「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      "マニュアル人間”の作った笑えぬ年賀状

2011-12-14 07:47:55 | Weblog
"笑うに笑えぬ””怒るに怒れぬ"話とはこのことかもしれない。昨日頼んでいた年賀状が出来たというので受け取りに近くの大手スーパーに出かけ、出来てきた写真入りの賀状をみてびっくり仰天した。今年11の月インドネシア旅行で現地の元義勇軍の兵士と一緒に撮ったツーショットの写真なのに”私ども今年お陰さまで結婚しました”と新婚の挨拶状なのだ。

どうしてこんなあやまちがが起こるのだろうかー。先日頼みに行った際、応対の女子店員の対応が今ひとつなので、不安に感じてわざわざ”挨拶文は新年用に変えてくれ”と念を押したのだったが。それでも、こんな間違いが起こるのは多分、製作がマニュアルに従って自動的に行われる仕組みになっているのだろう。

年賀状印刷のサンプル本には記号が記載されている。恐らくスーパーの店員は、その記号を印刷会社に伝え、印刷屋さんはそのままマニュアル通りに印刷してしまったのであろう。写真を点検してみれば、男の老人二人の写真であり、しかも今は年賀状印刷の真っ最中である。一目でおかしいと気がつくはづである。

外食店のレジのマニュアル通りの応対の日本語がおかしいと話題になっているが、そんなのはまだ好い。年寄りの僕らが一番困るのはPCや電気製品が故障して電話をかけた時のあらかじめ録音されているマニュアルによ応対である。特別な専門用が飛び出し、解からないので聞こうとしても一方的な録音である。マニュアルは事故を起こさないための製作会社が決めたものである。それを利用者にまで押し付けるのはサービスとはいえない。民主党のマニフェストとマニュアル、語源が同じで二つとも老人には”まがいもの”の代表みたいに映る。