「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            おかしなフジテレビの竹島報道視点

2012-08-11 06:36:48 | Weblog
フジテレビ系列(FNN)の昨夕の「スーパーニュース」を見ていたら、李明博大統領の竹島上陸の関連報道の中でおかしなアングルからニュースをとらえていた。ロンドン五輪の男子サッカーと女子バレーボールがたまたま銅メダルをめぐる戦いになるのを紹介していた。スポーツファンならだれでも知っていることだ。それが李大統領の竹島上陸となにが関係があるというのだ。

ネット情報によると、昨年8月以来、東京お台場のフジテレビに対して、同局の「偏韓流」番組編成に対して定期的なデモが行われているそうだ。「フジ.サンケイ」グループの本陣であり、同局が特に韓国に媚びているとは思えない。商売上手のフジテレビのことだから安い韓国のドラマを買ってきて無節操に放送しているにすぎない。

李大統領がこの時期に竹島を訪れたのは、ロンドン五輪でサッカーとバレーボールで日韓直接対決があり、いずれも韓国が勝利する確率が高いのを知り、これに賭けたという、うがった見方がある。竹島訪問と五輪の勝利によって一挙に国威を向上させ、12月の大統領選挙の勝利に結びつけたいというのである。

残念ながら男子サッカーは善戦むなしく韓国の勝利に終わった。女子バレーはどうだろうか。かりに韓国が勝っても落胆することはない。負け惜しみではなく、スポーツはあくまでスポーツである。問題は外交である。未来志向をうたった韓国が一方的にこれを破棄した行動にでている。フジテレビは大局的見地にたって”韓流ドラマ”の放送を中止すべきだ。テレビ局はステーションイメージによって視聴率が上下して経営にも影響してくる。このところのフジテレビの視聴率低下は「偏韓流」からきているように思う。

         対韓外交 冷静にクレーバーな対応を

2012-08-11 05:18:11 | Weblog
韓国の李明博大統領が昨日、無法にもわが国の領土である島根県隠岐の島町竹島に上陸した。いったい野田民主党政権の外交はどうなっているのか。7月にはロシアのメドベージェフ首相が北方領土の国後島を視察している。冗談ではなく、次は尖閣諸島へ中国指導者が上陸してくるのではないかと心配だ。

竹島は日韓併合によって日本の領土になったのではない。それ以前からわが国の領土であった証拠は数多くある。韓国が自国の領土と主張するのは戦後の昭和27年、当時の李承晩大統領が戦後のドサクサにまぎれて一方的な漁業領域(李ライン)を設定、この海域から外国漁船を閉め出した。そして、このライン内にある竹島を実効支配するため島内に灯台を設置、守備隊を置いた、それ以来である。この李ライン内には対馬も入っていた。昭和40年、日韓基本条約が締結され、李ラインが撤廃されるなでの13年間に、日本人3,972人のが逮捕され抑留されている。

日韓関係は冷却していた蘆武鉱大統領時代をへて李明博に入り新時代に入ったと思われた。昨年12月の首脳会談でも未来志向による友好関係が確認されたばかりである。日本では2004年の「冬のソナタ」以来、”韓流ブーム”が起こり、韓国への観光は空前のブーム。BSテレビのチャンネルではいつもどこかで韓国ドラマをやっている。これに対して韓国側は逆である。場所もあろうにソウルの日本大使館前に”従軍慰安婦”の像を建て、さらに今度の愚擧である。

民主党政権の”ことなかれ主義”が、日本の外交の危機を招いている。事が起こると”遺憾の意”を表明し、相手国の大使を呼んで抗議をする。これだけでは相手国に”なめられる”のは当たり前だ。いたずらに感情的になる必要はないが、もっと強硬なクレーバーな外交で相手国に対応すべきである。