「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「柔道整骨施術所」へ通院

2013-09-19 07:01:11 | Weblog
生まれて初めて近所の整骨院へ左膝の治療のためでかけた。前から整形外科医から半月板摩耗との診断を受けて治療していたが、いっこうに良くならない。そこへきて先日入院中に院内で軽く転倒、その膝を打撲したため、目先をかえて整骨院へ行ってみた。

昭和30年代頃までであろうか、東京の街のあちこちに柔道の町道場があり、「接骨」「骨接ぎ」の看板がかかっていた。最近、町道場の姿は消えたが、それに代って「整骨院」の看板をよく目にするようになった。健康保険も利用でき、なんとはなく”医療”の匂いもするので、老妻のの勧めでビルの一角にある整骨院の門をくぐった。

通院するに当たり事前にネット情報で調べると、整骨院も接骨院もやっていることは同じで、正式名称は「柔道整骨施術所」というのだそうだ。これまた古めかしい名前の「柔道整骨師」の国家試験に合格すれば「柔道整骨施術所」を開ける。なぜ柔道なのか、昔は柔道の先生がもっぱら、骨接ぎに当たったから、その名残なのだろうか。

僕の治療にあたった整骨師は、柔道とはほど遠い華奢な若い男性であった。一応僕の症状をきいた後、ベッドに僕を寝かせマッサージをし、そのあと、いわゆる”ツボ”といわれる部分にテープをはった。そして家でも簡単にできる体操のいくつかを伝授した。まだ通院して2日で効果ののほどはわからないが、1年間通院して効くか効かないか半信半疑で注射され、痛み止めという塗り薬をよすだけの整形外科医よりは、僕には理にかなっているように思える。当分通ってみることにする。