アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ソナチネアルバムの練習順序!?

2016年08月11日 | ピアノ
今日は、今練習中の曲を一通り弾いてみたあと、時間がゆっくりあったので
「ソナチネアルバム1を片端から弾いてみよう」という企画を思い立った。

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…何も予定のない休日にふさわしいだらだら企画ですね♪

しばらく前にポチッたあと、結局ほとんど活用してないソナチネアルバム1。
最初の曲は、クーラウさんのOp.20 No.1
「ドーミーソー、ソソソソードーミードドーシ」
ってやつですよ。聞いたことない人はいないよね。

私は幼少のころ昭和の音楽教室に住んでましたので、この曲はもう耳タコを通り越して、自分が弾く前にほぼほぼ暗譜できてるかという勢いです。
(実は子どものころのピアノはこの曲まで到達してないのだが)

今となっては特に問題なく音が並びますし(譜読みする必要もないくらい音はわかってる)、めるちゃんで弾くとけっこうきれいで楽しい
ということで調子よく一気に一楽章から三楽章まで弾きまして、

次をめくると同じくクーラウさんのOp.20 No.2ですが
あれーまったく聞き覚えがない(o_o)

いちおう弾いてみたんですが、案外弾きにくいわりになんかぐっとこなくてなんだか

いかさない曲だからあまり弾かれてないのか?
あまり弾かれなかったから今、私にとってピンとこないだけなのか?

よくわからんが…

片端から弾いてみよう企画に暗雲が(はやっ)

と、ふと気づいたのですが、目次ページに「ソナチネの練習順序」というのがあり、
え、練習の順序なんてもんがあるんだ、とまずびっくりしましたが、次に、

私が「いの一番」に弾いたクーラウNo.20 No.1はあまり始めのほうになくて、というかリストの中央にあることにもびっくり。

試しにこのリストに沿って、片端から弾く企画を続けてみますと、
まことにスムーズでした。リストにはリストのわけがある、というか

リストの一番目にあった、クレメンティOp.36 No.1の一楽章だけは、聞いた覚えだけではなく、弾いた覚えがありました。これはすごい

レッスンの進行としてはソナチネアルバムに到達してなかったように思いますが、なんかの会で弾いたんですかね(もちろん何も記憶にない)

リストの、特に前半は、曲の丸ごとではなくて、楽章がバラで指定されています。
確かに、昔、母のやってるピアノ教室で、ソナチネにせよソナタにせよ、一曲丸ごと弾かれているのを耳にしたことはほとんどなく、いつでも楽章は「バラ」で扱われているようでした。

短いソナチネを細切れに弾くのもなんとなく今となっては違和感ありますが、素直に弾いていくと確かに弾きやすく…
…というのは、難易度の点でもそうですし、聞き覚えがある順ということでもあります。

ソナチネアルバム1は、このなんとなくの「順番」も込みで、「ザ・昭和の音楽教室」という感じなんですねぇ。

リスト前半を弾いたところでtime up、ごはんの支度をしなきゃいけなくて中断しましたが。(いつか後半はあるのか!?)


ところで、こうやって片端から弾いてみて思ったのですが、たとえば私が大人になってピアノを再開しようとしたとき、私がもしもっと真面目な人であったならば(反実仮想)、ちょうどピアノをやめたときにこれからやるはずだった「ソナチネアルバム1」から習うというのはそれなりに自然なことだったでしょう。

でもそうしたら「今(結局ピアノにハマってグラピまで買ってしまったという)」はあったのか?? というともしかしたら違うかも

ソナチネって、つまらなく練習みたいに弾くこともできるでしょう?
というか、昔のイメージでいうとまさにそんな感じで…

大人再開ピアノから10年以上経った今あらためて弾いてみると、
音を並べるならずっと手っ取り早くなってるし、
妄想するんじゃなくても楽譜をきちんと読み取って弾くだけでこんなにきれい(注: 私の基準でという意味)とかおもしろいとか思うわけで、
今になって、課題としてではなく、自分の「遊び(最上級の意味で)」として再会するのもこれはこれで素敵だなぁと思ったのでした。

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怖い音ってどんな音

2016年08月10日 | ピアノ
昨日書いたように、ほんとは「怖い音(音形)」というものがどういうもので、それがどう曲に生かされているかの音楽史を読みたかったのですが…

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どうも、検索したけどそんな都合のよい本は見つからないみたいで(誰か知ってたら教えて!!)

とりあえず思いつく範囲で怖い音ってどんな音ってのを考えてみたいと思います。

(1) 怖い具体物を描写
たとえば、ブルクミュラー18番の「大雷雨」なんかだと、雷だぞーごろごろー、かみなりぴかっって感じで、まぁ怖い系といえなくもないですね。

とはいえ、怖さはお子様レベルというか、大人の怖さはもっとこう、精神的な??

