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”戦前回帰”という言葉を目にするようになった。よく解からないが、戦前のすべて日本は美しかった、正しかったとして、あの時代に回帰しようというもののようだ。確かに政治家の中には「道徳」教育の正課にからんで「教育勅語」を云々したり、武力衝突にもなりかねない法を拡大解釈しようとしている者がいる。
戦争が後1年、2年続いていたら、散兵戦の花と散った世代である。”戦前回帰”する前に、今の日本の平和の喜びをかみしめるべきである。満開の桜の下では、認証保育園の園児たちが保育士さんに連れれて遊んでいた。戦前はすべて好い時代ばかりではなかった。そういえば、戦争中、僕にはお花見をした記憶がない。