アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

なぜか小品の季節

2016年08月16日 | ピアノ
一度弾いて何年も放置した曲をまた引っ張り出す、というのはよくあることなのですが、私の場合、背伸びした曲を弾いてそんなに(または全然)うまくいかなかったという場合に「今ならもうちょっと何とかならんか?」と再度挑戦することが多いです。

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それが先日、シベリウスの小品を引っ張り出してきたら、これがなんだかとってもいい具合で気に入ってしまい、なんか「ちっこいもの」ばかり弾いています。昨日もクレメンティのソナチネだったし。

シベリウスの楽譜はこれ→シベリウス ピアノアルバム(全音)を持っています。ヤマハで習ってたとき、「ピアノがうまい子ども」が弾かないような曲を一生懸命探してたので、その一環ですが、そのとき弾いたのが「孤独な松の木」でした。

それから何年か経って、ヤマハのピアノを辞めたころ、自力で弾いたのが「踊り」。ピアノWeb発表会で弾きました。
さらにその少しあと、ピアノコミュデビューしたてのころに、やはり自力で弾いていたのが「ソネット」。確かこれを弾いたらshigさんがずずずと寄ってきていきなりアドバイスくれてびっくりしたような記憶が。

いずれも、そのときの自分としてはかなり熱心に取り組んだ曲で、それでわりと納得いく感じで弾けたという感触がありました。

難しくてうまくいかなかった曲を、数年経って再チャレンジするのは、「前よりはちょっとうまくいくだろう」という目論見で弾いてみるわけで、いわば自然な発想です。一方、一度目の取り組みで「わりとうまくいった」と思った曲については再度掘り出す意味をあまり感じていなかったのですが…

たまたま久方ぶりに弾いてみて、過去の自分の録音を聞いてみると、明らかに違う。

これはおもしろい、と思いました。弾けなかった曲が弾けるようになるのもよいけれど、弾けたと思った曲にその先があるのはまた格別なおもしろさですね。

なので、10月にある、ピアノサークル発表会には「孤独な松の木」「踊り」「ソネット」を並べてみることにしました。誰もこんな「簡単な」曲弾かないし新鮮かなと思って。(*)

それで、この三曲のコピーをとってポケットファイルに入れたのですが、そしたらまだファイルのページがいっぱい残っているので(^^;; チャイコフスキーの「こどものためのアルバム」とか別の楽譜からもお気に入り小品をコピーして集めてみたらだんだんわくわくしてきました(^^)

4ページを超える曲を弾くときは、譜めくりの問題が発生するので、いちばんうまくいくように貼り方を工夫して、厚紙つけて作るのでポケットファイルには入れません。小品の数々は、工夫する必要がないのでそのままファイルで大丈夫なんですよね。そしたら入れ替えも簡単なので…

気に入った小品ばっかりでいっぱいになったファイルを持ち歩いて、弾いていいよと言われたピアノに出会ったらすぐ、あれこれ弾いてみたりできちゃうし!!

メンテナンス(すぐ弾けるようにときどき弾いておいて維持すること)も比較的時間かからないでできるし!!

小品いいよね。ブルクミュラーとかギロックとか中田喜直とか、いろいろ入れとこっと。


(*)それと、この秋はブラームスバイオリンソナタの伴奏があるからほかの大曲に手を出すべきでないという自重も


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弾き直し癖に対抗してみるソナチネ

2016年08月15日 | ピアノ
自分で自分の演奏を聞いてみて、何が一番イヤ(残念)ってこのどーしようもない弾き直し癖よね。

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オイそれは弾き直さなくても先に行けるんじゃね!? と自分ツッコミしたくなるような程度でもいちいち弾き直してしまうところ…
最近、何年か前よりはビミョーに改善してると思うんだけど、ビミョーすぎて(顕微鏡的進歩)、このままのスピードで弾き直し癖が治るには100歳までかかりそうだわ。

