「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

クルージング観光ブームと老人

2014-03-02 06:57:47 | Weblog
船によるクルージング観光が老人の間でブームだそうだ。昨日もわが家に旅行会社からカラー写真入りのパンフレットが届いた。「ドナウ川大紀行8か国クルーズ17日間」「メコン川クルーズとアンコールワット8日間の旅」国内では「伊勢神宮四万十川クルーズ3日間」というのもあった。足腰の弱くなってきた老人には、どれも魅力的だが問題は費用だ。年金だけの生活者では、ほいそれとは参加できない。

2005年、74歳の時更新した10年間有効の僕のVISAも来年できれる。この間何回パスポートのお世話になったか数えてみたら5回であった。現役時代に比べて時間はいくらでもあるのだが先立つものがない。それでも一応、足腰の事を考えて超高齢になったら、まだ訪れていない近くの中国や韓国を老夫婦で行きたいと思っていた。しかし、昨年来の情勢である。イヤな思いをしてまでして観光したいとは思わない。

送られてきたパンフの中には「シルクロード大走破77日間」といのもあった。中国を皮切りにカザフスタン、ウズべキスタンなどを経て最終目的地のイタリアまで陸路でまわろうという企画だ。旅程も77日と壮大だが、費用も2,480,000円もかかる。80老にはとても無理だが、年寄り仲間入りしたばかりの団塊世代には、まだまだ可能だ。

「隅田川ナイトクルーズ&ジプシー.バイオリンのミニコンサート」という企画もあった。両国から{あじさい号}に乗船し、隅田川をクルーズしながら船上でジプシー音楽を鑑賞しようという企画である。このクルーズなら、80歳の老人でも参加できるかもしれない。旅はある程度足腰がしっかりしているうちに楽しんだ方がよい。