(2) 短調、低い音、大きい音
長調よりは短調、高い音よりは低い音が「怖い」に近いかなとは思うのですが、
たとえば短調の曲でも寂しいとか悲しいとかはあっても「怖い」にはまったく当てはまらない場合もあるし、
単独で怖さが成立するような条件じゃない。

あくまで何か別の怖い条件というものがあって、それと組み合わせて増幅するくらいの感じがします。

ブラームスバラード一番「エドワード」も最後の方、音が低いほうに行くのって、怖さを強調していますよね。

(3) 連打、不協和音
たとえばティンパニを、ドロロロロロ…と連打すれば「怖い」に近い気はします。シチュエーションにもよりますが…
シューベルトの魔王も、ダダダダダダダダダ…が怖さを引き立てていますし。どちらかというと焦り?

不協和音も、怖さ演出には欠かせませんね。基本の「き」かな。
チャイコフスキー子どものためのアルバムの「ババヤガ」なんて、ぐちゃっとぶつかる音がババヤガっぽいでしょ。

ただ、不協和音とひとくくりにできないほどいろんなキャラクターがあると思うんだけど…それを分類するほどわかってない(^^;; からざっくり略。

(4) あえて逆
なんといっていいかわかりませんが…

これまで挙げてきたようなセオリー的なものの逆へ「ふっ」と行かれると怖い。
たとえば、わーーっと音圧押してきてパッと無音(o_o)

あるいは、シューベルトの魔王も、めっさ怖いシーンまできてあの猫なで声(長調)。「かわーいや、いいこじゃのぅぼうや♪」こわっ死にそう

(5) 転調、無調
転調といってもわかりやすいやつとかすっきりはっきりしているものはぜんぜん怖くないんですが…(スキップとセイディーの「Good Night」が怖いわけない)
どこへ連れていかれるかわけわかんないのは怖い。

半音階ってよく不気味の表現で使われると思うんだけど(特に下降)、あれって無調っていうかどこへ行くのかわからないからコワイ。
アルカンのバルカローレの最後、底なし沼まで行きそう。

「世にも奇妙な物語」の音形とかめっさ怖い
(レミファソラb ラbソファミレ レミファソラbラb ラbソソbファミ~)


ま、こんな感じかな。ほかにもあるかも…

そして、そういう「怖い音」がいつごろどういう活用をされるようになったとか
そういうのはまったくお手上げですが、

「怖いクラシック」中川右介著を見る限りでは、モーツァルト以前って「怖い音楽」というものは基本的になかったみたいで、
そのころの人々は誰も「怖い音楽」とか「哀しい音楽」とか求めてなかったのにモーツァルトが勝手に作っちゃってブーイング受けたという(ドン・ジョバンニあたり)。

今では人気のピアノ協奏曲21番も、交響曲40番も、人気が出たのは後世だとか…

今から見ればモーツァルトって明るい音楽が多い印象だけど。胸をかきむしられるような半音階使いもしているし(モーツァルト ロンド イ短調) すごく先進的。

アルカンの音楽がなんて、掘ればあちこち不気味や「変」や怖いが詰まってると思うけど…あれもすごく時代先取り的な気がする。

というわけで、誰か「怖い音」音楽史を書いてくれるのを首を長くして待ってます(^^;;

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レクイエム、モーツァルトからヴェルディまで

2016年08月09日 | ピアノ
「レクイエム」の訳語は「鎮魂歌」のような気がしているけれど、元々ラテン語の「Requiem」の意味は鎮魂歌ではないんですね。

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言葉の意味は「安息を」くらいで、これはカトリック教会で死者のためのミサで歌われていた歌詞の出だし。「六甲颪」という言葉のどこにもタイガースなんて意味はないし曲の正式名称は「阪神タイガースの歌」であってもみんな歌詞の出だしをとって「六甲颪」って呼んでるのと同じ(「怖いクラシック」中川右介著より)

クラシック音楽として有名な最初のレクイエムといえばもちろんモーツァルトだけど、あれはほんとに死の床で書いていて未完だから、モーツァルトの作品といえるかどうか…前金半分、完成時半分のお金をちゃんと受け取るために、友人を頼って仕上げたとか、コンスタンツェさんしっかりしてます。

この作曲は某伯爵の依頼なんだけど、覆面依頼で(それだけで怪しい)彼はそれを自分の作曲として発表する予定だったのね。だから写譜を作らないってのも契約に入ってたんだけど、当然(?)渡す前に写したので今でもモーツァルトのレクイエムとして知られているわけで、コンスタンツェさんしっかりしてます…というか契約違反では…

