バイオリンが完成して調弦もなんとかまとまり、ひとしきり弾いてから片付けて…
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それでも余裕で終了です。予定を早めてカラオケボックスに移動することになりました。ぞろぞろと文化センターを出るとき、受付の人が「バイオリンってできたの??」と気にしていたので袋を開いて「ほら(^^)」とお見せしました。「へーえぇバイオリンがねぇ…」と感心されました(呆れていた??)。
カラオケボックスに着くと、いきなり部屋正面のカラオケ装置の音声をオフにしてバイオリンを鳴らす変な集団。なにしろ、録音をしなければいけないことになってるのでそこまではみんな真剣です。今回のWeb発表会のラストを飾る曲を、みんなの作りたてのバイオリンで弾くんです。
当初部長さんがメールに書いてくれた旋律の出だしが間違っていたので、Rewey@たくさんが代わりに、その開始の音を尊重した調で譜面を準備してくれていました。ところが部長さんの本意はそちらではなく、その一音上。「そうすると開放弦が多くて簡単なんだよ」
そこで急遽、調を変えることになって、試してみると確かに簡単なのですが、みんな「心の準備」ができてないので混乱しています。すると今度はつてぃんさんが五線譜ではないですがカタカナ(ドレミ)で走り書きしたメモを作ってくれて、みんなでそれを回し読みして確認。よしゃこれでいこう!!
と、まぁ無事に録音終わりましたよ。よかったよかった。それからは座がこなれて…。
私は先生のバイオリンを貸してもらって弾いてみました。すると、基本的には同じ作りのバイオリンのはずですが、ずいぶん弾きやすいんです。何が違うのかなぁ?? 先生によれば、作りたてはやはり弾きにくく、一ヶ月くらいすると鳴りやすくなるものなのだとか。「まめに弾いてやるとだんだんこなれてくるんですよ」
もちろん、弾くだけではなくて、このバイオリンの場合は手を入れるということも重要。みんなネックを削るにもおそるおそるやってるので、ほとんどの人がふつうのバイオリンから比べるとものすごく太いネックを作っちゃってます。それを削っていって好みの太さに直すというのがひとつ。
それから、角とかもやすりで削ってきれいにして、白木のバイオリンにペイントをするといいそうです。「白木のままでは、使いにくいとか持ちが悪いとかありますか??」と聞くと、「それはないんだけど、やっぱりね…うまく説明できないけど塗ってあげたほうが、なんかいいんだよ。女の人がお化粧するみたいなものでしょ?? やっぱいいよねちょっと」…いやその、先生が「女の人がお化粧するみたい」にどんなイメージをこめているのかよくわからないんでなんともいえないんだけど…
先生のバイオリンは、丁寧に塗って使い込んであって(五年くらい経っているそう)、手触りがいいだけではなくて、鳴りもやっぱり違うような気がします。木や接着剤の乾燥が進むことのほかに、安い材料とはいえ木なので、多少はやはり振動で「成長」するという面があるのかもしれません。
そうそう、作りたてのバイオリンどうしも微妙に音が違うようで、もっともこれは、弾き手が違うと違う音がするのは当たり前なんで、慎重に交換してみないとよくわかりませんが。同様に仕入れた木であっても、一枚一枚の取りようで木目の具合も多少違うわけで、響きが違うのだろうとのことでした。もちろん作り手の接着が下手だったりすれば音に響くでしょうしね。
このバイオリンの場合、裏板は合板なのですが、表は一枚板(ひのき)です。合板で表まで作ると「とてもがまんできない音になる」。その他、弦もコストダウンを狙って、バイオリンの弦として売っているもの以外でいろいろ試してみたそうですが、どれもバイオリンらしい音にならなかったとか。今使っているのは中国製とはいえバイオリン用の弦で、四本セットで1000円ちょっとで仕入れているそうです。
すぐ切れるE線だけは、ただの金属線なのでエレキギターの線でもいけるとかで、まとめ買いしておいて、張るときに切っちゃった人に代わりに渡すのに使っているそうです。「一本50円だから、切る人がたくさんいても大丈夫」
先生手作りの弓は、なかなか工夫されてよくできているのですが、持ち心地があまりよくないし、弓がしっかり張れるようなものではないので、家に帰ったら手持ちの弓のほうで手作りバイオリンを弾いてみようと思っていました。つまり、手作りバイオリンはなかなか良いけれど、さすがに弓は「本物」のほうがいいだろうと思ったのです。
ところが、実際にその組み合わせで弾いてみると、ぜんぜん良くなっていません。硬くて、聞き疲れする音です。なんか金属っぽい響きがします。常識的に弓として優れた特徴を持っていることと、全体のバランスをとって響きが良くなるということは別物のようです。
この先生は、作りやすさ・弾きやすさ・鳴り・コストの多方面をにらんでバランスよく改善するのが上手なようで、現在のキットはほんとうによくできていると思います。でも先生は「リコーダー並みの値段まで下げたい」とのことでまだ挑戦は続きます。
さて、気になる音ですが実際に聞いてみてください。
手作りバイオリン「白ばらの匂う夕べは」「狩人の合唱(繰り返し省略)」
通常のバイオリン「白ばらの匂う夕べは」「狩人の合唱」
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今日の弁当:
今日からはなひめの給食がなくなり、学童に持っていく弁当が必要になります。
肉団子、ブロッコリー、焼きかぼちゃ、プチトマト、オムレツは昨日の残りのバジルポテトが入ってます。
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カラオケボックスに着くと、いきなり部屋正面のカラオケ装置の音声をオフにしてバイオリンを鳴らす変な集団。なにしろ、録音をしなければいけないことになってるのでそこまではみんな真剣です。今回のWeb発表会のラストを飾る曲を、みんなの作りたてのバイオリンで弾くんです。
当初部長さんがメールに書いてくれた旋律の出だしが間違っていたので、Rewey@たくさんが代わりに、その開始の音を尊重した調で譜面を準備してくれていました。ところが部長さんの本意はそちらではなく、その一音上。「そうすると開放弦が多くて簡単なんだよ」
そこで急遽、調を変えることになって、試してみると確かに簡単なのですが、みんな「心の準備」ができてないので混乱しています。すると今度はつてぃんさんが五線譜ではないですがカタカナ(ドレミ)で走り書きしたメモを作ってくれて、みんなでそれを回し読みして確認。よしゃこれでいこう!!