アンサンブル(連弾や伴奏)するときは弾き直さないで先に行くんだから(←当たり前)、ソロのときだってそれと同じことすればよさそうなもんだけど…理屈の上では…でも、自分が貢献しなくてもとりあえず音楽の進行がキープされているのと、自分で気持ちを強く持って(笑)そのキープをしなくちゃいけないのとではどうも違うようで。

アンサンブルが弾き直し癖改善に役に立つ部分が、ないわけでもない、とは感じているんだけれども。なかなか決定打ともいえない。

弾き直しをしても、自分の頭の中ではそれをきれいにつないで気分よく聞くことができるから(笑)
っていうか私はそれがものすごくうまいと思うの。

昔、母のところにくる生徒たちのレッスンを全部聞くとはなしに聞いてる環境の中、
私は自分で弾いたときの弾き直しをうまく頭の中で切りつなぎするだけではなくて、
ほかの人がする演奏でもまるっと脳内編集して気分よく聞くことに熟練していたんです。

だから弾き直し癖というものにとても寛容だったですよ。自分にも他人にも。

弾き直ししないほうがいいなということをようやく強く実感したのは比較的近年のことです。

そう、アンサンブル体験が弾き直し癖を矯正するかというとそんなにはっきりした効果は今のところないみたいだけど、
少なくとも弾き直し癖を治したほうがいいという実感を強めるにはものすごく役に立ってると思います。

プロのピアニストだって、演奏中、ミスタッチをまったくしないわけではないけれど、
したからって弾き直して音楽の流れを止める人はいませんね。

コンサート、コンクール、あるいは音大の入試、ひょっとしたらグレードテストみたいなものでも??
ある曲が「弾ける」ということは、ともかくも音楽の流れを止めずに行きつくということが前提になってるんだと思うんです。
その業界では。

私たちが普段、練習会(オフ会)なんかで弾く場合は、別に弾き直しナシということが前提になってるわけじゃなくて、もっとみんな気軽に、弾きたい曲を弾いてますし、流れが止まるような(場合によっちゃ戻るような)ミスがあっても、というかたいていあるんだけれども、そこはお互い聞き流して、良いところの意を汲み取るように聞きますけどね。

記事にしたような「ソナチネレベル」だって、「弾ける」というレベルが「音楽の流れを止めずに最後まで弾ける」という意味であればがぜん、話が違ってくるわけです。

実は、自分のことを「ソナチネレベル」というのはおこがましいのかもしれない…

私はふだんもっと難しい曲に挑戦していることが多いですがそれらはもちろん、弾き直しナシで弾けたりしないし、
ずっと易しい曲に戻ったって、やっぱり弾き直しナシでは弾けないんです。

ただ、ふだん、弾き直しをどうしてもしてしまう理由としては、
そのほうが自分にとって快適、ということだけではなく、
弾き直しをしないと混乱する、わからなくなってしまって、より大事故になる危険がある、
というところも大きいように思います。

そこで、「自分はいったいソナチネレベルと自称できるのか?」という疑問をきっかけに、
ソナチネ(少なくとも曲としてわかりやすい)だったら弾き直しナシで弾けないだろうか?
ということが気になりました。

それで実験してみたのですが↓


最初何度かどうーしても派手に弾き直ししてしまったのでこれは四度目くらいのトライです。何度もやるとだんだん止まらないで先、に行ける率が増えてきたというか、そもそもつっかえる率が下がってきてるような気もするのであまりはっきりしたことはいえませんが、ある程度練習すればかなり近いところまで行けそう? ただ、弾き直ししないぞ~というのが自分にとってすごいプレッシャー(要するに、慣れない)のでなんかぎこちないところがあるような。

これが、簡単な曲を自分なりに一番素敵に弾く!! というつもりで演奏するときに、自然に弾き直ししないで弾けたらいいと思うんだけど。簡単ではありませんが、ともかく、ふだんのややこしい曲よりは多少、目があるような気がします。

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2ndバイオリンがおいしいボロディン

2016年08月14日 | バイオリン
ピアノメインの人は「ボロディン」さんと無縁で暮らしてることが多いと思うんですけど(私も…)、弦楽器業界(?)ではめっちゃ有名なんです、ボロディンの弦楽四重奏。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←弦楽四重奏ってアンサンブルの王様的ポジション

ご存知でない方はぜひお聞きください。→ボロディン 弦楽四重奏曲第2番ニ長調
演奏しているのは「ボロディン弦楽四重奏団」です。って、まんまやん。。

聞いてみると、古すぎず新しすぎず、さわやかな美しさでしょ??

