アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ヤマハ音楽教室のピアノ

2016年08月06日 | ピアノ
明日のための直前合わせ!! 某ヤマハ音楽教室の練習室をお借りして鳥目さんと猫連弾してきました。

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この連弾、少なくとも1stについては音数も多くないし、わりと単純に見えるんだけど、リズムとか臨時記号とかちょっと馴染みがない感じで、その日の一発目というのはなかなかうまく乗れないもんです。

しばらく練習していると…あぁそうそう…と「やっとモーターのコイルが温まってきたところだぜ!(by 金田)」 になるわけですが。一時間の合わせの中で、最後に通したのはなかなか良かった(^^) 本番でどうなるかな~

ところで今日借りた練習室、ふつうにレッスンに使われている狭い防音室ですが、ピアノなかなか良かったです。

鳥目さんが現れるまでしばらくシベリウスとか弾いてみてたんですが、「孤独な松の木」とかもちゃんと孤独な感じで弾けるし(^^;; 「踊り」の躍動感も出しやすいです。高音のきらきら感というか美しさはそりゃ、めるちゃんのほうが断然上だけどね。うふふ(^^)

ピアノでも習ってみようかなってときに、まずヤマハの教室を探してみる人は多いと思うんだけど、同じようにヤマハの看板がかかっていて、教室には「ぷっぷるちゃん」が飾ってあっても、その教室の運営母体というか楽器店は様々です。

xxx楽器ooo教室

ってなってるとしたら、このxxx楽器のところは、けっこう意味があります。

A楽器と、B楽器と、C楽器は、かなり差があったりするんです。
A楽器○○教室と、A楽器△△教室は、わりと似てるかもしれません。

…何が??

って、ピアノの状態ですよ!!

ヤマハ教室を標榜しているからには、まぁ練習室に置いてあるピアノはヤマハ一択ですね。それは同じですけど、
メンテナンスの考え方が大きく異なる場合があるんです。

私は、三つの異なる楽器店で、それぞれ複数の教室のピアノを弾いたことがあります。

ピアノの状態は段違いで、良い方からA楽器→B楽器→C楽器だとしますね。
C楽器ときたら、戻らないキーがあったら次回に行ってもやっぱりそのまんま「その音は弾けない」状態ですし、
第一、音程相当狂ってます。

なんでそんなことになってるかというと、定期的に調律をする運用になってないからです。

ピアノの先生が強く言うと、しぶしぶ(?)調律が入るようです。

あるとき、ピアノとバイオリンで合わせようとしていて、そしたら「ラ」はピアノで出してそれに合わせますよねふつう…
それが、「うーん、どの『ラ』で合わせよう??」ってくらい、てんでんばらばらでした(^^;;

で、まぁあるときに調律が入ります。それで、次のレッスンのとき「あーーやっと調律入ったぁ」となりますが、そのあと、なんか狂うのが早いんですよね。うちのやまちゃんに比べるとそれはそれは格段に。

なぜだろう? と考えるに、もちろん、弾く頻度がぜんぜん違いますからそのせいかもしれません。でも(やまちゃんを調律してくれてた)調律師さんに聞いてみたら、弾く頻度より温度・湿度差が効くと思う、とのことでした。つまり、レッスンが終わって無人になった教室はエアコンを切る、ということになると、季節により暑ーーーくなったり寒ーーーくなったりしますから。人が住んでる我が家のリビングのほうがその点、落ち着いた環境というわけです。(とはいってもめるちゃんが来る前、除湿器かけたりしてませんでしたけど)

一方、A楽器のほうはちゃんと予定組んで調律回ってるようなので(そりゃそうだ)、ハイ。

さすがにこの伏字をここでオープンにするのはまずいかと思うんでC楽器がどこかとか書きませんが…習っていて「こりゃダメだ」と思ったときは、「xxx楽器」のところが違う教室に替えるのが吉です。小さいお子さんが習う場合は近さ重視で一択かもしれませんが、大人だったら、家の近く、職場の近く、乗り換え駅とか、いくつかチョイスがありますよね。

(もちろん、先生はどの教室でもピンキリで、C楽器の教室でもいい先生はいましたよ。楽器がダメなのと先生がダメなのとどっちがマシかっていったらそりゃ先生がいいほうがいいんじゃないかとは思いますが…もう今の私は贅沢になっちゃったんで両方いいところで習うけどね♪)


