「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

孫の格安航空券による1か月貧乏海外旅行

2013-09-01 06:36:06 | Weblog
大学生の孫が友人と二人でインドネシアを中心に貧乏旅行を計画していたがやっとその骨格が決まった。LCC(格安航空券)を使って上海経由クアラルンプールへ行き、さらにコタキナバルへ飛んでインドネシアのバリ島へ行こうというものだ。すべてネットで調べて計画したものだが、料金は驚くほど安い。往復3万円だという。しかし、日本を出てバリ島に入るまで、各地に滞在しながら9泊もする。時間に余裕のある若者ならではの旅だ。

孫たちの旅行の目的の一つは、僕のインドネシア人の友人である、元義勇軍兵士で、現在中部ジャワのテマングン(Temanggun)で日本語塾「寺子屋」を経営しているバンバン.プルノモさん(86)を訪れ、ホームステイをしながら現地の若者と交流しようというものだ。LCCを使っての旅行なので、スケジュールが決まらず、バンバンさんに迷惑をかけたが、やっとバリ島までたどりつけることが出来たので、メールで連絡したところ、バリからテマングンまでの夜行バスの会社と運賃を知ららせてくれた。

僕も半世紀ほど前、スマトラのメダンからパダンまで夜行バスの旅行をしたことがある。当時は途中で虎に出会ったことがあり、スリルに満ちた旅だった。バリ島からフェリーでジャワ島へ渡り、テマングンまでは900㌔ぐらいある。15時間以上の長旅である。バンバンさんのメールによれば、料金は日本円で2千800円である。80老にはもう耐えられないが、若者には冒険的な楽しみもある。

テマングンは観光地ではないので、ほとんど日本人は訪れない。町にもインドネシア式のホテル(ロスメン)が一軒あるだけだ。ホームステイ先には温水はでない。食事もインドネシア式をお願いした。日本でヌクヌクと育っている若者にはよい体験になるものと期待している。