と、まぁ無事に録音終わりましたよ。よかったよかった。それからは座がこなれて…。
私は先生のバイオリンを貸してもらって弾いてみました。すると、基本的には同じ作りのバイオリンのはずですが、ずいぶん弾きやすいんです。何が違うのかなぁ?? 先生によれば、作りたてはやはり弾きにくく、一ヶ月くらいすると鳴りやすくなるものなのだとか。「まめに弾いてやるとだんだんこなれてくるんですよ」
もちろん、弾くだけではなくて、このバイオリンの場合は手を入れるということも重要。みんなネックを削るにもおそるおそるやってるので、ほとんどの人がふつうのバイオリンから比べるとものすごく太いネックを作っちゃってます。それを削っていって好みの太さに直すというのがひとつ。
それから、角とかもやすりで削ってきれいにして、白木のバイオリンにペイントをするといいそうです。「白木のままでは、使いにくいとか持ちが悪いとかありますか??」と聞くと、「それはないんだけど、やっぱりね…うまく説明できないけど塗ってあげたほうが、なんかいいんだよ。女の人がお化粧するみたいなものでしょ?? やっぱいいよねちょっと」…いやその、先生が「女の人がお化粧するみたい」にどんなイメージをこめているのかよくわからないんでなんともいえないんだけど…
先生のバイオリンは、丁寧に塗って使い込んであって(五年くらい経っているそう)、手触りがいいだけではなくて、鳴りもやっぱり違うような気がします。木や接着剤の乾燥が進むことのほかに、安い材料とはいえ木なので、多少はやはり振動で「成長」するという面があるのかもしれません。
そうそう、作りたてのバイオリンどうしも微妙に音が違うようで、もっともこれは、弾き手が違うと違う音がするのは当たり前なんで、慎重に交換してみないとよくわかりませんが。同様に仕入れた木であっても、一枚一枚の取りようで木目の具合も多少違うわけで、響きが違うのだろうとのことでした。もちろん作り手の接着が下手だったりすれば音に響くでしょうしね。
このバイオリンの場合、裏板は合板なのですが、表は一枚板(ひのき)です。合板で表まで作ると「とてもがまんできない音になる」。その他、弦もコストダウンを狙って、バイオリンの弦として売っているもの以外でいろいろ試してみたそうですが、どれもバイオリンらしい音にならなかったとか。今使っているのは中国製とはいえバイオリン用の弦で、四本セットで1000円ちょっとで仕入れているそうです。
すぐ切れるE線だけは、ただの金属線なのでエレキギターの線でもいけるとかで、まとめ買いしておいて、張るときに切っちゃった人に代わりに渡すのに使っているそうです。「一本50円だから、切る人がたくさんいても大丈夫」
先生手作りの弓は、なかなか工夫されてよくできているのですが、持ち心地があまりよくないし、弓がしっかり張れるようなものではないので、家に帰ったら手持ちの弓のほうで手作りバイオリンを弾いてみようと思っていました。つまり、手作りバイオリンはなかなか良いけれど、さすがに弓は「本物」のほうがいいだろうと思ったのです。
ところが、実際にその組み合わせで弾いてみると、ぜんぜん良くなっていません。硬くて、聞き疲れする音です。なんか金属っぽい響きがします。常識的に弓として優れた特徴を持っていることと、全体のバランスをとって響きが良くなるということは別物のようです。
この先生は、作りやすさ・弾きやすさ・鳴り・コストの多方面をにらんでバランスよく改善するのが上手なようで、現在のキットはほんとうによくできていると思います。でも先生は「リコーダー並みの値段まで下げたい」とのことでまだ挑戦は続きます。
さて、気になる音ですが実際に聞いてみてください。
手作りバイオリン「白ばらの匂う夕べは」「狩人の合唱(繰り返し省略)」
通常のバイオリン「白ばらの匂う夕べは」「狩人の合唱」
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肉団子、ブロッコリー、焼きかぼちゃ、プチトマト、オムレツは昨日の残りのバジルポテトが入ってます。