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キリスト教と科学、地動説とか

2016年08月05日 | 生活
せっかくミッションスクール出身なのに、聖書の時間も礼拝の時間も内職にせいを出していたためキリスト教について無知な私。

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ジョン・ハンター(進化ストーリーに気づいていたらしき解剖マニア)の話を読んだときも、彼の心の中で、信仰心と科学の心がどのように折り合いがついていたのか、というあたりがまったくピンと来なかった。

私の乏しいイメージでいうと、ガリレオの地動説、ダーウィンの進化論のときにあったように宗教と科学は根本的に対立する、相容れないという図式にみえる。もっとも、キリスト教としては聖書が絶対だし、地球や生物の歴史に新発見があるたびに書き直したりするわけにもいかないのだから、それは対立するのは当然かと…

対立でなければ、いいところ無視。というか分立。宗教には宗教の領域があり、科学には科学の領域があるので、お互い立ち入らないようにしましょう、というような。

ただ、そういう対立なり分立なりというイメージも、どうもしっくりしないように最近思えてきて、それというのもガラにもなく世界史に関心を寄せたり、付随して音楽の歴史方面から西洋史を眺めたりしていると、西洋音楽の成り立ちと宗教がいかに密接な関係にあるのかということもわかるし、それと同様、近代科学が形をなしていくうえで、キリスト教というのは切っても切れない関係にあるような…つまり、足を引っ張る役割をしていたというよりはむしろ、科学が生まれるための何か、もっといえば母体のようなものであったようにさえ思える(面もある)。

というところで、図書館で「科学者とキリスト教 ガリレイから現代まで」(渡辺正雄)というブルーバックスを借りてきたらば、これがちょうどこのもやもやにぴったんこの本で、たいへん興味深く読めた。

この本の最初のあたりにまず書かれているのが、ガリレイなりケプラーなりの科学する心、モチベーションというものが強く宗教心に根差していること。つまり、聖書を読むためにラテン語を知らなくてはいけないように、数学という言葉を学んで宇宙というこの壮大な書物を読み解くことによって、神の知恵を読み取ることができ、またそれをもって神の偉大さを人々に示すこともできる、と。

ケプラーさんなんかも、惑星配置が「キレイ」つまり
水星の天球と金星の天球の間に正八面体、
金星の天球と地球の天球の間に正二十面体、
地球の天球と火星の天球の間に正十二面体、
火星の天球と木星の天球の間に正四面体、
木星の天球と土星の天球の間に正六面体
というふうにぴったりおさまる…惑星は六個しかない(当時)し正多面体は五個しかない。

この配列を見出してそれこそ天にも昇る気持ちだったらしいけれど
「私はこれを発表しようと思います、自然という書物の中において認められることを望み給う神の栄光のために。…私は神学者になるつもりでした。私の心は長い間落ち着きませんでした。しかし今こそ、天文学においても、神に栄光を帰することができたのです。」

もっとも、ケプラーのこの「大」発見は残念ながらこんにちの科学の中にはないけれど…(これとは別に惑星の運動に関する三法則で有名)

そしてモチベーションだけではない。学問の方法というものが、暗黒といわれる中世の時代に実は培われていたということもたとえばガリレイの「天文対話(プトレマイオスとコペルニクスとの二大世界体系についての対話)」からも強く見て取れる。

ということを考えれば、むしろ科学の発展をキリスト教のイメージアップに使ったってよかったのに、ガリレオ・ガリレイさんを有罪にして対立イメージを強くしてしまったのは世紀の大失敗だったね。単に、地動説が聖書と合わないとかそういうことより、もうちょっと下世話な大人の事情的なもので有罪になったみたいだけど…

だから、ちょっとすごく時間が立ち過ぎたとはいえ、ローマ法王が宣言を出したのとかはよかったんじゃないかな、と思った。
(参考: 論文:ガリレオ・ガリレイにおける科学と宗教の問題 ―ローマ教皇庁の最終声明をめぐって―)

聖書が私たちに教えようとしているのは
how to go to heaven(どのようにして天国に行くか)であって
how the heavens go(どのように天が運航しているか)ではない。

