センター模試の偏差値。過去問の出来。そっくり模試の判定。そういったものはもちろん、合格のしやすさを示すパラメーターには違いないのだけど、現実に合格をモノにするにあたっては、それだけではないsomethingが必要だと思っていました。勢いとか流れとか想いとか…
というところにこだわっていた私。自分自身が昔、合不合予備から全四回の合不合まですべて、余裕で80%ラインを超えていたにもかかわらず落ちたことからくる、そこはかとない不安から逃れられなかったからです。
塾の併願面談ではまず、「1月は3校受験」を勧められました。1月受験の趣旨を単なる場慣れと考えていた我が家から見ると「多すぎ」な感じがしたのですが、塾の説明によれば、
(1) まず、安全なところで一校合格体験
(2) 一回落として現実を見させて、本気にする
(3) 通える押さえ校の合格をとって落ち着かせる
という三段構えがスタンダードだとか。とにかく、2月1日に気持ちのピークを持ってくる、本命に受かる流れを作るのが大事ということで、それは話としてはわかります。というか、まさにこのビビリ母の求めているストーリーという感じですね。さすが商売上手です。
しかし、確実にこじろうを「落とす」ということから考えて、先生の想定する(2)は千葉のSMのようでした。しかしここは、地理的にとても遠いこと(前泊か?)、また日程が2/1に微妙に近いため、疲れや風邪なども心配です。通う可能性がない学校を受けることのためらいもありました。
それと、こじろうの性格を考えて、ここは落とすよりも合格させて気分を盛り上げるほうが吉という結論に達しました。そしてこのように:
(1) まず、安全なところで一校合格体験、順位も教えてくれるところ
(3)' 通える(納得の)学校の合格を取って、勢いづかせる
一月は二校で組み立てて2/1につなげることになりました。しかし、我が家から通える一月校というとかなり限定されるので、選んだ学校の難易度はかなり微妙。受かれば勢いづくだろうけど、落ちる可能性もけっこうありそうなところが不安材料です。
一月作戦についてはいちおうの結論が出たあと(そして全部のセンター模試が終わったあと)、私は室長先生に面談をお願いしました。そこで尋ねたのが、
「こじろうの現状から考えて、失敗に向かって転がっていくパターンとして考えられるのは、ズバリ、どんなものだと思いますか?」
という、「不合格への流れを作る」方法でした。面談の様子については「塾の個人面談(こじろう)」をご覧ください。
縁起でもない、と思われるかもしれないのですが、そうじゃないんです。最悪の場合の想定をしてしまうと、あっそうか、と落ち着くんです。私も、この面談のあと、ツキモノが落ちたように(というと大げさですが)すっきりしました。
よしぞうはもっと徹底していて、2月に入ってからの「完璧フローチャート」をPowerPointで作り始めました。それぞれの学校の合格/不合格で枝分かれしていくのはもちろん、「*日が病気で受験できなかった場合」のようなインフルエンザ分岐までがきっちり作ってありました。病気で受験できなかった場合は不合格と同じかというと、ほんの少し違っていて、まず発表を待たずに合格してないことが明らかなので時間差があること、そして直った翌日も体調が万全ではないこと、チャレンジなしで終わるのは寂しすぎるという気持ちが混ざり合って非常に複雑な判断になります。
そういったことも含めて、最悪の事態を年内にあらかじめ考えておけば、あと年明けてからはプラス思考でがんがん行くだけです。難易度が微妙な一月後半校だって、受かれば勢いと自信につなげ、落ちれば反省と学習につなげ、どのみちプラスに利用していくしかありません。
実際にはこじろうは、一月の二校で勢いをつけ、二月一日の本命校に合格して、一番単純なフローを辿ることができました。
本番の日々について、特に適度な緊張を作る工夫については以下のリンク「【中学受験】 こじろうインデックス」から、「本番」の日記をご覧ください。
* * *
一週間のシリーズ、いかがでしたでしょうか?
