そのリファレンスが刻々と狂っていくもんだから頭がウニになるんです。先生が、「ソーレーラーミー」を延々と入れたCDをかけて混乱するみんなをサポートしてくれます。
めげずに何度も合わせていくと、徐々に落ち着いてきます。顎あてをつけて完成!! 先生お手製の弓が配布されます。弓は、木製でなくプラ製、馬の毛ではなくナイロン製です。変な弓ですが毛を張ったりゆるめたりするネジも付いててすごく工夫されています。
おおっ、鳴ったよ!!(o_o;;
思っていたよりずっとまともな音です。みんな夢中で弾いています。
この教室はふだん、まったくバイオリンを触ったことがない人対象でやっているので、完成するとそこから指板に目印のシールを貼り、指の押さえ方を教えてみんなでキラキラ星を演奏して終わりになるそうです。「今日はみなさん調弦もご自分でできたし、キラキラ星を教える必要もないから楽です」と先生。
さてここからVNYOさん専用スタジオ(別名カラオケボックス)に移動です。つづく。