でもねぇ、再審まで360年とか、かかりすぎでしょ。これからのキリスト教と科学の関係はどうなっていくんでしょうね。

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こんな音大なら行ってみたい

2016年08月04日 | ピアノ
あと10年かそこらすると会社人生のゴールが来るので、そのあと大学行ってみたいなーというような漠然としたイメージがあります。

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イメージだけです。そんなに具体的に考えてませんがまぁ青春アゲインというような(笑)
学んでおけばよかったと思うことはいろいろとありますが、たとえば世界史とかは別に大学というところで体系的に学ばなくても、楽しめる本とか読んでいけば十分というか、そこまで入れ込みたくはないです。

なので、ひとつには「言語学」。おそらく若いころ(高校生のころね)にその学問の存在に気づいていればそっち方面に向かいたいという気持ちがあったハズと思いますが、なにぶん何にも考えてなかったもんで(^^;; それに理系(男子率の高いところ)に行って結婚相手見つけて専業主婦になるってのがそのころの人生プランだったので文系の学部学科をあまり詳細に調べなかったというのもあります。

そしてもうひとつが「音楽」。とにもかくにも音大に行くというコースはありえなかったのでそれは別にいいんですが、趣味としてピアノを弾くためにわかっておいたほうがいいことってのも実はたくさんあるわけで、今はピアノを弾いたり詳しい人にいろいろ教えてもらったりする中でごく断片的に、「ナルホド」と思ったりしていますが、そういうことがもっとまとまった形で…網羅的に学べる場があったら楽しいんじゃないかと。

そんなわけで、イメージだけで言うところの憧れの大学はICUだったのですが(広々とした美しいキャンパス、自由な雰囲気、個性的な学生がたくさんいて、言語と音楽のダブルメジャーがとれる)、最近の、目とか根気とかの衰えをかんがみるに定年後の言語学というのはキツイのではないかという懸念が濃厚になり(-_-;;

それに、若いころに学んでいた場合は、そのあと職業の形で言語学とお付き合いして(就職があればですけど)またより広い世界が広がっていきますが、さすがにそれはないし…

「音楽」のほうは、生涯にわたって趣味としてあたため育てていく予定のフィールドですからね。100歳まで生きるとすれば(!)60歳くらいから新たに体系的に学んでもそれはそれで価値ある財産になるのではないでしょうか。

ふつう、音楽が学べる大学といったらそりゃ音大なんですけど…

私が行きたいのは(行きたいとすればだけど)ふつうでいう音大じゃないんですよね。

つまり、ハノン・ツェルニー・バッハをしっかり積み重ねて、テクニカルな面でプレーヤーになる基礎を測られる入試というものがあったらそれだけでお話にならないわけで。ぶっちゃけ暗譜で曲弾けないし(笑)

入試も受けたくないし、卒業資格もいらない。

ただ、楽典・和声・音楽史・音楽美学(? 中身知らんで言ってます。母が昔、そういう名前の科目があったといってた)とか、そういう音楽関係の理屈や知識で、ピアノをもっと楽しむために役立つものを並べてくれたらそれでいい。

プラスして、キャンパスの雰囲気を再び味わえたり、学内で催されるちょっとしたコンサートに気軽に行けたりしたら(つまりそういううきうきした気分)最高です(^^)

ピアノの実践というかレッスンに関しては、セットで入っててもいいけれど、むしろ含まれていなくてもいいかもしれない。おゆき先生とか、自分の気に入ってる先生に別途習えばいいことだし…

と考えると、これは聴講生!?

よく考えると、私でなくても、ピアノもしくは様々な楽器を楽しむ人には、第二の人生の入り口においてそういうニーズはいかにもありそうで、そして一方、少子化や不況で経営の難しくなった音大は生き残りをかけてシニアに利用しやすい別コースを設けるなんて考えを起こしてもまったく不思議ではないような。

と思うけどどうかな~

ざっとぐぐってみた感じではあまりぴったりくるものがなかったけれど。まぁあと10年ありますからいろいろこれから出てくるかも!!