今年の六年生の皆様が、持てる力を発揮して悔いのない受験ができますよう、エールを送ります。
【中学受験】 こじろうインデックス
【高校受験】 またろうインデックス
ピアノ・インデックス
というところにこだわっていた私。自分自身が昔、合不合予備から全四回の合不合まですべて、余裕で80%ラインを超えていたにもかかわらず落ちたことからくる、そこはかとない不安から逃れられなかったからです。
塾の併願面談ではまず、「1月は3校受験」を勧められました。1月受験の趣旨を単なる場慣れと考えていた我が家から見ると「多すぎ」な感じがしたのですが、塾の説明によれば、
(1) まず、安全なところで一校合格体験
(2) 一回落として現実を見させて、本気にする
(3) 通える押さえ校の合格をとって落ち着かせる
という三段構えがスタンダードだとか。とにかく、2月1日に気持ちのピークを持ってくる、本命に受かる流れを作るのが大事ということで、それは話としてはわかります。というか、まさにこのビビリ母の求めているストーリーという感じですね。さすが商売上手です。
しかし、確実にこじろうを「落とす」ということから考えて、先生の想定する(2)は千葉のSMのようでした。しかしここは、地理的にとても遠いこと(前泊か?)、また日程が2/1に微妙に近いため、疲れや風邪なども心配です。通う可能性がない学校を受けることのためらいもありました。
それと、こじろうの性格を考えて、ここは落とすよりも合格させて気分を盛り上げるほうが吉という結論に達しました。そしてこのように:
(1) まず、安全なところで一校合格体験、順位も教えてくれるところ
(3)' 通える(納得の)学校の合格を取って、勢いづかせる
一月は二校で組み立てて2/1につなげることになりました。しかし、我が家から通える一月校というとかなり限定されるので、選んだ学校の難易度はかなり微妙。受かれば勢いづくだろうけど、落ちる可能性もけっこうありそうなところが不安材料です。
一月作戦についてはいちおうの結論が出たあと(そして全部のセンター模試が終わったあと)、私は室長先生に面談をお願いしました。そこで尋ねたのが、
「こじろうの現状から考えて、失敗に向かって転がっていくパターンとして考えられるのは、ズバリ、どんなものだと思いますか?」
という、「不合格への流れを作る」方法でした。面談の様子については「塾の個人面談(こじろう)」をご覧ください。
縁起でもない、と思われるかもしれないのですが、そうじゃないんです。最悪の場合の想定をしてしまうと、あっそうか、と落ち着くんです。私も、この面談のあと、ツキモノが落ちたように(というと大げさですが)すっきりしました。
よしぞうはもっと徹底していて、2月に入ってからの「完璧フローチャート」をPowerPointで作り始めました。それぞれの学校の合格/不合格で枝分かれしていくのはもちろん、「*日が病気で受験できなかった場合」のようなインフルエンザ分岐までがきっちり作ってありました。病気で受験できなかった場合は不合格と同じかというと、ほんの少し違っていて、まず発表を待たずに合格してないことが明らかなので時間差があること、そして直った翌日も体調が万全ではないこと、チャレンジなしで終わるのは寂しすぎるという気持ちが混ざり合って非常に複雑な判断になります。
そういったことも含めて、最悪の事態を年内にあらかじめ考えておけば、あと年明けてからはプラス思考でがんがん行くだけです。難易度が微妙な一月後半校だって、受かれば勢いと自信につなげ、落ちれば反省と学習につなげ、どのみちプラスに利用していくしかありません。
実際にはこじろうは、一月の二校で勢いをつけ、二月一日の本命校に合格して、一番単純なフローを辿ることができました。
本番の日々について、特に適度な緊張を作る工夫については以下のリンク「【中学受験】 こじろうインデックス」から、「本番」の日記をご覧ください。
* * *
一週間のシリーズ、いかがでしたでしょうか?
今年の六年生の皆様が、持てる力を発揮して悔いのない受験ができますよう、エールを送ります。
【中学受験】 こじろうインデックス
【高校受験】 またろうインデックス
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