今日は、この曲の合わせ練習だったんです。

考えてみれば、こんな素敵な曲、しかも、ややこしそうな曲(アイネクライネナハトムジークだったら、そりゃきれいに弾くのは難しいだろうけど、響きはシンプル)なのに、永遠のソナチネレベルならぬ、永遠の初心者である私が参加するってすごい不思議な話ですよね…

特に今年ほとんどバイオリン弾いてないしね(そろそろ「バイオリンブログ」の看板おろさないとまずいかってくらい書いてないし)

だけど、この曲、聞いた感じはこんなですけど、そして
チェロは難しい!!
ヴィオラも侮れない!!
1stバイオリンもちろん難しい!! 目立つ!!

…けれど、2ndバイオリンが一番おとなしく、まぁほとんど刻んだりとか伴奏したりしてればいーんです。

ほんとは刻みとかって、アンサンブルのベースの質を決めるもので、これまたまったく侮れるもんじゃありませんが、
背に腹は代えられません…
どうやっても弾けない、ややこしいフレーズ、速いフレーズ
逆立ちしても弾けないパートというのがありますが、
そういうのではなくて、とにかく真面目に刻む。

これなら、私にも音が並べられます。素敵な音色じゃなくてスミマセン。

そういうパートの性質上、「いまなんどきだ!?」という事故は起こりがちですが、そこは私、得意ですので(バイオリンの技術と無関係)

重音がやたら出てきますので最初クラクラしましたが、わりと音の取りやすい重音がほとんどでした。
できないのがでてきたら、あっさり片方弾けばOKです(かな?)

ほんとは今日、最近バイオリン弾いてないしなー、ということで最初あまり乗り気でなかったんですが、
きーちゃんさんが誘ってくれて、うまいチェロをスカウトして、
練習時間や場所も段取りつけてくれて、私が三楽章は楽譜も持ってないというと持ってきてくれるとか、
初めて行くスタジオなんで駅改札で待ち合わせてくれるとか、
保護者かってくらい至れり尽くせりで、
弦楽四重奏結成初合わせの今日。

一度、一楽章を合わせただけで、ほぼほぼ合奏できちゃって、
そうしてみると2ndバイオリンはパラダイス。
高い音から低い音までカバーする弦の音色の調和がとっても幸せ。
アンサンブル好きの血が騒ぐ!!

がぜんやる気になって(←現金なやつ)

今日初めて楽譜を見る三楽章も、「よーし合わせてみよう♪」かなんかいっちゃって
合わせてみたら、1stバイオリンとかけあわせになるところとか見せ場もちゃんとある(おもしろい)うえに難しすぎず

三楽章もちゃんと(?)1stバイオリンとヴィオラとチェロが難しい素敵な曲(笑)

私以外はアマオケ経験も長いベテラン。
なんか無茶苦茶恵まれた機会を与えられたということに思い至り

次はさすがに部分練習していこう。
重音より半音階っぽいところが問題です。弦だと半音階ってめんどくさくない?? ピアノなら音程迷子になることもないけどね~

今日は10時から12時までずっと合わせてて、ふだんそんなに長くバイオリンを弾くことないからくらんくらんで
集中力途切れるとすかさず迷子に(いまなんどき??)
「バイオリン体力」みたいなものがめっさ足りないよな。

12月のエスプリ発表会にかけることになるらしい(o_o)

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ソナチネレベルってどんなレベル?