これ、モーツァルトのレクイエムとして死後演奏されたのと並行して、依頼主の伯爵も自作曲として演奏したんだけど、今みたいになんでもYouTubeに載ってるわけじゃないし、気が付いてるのは依頼主くらいで、しかもコンスタンツェを訴えようにもそんなことしたら自作じゃないのがバレちゃうから言えなくて(気の毒に)。モーツァルトと伯爵の関係はなんと二十世紀半ばまで知られることはなかった。

というわけでなかなか興味深いドラマです。結果として、モーツァルトのレクイエムはヒットしたのでこれをきっかけにレクイエムがカトリック教会から離れていくのですね。別にモーツァルトがそう意図したわけではないけど。

ここからフランス革命やらナポレオン戦争、王政復古、七月革命と激動の半世紀を経てベルリオーズのレクイエム。このときには、単に神への畏怖とか死者を悼むということにとどまらず、「怒りの日」でこれまでにないドラマティックな音楽を作ろうとした。オーケストラ本体とは別に金管の4グループを劇場四隅に配置するなど、今でいう音響デザイン的な発想まで踏み込んでいる。

また、ブラームスさんのドイツ・レクイエムに来ると、ラテン語の歌詞じゃなくてドイツ語、つまり聞いてわかる歌詞(私にとっちゃドイツ語でもまったくわからないけどね!!)になる。ドイツ語の歌詞の元はルター訳聖書。要するにこれもカトリック教会からさらに距離ができたってことね。

そしていよいよヴェルディさんのレクイエムになると、彼はちゃんとビジネス的成功を考えているので、教会で初演が済むとすぐに、スカラ座での演奏も行った。教会では、女性はほんとは歌っちゃいけなくて、特例として認めてもらったけど黒づくめで影にいなきゃいけなかったのが、劇場では派手な衣装で堂々と出演して、それはつまり位置づけ的にも別物(宗教音楽から、オペラ的なものへ)になった。

いろんな作曲家が「レクイエム」を作曲しては興業的に成功させる様子に当初、教会は難色を示していたけれど、もう現状追認というかあきらめて、ヴェルディ死後半世紀たったときの公会議では、死者のミサから「怒りの日」部分を削除した(もうウチと関係なくやってください)。

このように、レクイエムだけ辿っていっても、クラシック音楽が教会から生まれてそこから離れて旅立っていく様子がわかるんですね。上記の雑駁なまとめは、「怖いクラシック」から取ったものです。

私は最初、タイトルにひかれてこの本を手にとったとき、ぜんぜん違う中身を期待(*)していたんだけど、これはこれで(音楽の中身ではなく音楽史的な)おもしろかったです。「父」「自然」「狂気」「死」など恐怖の種類別の章立てになっていて、切り口は「恐怖」なんだけれども、それってキワモノ音楽に限った話にならず、けっこうクラシック音楽の王道についての音楽史になっちゃうみたいで。


(*)…怖い音ってあると思うんですが、たとえばエドワードの最後らへんの心臓の鼓動っぽいのとか、アルカンバルカローレの最後で半音階下っていくところとか、谷山浩子の「夜のブランコ」で「あなたの手で壊して」の特に「して」のところとか。人間にとってどういう旋律(音形)が怖く感じるのか、それがどう作曲に生かされているかみたいな話を想像したんです。

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猫の眠さを表現する音

2016年08月08日 | ピアノ
昨日のスキップとセイディーの録音をアップしました。使用した猫写真は、shig&夜毎屋宅、スタジオアデリー、および相模湖(の練習会に行く途中の道)で私が撮影したもの…

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要するに、猫連弾の練習場所の猫を並べました(^^;;

ベネット 「スキップとセイディーのための組曲」@音楽の星座2016
「Good Morning」「Sadie's Waltz」「Skip's Dance」「Good Night」

この組曲、さわやかで元気な目覚め、猫的優雅なワルツ、リズミカルな踊りから、眠くなって寝落ち(推定)という構成になっていますが、
この「眠い曲」(Good Night)。

音を並べるという意味ではもっとも平和な、なんとかなりそう感が漂う曲ですが、案外クセモノなんです。

ま、いちおう弾けた…

というときに、なんか退屈な演奏になりがちなんです。ま、スリリングなところがないのは結構なことですが。「Skip's Dance(カタクリコ)」は実際ハズしまくってるわけですし。そんなスリリングいらん

リズム的にはわりとたんたんと進みますし、穏やかできれいで、それだけで弾いちゃっても悪くない曲ですが。

そこへshigさんが調とか臨時記号の話を持ち出したとき!!

おぉ!! と思いました。ゆらゆらとだんだん眠くなってくる猫の姿が…みえますみえます

がぜん面白くなってきました。shigさんの説明を聞いてから、私と鳥目さんが弾き直してみたとき、がらりと曲が変わりましたよ。

この曲はフラット3つで始まります。落ち着く、穏やかな感じの調ですよね(かな?)

