「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

    インドネシア女性「少年サンデー」ネット漫画でデビュー

2011-12-05 07:30:19 | Weblog
インドネシアのジャカルタの「MACHIKO MANGA SCHOOL」を巣立ったインドネシア人女性のVivian Wijayaさんが新人漫画家の登竜門といえる小学館の「週刊少年サンデー」のウエブコミックにデビュー、今処女作の「国境無き学園」(http:// club.shogkukan . co .jp /kod/yomikiri.html )が連載されている。漫画も国際的になったものだ。 この漫画は英語、インドネシア語、日本語の三ヶ国語で配信されている。

「MACHIKO MANGA SCHOOL」を主宰している前山まち子さん(ペンネーム茶々ぽこ)は14年前、新聞記者だった夫と一緒にインドネシアへ渡り、インドネシア語を学んだ後、数年前から現地の若い人たちに漫画を教え始めた。おそらく外国でのこの種の漫画学校は初めてのことだろう。すでにここを卒業してインドネシアで活躍している漫画家は沢山いるが、日本でのデビューはVivianさんが初めてだ。

Vivianさんの「国境無き学園」は50か国の生徒が通う寄宿制の学校を舞台に日本人の主人公、伴野君と各国生徒との間に繰り広げられるカルチュア・ギャップをコミカルに描いている作品だ。多分、他人種のジャカルタでの「MACHIKO MANGA School」の体験も役立っているのかもしれない。

「ノラクロ」世代の僕は恥ずかしいが、漫画といえば雑誌や単行本だとばかりと思っていた。前山さんからこの話を聞いて、書店で「少年サンデー」を買って読んでみようと思った。ところがである。今は便利な時代である。簡単にインターネットでVivianさんの漫画が読める。日本の漫画やアニメ技術は世界一だというが「ノラクロ」世代もウカウカしていられない。