2016年08月13日 | ピアノ
まぁピアノのレベルを一言で表すなんてことができるわけがないのですが、ポピュラー楽譜に難易度目安として「バイエル程度」とか書いてあったりしますよね…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←永遠のソナチネレベルでも進歩の余地はたくさんある

では「ソナチネレベル」ってどんなレベルかって話ですけど、まぁ言葉の意味からして
「ソナチネ程度」の難易度の曲を「弾ける」(そしてそれより難しい曲は弾けないという意味を暗黙的に含む)
ということでよさそうです。

それはいいとして…

一言で「ソナチネ」といってもその難易度はピンキリで、それこそソナチネアルバム1の「練習順序」の最初に載っているような7番(ドーミドソッソッ)があるかと思えば、ラヴェルのソナチネ、果てはアルカンのソナチネ(ここまで来ると「ソナチネって何だっけ」と思う)まであり、話が発散する。

そこで、みんながさっと思い浮かべるソナチネのイメージとして、「ソナチネアルバム1」にある曲ということをとりあえずの共通理解にしたとします。

次に、「弾ける」というのがどういうことか、なのですが、

バイエルの最初にあるような(ドレドレド)シンプルな曲からピアノを習い始めて、だんだん曲を進めていって、「ソナチネアルバム1」に到達して、練習すればなんとか「弾ける」ようになったという場合、それは音が取りあえず並んだということではあっても、とても素敵に弾いてるということはあまり多くないような気がする。

もちろん個人依存というか、才能によるんだけど…

多くの場合は、ソナチネ程度の曲を弾くようになってから何年も経って、もっと難易度の高い曲も弾くようになって、それでソナチネに戻って弾いてみたらだいぶ素敵に弾けるようになった、ということになるんじゃないだろうか。

そうすると、その人はすでにソナチネレベルとはいえないわけで。

マイミクさんで、「ソナチネレベル」を自称していた方がいるんですが、その人がソナチネ程度の難易度の曲を弾いた場合、とても素敵に弾くので、誰もわりとその人のことを「ソナチネレベル」と信じておらず、本人が自称してもハイハイと聞き流す的なことがあったりしました(^^;;

その人があまり難曲とか、大曲とか弾かないタイプであることは確かだったので、
「ソナチネ程度」の難易度の曲を「弾ける」(そしてそれより難しい曲は弾けないという意味を暗黙的に含む)
ということでいえば間違いではない、のかもしれない。

つまりソナチネレベルといっても、うまい下手には実はいろいろあって、やっと音が並べられる人から、素敵に聞かせる人までいるわけだ。

それと、「ソナチネ程度」の曲といって何を指すのかというのもけっこうクセモノで…

ソナチネアルバム1にある曲は、ピアノ曲全体からいえば一定の傾向を持った曲の集まりで、要するに
・右手が旋律、左手が伴奏(和音)を基本形としていて
・調とか拍子がわかりやすい
という特徴がある曲。

決して、フラットが六つついてるとか、無調だとか、五拍子で始まって変拍子とか、そんなことはないのである。

だから、なんというか「音符の密度」的にはソナチネとあまり変わらなくても、違うタイプの曲…たとえば
・バッハインベンションのような、複音楽的な曲
・臨時記号や変拍子てんこ盛りな、近現代的な曲
を弾けるか弾けないかというのは、人によってかなり違いそうだ。

ということで、まとめ:
「ソナチネレベル」を
「ソナチネアルバム1」の曲を「弾ける」(そしてそれより難しい曲は弾けないという意味を暗黙的に含む)
と定義したとしても、それをどのくらい素敵に弾けるか、違うタイプの曲も弾けるかによって相当なバリエーションがある。


ところで私は「ソナチネレベル」かというと、大きくいえばそのとおりで、でもわりといろんなタイプの曲を弾ける分、そのレベルの中ではそこそこ強いほう(?)かもしれない。

それはそれとして、「ソナチネレベル」の次って何レベルっていうんでしょうね? ソナタレベルってあんまり言わないけど…だって、ソナタなんていったらそれこそどのソナタ?? ってなるものね。

ともかく私としては、「ソナチネレベル」より「上(難易度的に高い)」を目指すというよりは、ソナチネ(くらいの難易度の曲)を素敵に弾ける人を目指したいです。別にラ・カンパネラも英雄ポロネーズも好きじゃないんで。

