「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

4回目の膀胱ガン、無事退院できました。

2013-09-15 10:34:59 | Weblog
今日15日、無事、4回目の膀胱ガンの摘出手術を終え一週間で退院できました。正直いって80歳を越えての手術は心身共に堪えた。しかし、こうやって再び元気に退院できたのは、老妻はじめ家族の暖かい励ましと、医師、看護師はじめ病院関係者のサポートがあったからだ。あ改めて、お見舞いをくださった方々ともども感謝する次第である。

膀胱ガンの特性なのだろうかー。今回の手術は2000年2月の第一回手術から数えて4回目である。手術後医師の指示に従って一定期間、抗がん剤を患部に注入し、そのあと内視鏡(膀胱ガン鏡)検査で再発防止につとめてきた。しかし、この病気の特性なのだろうか、3年半ぶりにまた再発してしまった。

医学は日進月歩に進歩してる。今回の手術は下半身麻酔薬の注射を含め僅か40分で終わった。その間なんら痛みも感じなかった。しかし、麻酔の覚める間の数時間はベッドに身体をしばられたままで、点滴を受け”手術”の苦しみを味わった。13年前の手術の際は、摘出時も痛みがあり、麻酔が覚めた後の痛みはもっと長かったような気がしたが。

今回も献身的な看護婦さんのお世話になった。84㌔という巨体は看護のたび、つくずく申し訳なく思う。その看護婦さんが何か行動を起こすたびに”○○してもよいですか?”という言葉が僕には気になった。看護師試験のマニュアル問答集にでもあるのだろうか、どの看護婦さんもこの言い回しをする。丁寧な言葉にこしたことはなうが、なんとはなく僕には違和感を感じた。退院の前夜、同室の認知症の患者がパニック状態になり、僕はほとんど寝られない状態だった。それを知った彼女たちは、退院のさい、僕に深々と頭をさげた。お互いさまで僕はそれほど思ってはいなかったのだが。