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ノルウェーのホロコースト

2016年08月03日 | バイオリン
ノルウェーでもホロコーストが行われたことは日本ではあまり知られてないと思う。私も、「希望のヴァイオリン ホロコーストを生きぬいた演奏家たち」(ジェイムズ・A・グライムズ)を読むまでは意識したことなかった。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←非常時でも、音楽の力ってすごい。

知られていない理由のひとつは、元々ノルウェーに住むユダヤ人の数が少なかったということで(1600人くらい)、犠牲者の数は少ない。しかし、行われたことは、公職から追放、資格はく奪などで弾圧が始まり逮捕から(はるばる移送して)アウシュビッツ送りだったので、殺された人々から見れば同じことである。

ノルウェーの中立宣言も空しく、ここに海・空の拠点を求めるナチスドイツにあっさり占領され、クヴィスリング(のちに売国奴の代名詞になった)の傀儡政権下で反ユダヤ主義が台頭した。

そのころ結成175周年を迎えたベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団というのがある。ノルウェーの作曲家といえば誰でも知っているグリーグはベルゲン市の出身で、彼が音楽監督を務めたこともある伝統オケだ。このとき記念コンサートの目玉は、オスロ・フィルのコンマスであるアーンストが、前世紀のノルウェー人ヴァイオリニストであるオーレ・ブルが持っていた名器グァルネリを弾く演目だった。

しかし、アーンストはユダヤ人だったので、彼がノルウェー国宝の楽器を演奏するという企画に抗議して、ナチの若者が暴動を起こしたので演奏会は流血の惨事になり中断。アーンストと楽器は楽屋口からなんとか逃げた。

ここまでのことがあったのに、オスロに帰ってきたアーンストはあまり危機感なく、ユダヤ人はオケから除名されることになっていたのにアーンストのすばらしい才能に惚れる人たちの抗議により現職にとどまっていた。抗議した人の中にはなんと、当の傀儡政権でクヴィスリングに次ぐNo.2だったルンデもいたというから驚きだ。ルンデはナチズムの熱烈な信奉者だったが、アーンストの芸術的才能には深い敬意を抱き、その演奏を支援することの私的な誇りは、ユダヤ人への嫌悪を覆い隠すほどだったのだ。

ノルウェーにいたユダヤ人のうち、危機を早く察知した人はスウェーデンに逃げ、留まっていた人は捉えられてアウシュビッツ行き、ほぼ二分する結果になったのだが(あとから考えればの話)、アーンスト自身はたんたんとオスロでの演奏活動を続けていた。

しかしルンデ他、ナチ内部にもアーンストの信奉者がいたため、ユダヤ人強制移送の計画が持ち上がった時は政権内部の人から彼に直接警告があり、スウェーデンへの逃亡の手引きをする(妻子や両親の面倒も見る)とまで提案があった。にもかかわらずアーンストはそれを丁重に断ってなんと逮捕作戦当日まで演奏をしていた。さらに、家族込みで助けてくれるという言質を確認しにルンデに会おうとしたが(←無謀すぎ)ルンデは謎の死を遂げていて会えなかった。

ここに至ってようやく命の危険を実感して出発、いろいろな支援者にリレーされてスパイ映画さながらの逃避行。最終的には山中を徒歩で国境越えしてスウェーデンへ。

逃亡までのいきさつを見ると、アーンストはバイオリンのこと以外たいして考えていない人みたいに見えるけれども、さすがにこの状況からいろいろ思うところがあり、亡命生活中はノルウェー支援に獅子奮迅の働きをする。

ノルウェー援助資金集めのためのコンサートでの活動、それから「森の中の若人(スウェーデンの国境近くに点々と野営して軍事訓練を受けているノルウェーの闘士)」のための演奏会。そしてどこで演奏をするときも、ノルウェーの作曲家の曲を積極的に取り上げた。

危機的な状況の中でも音楽の才能で特別扱いされて(あるいは音楽の才能で活路を切り開いて)命拾い。それを「いい話」扱いにしてしまうと、特殊な才能がなければ生きる価値がないみたいで抵抗がある。(もちろんアーンストのせいではない。アーンストもユダヤ人であるというだけで生活を奪われた被害者の一人である。)

ただ、特別扱いされて命拾いをした人がその音楽の力で大きな貢献をするところまで含めてみると、実際「誰か」しか助けられない状況では優れた人から助けられるという実態が合理的なのかなと思う自分もいて、