でも6小節目でラにナチュラルがつき、さらに8小節目ではミにもナチュラルがつきます。

(上の譜面は7小節目から)

ごく大雑把な話、シャープがつく方面(フラットが取れる方面)はテンションup、その逆は落ち着く、とすると、
「シミラ」とあったフラットが「ラ」「ミ」と取れていけば覚醒方面に向かうと思われますが、

10小節目ではミにフラットが付き、さらに13小節目ではラのフラットも付きます。

と同時に1st(私が弾くほう)のレにフラットがつきます。ここがめっちゃきれいですよ~萌えポイントです。

こうして頻繁にテンションup/downを繰り返す様子が、眠い眠い…あ、いや平気…やっぱ眠い…みたいな感じなんです。

そしてときどき入るpochiss. rit.が猫の息遣いのようです。

曲の半ばからフラット三つが取れてハ長調になってます。ここはそれだけ覚醒したというよりは、高く上っていく音が、猫からちょっと視点を移して外の星空がキラキラしているようにも聞こえます。ここではファのシャープが付いたり消えたり、やっぱりゆらゆらしています。

最後のページではまたフラット三つに戻って、猫が静かな夜を楽しんでいるような気がします。そして締めくくりは猫の伸び


この音形は組曲中、あちこちに出てきました。そしてほんとに静かに終わります。

とてもよくできてる曲だと思います。知られてないのはもったいない!! ぜひ弾いてみてください(ピアノのうまい2ndの確保をお忘れなく)

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猫モード、入りました。(連弾)

2016年08月07日 | ピアノ
今日はいよいよ!!「音楽の星座」でした~このこってりたっぷり感は何なんでしょう。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←気持ちよく弾けた本番は、癖になる。

私は比較的先のほうで演奏終わったんで、あとはのんびり、聞いたり集金したりお菓子食べてしゃべったり譜めくりしたりしていました。印象深い演奏はいろいろあったけど、強いて挙げるなら、やはり海実さん+おゆきさんの林光、それと初参加の方のガーシュイン、506さんの吉松、わたりさんのビル・エヴァンズかな。

それで、私と鳥目さんの連弾ですが…

そろそろ、ユニット名をつけたいですね~ほかのデュオは、いい感じの名前をつけてきてるので(さきゆきパラダイス、とか)、対抗して何か考えたいものです。そういうセンスがないんですけど。

これまで、何度か合わせてみまして、たとえば一時間の練習をする場合、その最後のほうではわりとよく弾けるんですが、その日の一回目というのが、どうもね。ノリに合わないまま弾き始めると崩壊します。

今回の曲の紹介はこういうふうに書きました:
【作曲者/演奏曲】  リチャード・ロドニー・ベネット/スキップとセイディのための組曲
【ひとこと】  「スキップとセイディ」はベネットさんが飼ってた猫です。4つの小曲「Good Morning」「Sadie's Waltz」「Skip's Dance」「Good Night」があって、猫生活のおはようからおやすみまでをトータルでサポートする、生きる喜びとやすらぎに満ちた組曲となっております。猫々しくしなやかに演奏したいと思います。にゃあ。。


この4つの曲の雰囲気の曲を、それぞれジャストなところで入って行けるかどうかが鍵。

あともちろん、けっこう細かい音符のところがあるからそれをちゃんと音入れたいし、
拍子が変わったりするから数え間違い注意だし、

まぁいろいろあるけど。

二人で猫耳つけて気分アゲてスタートしたおかげか、わりと滑り出し順調で、でもなんだか、せっせと考えて弾いてる感じだったの。

ここは外しやすいから、指番号に気を付けて、とか
ここ出トチしやすいから、しっかり数えて、とか
ここどしんとなりがちだから、慎重に抑えて、とか。

ところが、問題の五拍子(カタクリコ)「Skip's Dance」のとき、なんかいまいちそれでしっかり指が当たらなくて、いっぱいミスったんですよ。

そしたら、何かバーンとはじけちゃって…良いほうに。

ま、ちょっととちったかもしれないけど(というか、とちったんです)、
良いホール、素晴らしいピアノ、素敵なパートナー、おもしろい曲!!
…にゃーん!!(^-^)

カタクリコの後半からは、なんか「猫」がおりてきて、ふわっと自分と鍵盤の間に自然な距離ができて、
音が満ちる空間のほうが自分のものになって、
何か、余計なことが気にならなくなったの。

それで音色がぐんと良くなって(←主観的に)、気持ちよく弾けて、
それが鳥目さんに伝わった、というのがわかった。

そしたら最後の「Good Night」はほんとに、ぴたりと息を合わせて、二匹の猫が…だんだんねむたい…

弾き終わって、鳥目さんと喜び合い、でもshigさんもartomrくんもよかったといってたからたぶんほんとによかったと思います。(まだ録音聞いてないけどね)

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