安倍総理は何故もっと怒らないのか 「森友学園」の名称ハイジャック

大阪豊中市の国有地を評価額をはるかに下回る価格で学校法人「森友学園」に売却した問題が今、国民の注目関心を集めている。昨日から参院予算委で審議が始まり、僕も約３時間、テレビの前に釘付けになって視聴したが、正直言って野党民進党の追及が甘く、逆に安倍総理の変な高慢な答弁だけがめだち腹が立った。

民進党追及の一番手、小川敏夫議員（元法相）は質疑の大半を、国有地の不動産鑑定をめぐる問題にさいた。この問題はすでに衆院でも質疑されており、会計検査院の検査が入っている。結論は出ていないが、素人の僕がみても、外からの働きで何らかの不正があったように思える。問題なしとの結論が出たら、隣の国の特別検査院と同じだ。

国民はこの問題より、安倍総理夫妻の「森友学園」との関わりあいに関心がある。総理は”安倍総理記念学園”と断りなしに使用されたが、事前に阻止したと終始繰り返し延べ、夫人の名誉校長就任も辞退したとして、すべて問題なし、”印象操作”だとしている。しかし、メディアから流れてくる情報を総合すると、総理の答弁は国民には、生ぬるく聞こえてくる。テレビの情報番組のコメンテータが”総理は名誉毀損で相手を告訴すべきだ”と述べていたが僕も同じ気持ちだ。、総理は答弁の中で”総理という立場上告訴出来ない”と答弁していたが、それならもっと強い言葉で非難すべきだ。

しかし、総理は「森友学園」に「総理」の名前を勝手にハイジャックされたのだ。学園が経営する幼稚園の動画を見たら国民は安倍総理夫妻が、いくら私学といえども、極端すぎる、この学園の教育方針に夫妻が共鳴していると思う。学校は４月に開校する予定だそうだが、もし、土地の払い下げ問題を含めて、万事問題なく収まったとしたら、国民の安倍政権への不満は、高まる一方である。