「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           巨人軍の内紛と読売新聞

2011-12-07 07:50:53 | Weblog
12月6日付けの読売新聞(首都圏版)を見てあきれたのは僕だけではないだろう。例の巨人軍の人事をめぐるゴタゴタについて特別面一面をさいて"ナベツナ”こと読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆とのインタービュー記事を掲載していた。単なるプロ野球球団の内紛にすぎない。主筆まで登場させて報道する価値があるのだろうかー。

小ブログは内紛の発端となった11月12日、清武球団代表の記者会見についてテレビ局や新聞が大きく報道しているのに、読売だけがスポーツ面で小さく扱っているのは、おかしいと批判した。多分、その時点では読売は”家庭内のことだ”という意識があったのだろう。ところが、今度は逆である。

読売新聞は特別面で"清武氏の言動こそ法令違反”と大きな見出しをつけ、さらに社会面でも三段見出し四段記事で"清武前球団代表を提訴"と報道している。プロ野球に関心のない読者やアンチ・ジャイアンツの読者もいる。常軌を逸した報道ぶりである。突き詰めれば"ナべツナ”さん(85)の老いの一徹から出た"鶴の一声"が、このゴタゴタの始まりのように僕には思われるのだが。

85歳といえば一般社会では現役を引退する年齢である。11月12日の小ブログにコメントを寄越した「chobimame」さんは"後進に譲ることも大切である。子供にいつまでも口を出して行くと、自立できない子供になってしまう”と批判している。僕も同感である。こういう目で読売新聞を読むと、なんだか紙面が老人じみていて活気がない。