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打楽器としてのピアノ

2016年08月12日 | ピアノ
ある日、私がKinki kidsのフラワーを練習していると、ふだんピアノには無関心を貫いているこじろうがそばへ寄ってきてじぃっと…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←それで結局習い始める様子はないんだけどね

そんなに見つめられたら緊張して弾けないよっ!! ってくらいじぃっと聞いていて、私が弾き終わると、「いきなりこの曲は弾けないと思うけど、簡単な曲からピアノ習っていくとか、アリかな?」みたいなことを言っていた。

ちなみに、こじろうは小学生のころピアノを習っていたが、まぁ習うといっても練習はしないのでレッスンのときだけリズム遊びやコード弾きを習ったりとかそんな感じ。それでも発表会とかあると瞬発力で(?)当日だけわりとカッコ良く弾く(あれっ? 弾けるんだ…親でも年イチしか聞けない七夕レベルのピアノ)

中学に入ったとき、部活優先ということで、レッスン時のみのピアノですらやめてしまったけど、別に音楽が嫌いなわけではない。ただし彼の好みは圧倒的に「リズム」に偏っているようにみえる。

小さいころの発表会ビデオを見ても、なぜかっこよく聞こえるかというとそれは、ものすごくリズムがピタリとあるべきところにハマっているからで、「茶色のこびん」くらいのどってことないメジャー曲の、超簡単な編曲)を弾いてもそれは際立っている。一方、ピアノとしてうまいわけではまったくなく(練習しないんだから当たり前だ)、音色とかはお粗末である。

そのあと、よしぞうもいるところで「こじろうがもしほんとにピアノを習いたくなったら応援する」ということは伝えたんだけど。よしぞうは「だったらギターやったら?」などと言い出した。ギターというのは、高校で選択音楽があったとき全員ギターをやらされて、家でも買ったので今は押入れ深くしまいこまれている。よしぞうの考えでは、今から(決して早くはないスタート)やるならギターのほうがすぐ楽しめるようになるのではないか、ということで、それは一般的にいえば間違いではないのかもしれないけど…

私は即座に「こじろうがやりたいのはギターじゃないよ。ピアノいいなと思ったのはあくまでも、ピアノが打楽器だからでしょ?」といったがそしたらこじろうがびっくりしたように(←えっ僕そこまで説明してないけど)「そうだよ、そういうこと」と言った。

私が練習していた「フラワー」の編曲ではその中間部にとてもリズミカルな、そしてかなり複雑な部分が出てきて、私はまさにそこでてこずっているのだけれど(^^;; こじろうはまさにその部分にひかれたんだよね。確かに、もしも練習してこじろうがこの曲を弾けるようになった暁には、私なんかよりずっとかっこいい演奏になると思う。

もちろん、ピアノという楽器は打楽器以外の側面も持っているわけだけれど。ピアノを好きな人の中にも、打楽器派とそうでない人がいるような気がする。

私の場合は、打楽器派に憧れつつ、自分ではそれが苦手って人だな…

ピアノは、意図したタイミングでスパーンと音が出るからね。バイオリンは、予備動作が大きくてそれに振り回されがちなうえ、楽器の特性として音の立ち上がりがピアノほど明瞭ではない(ことが多い)ので、特に初心者のバイオリンって、もごもごしたリズムで進行しちゃうことが多い。
#そしてもちろん、曖昧なリズムよりもっと気になるのが曖昧な(というより明らかにずれた)
#音程だったりするんだけど…

リズムの良さってのは、明らかに生まれつきの差もあるけど(たとえば我が家の三きょうだいの中で突出してこじろうが優れているといったように)、あとから改善もできるもの、らしい。

改善したければ、あまりややこしすぎる曲ばかり弾いてるのは考えもの。だって、いろいろ音を探してるうちにどんどんリズムもノリもあやふやになっちゃうものね。並べる音符はシンプルなほうがいいし、それと、やっぱりうまい人とアンサンブルすれば何かつかめることがあるよね。そういう意味で、猫連弾はぴったりだったなぁ~

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