でもそれって結局、生きる価値があるかどうかを勝手な基準で選別するナチ思想と違わないことになるのではないか、などともやもやした気分が抜けないのである。

全編そんな気分が漂う本だった。…「希望のバイオリン」

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ピアノの音は「なまもの」

2016年08月02日 | ピアノ
めるちゃん会やって、つくづく思ったんですけど、同じめるちゃんを弾いても、弾く人によって音色はほんといろいろなんですよ。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←今日のめるちゃんご機嫌いかが

曲の弾き方がうまいとか下手とかともちょっと違って、ちゃんと練習してない曲をとりあえず弾くような場合でも、美しさにハッとする瞬間があり、あぁそんな魅力も(めるちゃんに)あったかと改めて気づかされるんです(親馬鹿モードともいう)。

昨日いた五人は五人それぞれがかなり違う弾き方をしていたのでめるちゃんもそれぞれに合わせて鳴ってるわけです。これがおもしろいの。

先日、udurannさんちのプレイエルでやったコンサートのときは、おゆきさんが弾いた場合と、artomrくんが弾いた場合で極端に違う音色が出ていてびっくりでしたが(対照的)、あれは古い(ショパン時代の)ピアノなので特に違いが大きいと思います。まぁあそこまでではないです、めるちゃんは現代ピアノなので。でも、弾き方によって様々に変わる表情の豊かさがとてもいいところなんです。

弾き方によってアナログに変わる音色はまさに「なまもの」という感じ。

ピアノ以外であっても、バイオリンだってフルートだって、演奏する人によって音色が違うに決まってるんですけど、なにしろこれらの楽器の場合は、「違う楽器を違う人が弾く」のが当たり前だもんで、同じ楽器が人によってどう違う音色になるかというふうに比べることはあんまりないですね。

ピアノだと同じ楽器を違う人が弾きますからその差ばっちりわかっちゃいますよね。おもしろいというか怖いというか。


そして、ピアノの音の変化は、弾き方によるものだけではありません。

くさぴあさんが「めるちゃんの音、変わったね~」と言っていましたが、それはつまり、くさぴあさんが前回弾いていたのとは違うということです。

私の場合、毎日のように触っているので「○か月」単位の変化についてはむしろわかりにくいのですが、なんとなくですが日によって調子の良し悪しがありますし、それと当然ですが調律をしたときにはがらりと変わります。

やまちゃんのときにはまったく気にしたことがなかった(測ったことがなかった)湿度ですが、今は毎日湿度計を覗いて加湿・除湿をしています。

推奨範囲は湿度40%~60%と聞いていますが、冬は非力な加湿器を付けていてもすぐ40%を割ってしまいます。でも40%を割ったからといって特に変わった様子はないように思うのですが、60%を越えるほうはご機嫌を損ねるようです。

それがわかってからは60%を越えないように気を付けている(夏場は除湿器を弱にしてつけっぱなしにしておくと安定するようだ)から、わりとここんとこずっと60%あたりを保っているのだけど、そうすると、ご機嫌が悪いとはいわないけど、でもカラリとしているときとはちょっと違うような…

くさぴあさん曰く、低音のほうの鍵盤がやや重いとのことです。私は、そのへん徐々に変わるんでよくわからないのですが、響きの傾向はちょっと違うみたい。もっとも、調律したてかどうかとかによる影響のほうが大きいのでいまいち定かではないのですが…


ま、そんなふうに、日によって、弾く人によって、あるいは当然ですが弾く曲によって、音色(響き)は様々。「なまもの」です。

これから先、めるちゃんも育っていくし私の弾き方も変わっていく(どういう方向かはともかく)はずで、日々、一期一会の音色に出会うわけです。楽しみです!!


私にとってのピアノ世界がすべてヤマハだったころ、ピアノによる音色の違いにも、弾き方による音色の違いにも、ほとんど注意を払ったことがありませんでした。別にヤマハをdisってるんじゃありません。私の子どものころ、そんなエアコンがんがんかけっぱなしなんて考えられない世界で、それでも大崩れしないコンディションをキープして標準的に鳴ってくれるという素晴らしさ。

でも、それでは見えなかった世界もあったなぁと思うわけで…

思えば遠くへ来たもんだと思います。

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